1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 2 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |

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◆広島は1点ビハインドで迎えた4回裏、堂林の3ランが飛び出し、逆転に成功する。対する中日は7回にビシエドが2点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。試合はそのまま延長戦に突入するも、10回の攻防はともに無得点に終わり、規定により引き分けに終わった。
◆7月の中日岡野祐一郎投手(26)は4試合に先発して2勝0敗。中日の新人が月間3勝すれば14年7月の又吉以来となるが、又吉はすべて救援勝利。先発で月間3勝した中日の新人は05年9月の中田を最後に出ていない。
◆広島西川龍馬内野手(25)が1点を追う3回に同点2号ソロを左中間席に運んだ。 前の打席で3球三振だったが、カウント1-1から中日岡野の外寄りの真っすぐを振り抜いた。打球は伸びて、左中間最深部に吸い込まれた。「自分のスイングで一振りで仕留めることが出来ました。引き続き頑張ります」。6月23日以来の1発が貴重な同点弾となった。
◆先発は広島K・ジョンソン、中日岡野。中日は3回、福田の中前適時打で先制。広島はその裏、西川の左中間への2号ソロで同点。 中日は4回、木下拓の左前適時打で1点勝ち越し。広島はその裏、堂林が左中間へ7号3ランを放ち、逆転に成功した。 中日は7回、ビシエドの中前2点適時打で同点。広島は5回以降追加点を奪うことができず、試合は延長戦に突入した。 延長10回は両軍ともに決め手を欠き、4-4で引き分けた。広島は今季4試合目、中日は今季2試合目の引き分け。
◆広島堂林翔太内野手(28)が4回に豪快な7号逆転3ランを左中間席に運んだ。 1点を勝ち越された直後、1死一、二塁から中日岡野の初球117キロカーブをフルスイングした。打球は左中間席に飛び込んだ「チャンスだったので初球から積極的に打ちいきました。一振りでしっかり捉えることが出来ました」。打順を前日の3番から7番に下げた堂林が一振りで試合をひっくり返した。
◆中日岡野祐一郎投手(26)が4回6安打4失点で降板した。3回に西川に2号同点ソロを浴び、勝ち越した直後の4回には堂林に7号逆転3ランを被弾。勝敗つかずプロ入り3勝目を逃した。 「鈴木(誠)選手を2打席とも(ヒットで)出してしまった。注意するバッターを抑えられなかったのが反省です」とガックリ。中日の新人先発では05年9月の中田以来となる月間3勝を逃した。
◆広島は1軍復帰のK・ジョンソンが6回2失点と粘投を見せた。3、4回にそれぞれ失点したが、いずれも最少失点でしのいだ。 「調整してきたことはある程度出せた。フォームや体の使い方やバランスはいい方向に向かっている。良かったところは続けていきたい。次回に向けてさらに磨きをかけたい」。次戦での今季初勝利を誓った。
◆中日のドラフト5位岡林勇希外野手(18)が広島戦(マツダスタジアム)でプロ初安打を放った。入団後に投打二刀流から決別した俊足好打の18歳が、ドラフト1位石川昂に続いて快音を響かせた。 2点を追う7回。武田の代打として先頭打者として登場。広島2番手菊池保のフォークに2度空振りしたが、カウント1-2からの4球目フォークをとらえ右前に運んだ。「必死でした。何とかしようと思った。無我夢中で打ちました。ヒットが出たなって気持ちはあったけど、走塁ミスはできないので気持ちを切り替えました」。2死満塁からビシエドの2点適時打で同点に追いつき、チーム連敗の危機を救う貴重な1点につながった。 プロ3打席目。広島の本拠地で打った初安打は感慨深い一打になった。兄飛翔(つばさ)さんは、17年に菰野から育成ドラフト1位で広島に入団。支配下登録されることなく、岡林と入れ替わりで19年オフに現役引退した。「広島で打ったことはずっと残る。打てて良かった」。 石川昂は5回に代打で出場し、先発K・ジョンソンから4試合ぶりとなる右前打を放った。「(石川は)代打で出てヒットを打つのはすごいと思う。見習っていきたい。1本出たけど、次の打席は見逃した。反省して次につなげたい」。そろい踏みを決めたライバルに刺激を受け、メモリアルの球場を後にした。【伊東大介】 ▽中日与田監督(引き分けで4カード連続の負け越しを阻止)「みんな、よく追いついてくれた。(岡林の安打に)しぶとさが非常にいいので(1軍に)上げている。ああいう所でよく打ってくれた」
