楽天(☆4対2★)ソフトバンク =リーグ戦11回戦(2020.08.08)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
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楽天
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勝利投手:塩見 貴洋(3勝3敗0S)
(セーブ:ブセニッツ(1勝0敗4S))
敗戦投手:二保 旭(3勝3敗0S)

本塁打
【楽天】ロメロ(14号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は2回裏、渡邊佳と田中の適時二塁打で2点を先制する。その後は3回にロメロのソロ、8回には島内の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・塩見が7回途中無失点の好投で今季3勝目。敗れたソフトバンクは、9回に追い上げを見せるも、反撃が遅かった。

◆楽天は2回、今季1軍初出場となった渡辺佳の左中間適時二塁打などで2点を先制。3回にはロメロが左中間に14号ソロを放った。 楽天塩見は尻上がりに調子を上げ、6回まで無失点。5回には松田宣、甲斐から連続三振。1番から始まった6回も3人で切った。 塩見は6回2/3を3安打無失点と好投。今季3勝目をマークした。楽天は連勝で3カードぶりの勝ち越し。単独首位に立った。敗れたソフトバンクは先発二保が3敗目を喫した。

◆ソフトバンクが7月23日以来の2位に転落した。 前回対戦で7回1失点と抑えられ、左腕ながら右打者を得意とする楽天塩見に対し、左打者6人を並べる打線で挑んだ。だがこの日も7回途中まで0封を許した。9回に反撃したが、2点止まりで連敗となり、工藤公康監督(57)は「気合は入っていたんですけど、うまく相手にかわされた」と唇をかんだ。 二保は苦境での先発でも粘った。前回先発予定だった2日西武戦は、チーム内に新型コロナウイルス感染者が出た影響で急きょ中止。思わぬ形で中12日でのこの日の登板となっていた。2回に2本の適時打、3回にはロメロにソロ本塁打を浴び3点を先行されたものの、4回以降はホームを踏ませない投球。「登板間隔が少し空きましたが、7回まで何とか投げきることができました」。自身の連勝は3で止まったが、7回3失点と試合をつくった。 チームは6月末の西武6連戦以来、6カードぶりの負け越しが決定。楽天との直接対決でも5勝6敗と黒星が先行する形になった。指揮官は「明日は、明日こそは頑張ります」。なんとしても9日に勝って同率首位に戻し、福岡に帰る。【山本大地】

◆楽天塩見貴洋投手が17年8月9日日本ハム戦以来、3年ぶりに本拠地楽天生命パークで勝利を挙げた。「ブルペンから真っすぐが良かった。うまい具合にコーナーを突けました」。中盤からは緩いカーブも効果的に使い、6回2/3を3安打無失点、無四球6三振。3勝目をマークした。 お立ち台では「(本拠地で)全然勝てなくてすいませんでした」と笑いを取り「これからもどんどん勝っていって、伝説をつくりましょう!」と呼び掛けた。チームは3カードぶりの勝ち越しを決め、単独首位に浮上した。 ▽楽天三木監督(塩見に)「これくらいはできる投手。しっかりコンディションを整えれば、これからもこういう形で活躍してもらえると思う」

◆今季初めて1軍に昇格した楽天の渡辺佳明内野手が「7番右翼」でスタメン出場。 2回1死二塁の第1打席で二保の初球カーブを先制の左中間適時二塁打とした。6回にも左前打を放ちマルチ安打。「爪痕を残そうという気持ちと、本当に今年はキャンプから悔しかったので、その気持ちも込めて打とうと思いました」。18年ドラフト入団の同期野手3人(辰己、太田、小郷)が開幕1軍で活躍しており、反骨心を躍動につなげた。

◆楽天渡辺佳明内野手(23)が8日、今季初めて1軍に昇格。本拠地でのソフトバンク戦に「7番右翼」で即スタメン出場した。2回、初打席の初球を見事に左中間へはじき返し、先制の適時二塁打。第3打席でも左前打を放ち、マルチ安打と躍動した。開幕から2軍生活が続いたが、悔しさを力に変えて勝利に貢献。チームは3カードぶりの勝ち越しを決め、単独首位に浮上した。スイングにありったけの気持ちを込めた。渡辺佳は昇格即「7番右翼」でスタメン出場。2回1死二塁の第1打席で迷わず初球を振り抜いた。「爪痕を残そうという気持ちと、本当に今年はキャンプから悔しかったので、その気持ちも込めて打とうと思いました」。二保の115キロ低めカーブをジャストミート。鋭い打球を左中間へ飛ばした。 昨季はルーキーながら77試合に出場。「自分の中では1年目にしてはできたという感覚があって。今年はもっとやりたいという気持ちが強かった」。ふたを開けてみれば2軍スタート。対照的に、18年ドラフト入団の同期野手3人(辰己、太田、小郷)は開幕1軍で活躍。悔しさはつのるばかりだった。 ただ、そこで腐らないのが渡辺佳。3人や、自主トレをともにした鈴木大が1軍で躍動する姿を刺激にし、さらなる成長を誓った。ファームでは(1)初球から積極的に打つ(2)確実性を上げる(3)追い込まれても粘って四球を取る、の3点を徹底的に追求。殊勲の一打に「(2軍と)やることは変えずに打席に入ろうと思い、その結果、初球のカーブを打てました」と胸を張った。 苦しい状況でもあきらめない姿勢は、祖父の元智氏から指導を受けた横浜高時代に培った。同校の大先輩でもある涌井が、ノーヒットノーランまであと2アウトの快投を演じた5日の試合はテレビで観戦。「早く一緒に試合がしたいという気持ちと、あの試合で一緒にやりたかったという気持ちがあって。でもこうやってチャンスができた。次はしっかり(涌井の)後ろを守って、また打てればいいと思います」。目を輝かせて話した。【千葉修宏】

