ロッテ(★3対4☆)楽天 =リーグ戦9回戦(2020.07.30)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
1001020004612
ロッテ
1110000003301
勝利投手:久保 裕也(1勝0敗0S)
(セーブ:ブセニッツ(1勝0敗2S))
敗戦投手:岩下 大輝(3勝2敗0S)

本塁打
【楽天】鈴木 大地(2号・1回表ソロ),浅村 栄斗(13号・4回表ソロ)
【ロッテ】マーティン(7号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天が接戦を制した。楽天は1-3で迎えた4回表、浅村のソロが飛び出し、1点差に詰め寄る。その後は、6回にロメロの適時打などで2点を挙げ、逆転に成功した。投げては、2番手・久保が今季初勝利。敗れたロッテは、打線が4回以降1安打と振るわなかった。

◆ロッテ-楽天のカードでよく打つのが楽天島内宏明外野手(30)。今季の島内はここまで36安打を記録しているが、ロッテ戦だけで17安打の固め打ち。29日は無安打に終わったが、今日は安打を打てるか。

◆プロ17年目のロッテ鳥谷敬内野手(39)が「8番遊撃」で今季初めて遊撃手としてスタメン出場する。3月の入団後、公式戦での遊撃守備は初めて。 遊撃手としては、これで通算1762試合目の出場となる。遊撃手出場の歴代1位は石井琢朗(横浜、広島)で、1767試合に出場した。

◆1-1で迎えた2回、ロッテは鳥谷の二ゴロが野選となり、勝ち越しに成功。3回にはマーティンの7号ソロで点差を広げた。 楽天は4回に浅村が13号ソロ。6回には制球が乱れたロッテ岩下を攻め、ロメロの適時打などで4-3と逆転に成功した。 楽天は終盤、小刻みな継投で1点リードを守り切り2連勝。久保が楽天4人目となる40歳以上のシーズンでの勝利を挙げた。ロッテ岩下は2敗目。

◆楽天の好調ステフェン・ロメロ外野手がまた活躍した。 同点に追いついた直後の6回1死一、三塁で、岩下の134キロフォークを捉えて勝ち越しの左前適時打。前日まで2戦連発中だった勢いを維持し「甘い球をミスすることなく打てているのが好調の要因」と分析。 「浅村、島内、ブラッシュ...。このチームはスゴイ、スーパーチーム。自分のことを家族みたいに受け入れてくれもしたし、このまま貢献していきたい」と誓った。

◆楽天のベテラン久保裕也投手が"40歳1勝"を挙げた。前日29日に今季初めて1軍昇格し、この日が初登板。5回2死一塁で2番手として登場し、強打者マーティンを投ゴロに仕留めた。味方打線が6回に逆転したため、わずか9球で勝ち星がついた。まだまだ元気な松坂世代が、このところ疲れの見えてきた楽天投手陣の力となる。久保の今季初登板は難しい場面となった。5回2死から先発弓削が角中に四球を与えると、ベンチはすぐさま交代を決断。「(肩を)つくってくれという指示はきてましたけど正直、左(打者)でいくとは思ってなかった」という久保が指名された。 相手は第2打席で本塁打を打っているマーティン。しかも5球目に一塁走者角中に盗塁を決められ、2死二塁とピンチが拡大した。さらにその後、3連続ファウルで粘られた。だが最後は伝家の宝刀。9球目の129キロ高めフォークで投ゴロに仕留めた。「とりあえず最低限の仕事はできた。だいぶ粘られて、ピッチング的には苦しかったですけど、なんとか抑えられて良かったです」と笑顔で振り返った。 久保の好投が打線にリズムを呼びこんだ。楽天は6回に2安打と2四球を絡めて2点を奪って逆転。久保に今季初勝利がついた。久保は「今年はファームでも初登板(17日ヤクルト戦)で勝ち投手になったので、流れ的にすごくいい流れで入っていけた」と喜んだ。 数少ない松坂世代の1人。29日にはソフトバンク和田が今季3勝目を挙げ、不調だった阪神藤川も26日中日戦でリリーフで勝ち投手となった。久保は「同級生の活躍はチェックしてますし、僕もチームの勝ちにちょっとでも貢献できるように頑張ろうという気持ちになれるので、いい刺激になってます」。頼りになるベテランが、楽天ブルペン陣を活性化させる。【千葉修宏】 楽天三木監督(久保について)「本当に1点を争う中盤のところで、ベテランらしい投球をしてくれた。僕らが想像する以上にいろんなことを経験している、チームにとって貴重な投手。今日もあの場面で今季初登板ですごく難しかったと思いますけど、そこで結果が出せるのが素晴らしいと思う」

