ロッテ(☆6対4★)西武 =リーグ戦4回戦(2020.07.11)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:種市 篤暉(1勝1敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝1敗5S))
敗戦投手:松本 直晃(0勝2敗0S)

本塁打
【西武】鈴木 将平(1号・3回表ソロ)
【ロッテ】菅野 剛士(1号・1回裏2ラン),井上 晴哉(4号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆ロッテは初回、菅野と井上が2ランを放ち、幸先良く4点を先制する。5-2で迎えた4回裏には、菅野の適時打が飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・種市が6回3失点10奪三振の好投で今季初勝利。敗れた西武は、先発・松本が試合をつくれなかった。

◆ロッテ種市篤暉投手(21)は打線の援護がなく、3試合で0勝1敗。今季の援護点は6月20日1点、同27日1点、7月4日1点と、種市登板時のロッテ打線は合計21イニング攻撃して3点だけ。今日は打線の援護があるか。

◆ロッテ荻野貴司外野手が5点目を追加した。 4点リードの2回1死二塁、1ボールから西武松本の低め129キロを中前に転がした。「打ったボールは分かりません。今日は何としても勝ちたいので、追加点が取れて良かったです」とコメント。 荻野は敵失で出塁した初回に二盗を成功させ、先制のホームを踏んでいる。

◆ロッテ井上晴哉内野手が2日連続本塁打となる4号2ランを放った。 菅野の先制2ランから四球を挟んだ1回1死一塁。2ボールからの3球目、西武松本の低め直球を左翼席へ。初回から4点を先行し「打ったのは真っすぐです。昨日に引き続き、温かい声援、拍手ありがとうございます。ごっちゃし!」とコメントした。

◆「1番中堅」でスタメン出場した西武鈴木将平外野手(22)がプロ1号アーチを放った。 3回1死、カウント2-2からロッテ種市の144キロ直球を右翼席へ運んだ。 鈴木は「打ったのは真っすぐです。感触は良かったです。高く上がりましたし、風もあるので(入るか)どうかなという感じでした。1番で起用していただいていますし(何とか結果を出そうと)いいスイングができていると思います。結果も大事ですが、内容にこだわって勝負していきたいです!」と話した。

◆ロッテ種市篤暉投手が6回7安打3失点で、勝利投手の権利を得てベンチに下がった。 10メートルを超える強風の中、得意のフォークに直球がさえ、2四球と2死球を与えたが、10個の三振を奪った。130球を投げ「球数が多くなってしまいましたが、6回まで投げられたことはよかった点だと思います。前回は三振を全然取れませんでしたが、今日はストレートで三振を取れていたのがよかったです」と振り返った。 種市は前週まで3試合を投げて0勝1敗。6回1失点、7回1失点などゲームをつくりながら援護に恵まれず、まだ白星がついていない。

◆ロッテ菅野剛士外野手が先制の今季1号2ランを放った。 2日連続3番左翼で先発出場。1回1死二塁で、西武松本の直球を右翼スタンド中段へ運んだ。昨年6月21日以来、約1年ぶりの本塁打で「しっかり捉えることができました。スタメンで使っていただいてるので、1打席目から結果を残すことができて良かったです」と振り返った。 4回2死二塁でも内角直球をさばいて右翼ライン際への適時打とし、1試合3打点目。「チャンスだったので積極的にいきました。追加点がほしかった」と話した。

◆ロッテは1回、菅野が1号2ラン。井上も4号2ラン。2回にも1点追加した。西武は3回、鈴木の1号ソロなどで2点。 ロッテが4回に菅野の適時打で1点。西武も6回、鈴木の適時打で1点。西武松本が4回6失点、ロッテ種市が6回3失点で降板。 ロッテが逃げ切り、連敗を2で止めて2位を守った。種市が登板4試合目で今季初勝利。西武は2点差に迫るも、3連勝ならず。松本2敗目。

◆ロッテ石崎剛投手がジャクソンの穴を埋めた。 8回を任せていた助っ人が9日に退団後、初めての勝ちゲーム。勝利の方程式の組み直しを余儀なくされている。 7回にハーマンが西武外崎、山川、森を3人でピシャリ。石崎は先頭栗山に長打を許したが、最少失点でこらえた。起用はまだ流動的で、井口監督は「主軸だったので(7回を)ハーマンにいってもらいましたし、逆のパターンも考えられる。7回、8回は何人つぎ込んでも、抑えられるようにやっていけたら」と話した。

◆西武先発の2年目松本航投手が期待を裏切った。 先頭打者を三失で生かしてしまう不運もあったが、菅野、井上に2ランを打たれ、初回にいきなり4失点。4回6失点で2敗目を喫した。3四球と制球も乱れ「ボールが先行してリズムよく投げることができませんでした。(ZOZOマリンの強風は)全員同じ条件でやっていますし、その中でも自分の投球をしなくては」と反省した。

◆敗戦の中、4年目の西武鈴木将平外野手(22)がキラリと光った。「1打席目(二ゴロ)は当てた感じになってしまったので、しっかり振り抜こうと思った。うまく反応できた」。3回の第2打席でロッテ種市の144キロ直球をジャストミート。プロ初アーチを右翼席へ運んだ。「センターの守備につく時、拍手で迎えてくれた。ファンの前で打てて良かったです」。詰めかけた観客に感謝した。 自主トレをともにし、尊敬するレッズ秋山翔吾外野手と同じ「1番中堅」。6回には中前適時打も放った。後継者として期待は高まるが「今すぐになれるような方ではない。自分らしくできたらいい」。本塁打を打ったらやろうと考えていた、秋山と同じ"トゥース"ポーズも「そこまで余裕がなくて。迷ったけどやめました(笑い)」という。 手元に届いた記念のボールについて「持っていてもしょうがないので親に渡そうと思います」と言い、本塁打へのこだわりもないという。ただ「本塁打が打てるバッターはヒットゾーンが広がるし、相手にも警戒される。これからも打てるバッターになりたい」。3拍子そろい、なおかつ長打もある強打者像を追い求める。【千葉修宏】