◆広島が逃げ切りに失敗し、痛恨の引き分けに終わった。2点リードの7回2死満塁。2番手菊池保がビシエドに中前への2点適時打を浴び、同点に追いつかれた。 佐々岡真司監督は「いろいろ選択肢がある中で、キクも(勝ちパターンに)入っている。使う僕の責任だけど、攻めた中で打たれたのならともかく、打たれ方がよくない」と指摘した。継投失敗で、5カードぶりの勝ち越しが消えた。
◆復調弾。広島堂林翔太内野手(28)が中日9回戦の4回に3試合ぶりの7号2ランを放った。ここ数試合は三振や左方向への凡打が目立ち、この日は打順を下げた。セ・リーグ首位打者は奮起し、一時逆転となる1発。守備でも軽快な動きを見せ、凡打も内容ある打席だった。5カード連続勝ち越しなしの引き分け試合で、大きな希望を与えた。確かな感触が残る両手にバットを握ったまま、堂林は一塁方向へ歩を進めた。1点勝ち越された直後の4回。中日先発岡野の初球117キロの緩いカーブにバット一閃(いっせん)。左中間方向に伸びた打球はそのままスタンドに着弾した。試合終盤、チームは追いつかれて勝つことはできなかったものの、3試合ぶりに飛び出した豪快な7号2ランは、明日につながるアーチとなった。 「自分のベルトゾーンに来たらいこうと思っていたら、その通りの球が来たので、自分のスイングができたかなと思います」 変化球は当然、頭にあった。打率リーグトップをキープする好成績から、対戦相手からのマークは厳しくなる。直球に強い傾向もあり、変化球主体の攻めが続く。開幕から全打席の直球率は4番鈴木誠の34%よりも低い32・6%。今季の堂林へ警戒心の高さを示す数字といえる。 だが、21日から打率は右肩下がり。28日の捕ゴロを除くと、5試合続けて凡打がすべて左方向への打球と打撃内容も良くなかった。試合前まで6試合連続三振と三振数も増え、この日は打順を7番に下げた。1打席目に空振り三振を喫したものの、3打席目以降の凡打はいずれも右方向。「自分の中では内容的には良かったかなと思います。本塁打のあとにああいう内容(の打撃)がしっかりできたので明日からも続けていたらと思います」。1発だけでない打撃に復調気配は見える。守備でも、ゴロアウトを積み重ねるK・ジョンソンをもり立てた。 チームは7回に追いつかれて、勝ちきることはできなかった。5カード連続で勝ち越しなし。「なかなか勝ち越すことができていないので、なんとか明日、全員の力で頭(初戦)を取れるように。自分も貢献できるように戦っていきたい」。停滞するチームの中、復調気配の堂林がチームを勢いづける役割を担う。【前原淳】
◆中日のドラフト5位岡林勇希外野手(18)が広島戦(マツダスタジアム)でプロ初安打を放った。 入団後に投打二刀流から決別した俊足好打の18歳が、ドラフト1位石川昂に続いて快音を響かせた。 2点を追う7回。武田の代打として先頭打者として登場。広島2番手菊池保のフォークに2度空振りしたが、カウント1-2からの4球目フォークをとらえ右前に運んだ。「必死でした。何とかしようと思った。無我夢中で打ちました。ヒットが出たなって気持ちはあったけど、走塁ミスはできないので気持ちを切り替えました」。2死満塁からビシエドの2点適時打で同点に追いつき、チーム連敗の危機を救う貴重な1点につながった。 プロ3打席目。広島の本拠地で打った初安打は感慨深い一打になった。兄飛翔(つばさ)さんは、17年に菰野から育成ドラフト1位で広島に入団。支配下登録されることなく、岡林と入れ替わりで19年オフに現役引退した。「広島で打ったことはずっと残る。打てて良かった」。 石川昂は5回に代打で出場し、先発K・ジョンソンから4試合ぶりとなる右前打を放った。「(石川は)代打で出てヒットを打つのはすごいと思う。見習っていきたい。1本出たけど、次の打席は見逃した。反省して次につなげたい」。そろい踏みを決めたライバルに刺激を受け、メモリアルの球場を後にした。 ▼中日は高卒ルーキーの石川昂が5回に、岡林が7回にヒット。チームの高卒新人がそろって安打したのは、14年10月2日日本ハムの石川亮、岸里、渡辺の3人が打って以来、ドラフト制後2度目。セ・リーグでは60年10月5日大洋の波山、布田が打って以来60年ぶりとなった。
◆広島・菊池涼介内野手(30)が30日、中日9回戦(マツダ)に「2番・二塁」でスタメン復帰した。 コンディション不良を抱える二塁手は26日のDeNA3戦目(横浜)から前日29日の中日2戦目(マツダ)まで3試合連続で欠場。代役として安部が2試合、上本が1試合、スタメン出場した。 菊池涼は試合前時点で今季28試合に出場し、打率・243、3本塁打、12打点。ゴールデングラブは通算7度受賞、2016年には最多安打(181安打)のタイトルにも輝いている。