◆楽天の浅村が2試合連発の13号ソロを放った。1-3の四回に先頭打者で、岩下が初球に内角へ投じた147キロの直球を力強くさばき、左中間席へ運んだ。「しっかりたたけた。打てて良かった」と淡々と振り返った。  これで5試合連続安打、4試合連続打点をマーク。前カードのオリックス6連戦ではやや打撃の調子を落として5試合目から3番に入ったが、28日のロッテ戦から再び4番に戻り、調子を上げてきた。

◆楽天は2-3の六回に島内の二ゴロとロメロの適時打で2点を奪い逆転した。救援5投手が無失点でつないで逃げ切り、2番手で五回2死二塁をしのいだ久保が今季初登板で勝利を挙げた。ロッテは2連敗で勝率5割を切った。

◆ロッテは開幕戦で敗れて以来の借金1となった。三回までに3点を挙げながら四回以降は1安打に抑え込まれて逆転を許した。井口監督は「一回に無死満塁から1点しか取れなかった。点を取れるところで取らないと」と度重なる逸機を嘆いた。  1番に不振の角中を起用し、遊撃で鳥谷を先発させるなど大胆に手を打った。七回の好機ではともに凡退したが「角中は弓削と相性が良かった。(右前打で出塁した)一回にいい形はつくってくれた。鳥谷も仕事はしっかりとしてくれた」と責めなかった。

◆わずか9球で今季初勝利! 前日29日に出場選手登録されたプロ18年目の楽天・久保裕也投手(40)が30日、今季初登板で白星を手にした。  「肩は作っていたけど、正直、左打者相手に行くとは思わなかった。とりあえず、仕事は最低限できてよかったです」  2-3の五回2死一塁で先発の弓削を救援。一走・角中に二盗を許したが、三回に本塁打を放っているマーティンを129キロのフォークボールで投ゴロに仕留め、直後の逆転につなげた。  2軍でも初登板で勝利を挙げていた。17日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦で、1回無失点。この日の試合後は「いい流れで入れました」と親指を立てた。  同じ"松坂世代"のソフトバンク・和田が、29日に今季3勝目を挙げた。「同級生の活躍はチェックしている。いい刺激になっています。立場は違うけど、チームの勝利に貢献できてうれしい」と声を弾ませた。  チームは2連勝で、首位ソフトバンクに0・5ゲーム差と迫った。三木監督は「素晴らしかった。1点を争う場面で、しっかり投球をしてくれた」とベテラン右腕をたたえた。(広岡浩二)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
20151 0.571
(↓0.017)
-
(-)
84162
(-)
137
(+6)
40
(-)
20
(-)
0.248
(↓0.002)
3.680
(↓0.07)
2
(-)
楽天
19151 0.559
(↑0.014)
0.5
(↓1)
85198
(+4)
153
(+3)
39
(+2)
26
(-)
0.269
(↓0.003)
4.140
(↑0.07)
3
(-)
西武
17161 0.515
(↑0.015)
2
(↑1)
86150
(+6)
159
(-)
31
(+3)
19
(+1)
0.246
(↑0.002)
4.440
(↑0.14)
4
(1↓)
ロッテ
17180 0.486
(↓0.014)
3
(-)
85140
(+3)
161
(+4)
30
(+1)
32
(+2)
0.238
(↓0.003)
4.530
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
16182 0.471
(↑0.016)
3.5
(↑1)
84141
(+7)
156
(+3)
32
(+1)
21
(-)
0.231
(↑0.004)
3.950
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
13203 0.394
(↓0.012)
6
(-)
84137
(+3)
162
(+7)
30
(+1)
31
(-)
0.241
(-)
4.190
(↓0.07)