ロッテ(★0対9☆)日本ハム =リーグ戦11回戦(2020.08.15)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:有原 航平(2勝5敗0S)
敗戦投手:二木 康太(1勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】中田 翔(16号・4回表2ラン)

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◆日本ハムが快勝。日本ハムは1-0で迎えた4回表、中田の2ランで追加点を挙げる。その後は6回に宇佐見の犠飛で1点を加えると、8回には清宮が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・有原が7回無失点で今季2勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が先発有原に3得点を援護した。 1点目は初回1死一、三塁の場面。詰まった遊ゴロで三塁走者の渡辺が生還。しぶく先制点をもたらした。さらに4回無死一塁の場面ではロッテ二木のフォークをとらえた。弾丸ライナーで左翼のホームランラグーンへと運ぶ16号2ラン。「テラス、万歳。打ったのは甘く入ってきたフォークかな。1打席目、打点はついたけど凡退していたので、集中力を高めていった結果、追加点を取れてよかった。有原をもっと援護できるように頑張りたい」とちゃめっ気たっぷりに振り返った。

◆日本ハム宇佐見真吾捕手(27)が追加点を挙げた。 3点リードの6回1死満塁から、ロッテ二木の初球を左翼フェンスギリギリまで飛ばす犠飛。 女房役として先発有原を援護し「みんながつないでくれた満塁のチャンスだったので、何とか1点取りたいという気持ちでした。有原さんも粘り強く投げているので、守りの面でも最後まで集中してプレーしたいです」とコメントした。

◆3回までロッテ二木は5奪三振、日本ハム有原は4奪三振と力強い投球。初回に内野ゴロの間に先制した日本ハムがリードした。 日本ハムは4回に中田の16号2ランで加点。6回には1死満塁から宇佐見の犠飛で1点を加え、4点をリードして終盤に入った。 日本ハム有原は7回4安打無失点で今季2勝目を挙げた。栗山監督は通算600勝。ロッテは打線が沈黙し、連勝は2で止まった。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が10試合ぶりの打点を挙げた。8回2死三塁、ロッテ東妻の6球目ストレートを右翼線へ運ぶ適時二塁打。「自分のスイングを心掛けて打席に入った結果、良い形で追加点の適時打を打ててよかった」。 通算600勝達成の栗山監督へ「いい思いをさせられるように、これからも打ち続けていきたいです」と話した。

◆日本ハムは15日、球団史上2人目となる監督通算600勝を達成した栗山英樹監督(59)の功績をたたえた記念グッズの受注販売を、球団オフィシャルオンラインストアで開始した。 Tシャツ(税別2900円)やフェイスタオル(税別1900円)、キーホルダー(税別500円)などを展開。8月24日午後11時59分まで受け付ける。商品の発送は9月20日頃から順次行われる。

◆日本ハム有原航平投手(28)が7月17日ロッテ戦(札幌ドーム)以来となる今季2勝目を挙げ、栗山監督の通算600勝に花を添えた。 7回を投げて4安打無失点。毎回となる今季最多9奪三振でロッテ打線を寄せつけず、試合後「早い段階で点を取ってくれたので気持ち良く投げられた」と振り返った。 2回、先頭安田に中堅フェンス直撃の二塁打、井上に死球を与えて一、二塁のピンチを背負っても動じなかった。2死とし、前日まで2試合連続本塁打と好調の田村を低めに落ちる変化球で空振り三振に封じて無失点。 3回以降走者を背負いながらも、最速150キロの速球とチェンジアップを軸とし、三塁を踏ませない投球をみせた。「相手が真っすぐを意識してくれている中で、チェンジアップが生きてくると思うので、今日はそのコンビネーションがうまくできたかな。(捕手の)宇佐見がいいリードをしてくれた」と話した。 エースとして、指揮官の節目の勝利に大きく貢献した。この日栗山監督が通算600勝を達成した。ヒーローインタビューでは「1年目から悪いときもずっと使ってくれる。もっともっと恩返しできるように」と言葉を残した。 チームは連敗を2で止め貯金を1としたが、自身は2勝5敗と黒星が先行している。今季投手キャプテンを任された背番号16は「情けない成績なので全然引っ張っていけていない。まだまだ僕自身借金もあるので、とにかくチームのために勝てるように」と巻き返しを誓った。

