中日(☆7対1★)巨人 =リーグ戦7回戦(2020.08.07)・ナゴヤドーム=
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巨人
0001000001511
中日
04001020X7901
勝利投手:大野 雄大(2勝3敗0S)
敗戦投手:田口 麗斗(2勝1敗0S)

本塁打
【巨人】北村 拓己(2号・4回表ソロ)
【中日】阿部 寿樹(3号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日が連敗を3で止めた。中日は2回裏、大野雄、京田、大島の3者連続適時打で一挙4点を先制する。5-1で迎えた7回には、阿部の2ランが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・大野雄が9回1失点の完投で今季2勝目。敗れた巨人は、投打ともに振るわなかった。

◆中日根尾昂内野手(20)がスタメンから外れた。4日に今季初めて1軍昇格し同日DeNA戦(横浜)から3試合連続でスタメン出場。しかし、8打席無安打とバットから快音が聞かれなかった。

◆中日小笠原慎之介投手(22)、ヤリエル・ロドリゲス投手(23)が1軍に合流した。開幕から先発ローテーションを守ってきた梅津、岡野がファーム調整中のため、9日巨人戦(ナゴヤドーム)10日広島戦(マツダスタジアム)で先発する見込みだ。 今季1軍初合流の小笠原は「やれることをしっかりやります。ファームでやってきたことを出せればいいと思います」と話した。2軍では3試合に登板し、防御率3・77。ウエスタン・リーグ最終登板の7月30日オリックス戦では7回途中、3安打3失点(自責2)と試合を作った。 3日に育成契約から支配下登録されたばかりのロドリゲスは、「体調はものすごくいい。アピールできるように練習していきたい。チャンスをもらった時にチームに貢献できるように頑張っていきたい」と抱負を語った。ロドリゲスは現役キューバ代表で、2軍では5試合登板(3先発)、防御率0・51の好成績を残して合流した。

◆巨人の先発田口麗斗投手が、試合をつくれなかった。0-0の2回2死一、二塁から相手先発の大野雄に適時打を許すなど、この回に4失点。5回5失点で降板した。 宮本投手チーフコーチは、立ち上がりについて「生命線である制球に微妙なズレがあった」と指摘した。

◆巨人北村拓己内野手が、チーム初安打となる2号ソロを放った。 4点を追う4回先頭。中日大野雄の140キロ直球を捉え、左翼席最前列へ運んだ。 「みんなで1点ずつ点を取りにいくぞ、と話していた」と気を吐いた。

◆中日は3回2死一、二塁から大野雄の適時打、京田、大島の連続三塁打で4点を先制。中日先発大野雄は3回までパーフェクト。 巨人は4回、北村の2号ソロで1点を返した。中日は5回に1点を加点。大野雄は6回3安打1失点と安定した投球を続けた。 中日は7回に2点追加。大野雄は初の2試合連続完投勝利で2勝目、巨人田口は1敗。中日は3連敗を止め、巨人は連敗した。

◆巨人北村拓己内野手(24)が、チーム初安打となる2号ソロを放った。 4点を追う4回先頭。中日大野雄大の140キロ直球を捉え、左翼席最前列へ運んだ。「みんなで1点ずつ点を取りに行くぞ、と話していたので、まだまだ取り返していきたいです」とコメントした。

◆巨人田口麗斗投手が、リズムをつくれなかった。 0-0の2回2死一、二塁から相手先発の大野雄に適時打を許すなど、この回だけで4失点。5回5失点で降板した。 「序盤はイメージしているボールがいかず、修正できずにビッグイニングを作らせてしまいました」。原監督は「ちょっとツーアウトからの4点は重かったね。まぁ反省するところでしょう」と苦言を呈した。

◆巨人は2戦続けて中継ぎ陣がつかまった。2番手の沼田は2イニング目の7回に先頭に四球を与え、次打者に2ランを浴びKO。計3四球と制球を乱した。 試合後、2軍再調整が決まり、代わってビエイラの1軍合流が決まった。前夜は堀岡が7失点で2軍降格。宮本投手チーフコーチは「沼にはまってる感じだもんね。沼田だけに、そこから早く抜け出してほしいね」と立て直しに期待した。

