1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 13 | 1 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- |

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◆広島は2点を追う7回裏、松山と會澤の適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。一方のヤクルトは1点ビハインドで迎えた9回、1死一三塁から代打・青木が適時打を放ち同点とした。試合はそのまま延長戦に突入するも決着は付かず、規定により引き分けに終わった。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(20)が開幕から好調だ。ここまで打率3割9分3厘は広島堂林に次いでリーグ2位。無安打に終わったのが4試合だけで、7月5日DeNA戦から11試合連続安打中。今日も安打を放ち、チームの白星に貢献できるか。
◆今季全試合に1番で出場していたヤクルト坂口智隆外野手(36)が、スタメンを外れた。「1番左翼手」で上田剛史外野手(31)が今季初めて名を連ねた。 青木宣親外野手(38)もスタメン外となった。18日の広島戦で左膝に死球を受け、途中交代していた。この日は、試合前の全体練習に参加。フリー打撃もこなしていた。「3番中堅手」で山崎晃大朗外野手(26)が入った。 山田哲人内野手(28)は、「2番二塁手」で2試合連続でスタメン出場。 高梨裕稔投手(29)と古賀優大捕手(21)の先発バッテリーとなった。
◆広島先発遠藤淳志投手が5回1失点の粘投も、今季2勝目はお預けとなった。 12日中日戦(ナゴヤドーム)で先発初勝利を挙げた右腕は「流れに乗って、自分の投球をしたい」と臨んだ。最速145キロの直球を軸に4回までゼロ封。5回1死一、三塁から村上の中犠飛で先制を許し、この回で降板した。チームは7回に1点を勝ち越すも、9回に登板した守護神菊池保が1点を守りきれなかった。延長戦の末、引き分けに終わった。
◆先発は広島遠藤、ヤクルト高梨。ヤクルトは3回、2死満塁のチャンスを作りながら得点を奪えず。両チームとも3回まで無得点。 ヤクルトは5回、1死一、三塁から村上の中犠飛で先制。6回には上田の右前適時打で2点目を奪った。広島は6回まで無得点。 広島は7回、松山、会沢の適時打で1点勝ち越し。ヤクルトは9回に代打青木が同点の中前適時打を放ち、延長戦に突入した。 ヤクルトは10回に2死満塁、広島は2死二、三塁の好機をつくるも、両チームとも得点できず。試合は引き分けに終わった。
◆ヤクルト川端慎吾内野手(32)が、今季初めてとなる守備に就いた。 3-3で迎えた延長10回、先頭で代打で出場。二ゴロに終わったが、その裏に一塁の守備に入った。 守備は、昨年7月31日DeNA戦(横浜)以来、約1年ぶり。 1月に痛みを抱えていた腰を手術し、春季キャンプには参加せずリハビリに専念。イースタン・リーグで実戦を積み、7日から1軍に昇格していた。
◆ヤクルトの先発高梨裕稔投手(29)は、6回0/3を被安打5の3失点で降板した。6回まで無失点に抑えていたが、今季2勝目は挙げられなかった。 3回までは広島打線を無安打。4回は2死一、三塁のピンチで広島松山をフルカウントからカーブで二ゴロに打ち取り、ガッツポーズを見せた。 打撃でも、3回に先頭で右前打を放ち、6回の第3打席には四球を選ぶなどチームに貢献した。 しかし7回、先頭堂林から3連打を許し降板した。「今日は調子はいい方ではなかったですが、何とか投げられていました。7回あの場面で粘れなかったのが全てです。また、この反省を次に生かしてしっかり調整したいです」とコメントした。
◆ヤクルト上田剛史外野手(31)が、追加点を挙げる適時打を放った。 1-0で迎えた6回2死一、二塁でカウント1-1から広島2番手ケムナの内角へのスライダーを右前へはじき返した。二塁走者のエスコバーが生還し、1点を追加した。 上田は、今季全試合に1番でスタメン出場していた坂口に代わり、今季初スタメン。1番でのスタメンは17年7月12日巨人戦(東京ドーム)以来、3年ぶり。5回の第2打席にも右前打を放っており「監督にチャンスをいただいて、3回出塁するようにと声を掛けていただいたので、あと1本打ちます」と予言した。