◆楽天が単独首位に浮上。二回に渡辺佳と田中の適時二塁打2本で先行。三回はロメロのソロ、八回は島内の適時打で加点した。塩見が6回2/3を無失点で3勝目。ブセニッツが4セーブ目。ソフトバンクは6カードぶりに負け越した。

◆楽天の2年目、渡辺佳が今季初打席で適時打を放ち勝利に貢献した。二回1死二塁で二保の初球のカーブを捉え、左中間へ二塁打。六回にも左前に運んで2安打とした。この日に出場選手登録され、「7番・右翼」で先発し「やってやるぞという気持ちだった」とうれしそうに話した。  77試合に出場した昨季は、得点圏打率3割9分3厘を記録しており、勝負強さは健在。内外野をこなせる器用さが持ち味で「与えられたところでやっていく。一つ一つのプレーを大事にする」と意気込んだ。 三木監督(塩見に) 「緩急をつけて制球も丁寧だった。ナイスピッチング」 ロメロ(14号ソロ) 「少し詰まったから本塁打にならないかなと思って走っていた。本塁打になってうれしい」

◆楽天・渡辺佳明内野手(23)が今季の1軍初出場で決勝打となる適時二塁打を放ち、7月23日以来の単独首位に立った。  「久しぶりの1軍で、悔しさや色々な思いをぶつけようと打席に入りました。爪痕を残そうと思いました」  2年目内野手はこの日、出場選手登録されたばかり。首位攻防戦に「7番・右翼」で起用されると、二回1死二塁で左中間への先制二塁打で流れを引き寄せ、六回は左前打を放った。  1年目の昨季は77試合に出場。レギュラー定着を目指した今季だが、2月の沖縄・久米島キャンプは2軍スタートだった。ロッテから鈴木大がFA加入し、D1位・小深田(大阪ガス)も台頭。分厚い選手層で開幕後は2軍生活が続いた。  同期入団の辰己、太田、小郷が開幕1軍でスタート。悔しさをバネにイースタン・リーグで打率・329、4打点、17四球と好成績を残して、1軍に昇格した。  「諦めない気持ちは高校の時に教わった。ファームで苦しかったけど、諦めずにやった」  祖父は横浜高元監督で甲子園通算51勝の名将・渡辺元智氏(75)。祖父に鍛え上げられ、横浜高時代は2年夏と3年春は一緒に甲子園出場を果たした。  三木監督は「佳明らしい(初球から打つ)積極性、しっかり芯で捉えて、素晴らしい打撃だった」と23歳をたたえた。狙うは2013年以来のリーグ制覇。デッドヒートの夏に大事なピースが戻ってきた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
24181 0.571
(↑0.01)
-
(-)
77241
(+4)
180
(+2)
48
(+1)
30
(-)
0.275
(↑0.001
3.970
(↑0.05)
2
(1↓)
ソフトバンク
23191 0.548
(↓0.013)
1
(↓1)
77186
(+2)
166
(+4)
45
(-)
24
(+2)
0.245
(↓0.001)
3.720
(↓0.02)
3
(-)
ロッテ
22201 0.524
(↑0.012)
2
(-)
77185
(+9)
194
(+3)
38
(+1)
36
(-)
0.247
(↑0.004)
4.380
(↑0.03)
4
(-)
日本ハム
21202 0.512
(↑0.012)
2.5
(-)
77174
(+7)
186
(+6)
37
(+1)
23
(-)
0.237
(↑0.001)
3.960
(↓0.05)
5
(-)
西武
18221 0.450
(↓0.012)
5
(↓1)
79176
(+6)
196
(+7)
39
(+1)
24
(+1)
0.241
(↑0.003)
4.610
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
15244 0.385
(↓0.01)
7.5
(↓1)
77160
(+3)
200
(+9)
32
(+1)
35
(-)
0.248
(↓0.002)
4.350
(↓0.09)