◆今季初めて1番に入った中日京田陽太内野手がバットで貢献した。大野雄の適時打で先制した直後の2回2死二、三塁。先発田口のスライダーを捉え、左越え2点適時三塁打で追加点を奪った。 「試合前にいつもの打順になくて、あれ? と思った。やっと1番が打ててうれしかった。大野さんがつないでくれたので、自分も打つしかないと思っていた」。久々のリードオフマンでの活躍に声も弾んだ。

◆中日大野雄大投手(31)がエースの意地を見せた。巨人打線を9回5安打1失点に封じ、プロ入り初の2試合連続完投勝利で2勝目をゲット。チームの連敗も3で止めた。 最後まで表情を緩めるなかった。9回先頭坂本を遊ゴロ、主砲岡本はフォークで空振り三振。最後の打者ウィーラーを137キロのツーシームで見逃し三振に打ち取っても不変。女房役の木下拓がマウンドに駆け上がるのを確認して、やっと笑顔がこぼれた。 「(2試合連続完投は過去)どうだったかなって思いながら投げていた。前回完投したけど、次の試合が大事。最後まで投げられてうれしい」。丸、坂本、岡本らが並ぶ巨人の看板たちを、12打席無安打5三振に封じた。球団では12年8月の吉見以来8年ぶりの2試合連続完投勝利だ。開幕投手を任されながら6戦勝ち星がなかった。だが、開幕から1人ローテを守る左腕が、渾身(こんしん)の2連勝で逆襲モードに入った。 打席でもチームを鼓舞した。2回2死一、二塁の第1打席では先制の中前適時打を決め、京田、大島の連続三塁打へつないだ。「食らいついた。スライダーを待っていたんですが、真っすぐを打ってしまいました」。3連敗したDeNA戦で合計2得点と沈んでいた打線が、首位相手に9安打7得点。自身16年4月8日以来のタイムリーヒットが、打線にも活力を与えた。 このままなら8月はあと2試合、巨人戦に登板見込みだ。「良かったら次、(さらに)良かったら次を求めていきたい」。エース復肩の首位たたきで、さあ再浮上だ。【伊東大介】 ▽中日与田監督(大野雄について)「8回に確認したら『行きます』と。勝てなくても、頼もしく見ていた。エースの力がある」

◆巨人打線に元気がない。得点は北村の2号ソロの1点のみで敗れた。今季ワーストとなる5戦連続で1桁安打。 2番丸、3番坂本、4番岡本の3人は、ともに2戦連続で無安打。丸にいたっては、12打数無安打。3戦連続で快音から遠ざかっている。 原辰徳監督は「スターティングメンバーが主導権を持ったゲームをつくるということですね。明日は打つよ」と先を見据えた。

◆中日の京田が昨年6月以来となる1番起用に応えた。先発・大野雄の適時打で1点を先制した直後の二回2死二、三塁から、左中間へ2点三塁打を放った。外寄りのスライダーを逆らわずにはじき返して「目の前で大野さんがつないでくれたので、絶対自分もつなぐ気持ちで打席に入った」と思いをバットに込めた。  1番は2年目の根尾や新人の岡林も入るなど、固定できていない。今シーズンは主に下位打線を打っていた京田が「何とかベンチの期待に応えたかった」とリードオフマンの仕事を果たした。

◆投打がかみ合った中日が、首位・巨人を圧倒。中日の先発・大野雄は、巨人・田口との左腕対決に投げ勝ち、9回5安打1失点で完投。今季2勝目を挙げた。  中日は二回、2死一、二塁から巨人の先発・田口を攻め、投手・大野雄の中前適時打で1点を先制。巨人の守備の乱れなどで二、三塁とすると、京田が左中間突破の2点適時三塁打、続く大島の左翼線への適時三塁打で4-0とした。  中日の先発・大野雄は三回まで巨人打線を三者凡退に抑える抜群の立ち上がり。四回、巨人・北村にソロ本塁打を浴びるが、それ以降は巨人に三塁を踏ませない投球を続けた。中日は五回1死三塁、ビシエドの遊ゴロの間に1点を挙げ、七回にも阿部の左中間への2点本塁打で7-1と突き放した。大野雄は八回に回ってきた打席に立ち、九回もマウンドへ。最後まで球威は衰えず、九回も巨人打線を三者凡退に打ち取った。

