巨人(☆6対1★)中日 =リーグ戦10回戦(2020.08.14)・東京ドーム=
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中日
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巨人
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勝利投手:戸郷 翔征(5勝2敗0S)
敗戦投手:松葉 貴大(2勝3敗0S)

本塁打
【巨人】ウィーラー(5号・3回裏2ラン),中島 宏之(5号・6回裏3ラン)

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◆巨人が3連勝。巨人は1-0で迎えた3回裏、ウィーラーの2ランで追加点を挙げる。そのまま迎えた6回には、中島が通算200本塁打となる3ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・戸郷が6回途中無失点で今季5勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆巨人ゼラス・ウィーラー内野手(33)が5号2ランを放った。 「3番左翼」で先発出場。1点リードの3回2死一塁、中日松葉の130キロチェンジアップを左翼席へ放り込んだ。 「チャンスを広げるためにも4番(岡本)につなごうと思っていた。最高の結果になってくれてうれしいよ。ハックション!!」とコメントした。

◆巨人中島宏之内野手(38)が、史上107人目となる200本塁打を記録した。 3点リードの6回1死二、三塁、中日ゴンザレスの141キロチェンジアップを左中間上段に放り込んだ。2試合連続弾となる5号3ラン。ベンチに戻り記念のプレートを手渡されると頭上に高々と掲げ、一礼した。 ▼通算200本塁打=中島(巨人) 14日の中日10回戦(東京ドーム)の6回、ゴンサレスから今季5号を放って達成。プロ野球107人目。初本塁打は西武時代の03年8月5日ダイエー21回戦(福岡ドーム)で寺原から。

◆巨人は1回にウィーラーの遊ゴロの間に先制。3回はウィーラーの5号2ランで追加点。先発戸郷は3回まで1安打無失点。 巨人は6回に中島の通算200号となる5号3ランで追加点を挙げた。先発戸郷は6回途中無失点で2番手の大江につないだ。 中日は8回に福田の右犠飛で1点を返した。巨人は7回から大竹、鍵谷、ビエイラとつなぎ3連勝。戸郷が5勝目。中日の連勝は2で止まった。松葉が3敗目。

◆中日は今季2度目の3連勝を逃した。0-3の5回に巨人先発戸郷から無死一、二塁の好機を得たが7番井領が走者を送れず空振り三振。2死から先発松葉を下げ再昇格したばかりの代打アルモンテを送ったが凡退した。 結局、巨人継投策の前に6安打1点で連勝はストップ。与田監督は「中盤で1点でも返せばというところ。あそこは何とか決めて欲しかった」と、肩を落とした。

◆巨人は2年目の戸郷翔征投手が6回途中無失点で5勝目を挙げ、3連勝で貯金を12とした。 原辰徳監督(62)は戸郷について「ボールも走ってましたし。多少、こう抜けたというところもね、逆に相手バッターにとっては嫌だったのかなと思いますね」と分析。6回は2死一、三塁の場面で、打席に2打数2安打の高橋周を迎えると、無失点ながら交代を告げた。「相性的にね、どういうボールでもヒットになっていたので。あそこは相手を止めたかったですね」と説明した。 打線ではウィーラーが3回に5号2ランを放つなど3打点。指揮官は「3番になってから、ちょっとストレスもあったでしょうし。結果も出てなかったので。そういう点では非常にチームにとっても彼にとっても大きい一打だったと思いますね」と評価。プロ通算200号の5号3ランを放った中島については「元気で今日もいいところで出ている。6番バッターがああいうバッティングをしてくれると、チームとしては非常にいい流れになりますね」と頼もしく感じている。

◆巨人戸郷翔征投手がが6回途中無失点で5勝目を挙げた。ドラフト制後、20歳で5勝は球団8人目。 夏バテ対策として走る量を増やし肉や米を意識的に摂取。7月22日にプロ初黒星を喫した相手を4安打に封じ「何としても勝つという気持ちでやっていた」。6回2死一、三塁での降板には「もっと長い回をと思って入ったので、少し悔しい」と課題を口にした。原監督は「ボールも走ってました。多少、抜けたところも、相手にとっては嫌だったのかな」と分析した。