◆広島・堂林翔太内野手(28)が30日、中日9回戦(マツダ)に「7番・三塁」で先発出場。1-2の四回1死一、二塁で、岡野のカーブを捉え左中間へ7号逆転3ラン。打った瞬間、堂々の確信歩きだ。 「チャンスだったので積極的に打ちにいきました。ひと振りでしっかりとらえることができました」 この日は"ミスター赤ヘル"山本浩二氏が野球解説の仕事でマツダスタジアムにやってきた。昨年は膀胱(ぼうこう)と肺のがんを患い、4度の出術を受けた。6月に東京ドームでの巨人-広島で野球解説の仕事に復帰しているが、地元広島では約1年4カ月ぶりとなる。 現役時代に通算2339安打(歴代14位)、536本塁打(同4位)を誇る大打者が、鯉のプリンスの一撃に「完璧でしたね」と大絶賛していた。
◆ぼうこうがんと肺がんで闘病していた広島OBで元監督の山本浩二さんが、手術後初めてマツダスタジアムを訪れた。テレビ解説のため来場し「張り切っていますよ」と元気な姿を見せた。 自身が指揮を執っていた1990年当時にプロ入りした佐々岡監督について「思い入れはある。マスクで顔が見えないけど、大変だと思うよ」とねぎらった。
◆中日が2-4の七回にビシエドの2点適時打で追い付き、延長十回の末に引き分けた。五回以降は中継ぎ陣が踏ん張り、無失点でつないだ。四回に堂林の7号3ランで逆転した広島は、2番手の菊池保が打たれて逃げ切れなかった。
◆中日のドラフト5位新人岡林が七回に代打で出場し、プロ初安打を打った。追い込まれたカウントから菊池保のフォークボールを右前へはじき返し「何も考えず無我夢中で打った。広島から打ててよかった」とプロ3打席目での一打を明るい様子で語った。記念のボールは「親に渡そうかなと思う」と語った。 ビシエドの同点打の口火を切った成長株に、与田監督は「ああいうところでよく打ってくれた。しぶとさっていうものが非常にいい」と話した。
◆約1年4カ月ぶりにマツダスタジアムに帰還したミスター赤ヘルの前で勝利をつかむことはできなかった。5カードぶりのカード勝ち越しを逃した広島・佐々岡監督は頭を抱えた。 「使う僕の責任なんだけど...。打たれ方が良くない」 4-2の七回に先発のK・ジョンソンに代えて投入した菊池保が誤算だった。2連続安打と四球で無死満塁のピンチを招き、2死は取ったが、ビシエドに中前2点打を許し、追い付かれた。 この日は入団1年目の1990年の監督で、翌91年にはエースとして胴上げした元広島監督・山本浩二氏(73)がテレビ解説で球場を訪れていた。昨年4度の手術を受けてがんを克服した恩師の"本拠地復帰"を勝利で祝いたかったが、一歩届かなかった。 (柏村翔)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
20 | 11 | 2 | 0.645 (↓0.022) | - (-) |
87 | 166 (+2) | 106 (+4) | 51 (+1) | 23 (+1) |
0.265 (-) | 3.140 (↓0.03) |
2 (-) |
ヤクルト |
17 | 13 | 4 | 0.567 (↑0.015) | 2.5 (↑1) |
86 | 162 (+6) | 179 (-) | 32 (-) | 21 (-) |
0.256 (↑0.001) | 4.820 (↑0.15) |
3 (1↑) |
DeNA |
17 | 17 | 1 | 0.500 (↑0.015) | 4.5 (↑1) |
85 | 148 (+4) | 132 (+2) | 38 (+1) | 5 (-) |
0.272 (↓0.001) | 3.720 (↑0.05) |
4 (1↓) |
阪神 |
16 | 16 | 1 | 0.500 (↓0.016) | 4.5 (-) |
87 | 139 (-) | 135 (+6) | 36 (-) | 26 (-) |
0.250 (↓0.003) | 3.770 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
12 | 17 | 4 | 0.414 (-) | 7 (↑0.5) |
87 | 152 (+4) | 158 (+4) | 34 (+2) | 15 (-) |
0.285 (↓0.002) | 4.440 (↑0.03) |
6 (-) |
中日 |
13 | 21 | 2 | 0.382 (-) | 8.5 (↑0.5) |
84 | 112 (+4) | 169 (+4) | 19 (-) | 6 (-) |
0.247 (↑0.001) | 4.320 (↑0.02) |
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