DeNA(☆6対0★)ヤクルト =リーグ戦6回戦(2020.07.23)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
30000120X61112
勝利投手:大貫 晋一(2勝2敗0S)
敗戦投手:高橋 奎二(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】戸柱 恭孝(2号・6回裏ソロ),佐野 恵太(2号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAが連敗を6で止めた。DeNAは初回、佐野と柴田の適時打などで幸先良く3点を先制する。その後は6回裏に戸柱のソロ、7回に佐野の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・大貫が7回無失点の好投で今季2勝目。敗れたヤクルトは、打線が沈黙した。

◆ヤクルト青木宣親外野手(38)、山田哲人内野手(28)がそろってスタメンを外れた。 山田哲は、試合前の全体練習のアップには参加していた。 「2番・左翼手」には上田剛史外野手(31)、「3番・右翼手」に山崎晃大朗外野手(26)が入った。 二塁手は、宮本丈内野手(25)がスタメン出場。17日広島戦(マツダ)以来のスタメンとなった。 高橋奎二投手(23)と西田明央捕手(28)の先発バッテリー。

◆ヤクルト西浦直亨内野手(29)が、7回にチーム初安打を放った。 DeNA先発大貫に6回まで無安打に抑えられていた。7回2死、フルカウントまで粘り、6球目の変化球を右前へ運んだ。 今季初めて青木と山田哲の2人がスタメンから外れた1戦。ヤクルト打線は制球力の高い大貫を攻めあぐねた。5回の攻撃に入る際には、ベンチ前で杉村打撃コーチを中心に円陣が組まれていた。

◆ヤクルトの先発高橋奎二投手(23)は、5回を被安打5の5奪三振、3失点で降板した。 初回にDeNA打線につかまった。1死一、二塁から佐野に先制適時打を許し、さらに満塁で柴田、戸柱にも適時打を許し3失点。4安打はいずれも直球をはじき返された。 しかし2回以降は、カーブを効果的に使い無失点でしのいだ。 5回には2死から佐野に死球、宮崎に左前打を許したが、柴田をカーブで左飛に打ち取り、無失点。5回まで投げきり、89球でマウンドを降りた。「今日は立ち上がり変化球のコントロールが定まらず、ボール先行になってしまいストレートを狙われてしまいました。2回以降は何とか粘って投げましたが、なかなか攻撃につながるリズムをつくることが出来ませんでした」とコメントした。

◆DeNAの4番佐野恵太外野手が打線をけん引した。1回1死一、二塁、ヤクルト高橋の高めに浮いた直球を中前へ先制の適時打。 前夜の12球団「開幕4番」"最遅1号"の勢いそのままに第1打席から2試合連続の打点に「先制できる場面だったので、思い切って打ちにいきました。いいところに転がってくれた」。7回には2戦連発となる2号2ランでたたみ掛けた。

◆DeNA大貫、ヤクルト高橋が先発。1回にDeNAは佐野、柴田、戸柱の適時打で3点を先取した。ヤクルトは3回まで無安打。 DeNAは6回に戸柱の1号ソロで追加点を挙げる。先発大貫は6回まで無安打無得点投球。ヤクルト高橋は5回3失点で降板した。 ヤクルトは7回2死から西浦が初安打。DeNAは7回に佐野の2試合連続となる2号で2点を追加し、連敗を6で止めた。DeNA大貫が2勝。ヤクルト高橋は1敗。

◆ヤクルトは対策は練っていたがDeNA大貫を打ちあぐね、7回2死から西浦の右前打でノーノーを阻止した。休養のため今季初めて青木、山田哲をスタメンから外し、3度目の完封負け。 5カード連続遠征は7勝4敗3分けで終了。24日からは神宮で初の有観客で、高津臣吾監督は「ぜひ楽しんでもらいたいし、声援をもらっていい試合ができるように一生懸命頑張るだけ。すごく楽しみ」と話した。