◆銃弾9発を撃たれても、生死の境目から復活した-。米国のラッパー「50 Cent」。代表曲「In Da Club」の登場曲に合わせ、巨人中島宏之内野手(38)が、打席にやってきた。3点リードの6回1死二、三塁。初球から3球直球を続けるゴンサレス。4球目はリズム一転。チェンジアップで緩急をつけられても、中島は崩されない。左手をピンと伸ばしたフォロースルー。史上107人目の通算200本塁打を左中間席中段へかました。「まだまだ打てるだけ打ちたいなと思います」。相手に恐怖を与える1発を打ち込み続ける。 「50 Cent」のように"生還"した。移籍1年目の昨季は、わずか43試合の出場で打率は1割4分8厘、本塁打は「1」。屈辱を味わった。「野球人生をかけた勝負の年」と臨んだ2020年。バットを構える位置を昨年よりも下げた新フォームで始動。「やるしかないんよ」とキャンプから振り込み、自分のビートを磨いてきた。既に昨シーズンを上回る「5」号で、メモリアルに到達。昨季から使う登場曲は開幕前に「変えようかな」と話していたが、変わらず"復活"のリズムに乗る。 伊丹北(兵庫)を卒業し、00年ドラフト5位で西武に入団。気付けば、20年の時が経つ。その後、米国に渡り、オリックスを経て今-。長く第一線を張る理由を「若い選手と一緒のようにうまくなりたいと思いながら、毎日練習して、あーでもない、こーでもない言うて試行錯誤しながら取り組んでることです」と話す。昨季からカムバック。完全復活し、ステージ上でさらに輝く。【栗田尚樹】 ◆50 Cent アメリカ出身のヒップホップアーティストで、俳優などもこなす。過去に銃弾9発を浴びる銃撃事件に巻き込まれたが、命は取り留めた。その後、人前に登場する際には、防弾チョッキを着用することが多く、その姿でも話題となった。巨人中島が登場曲に使う「In Da Club」は代表曲の1つ。 ▽巨人原監督(中島の通算200号に) 非常にナカジらしい勝負強い打撃が出てきましたね。春先から強い覚悟の中で野球に取り組んでいる。(フォーム変更は)すごいキャリアを持つ中で、これがベストである、とやっている。覚悟と決意があったと思います。

◆巨人・戸郷翔征投手(20)が14日、中日10回戦(東京ドーム)に先発登板。六回途中4安打7奪三振無失点で5勝目の権利を持ったまま降板した。  7月22日のナゴヤドームでの対戦では3回2/3を5安打3失点でプロ初黒星を喫した。この日は五回まで被安打は高橋の2本のみ。3-0の六回、京田とビシエドに安打を許し、2死一、三塁のピンチを招き、高橋を迎えたところで2番手・大江に交代した。大江が高橋を二ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。

◆巨人のウィーラーが1-0の三回に、13試合ぶりとなる5号2ランを放った。2死一塁から、高めに浮いた松葉のチェンジアップを捉えて左翼スタンドの最上段へ打ち込み「最高の結果になってうれしい」と喜んだ。3試合連続の3番起用に応え「チャンスを広げるためにも4番につなごうと思っていた」と語った。  一回も無死一、三塁から遊ゴロを放って先制点となる打点を挙げた。先頭打者で迎えた六回も鋭い当たりで三遊間を破る左前打を放ち、3試合ぶりとなる複数安打をマーク。中島の3ランでホームインした。

