1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 | 0 |
日本ハム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 1 | 1 |
勝利投手:岩下 大輝(3勝0敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝1敗7S)) 敗戦投手:バーヘイゲン(1勝1敗0S) 本塁打 |
日本ハム戦チケット予約 | ロッテ戦チケット予約 |
◆ロッテが逆転勝利。ロッテは2点を追う5回表、マーティンと菅野の適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。続く6回には、1死一二塁から相手失策の間に1点を追加した。投げては、先発・岩下が5回2失点で今季3勝目。敗れた日本ハムは、中盤の好機であと1本が出なかった。
◆日本ハム先発のドリュー・バーヘイゲン投手(29)が中盤に乱れた。 4回までロッテ打線を3安打に抑え好投をみせていたが、5回2死から反撃を許した。 藤岡、柿沼に連打され、続く荻野に四球と、2死満塁のピンチから、マーティンに同点の2点適時打を献上。なお一、三塁から菅野に左前へ適時打を打たれ逆転を許した。 6回のマウンドにも上がったが、1死から中村奨に中前打を許したところで降板。今季4度目の先発で最多となる95球を投じたが、8安打4失点(自責3)と苦い結果に終わった。 今季2度目の本拠地で、来日して初めて地元ファンの前での登板を振り返り「立ち上がりから調子良く4イニング目まで投げることができていましたが、打ち取ったつもりの当たりから連打を浴びてしまったところで、自分のリズムを崩されてしまったことが失点につながってしまいました。先発としての役目を果たすことができず、とても悔しい気持ちです」と話した。
◆日本ハムは1回ビヤヌエバの2点適時打で先制。先発バーヘイゲンはロッテ打線に対し、3回まで2安打無失点。 ロッテは5回マーティンの適時打で同点、菅野の適時打で逆転した。6回にも1点追加。日本ハムは6回清宮の1発で1点返した。 ロッテが1点差を逃げ切って勝利。岩下は3勝目。日本ハムは終盤にチャンスをつくるも追いつけず。再び借金を6とした。 ロッテ益田が7セーブ目、日本ハム・バーヘイゲンが1敗目。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(21)の奮起の1発も勝利には結びつかなかった。 6回、ロッテ石崎の3球目をうまくさばいて右越えの3号ソロ。7月の本塁打は中田、ビヤヌエバらを差し置いてチームトップの3本目となった。この日は2安打2四球と全打席で出塁するなど結果を残した。結局1点及ばず開幕カード以来の連勝を逃し、再び単独最下位となったが、諦めずに追い上げを図っていく。精いっぱい、嫌な流れを振り払った。2点を追う6回の先頭。清宮が、高々と放物線を描いた。カウント1-1からの3球目。内角への直球系143キロをさばき、右翼席に放り込んだ。3号ソロ。「先頭だったので(塁に)出ることを最優先にって感じでした」。直前には守備の乱れで失点していた。チーム、ファンの気持ちをつなぐ一撃で1点差に迫ったが、追い上げはここまでだった。 夏本番に向けて、調子を上げてきた。今季1号を含め、7月は計3本塁打をマーク。本塁打数チームトップの中田やビヤヌエバを差し置き、最多に立った。この日は11日オリックス戦での代打本塁打以来、3試合ぶりの1発。「まだまだ、だと思います。全然いいと言える、技術もまだ備えていないですし、まだまだだと思います」と勝利にはつながらなかった分、現状には満足していない。 2試合ぶりのスタメン。必死のチャンスメークに徹した。2打数2安打2四球で、全4打席出塁。「勝つためにっていうところで全部出られたのは良かった。今日とかも指名打者でしたし、そういうところでしか貢献できないので。しっかり塁に出ることを念頭にやりたいと思います」と役目を全うしていく。 栗山監督は「求めていることは高い」と、さらにハッパをかけた。「いろいろ取り組んでいることが、ああいう形になることがすごく大事。まだまだ彼の持っているものは、こんなものじゃない」。厳しいチーム状況に置かれても、反攻の芽を強く伸ばしていく。【田中彩友美】