◆ヤクルト高津臣吾監督(51)は、青木宣親外野手(38)と山田哲人内野手(28)を、今季初めてそろってスタメン外にした理由が休養だったことを明かした。 5カード連続の遠征の最終戦で、疲労を考慮してスタメンを組んでいた。「最後は代打も用意してもらったが、その場面がなかったので。今日は出場はなかったが、また明日から元気で出るために休みにした」と説明した。

◆ヤクルトの勝利の鍵は、先発投手陣が握っている。 5カード連続の長期遠征の最後、DeNA3連戦ではいずれも先発投手が初回に失点を許した。21日は先発原が2点リードで迎えた初回に3失点。22日は先発イノーアが2失点。23日も、先発高橋が3失点を喫した。高津監督は「この3連戦は初回に、全部で8点取られていた。すぐ打線が追い上げたり、初戦の原は2回からずっとゼロでいけたが、立ち上がりから失点してしまうと、すごく試合を運びづらくなるのが正直なところ」と振り返った。 持ち味の強力打線が機能し結果的には1勝1敗1分けだったが、出ばなをくじかれることに変わりはない。試合の主導権を握るためには、立ち上がりが重要になる。指揮官は「立ち上がりの先制だったり、大量得点だったりが、この3連戦で目立った。高橋だけじゃなく、反省するところの多い先発の立ち上がりの3連戦だったと思う」と話した。 24日からは本拠地神宮に帰り、有観客試合が始まる。ファンの声援を受け、さらに盤石な体制で試合に臨む。

◆DeNA4番佐野恵太外野手が2戦連発で打線をけん引した。1回1死一、二塁、ヤクルト高橋の高めに浮いた直球を中前へ先制適時打。7回無死一塁は寺島から左翼席に2号2ランでダメ押しだ。 前夜の12球団「開幕4番」"最遅1号"からの連弾も「これからもつなぎの4番として(本塁打を)狙わずに、しっかりと自分のスイングをしたいと思います」と引き締めた。

◆DeNA大貫晋一投手が横浜スタジアムでスポットライトを浴びた。本拠地での有観客試合、6戦目での初勝利。7回1安打無失点の快投でチームに8試合ぶりの白星をもたらした2年目右腕は「1球1球、トバさん(戸柱)のミットを目がけて投げた。自分でも意図を持って投げることを心掛けた。序盤に点を取ってもらい、投げやすく、いいリズムで投げられた」。上限ギリギリの4973人の観客の拍手がこだました。 雨上がりのマウンドで夏の涼しい夜風を浴びた。小さな変化でバットの芯を外すツーシームが得意球。制球力が高いスプリット、緩急のスパイスになるカーブ。テンポよく打たせ、7回2死まで無安打投球を披露した。快挙まであと7人...とざわつき始めた周囲を視界に入れず「まったく意識していない。スコアボードを見たらやっぱり分かってしまうので、意識しないように。いや意識はしていないです」と我を貫いた。 グラブから始動する新フォームが、痛打を浴びない投球へとつながっている。昨季は6打席で3被弾したヤクルト村上を、この日は投ゴロ2つと四球に封じた。「苦手意識はあった。四球でもいいかなという気持ちで、とにかく丁寧に低めに投げることだけ」とフォームが安定したことで制球も定まった。「突っ込むことがだいぶ減った。指にかかっているボールも投げられている」と自信も芽生えた。 チームは6得点を量産し、無失点でトンネルを抜けた。大貫の自身2連勝となる白星が、チームの連勝につながる1勝になる。【為田聡史】