◆セ・リーグを独走する巨人が投打で圧倒した。先発の戸郷が5回2/3を無失点と好投し、中島の通算200号メモリアルアーチなども飛び出した。  巨人は一回無死一、三塁の場面で、ウィーラーの遊ゴロの間に三塁走者が生還して1点を先制。その後、巨人打線の勢いは増し、三回2死一塁で回ってきたウィーラーが13試合ぶりの一発となる5号2ラン、六回には38歳の中島が1死二、三塁のチャンスで、通算200本塁打となる5号3ランを放ち、6-0と突き放した。  先発の戸郷は5回2/3を4安打7奪三振無失点に抑えて降板。4番手の鍵谷が八回1点を失ったが、試合はそのままゲームセット。戸郷は今季5勝目を挙げた。  ◆巨人・原辰徳監督 「(戸郷について)ボールも走ってましたし、抜けたボールも相手にとって嫌だったのでは。(ウィーラーについて)3番になってからストレスもあったでしょうし、彼にとってもいい一打になった。(中島について)元気で今日もいいところで打ってくれた」  ◆巨人・戸郷翔征投手 「今日は野手に助けられた試合ではないかと思います。初回から自分的にも飛ばしていった。今日はなんとしても勝つという気持ちでいった。明日も勝つと思うので応援よろしくお願いします」  ◆巨人・中島宏之内野手 「(通算200号は)すごくうれしいですし、打ててよかった。いい感じで打席に入って打てていると思います。まだまだ打てるだけ打ちたい」

◆遠く遠く飛んでいく白球の行方を見つめながら、バットを高々と突き上げた。巨人・ウィーラーが特大の5号2ラン。左翼上方、2階席の壁にぶち当てるドデカいアーチで点差を広げた。  「チャンスを広げるためにも、4番(岡本)につなごうと思っていた。最高の結果になってくれてうれしいよ。ハックション!!」  1-0の三回。2死からパーラが四球を選ぶと、「ハクション大魔王」ことウィーラーが決めた。フルカウントからの6球目、外角への130キロの球を一閃。打った瞬間それとわかる当たりに、満面の笑みでダイヤモンドを一周。ベンチに戻ると、パーラとともにカメラに向かって陽気にポーズを決め、パフォーマンスでもナインを盛り上げた。  今季途中に楽天からトレードで移籍してきた。チームに合流し、即スタメン出場を果たした6月30日。ロッカールームに姿を現すと、両手で抱えきれないほどのお菓子を配りながら選手、コーチ陣にあいさつして回った。新天地での"手土産"に選んだのは、楽天の本拠地・仙台の銘菓『萩の月』。来日から6年間お世話になった古巣への感謝の気持ちを忘れない心優しき助っ人は、移籍初日からチームスタッフの心をわしづかみ。この日は特大アーチでG党の心もつかんで離さなかった。  一回の第1打席は遊ゴロ併殺崩れで1点を先制すれば、六回の第3打席でも左前打を放って今季7度目のマルチ安打とした。すでに巨人に欠かせない存在となっているウィーラー。まだまだ観客を沸かせる一打を放ち続ける。(箭内桃子)

◆巨人・中島宏之内野手(38)が14日の中日10回戦(東京ドーム)に「6番・一塁」で先発出場。六回に通算200本塁打となる5号3ランを放った。  前日13日のヤクルト戦(東京ドーム)で4号ソロを放ち、通算200号へあと「1」として迎えたこの日。3-0の六回1死二、三塁で迎えた第3打席だった。左腕・ゴンサレスのカウント2-1からの4球目、141キロを完璧に捉えた。打球はぐんぐん伸びて左中間席中段に着弾。笑顔でダイヤモンドを一周し、200号を祝うボードを控えめに掲げて一礼した。  ◆プロ野球史上107人目の通算200本塁打を達成した巨人・中島 「何本打っているとか気にしていなかったけど、何試合前かに『200号やで』と言われて気づいたというか、意識させられたくらい。コツコツと打って長くやらせてもらってきたので達成できたかな。若い選手と一緒にうまくなりたいと試行錯誤してやっている。まだまだ打てるだけ打ちたい」

◆巨人の2年目、戸郷は一回から快調に飛ばし、7三振を奪って六回途中まで4安打無失点だった。5勝目を挙げ「立ち上がりにいい形で入れた。ストレートで押すこともできたし、抜けていたスライダーを試合の中で修正することもできた」とコメントした。  無死一、二塁とされた3-0の五回は井領を空振り三振、木下拓を左飛、代打アルモンテを空振り三振に仕留めた。「何としても抑えるという気持ちもそうだが、一つ冷静になって自分のピッチングをしようと思った」と語った。 原監督(中8日で好投した戸郷に) 「少し今回は間を空け、非常にいい調整をしてくれたと思う」