◆投打がかみ合った中日が、首位・巨人を圧倒。中日の先発・大野雄は、巨人・田口との左腕対決に投げ勝ち、9回5安打1失点。2試合連続の完投で、今季2勝目を挙げた。  ◆中日・与田剛監督 「素晴らしいゲーム運びができました。(大野雄について)八回が終わって体調を確認しに行ったんですが、『全然問題ありません、行きます!』という強い言葉だったので『よし任せた』という話はしました。勝ち星が増えるのはいいのですけども、勝てなくても黙々と投げる姿は十分エースとしての力がある。これからも頼りにしていきたい」  ◆中日・大野雄大投手 「普段どおり試合を作っていこうと思っていました。長いイニングは投げたいなと思っていた。(今季の初安打が先制となる中前適時打)スライダーを狙っていたんですけど、気づいたら真っすぐを打ってました。(2試合連続の完投)これからもこういう投球を続けられるようにがんばります」

◆中日は7日、巨人7回戦(ナゴヤドーム)に7-1で勝利。大野雄大投手(31)が先発し、5安打1失点で完投勝利を挙げた。  「前回に完投して、その次の試合がすごく大事だと思っていた。その中で何とか投げ切れてうれしいです」  力強い直球とツーシームのコンビネーションで攻めの投球を披露した。三回まではパーフェクト投球。四回にソロ本塁打を浴びたが大崩れすることなく投げ続け、散発の5安打、10奪三振。九回2死でウィーラーをツーシームで空振り三振に仕留めると、マウンドに集まったナインと喜びを分かち合った。  前回登板した7月31日のヤクルト戦(同)に続き、2試合連続完投。球団では2012年8月8日の広島戦(同)、同15日の巨人戦(同)での吉見一起以来という快投だった。また、二回の打席では今季初安打が先制打となり、投打にわたる活躍で3連敗の悪い流れを断ち切った。

◆巨人は、今季初の2桁失点を喫した前夜の阪神戦(●0-11、甲子園)に続く1-7の大敗。先発の田口麗斗投手(24)は責任を背負った。  「序盤はイメージしているボールがいかず、修正できずにビッグイニングを作らせてしまった。(捕手の)岸田のリードに応えられなかったことが悔しい」  二回に3長打を含む4安打で4点の先制を許すなど、5回7安打5失点で今季初黒星。原辰徳監督(62)は「2死からの4点は重かったね」と渋い顔だった。  2番手の沼田も七回に阿部に2ランを被弾。打線は丸、坂本、岡本から成る2~4番の中軸に快音がなく、反撃ムードに火はつかなかった。  「先発投手も含め、スターティングメンバーが主導権を持ったゲームを作るということですね」  指揮官は勝利への課題を口にした。2連敗となったが、DeNAからヤクルトに入れ替わった2位との4ゲーム差は変わらず。今季120試合のうち40試合を終え、「あと3分の2があるのかというところ」と前を向いた。今季まだ3連敗がない原巨人の独走態勢は、変わらない。 (谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
24142 0.632
(↓0.017)
-
(-)
80193
(+1)
140
(+7)
57
(+1)
24
(-)
0.254
(↓0.002)
3.440
(↓0.1)
2
(1↑)
ヤクルト
19175 0.528
(↑0.014)
4
(↑1)
79187
(+8)
204
(+2)
36
(+1)
28
(+1)
0.255
(↑0.004)
4.570
(↑0.07)
3
(1↓)
DeNA
21192 0.525
(↓0.013)
4
(-)
78175
(+2)
151
(+8)
49
(-)
7
(-)
0.274
(↓0.001)
3.530
(↓0.1)
4
(-)
阪神
18202 0.474
(↓0.012)
6
(-)
80168
(+6)
168
(+11)
39
(-)
35
(-)
0.246
(↑0.001)
3.760
(↓0.2)
5
(-)
広島
16204 0.444
(↑0.015)
7
(↑1)
80191
(+11)
192
(+6)
47
(+1)
16
(-)
0.285
(↑0.004)
4.430
(↑0.01)
6
(-)
中日
16243 0.400
(↑0.015)
9
(↑1)
77129
(+7)
188
(+1)
20
(+1)
7
(-)
0.239
(↑0.001
4.050
(↑0.07)