◆DeNA大貫が横浜スタジアムでスポットライトを浴びた。本拠地での有観客試合、6戦目での初勝利。7回1安打無失点の快投でチームに8試合ぶりの白星をもたらした2年目右腕は「1球1球、トバさん(戸柱)のミットを目がけて投げた。自分でも意図を持って投げることを心掛けた。序盤に点を取ってもらい、投げやすく、いいリズムで投げられた」。上限ギリギリの4973人の観客の拍手がこだました。 雨上がりのマウンドで夏の涼しい夜風を浴びた。小さな変化でバットの芯を外すツーシームが得意球。制球力が高いスプリット、緩急のスパイスになるカーブ。テンポよく打たせ、7回2死まで無安打投球を披露した。快挙まであと7人...とざわつき始めた周囲を視界に入れず「まったく意識していない。スコアボードを見たらやっぱり分かってしまうので、意識しないように。いや意識はしていないです」と我を貫いた。 グラブから始動する新フォームが、痛打を浴びない投球へとつながっている。昨季は6打席で3被弾したヤクルト村上を、この日は投ゴロ2つと四球に封じた。「苦手意識はあった。四球でもいいかなという気持ちで、とにかく丁寧に低めに投げることだけ」とフォームが安定したことで制球も定まった。「突っ込むことがだいぶ減った。指にかかっているボールも投げられている」と自信も芽生えた。 チームは6得点を量産し、無失点でトンネルを抜けた。大貫の自身2連勝となる白星が、チームの連勝につながる1勝になる。【為田聡史】

◆DeNAのアレックス・ラミレス監督(45)は23日、ヤクルト6回戦(横浜)の試合前、先発するDeNA・大貫がヤクルト・村上と相性が悪いことについて「彼にとってはチャンス。プライドを持って抑えてくれると信じている」と大貫の背中を後押しし、自信の投球に期待を寄せた。  大貫は昨季、村上と対戦して3本塁打を浴びている。だが、前回登板した14日の中日1回戦(ナゴヤドーム)では8回を3安打2失点の好投で2勝目を挙げており、2人の対決に注目が集まる。

◆DeNA・大貫晋一投手(26)が23日、ヤクルト6回戦(横浜)に先発し、五回までヤクルト打線を無安打に抑えた。  三回2死まで1人の走者も出さず、9番・高橋の遊ゴロを倉本の敵失で初走者。四回に2与四球で1死一、二塁のピンチを迎えたが、西浦を三ゴロ併殺打に打ち取った。

◆23日のDeNA-ヤクルト6回戦(横浜)で、ヤクルト打線を六回まで無安打に抑えたDeNA先発・大貫晋一投手(26)は、七回2死から西浦に初安打を許した。  4-0で迎えた七回は山崎を遊ゴロ、村上を投ゴロに抑えて2死。西浦にフルカウントからの6球目を右前へ弾き返された。大貫は気を取り直し、続くエスコバーを投ゴロに打ち取って、この回も無失点で終えた。

◆DeNAの先発・大貫が7回1安打無失点の好投で2勝目(2敗)を挙げ、チームの連敗を6で止めた。ヤクルトは四、九回の数少ないチャンスを併殺打でふいにした。  DeNAは一回、ヤクルトの先発・高橋の立ち上がりを攻め、1死一、二塁から佐野が中前適時打。さらに1死満塁から柴田、戸柱の連続適時打でこの回3点を先制した。  大貫は六回までヤクルト打線を無安打に抑える好投。四回には2つの四球で1死一、二塁のピンチを迎えるが、西浦を三ゴロ併殺打に打ち取る。DeNAは六回、先頭の戸柱が右翼ポール際に運ぶ2号ソロを放ち大貫を援護した。  大貫は七回2死から西浦に右前に弾き返され初安打を許すが、後続を断ちこの回も無失点。DeNAはその裏、無死一塁で佐野が左中間スタンドに運ぶ2号2ランを放ち6-0とする。その後DeNAは三嶋-エスコバーとつなぎホームを踏ませなかった。

◆ヤクルトの高橋は一回に3失点して今季初黒星を喫した。1死一、二塁から佐野に速球を中前にはじき返され1点を失うと、その後も柴田と戸柱に真っすぐを適時打にされた。「立ち上がりに変化球の制球が定まらずボール先行となり、ストレートを狙われてしまった」と肩を落とした。  5カード続いた敵地での連戦を三つ勝ち越して終えた。24日からは本拠地で今季初めてファンを迎えて試合に臨む。高津監督は「神宮でお客さんに声援をもらっていい試合をしたい。すごく楽しみ」と心待ちにした。 高津監督(七回まで1安打に抑え込まれた大貫に) 「球が浮いてこなかったし、よく動いていた。ちょっと捉えられなかった」