◆日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)が大きな仕事を果たした。 1回2死二、三塁と先制のチャンスで、ロッテ先発岩下の4球目、外寄りの球を左前へと運ぶ2点適時打で先制点をもたらした。「前のバッターがいい形でチャンスをつくってくれたので、なんとしてもランナーを返したいという気持ちでした。初回からピッチャーに援護点を与えることができてよかったです」。 前日15日の試合では第1打席に本拠地初安打、第3打席には本拠地で初の1発となる2号ソロを放つなど勝利に貢献。この日も存在感を発揮した。
◆ロッテ岩下大輝投手(23)が今季負けなしの3勝目を挙げ、チームの勝ち頭に立った。「初回はフォークボールを振ってもらえず、苦しい投球が続きましたが、そこから粘っていけたのは良かったかなと思います」と5回2失点の投球を振り返った。 制球力に課題があり、開幕直前にようやく先発ローテーションの6枚目に滑り込んだ。それが今季ここまで打者65人に対し、与四死球はわずかに4つ。ストライク先行の投球が、白星につながっている。日本ハム中田を直球で押し込むなど、持ち前の球威も健在だ。 一方で、この日は3ボールになった場面が8度。そのうち、安打や四球で出塁を許したのが5度あり、球数も5回104球と多めだった。今季はまだ6回を投げ切れておらず、期待の右腕には今後、さらなる高いレベルが求められる。【金子真仁】
◆日本ハムは再び単独最下位となった。初回に2点先制も、4回無死一、二塁の好機を生かせないなど追加点を奪えない嫌な流れで5回に逆転を許した。 6回には適時失策も飛び出し、悔しい1点差負けで借金は「6」に。栗山監督は「まだまだ、やらなければいけないことが、いっぱいある。みんなでできるように、頑張ります」と話した。
◆ロッテ菅野剛士外野手(27)が、貴重な勝ち越し打で逆転勝利に導いた。 5回2死、下位打線が連打でチャンスを作り、マーティンが同点適時打を放った。「マーティンがいいところで同点にしてくれたので、次は自分がと。感触も良かったですし、いいところに飛んでくれました」とスライダーを左前に流し、三塁走者荻野をホームに呼び込んだ。 3番打者に固定され、6試合目になる。規定打席到達はまだ遠いが、打率3割9分1厘、出塁率5割と「今は3番を任されているので、まっとうしたい」との思いを体現している。 4回無死二塁での食らいついた一ゴロも、進塁打になった。井口監督も「本当にいい形で打撃をできている。いい仕事をしてくれている」と高く評価。故障で戦線離脱中の福田秀もやがて戻ってくる中で、菅野が1軍に欠かせない存在になってきた。
◆ロッテの下位打線にようやく快音が連なった。5回2死、8番藤岡が安打で出塁。9番柿沼は追い込まれて、結果的にランエンドヒットの形に。センター前へ落とした。四球で満塁としマーティン、菅野の連続適時打で逆転に成功。井口監督も「2死からいい形でつながった」と喜んだ。 9番を任される藤岡が、相手との兼ね合いで今季初めて8番で起用された。その微調整が奏功した。藤岡は試合前まで打率1割7分7厘、柿沼は同1割6分7厘。7番安田も合わせると下位打線の3人が1割台で、井口監督も「上がってきていない選手もいる」と課題に挙げていた。 下位打線の連打は、6月28日のオリックス戦以来、実に14試合ぶり。ここが機能すれば、上位打線は頼もしい。直近5試合で放った38安打のうち、55%にあたる21本が荻野、マーティン、菅野の1~3番によるものだった。マーティンの2点適時打に続いた菅野は「マーティンがつないでくれたので、一気にいきたいと思っていました」としっかり逆転打を放った。 ここまでの13勝で、最大得点差は5点。2点差以内の勝利が9試合を数え、1点の価値が大きい。調子を落としているレアード、井上、中村奨の4~6番に当たりが戻れば、得点力は安定してくる。【金子真仁】
◆日本ハムは再び単独最下位となった。悔しい1点差負けで借金は6。栗山英樹監督のコメント。 「まだまだ、やらなければいけないことが、いっぱいある。みんなでできるように、頑張ります」