◆広島打線が執念を見せるも、引き分けに終わった。2点を追う7回に松山竜平外野手(34)の右翼線への同点適時打、会沢翼捕手(32)の中前適時打で一時勝ち越すも、9回に守護神の菊池保則投手(30)が1点を守りきれず、無念のドロー。ヤクルト戦は1勝1敗1分けに終わった。延長10回2死二、三塁のラストチャンスで、代打高橋大のバットが空を切った。マツダスタジアムにため息が広がった。先頭の菊池涼が左前打で出塁。1死から鈴木誠がつないだ。一打サヨナラの絶好機で、あと1本が出なかった。 1点に泣いた。9回に守護神の菊池保が登板。1死一、三塁から代打青木に痛恨の中前打を許し、勝ちが遠のいた。勝利まであと2死。1点のリードを守れず、延長戦に突入。流れを最後まで引き戻すことはできなかった。 終盤に打線が執念の攻撃をみせた。2点を追う7回、先頭の堂林が8試合連続ヒットとなる中前打で出塁。鈴木誠が左翼線への二塁打でチャンスメーク。無死二、三塁から、松山が高梨の内角低め変化球を右手1本で右翼線へ運ぶ2点適時二塁打で同点に追いついた。松山は「どんな球でも打ちにいくつもりでいきました。自分らしい良いヒットを打つことができました」。勢いは止まらなかった。長野の二塁ゴロで二塁走者の松山は三塁へ。会沢が高梨の初球、146キロを一振りで仕留めた。中前への勝ち越し打だ。「みんながつないでくれたので、ランナーをかえせて良かった」と振り返った。それでも勝利は巡ってこなかった。 2カードぶりのカード勝ち越しは持ち越し。借金は4のまま。佐々岡監督は9回について「あそこで逃げ切りたいという思いだった。僕が(菊池保)を信頼して出したということ」。今後の守護神について「そう簡単には変えられない」と話した。有観客が始まり、6試合で1勝止まり。「初めてファンが入って1つしか勝つことができなかった。申し訳ない」と監督は肩を落とした。【古財稜明】
◆ヤクルトがベンチスタートの主力の一打で、引き分けに持ち込んだ。 1点を追う9回、高津臣吾監督は代打攻勢。今季初ベンチスタートの坂口智隆外野手が中前打。続く代打荒木貴裕内野手が、1球で犠打を決めた。1死一、三塁で、18日に左膝に死球を受けスタメンを外れた青木宣親外野手が中前打を放ち同点。今季代打で3打数3安打のキャプテンが、勝負強さを見せた。 指揮官は「青木、坂口がしっかり準備をして、負けそうなゲームを拾ったのはさすが。あの場面まで残しておいて良かった」と話した。
◆ヤクルト・青木宣親外野手(36)が18日、広島4回戦(マツダ)で死球を受けて途中交代した。 六回の打席で、スコットの変化球が左ひざ付近を直撃。その場に倒れ込み、直後に代走を送られた。今後について、高津監督は「ちょっと分からない。明日(19日)の状態を見てから判断します」と話した。
◆広島が19日、ヤクルト戦(マツダ)のスタメンを発表し、新助っ人、ホセ・ピレラ外野手(30)=前フィリーズ=が2試合連続でスタメンを外れた。 ベネズエラ出身の右打者について、前日18日の試合後、佐々岡監督は「連戦が続いていたのでリフレッシュ。またあした(19日)に考える」と語っていた。代わって、長野が「6番・左翼」でスタメン出場する。
◆広島・菊池保則投手(30)が19日、ヤクルト戦(マツダ)の3-2の九回に登板したが痛恨のセーブ失敗となった。 先頭の代打・坂口に中前打を浴びると、代打・荒木の送りバント、上田の左前打で1死一、三塁のピンチを招いた。ここで代打・青木を打席に迎え、4球目の直球を中前へ弾き返され、追いつかれた。 2018年に楽天からトレードで加入した右腕はスコット(前オリオールズ)に代わって抑えに抜てきされた。8日のDeNA戦(マツダ)でプロ13年目で初セーブを挙げたが、3度目のセーブシチュエーションで役割を果たせなかった。