◆戸柱が攻守で大貫をバックアップした。一回に柴田の適時打で2-0とし、なお2死満塁で高橋の直球を左前へ運び、「大貫を援護できてうれしい」。六回は先頭で右越えに2号ソロを放ち、貴重な追加点をたたき出した。守っては大貫の持ち味を引き出す好リード。連敗を止めての快勝に気をよくし、試合後のお立ち台では「最高です!」を連発した。

◆青木と山田哲を休養日で欠いた打線は得点を生み出せなかった。ヤクルトは今季3度目の零封負けを喫し、連勝は2でストップ。2位は変わらないが、首位・巨人とのゲーム差は3・5に広がった。  「(大貫は)球が浮いてこなかったですし、ボールも動いていて捉えられなかった」  高津監督は淡々と振り返った。DeNA先発の大貫に対し、安打すら出ない。七回2死から西浦が右前打を放ったものの、続くエスコバーは投ゴロ。試合を通して三塁を踏めなかった。  それでも5カード連続のビジターで7勝4敗3分け(雨天中止が1試合)。きょう24日は神宮に戻り、巨人と対決する。本拠地で初の有観客試合に向け「神宮で声援をもらって、いい試合ができるように。ぜひ楽しんでもらいたいと思いますし、すごく楽しみにしています」と高津監督。燕党の声援を受け、再び勢いを加速させる。(横山尚杜)

◆ベイスターズを救う快投だ! DeNA・大貫晋一投手(26)がヤクルト打線を7回1安打無失点に抑え、2勝目をマーク。チームの連敗を6で止めた。  「(ノーヒットノーランは)全く意識していないです。とにかく腕を強く振ろうと。いいリズムで投げられました」  七回2死、西浦にフルカウントから右前に運ばれた。打者23人目で許した初安打。ノーヒッターは逃したが、有観客となってから6試合目で初めて、横浜スタジアムに白星をもたらした。  直球は140キロ台中盤。得意のツーシームが手元で大きく変化して芯を外し、昨季3本塁打を許した村上を2度、投ゴロに打ち取った。昨年11月の豪州遠征でマスターしたカットボールも有効に使い、奪った21個のアウトのうち、11個が内野ゴロだった。  横浜市青葉区出身のハマっ子。高校は出場機会を求めてプロ野球選手を輩出したことがなかった静岡・沼津市の私立校、桐陽高を選び(最高成績は県大会8強)、日体大進学後に頭角を現した。社会人の新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)から入団2年目。昨季は6勝を挙げたが、8月以降は未勝利に終わった。  今季は開幕を2軍で迎え、1軍初登板から2連敗。その後、木塚投手コーチの助言で、巨人・菅野のように手から始動する動作にすると「立ったときのバランスが良くなり制球がまとまった」。打たせて取る投球が生きるようになった。  「もっと勝ち(星)を重ねられるように頑張りたい」。大貫が快投し、スタンドを湧かせた。(山口泰弘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1881 0.692
(↑0.012)
-
(-)
93139
(+6)
82
(+1)
35
(+2)
17
(-)
0.265
(-)
3.030
(↑0.07)
2
(-)
ヤクルト
14113 0.560
(↓0.023)
3.5
(↓1)
92133
(-)
139
(+6)
23
(-)
20
(-)
0.255
(↓0.005)
4.590
(↓0.03)
3
(-)
阪神
13131 0.500
(↓0.02)
5
(↓1)
93104
(+2)
115
(+4)
30
(+1)
18
(-)
0.252
(↓0.001)
3.980
(-)
4
(-)
DeNA
13151 0.464
(↑0.02)
6
(-)
91118
(+6)
106
(-)
29
(+2)
5
(-)
0.279
(↑0.001
3.610
(↑0.13)
5
(1↑)
広島
10143 0.417
(↑0.026)
7
(-)
93126
(+4)
130
(+2)
27
(+1)
13
(-)
0.285
(↓0.003)
4.530
(↑0.1)
6
(1↓)
中日
11181 0.379
(↓0.014)
8.5
(↓1)
9099
(+1)
147
(+6)
17
(-)
5
(-)
0.251
(-)
4.580
(↓0.04)