◆日本ハム栗山英樹監督(59)が史上24人目の監督通算600勝を達成した。 ロッテ11回戦(ZOZOマリン)は、4番中田翔内野手とエース有原航平投手の活躍で今季初めての0封勝利。最高の形で節目を飾った。常に選手に寄り添いながら白星を積み上げてきた指揮官は、親分こと大沢啓二氏が持つ球団最多記録の631勝超えも、はっきりと視界にとらえた。栗山監督は試合後、開口一番で「600勝のことは聞くなよ。有原、ナイスピッチングだったね」と言った。4番中田が力強く打点を稼ぎ、エース有原が7回無失点の快投。8回には清宮幸太郎内野手も適時二塁打を放ち、絶大な信頼を置く宮西尚生投手と秋吉亮投手で今季初の0封リレーを締めた。「昨日までの流れがよくなかったので、いい形だったと思う」。手塩にかけて育ててきた主役たちによる会心の勝利。積み上げてきた白星は600に到達した。 栗山監督 縁があって、過去の選手たちも含めて、こういう最高の選手たちに出会えた。600勝っていうことは、どうでもいいけど、彼らと野球が一緒にできることを感謝している。 選手の成長だけを願い、勝利を追い求めてきた監督生活は9年目を迎えている。「毎日勉強することばっかり。一緒に600回、喜ばせてもらっているだけの話。全く意味のない記録だよ」。照れ隠しでも、謙遜でもない。いつだって、選手第一主義を貫いてきた。「スカウティングと育成」を掲げるチーム方針の下、若手を育てながら勝つ方法を365日、考え続けている。 栗山監督 どこかで誰かが、オレが死ぬ時に「監督、ありがとう」って言ってくれたら...。言ってもらえるように、頑張るしかないじゃない。 目先の感謝より、選手が人生を振り返った時に感謝される存在でありたい-。譲れぬ純粋な願いがブレたことはない。ひたむきに、チームに尽くしてきた中で、新たな節目も近づく。 監督勝利数の球団最多記録は"親分"こと大沢啓二氏の631勝。今季中にも記録を更新できるところまで来たが、栗山監督は「全然、関係ない。それよりも、今日1日、幸せだったなって」と選手を勝たせて喜ばせることしか頭にない。節目を飾った完璧な試合運びで連敗を止めて貯金1。唯一無二の目標、日本一だけを目指して、これからも全力を尽くし続ける。【木下大輔】 ▼監督通算600勝=栗山監督(日本ハム) 15日のロッテ11回戦(ZOZOマリン)に勝利して達成。初勝利は12年3月30日の西武1回戦(札幌ドーム)で、通算成績は600勝565敗31分け、勝率5割1分5厘。通算600勝以上はプロ野球24人目で、日本ハムでは631勝の大沢監督(他にロッテで94勝)に次いで2人目。 ▽日本ハム清宮(8回に適時二塁打) 自分のスイングを心掛けて打席に入った結果、良い形で追加点の適時打を打ててよかった。

◆ロッテは日本ハム有原に散発4安打に封じられた。7回までの26打席のうち、2球で追い込まれたのが11打席。 そのうち8打席が、6番以降の下位打線だった。8回は左腕宮西にボール球なしのわずか8球で3者凡退。前夜の13安打12得点の勢いを消す負け方に、井口監督も「何とか次は策を考えないと。早いカウントで振れている選手が少ない」と険しい声色だった。