◆両チームともに終盤のチャンスを生かし切れず、約4時間にわたる一戦は引き分けとなった。 広島・遠藤、ヤクルト・高梨の投げ合いとなった。試合が動いたのは五回、ヤクは1死一、三塁の場面で村上が中犠飛を放ち1点を先制した。続く六回には2死一、二塁で上田が広島の2番手・ケムナから中前適時打を放って2-0とし、試合の主導権を握った。 高梨は六回まで広島打線を2安打無失点と好投していたが、七回に捕まった。広島はこの回、先頭打者の堂林が中前打を打つと、鈴木誠の左翼線二塁打で無死二、三塁。続く松山が右翼線への2点適時二塁打を放って同点に追いついた。ここで高梨はノックアウト。長野は二ゴロに倒れたが、会沢がヤクルト2番手・梅野の初球をセンターにはじき返して、3-2と逆転に成功した。 ヤクルトもこのままでは終わらず、九回1死二、三塁で代打・青木が中前適時打を放って同点。1死満塁となるも、村上が捕ゴロ併殺打で1点止まりだった。 延長では十回、ヤクルトが2死満塁の場面を作るも上田が空振り三振。広島もその裏、2死二、三塁で高橋大が空振り三振。ともにチャンスを生かし切れなかった。
◆広島は、1点リードを九回に追い付かれ、延長十回の2死二、三塁では、代打・高橋大が石山の変化球に空振り三振。本拠地での有観客開幕6連戦が1勝4敗1分けに終わり、佐々岡監督は「地元でファンが入った中で一つしか勝てなかった。申し訳ない」と懺悔した。 首位の巨人がDeNAに勝利し、ゲーム差は今季最大の6・5に。過去9度のリーグ優勝で最大の逆転優勝は指揮官が現役2年目の1991年で当時首位の中日との差は7・5ゲーム。デッドラインは近づいている。
◆執念の同点劇で引き分けた。九回に代打攻勢で追いつき、ヤクルト・高津臣吾監督(51)は「青木や坂口が後からのスタートでも、しっかりと準備をしてくれた。負けそうなゲームを彼らで拾ったというのは、さすがだなと。残しておいて良かったと思いました」と冷静に振り返った。 1点を追う九回だ。代打・坂口の安打をきっかけに1死一、三塁から、前日18日に左膝に死球を受け、先発を外れた青木が中前適時打を放った。続く九回1死満塁で村上が捕ゴロ併殺。十回2死満塁も無得点とあと1点が遠かったが、価値ある引き分けだった。 長期遠征は6勝3敗2分け。故郷広島での初采配を終えた指揮官は「まさか、監督として帰ってくるとは思わなかった。たくさんの思い出がある街。次回はもっとしっかりとした野球ができたらなと思う」と結んだ。(長崎右)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
16 | 7 | 1 | 0.696 (↑0.014) | - (-) |
96 | 129 (+5) | 76 (+3) | 31 (+2) | 17 (+1) |
0.268 (↑0.004) | 3.140 (↑0.01) |
2 (-) |
ヤクルト |
13 | 10 | 2 | 0.565 (-) | 3 (↓0.5) |
95 | 122 (+3) | 124 (+3) | 21 (-) | 19 (+1) |
0.262 (↑0.004) | 4.580 (↑0.09) |
3 (1↑) |
阪神 |
12 | 12 | 0 | 0.500 (↑0.022) | 4.5 (-) |
96 | 90 (+11) | 104 (+3) | 24 (-) | 15 (-) |
0.248 (↑0.007) | 4.130 (↑0.1) |
4 (1↓) |
DeNA |
12 | 14 | 0 | 0.462 (↓0.018) | 5.5 (↓1) |
94 | 103 (+3) | 95 (+5) | 22 (+1) | 4 (-) |
0.277 (-) | 3.620 (↓0.06) |
5 (-) |
広島 |
9 | 13 | 2 | 0.409 (-) | 6.5 (↓0.5) |
96 | 115 (+3) | 116 (+3) | 24 (-) | 11 (-) |
0.289 (↓0.001) | 4.510 (↑0.09) |
6 (-) |
中日 |
10 | 16 | 1 | 0.385 (↓0.015) | 7.5 (↓1) |
93 | 93 (+3) | 137 (+11) | 15 (+1) | 5 (-) |
0.255 (↓0.002) | 4.730 (↓0.11) |
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