◆中日の木下雄が七回に今季初登板し、1回無失点に抑えた。先頭の若林に安打を許した後、坂本には直球を打たせて二ゴロ併殺打。最後は2死一塁から田中俊を150キロの直球で見逃し三振に仕留めた。木下雄は「自分の中でそれなりの直球を投げることができた」と話した。  与田監督は「先頭打者のところはちょっと変化球に頼り過ぎてもったいなかったが、直球は非常に力があった。すごく楽しみだと思う」と期待した。 アルモンテ(五回に代打で復帰し、来日して初めて右翼手を務める) 「そんなに違和感はなかった。(けがで)チームから離れていたから、早く挽回したい」 福田(八回に犠飛) 「点が入ってくれたことは良かったが、安打で後ろの打者につながらなければいけない場面だった」

◆ベテランの一発が勝利を決めた。3点リードの六回1死二、三塁。巨人・中島宏之内野手(38)が史上107人目となるプロ通算200本塁打を左中間席にほうり込んだ。  「何本打っているとか気にしていなかったけど、何試合前かに『200号やで』といわれて、意識させられたくらい。コツコツと打って長くやらせてもらってきたので、達成できたかな」  2試合連発の5号3ラン。「6番・一塁」で出場した38歳は記念のボードを掲げ、照れ笑いを浮かべた。  西武時代に162本、米球界から戻ってオリックスで32本、巨人で6本。移籍1年目の昨季は打率・148、1本塁打と苦しんだ。  プロ20年目。差し込まれる打撃が多かった昨季の反省点を克服するため、オフの米ロサンゼルスでの自主トレ中では自身の打撃フォームを科学的に分析。グリップを下げて構え、ミートポイントを以前より「6インチ(15・24センチ)前」に移動するよう、精細に調整した。  オープン戦で12球団トップタイの4本塁打を放ち、復活。分厚い戦力の中で限られたチャンスをつかみ取り、今月は打率・409と絶好調だ。  「若い選手と一緒にうまくなりたいと試行錯誤してやっている。まだまだ打てるだけ打ちたい」  3連勝のチームは今季最多タイの貯金「12」とした。前夜に代打でサヨナラ打を放った亀井もチーム野手最年長の38歳。今季の原巨人は"オヤG"が元気いっぱいだ。(谷川直之) 中島について巨人・原監督 「6番であの勝負強さ。存在感もみせてくれるのは非常に大きい。今年は春先から非常に強い覚悟で野球に取り組んでくれている」

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
27153 0.643
(↑0.009)
-
(-)
75214
(+6)
150
(+1)
66
(+2)
26
(-)
0.253
(↑0.002
3.280
(↑0.05)
2
(-)
DeNA
25212 0.543
(↑0.01)
4
(-)
72204
(+6)
177
(+2)
55
(-)
10
(+1)
0.275
(-)
3.550
(↑0.03)
3
(-)
阪神
21232 0.477
(↓0.011)
7
(↓1)
74194
(-)
191
(+6)
44
(-)
36
(-)
0.244
(↓0.004)
3.720
(↓0.05)
4
(-)
ヤクルト
19225 0.463
(↓0.012)
7.5
(↓1)
74197
(+2)
231
(+6)
38
(+1)
29
(-)
0.249
(↓0.001)
4.600
(↓0.04)
5
(-)
広島
19234 0.452
(↑0.013)
8
(-)
74208
(+6)
211
(-)
48
(-)
20
(+1)
0.275
(-)
4.220
(↑0.09)
6
(-)
中日
19264 0.422
(↓0.01)
9.5
(↓1)
71148
(+1)
205
(+6)
23
(-)
10
(-)
0.238
(↓0.001)
3.890
(↓0.06)