◆日本ハム中田翔内野手(31)が、指揮官のメモリアルをアーチで飾った。15日ロッテ11回戦(ZOZOマリン)の4回無死一塁、左越え16号2ランを放った。16本塁打、54打点でともにリーグ単独トップに浮上。3打数2安打3打点の活躍で、栗山監督の通算600勝に花を添えた。暑さを吹き飛ばす、爽快な1発を飛ばした。1点リードの4回無死一塁。中田が高めに入った133キロフォークを、弾丸ライナーで左翼ラグーン席に運んだ。「テラス、万歳」と敵地のラッキーゾーンにご満悦。心の中で大喜びしながら、ダイヤモンドをまわった。 1回には1死一、三塁の好機で、遊ゴロの間に先制点を挙げた。「1打席目、打点はついたけど凡退していた」と振り返ったが、併殺打を回避し、最低限の仕事を果たした。「集中力を高めていった結果」と、続く2打席目の本塁打につなげた。 主砲として、指揮官のメモリアル勝利に花を添えた。決勝打を含む3打数2安打3打点の活躍。17年の栗山監督通算400勝の際にも、勝利打点をマークした。12年の監督就任時、「日本の4番にする」と期待をかけられ、以降は4番を不動のものにしてきた。試合後のダッグアウト裏、600勝の乾杯の音頭を務め「チームの一員として600勝に貢献できて、うれしく思います。もっと勝ちをつけられるよう、みんなでこれからもやっていきます」と宣言した。 栗山監督は「今年は何となく(球が)よく見えていると思う。でも、まだこんな選手じゃないと思ってやってきている。でも、ね。いいホームランだったね」と喜んだ。中田は夏場の熱戦を苦にせず、9試合連続安打。その間、14打点を積み重ねるなど4番の働きで引っ張っている。16本塁打、54打点はリーグ単独トップに立った。4番を全うし、勝利を重ねていく。

◆日本ハム栗山英樹監督(59)が史上24人目の監督通算600勝を達成した。 ロッテ11回戦(ZOZOマリン)は、4番中田翔内野手とエース有原航平投手の活躍で今季初めての0封勝利。最高の形で節目を飾った。栗山監督は試合後のロッカー室で、選手らと一緒に監督通算600勝の祝杯を挙げた。乾杯の音頭を取った中田は「チームの一員として600勝に貢献できてうれしく思います。もっと勝ちをつけられるよう、みんなでこれからもやっていきます」とスピーチ。栗山監督は「この勝利はすべて、みんなが作ってくれたもの。本当に幸せです」とあいさつした。祝杯後には「あそこで、どうリアクションしていいのか...。みんな暑くて早く帰りたいのにさ...ウチの選手らしい」と笑顔だった。

◆日本ハム栗山英樹監督(59)が史上24人目の監督通算600勝を達成した。 ロッテ11回戦(ZOZOマリン)は、4番中田翔内野手とエース有原航平投手の活躍で今季初めての0封勝利。最高の形で節目を飾った。令和元年の昨年11月1日、栗山監督は新時代を見据えて、大きな願いを1本の木に託した。14年オフから必勝祈願などで訪れている北海道・仁木町にある仁木神社へ、白梅を献木した。同神社の板谷一弘宮司(61)によると「たくさんの白星が咲きますように、という願いを込めて献木いただきました」。 昨季のシーズン中に元号が「平成」から「令和」となった。新元号の由来となったのは、万葉集の「梅の花の歌」の序文といわれており、梅を献木することになったという。赤い花を咲かせる紅梅も候補だったが、野球人として、白い花を咲かせる白梅を選んだ。 献木した当日は、同町から直線距離で約2150キロ離れた沖縄・国頭で秋季キャンプ中だった。球場から海岸沿いを歩いて宿舎へ戻る帰り道で指揮官は決意を込めて言った。「これから、本当のファイターズらしさを示していかないといけない」。個性あふれる選手たちの才能を開花させ、魅力あふれる白星が満開となれば-。白梅に込めた思いも成就するはずだ。【日本ハム担当 木下大輔】