◆日本ハム・栗山英樹監督(59)が16日、ロッテ3回戦(札幌)の試合前、先発する新外国人のドリュー・バーヘイゲン投手(29)について「ボールの強さがベースなのでね。そこはうまくね」と好投に期待した。 バーヘイゲンは試合前の時点で、3試合に先発して1勝(0敗)。6月25日の楽天3回戦(楽天生命パーク)で6回を3安打2失点と好投し、初登板で初勝利を挙げた。日本ハムは15日のロッテ2回戦(札幌)で逆転勝ちし、連敗を4で止めて最下位から5位タイに。198センチの長身右腕が、150キロ台の速球を武器に連勝を目指す。
◆日本ハムのビヤヌエバが0-0の一回2死二、三塁で2点適時打を放ち、2試合連続で打点をマークした。2ボール1ストライクからの4球目、岩下の外寄りの速球を左前に運び「前の打者がいい形でチャンスをつくってくれたので、何としても走者をかえしたいという気持ちだった」と喜んだ。 今季、巨人から加入。5月に虫垂炎の手術を受けて出遅れたが、今月7日に初出場すると前日15日に本拠地初本塁打を放つなど状態は上向きつつある。
◆ロッテは0-2の五回にマーティンの2点適時打と菅野の適時打で3点を奪い逆転し、六回に失策で加点した。岩下は5回を7安打2失点で粘り開幕3連勝。益田が7セーブ目。日本ハムは再三の好機を生かせず単独最下位に転落した。
◆日本ハムのバーヘイゲンは六回途中まで8安打4失点で来日初黒星を喫した。150キロを超えるツーシームを軸に四回までは得点を許さなかったが、2-0の五回に勝利投手の権利まであと1死としながら失点を重ねた。「打ち取ったつもりの打球から連打を浴び、リズムを崩されてしまった」と肩を落とした。 6月25日に来日初登板で勝利を挙げた後は、3試合連続で白星から遠ざかっている。「先発としての役目を果たせず、とても悔しい」と顔をしかめた。
◆菅野が2-2の五回2死一、三塁で勝ち越しの適時打。前打者マーティンの2点打に続き、バーヘイゲンのスライダーを逆方向の左前へしぶとく落とし「マーティンがつないでくれたので、一気にいきたかった」と喜んだ。一回には左前打を放ち、2試合ぶりの複数安打。10日の西武戦から3番で先発起用され、6試合のうち5試合で安打を放ち4試合で複数安打をマークした。
◆オリックスと同率の5位から一日で再び単独最下位。先発のバーヘイゲンが2-0の五回2死から4安打1四球で逆転された。六回に1点差に迫る右越え3号ソロを放った清宮は「先頭だったんで(塁に)出ることを最優先に」と一撃を振り返った。7月に入って3本塁打。2安打2四球で全打席出塁だったが、逆転負けを喫して素直に喜べなかった。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
15 | 8 | 0 | 0.652 (↑0.016) | - (-) |
97 | 141 (+7) | 78 (+4) | 22 (+1) | 20 (+1) |
0.279 (↑0.001) | 3.160 (↑0.06) |
2 (-) |
ロッテ |
13 | 10 | 0 | 0.565 (↑0.02) | 2 (-) |
97 | 96 (+4) | 103 (+3) | 20 (-) | 24 (+2) |
0.236 (↑0.003) | 4.370 (↑0.07) |
3 (1↓) |
ソフトバンク |
12 | 11 | 1 | 0.522 (↓0.023) | 3 (↓1) |
96 | 112 (+3) | 103 (+4) | 29 (-) | 15 (+1) |
0.250 (↑0.002) | 4.150 (↓0.02) |
4 (-) |
西武 |
10 | 11 | 1 | 0.476 (↓0.024) | 4 (↓1) |
98 | 100 (+4) | 116 (+7) | 19 (-) | 14 (-) |
0.239 (↑0.001) | 4.850 (↓0.13) |
5 (-) |
ORIX |
9 | 13 | 2 | 0.409 (↑0.028) | 5.5 (-) |
96 | 88 (+4) | 108 (+3) | 22 (+2) | 23 (+2) |
0.239 (↑0.002) | 4.100 (↑0.05) |
6 (1↓) |
日本ハム |
8 | 14 | 2 | 0.364 (↓0.017) | 6.5 (↓1) |
96 | 87 (+3) | 116 (+4) | 20 (+1) | 18 (+1) |
0.216 (↑0.002) | 4.340 (↑0.06) |
コメント