◆ロッテは0-9の大敗で、連勝が2でストップ。無得点に終わった打線の中で、4番に座ってまもなく1カ月を迎える安田が第1打席から2打席連続安打をマークし、ひとり気を吐いた。  二回先頭で有原のカットボールを捉えた打球は、もう少しで本塁打という中堅フェンス直撃の二塁打。四回の打席でも、左前打で出塁した。  「チャンスでランナーをかえすことだけを考えて、チームに貢献できるように頑張りたい」  前日14日は三回2死満塁で走者一掃の3点二塁打を放つなど、3安打3打点の活躍。本拠地ZOZOマリンで初のお立ち台に上がった21歳は、ファンの前でそう誓った。  大阪・履正社高から2018年にドラフト1位で入団。3年目の今季は初の開幕1軍入りを果たし、7月21日の西武戦で初めて4番に抜擢(ばってき)された。  地元凱旋(がいせん)となった4日からのオリックス6連戦(京セラ)では、最初の2試合で先制打を放つなど、成長した姿をスタンドで見守る家族や友人らの目に焼き付けた。  母校はこの日、甲子園での交流試合で11安打10得点をマークし、星稜(石川)に大勝。甲子園を沸かせたロッテの若き新主砲が、真夏のZOZOマリンで躍動する。(石井孝尚)

◆日本ハムが12安打9得点で快勝した。一回に中田の内野ゴロの間に1点を先制。四回に中田の16号2ランで加点するなど着実にリードを広げた。有原が7回無失点で約1カ月ぶりに2勝目を挙げた。ロッテは打線がつながらなかった。

◆日本ハムの中田が16号2ランを含む2安打3打点と活躍した。一回1死一、三塁で遊撃への詰まったゴロの間に先制点を奪うと1-0の四回無死一塁では二木の浮いたフォークボールを捉えて弾丸ライナーで左翼席に運んだ。  この一発で本塁打と打点で再びリーグ単独トップに返り咲いた。「1打席目は打点こそ付いたが凡退していたので、集中力を高めていった結果」と胸を張った。

◆栗山監督が史上24人目となる監督通算600勝を達成した。試合後、球場アナウンスで祝福され、「縁があって、過去の選手も含めて最高の選手たちに出会えて、600回も喜べたのは誇り」と感謝した。球団歴代最多(大沢啓二監督の通算631勝)も視野に入ってきた。「誰かの記録とか、そういうのは関係ない。選手なら気にした方がいいけど、おれは全然関係ない」と気にするそぶりはなかった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
28201 0.583
(↓0.013)
-
(-)
71214
(+2)
183
(+8)
53
(+1)
30
(-)
0.242
(↓0.002)
3.450
(↓0.06)
2
(-)
楽天
27202 0.574
(-)
0.5
(↓0.5)
71272
(+3)
212
(+3)
56
(+1)
36
(-)
0.275
(↓0.001)
4.080
(↑0.03)
3
(-)
ロッテ
26221 0.542
(↓0.011)
2
(-)
71216
(-)
227
(+9)
45
(-)
38
(-)
0.245
(↓0.002)
4.520
(↓0.09)
4
(-)
日本ハム
24232 0.511
(↑0.011)
3.5
(↑1)
71209
(+9)
214
(-)
42
(+1)
25
(+1)
0.244
(↑0.002
3.970
(↑0.08)
5
(-)
西武
19262 0.422
(-)
7.5
(↑0.5)
73204
(+3)
229
(+3)
47
(+1)
28
(-)
0.242
(↑0.001)
4.710
(↑0.05)
6
(-)
ORIX
16294 0.356
(↑0.015)
10.5
(↑1)
71177
(+8)
227
(+2)
34
(-)
37
(-)
0.245
(↑0.003)
4.410
(↑0.05)