◆ロッテ菅野剛士外野手が今季1号を含む2安打3打点と奮起した。 2試合連続3番で先発出場し、1回に右越え先制2ラン。4回も右翼線へ適時打を放った。スタメン起用された前日10日から有観客になり「ちょうどいいタイミングで、応援してくださって、どうにか貢献できるようにと思った。外野にいて(応援が)静かな分、お客さんがプレーをよく見てるなという感じがします」と話した。

◆敗戦の中、4年目の西武鈴木将平外野手(22)がキラリと光った。「1打席目(二ゴロ)は当てた感じになってしまったので、しっかり振り抜こうと思った。うまく反応できた」。3回の第2打席でロッテ種市の144キロ直球をジャストミート。プロ初アーチを右翼席へ運んだ。西武辻発彦監督(プロ初本塁打の鈴木について)「もともと思い切りのあるバッターで、どんな球でも初球から振れるのがいいところ。場面によって、追い込まれたらちょっと当てにいったり、小さくなるところがあるので、当てにいくのはやめなさいと言っている」。

◆シャイボーイが4929人の前で胸を張った。ロッテ種市篤暉投手(21)が6回3失点、130球の熱投で待望の今季初勝利を挙げた。「厳しいピッチングでしたけど、何とか粘れて良かったです!」。"満員"のスタンドから惜しみない拍手が送られた。 秒速10メートル超の浜風を味方につけた。前回ZOZOマリンで投げた6月27日オリックス戦では、3者連続三振をすべてフォークで奪った。一転して直球攻め。序盤、速球がシュート回転したのを逆手に取った。「風のおかげで真っすぐが伸びた。左打者の外角は気持ち、中に入れるイメージで投げてました」。10三振中、8個を直球で積み上げた。 ようやく援護に恵まれた。前週まで3戦0勝1敗。登板時の味方の得点はいずれも1点で、白星が付かなかった。2点リードの9回は「そわそわ」した。そんな空気も楽しんだ。鳴り物応援がなく、最後の打者・西武山川の打席で手拍子が響いた。ベンチでハーマンと「メジャーみたい」と話しながら見守った。 種市は選手名鑑の「苦手なもの」欄に「ヒーローインタビュー」と書いている。入団2年目までは話す時も小声でぼそぼそ。きれいな青森イントネーションだった。それが今季初の有観客お立ち台を引き当て、堂々とマイクを握り、「三振を2ケタに乗せたかった」と言って笑顔になった。 チームの連敗を2で止め、0・5ゲーム差だった西武から2位を死守した。まだ人の目を見て話すのはそんなに得意じゃない。どこか初々しい雰囲気も残している。だが井口監督に「うちのエース格」と言わしめた背番号16は、少しずつ、頼れる種市先輩に進化している。【鎌田良美】

◆シャイボーイが4929人の前で胸を張った。ロッテ種市篤暉投手(21)が6回3失点、130球の熱投で待望の今季初勝利を挙げた。「厳しいピッチングでしたけど、何とか粘れて良かったです!」。"満員"のスタンドから惜しみない拍手が送られた。 秒速10メートル超の浜風を味方につけた。前回ZOZOマリンで投げた6月27日オリックス戦では、3者連続三振をすべてフォークで奪った。一転して直球攻め。序盤、速球がシュート回転したのを逆手に取った。「風のおかげで真っすぐが伸びた。左打者の外角は気持ち、中に入れるイメージで投げてました」。10三振中、8個を直球で積み上げた。 ようやく援護に恵まれた。前週まで3戦0勝1敗。登板時の味方の得点はいずれも1点で、白星が付かなかった。2点リードの9回は「そわそわ」した。そんな空気も楽しんだ。鳴り物応援がなく、最後の打者・西武山川の打席で手拍子が響いた。ベンチでハーマンと「メジャーみたい」と話しながら見守った。 種市は選手名鑑の「苦手なもの」欄に「ヒーローインタビュー」と書いている。入団2年目までは話す時も小声でぼそぼそ。きれいな青森イントネーションだった。それが今季初の有観客お立ち台を引き当て、堂々とマイクを握り、「三振を2ケタに乗せたかった」と言って笑顔になった。 チームの連敗を2で止め、0・5ゲーム差だった西武から2位を死守した。まだ人の目を見て話すのはそんなに得意じゃない。どこか初々しい雰囲気も残している。だが井口監督に「うちのエース格」と言わしめた背番号16は、少しずつ、頼れる種市先輩に進化している。【鎌田良美】

◆絶好調のロッテ・井上晴哉内野手(31)が11日、本拠地で行われた西武戦(ZOZOマリン)の一回に2試合連続アーチとなる4号2ランを放った。  「3番・菅野」の1号2ランで2点を先制したロッテ。後続・レアードが四球で出塁し、1死一塁の場面で打席に入った井上。相手先発・松本の甘いコースに来た3球目真っすぐを捕らえた打球は、左中間席に吸い込まれた。  「打ったのは真っすぐです。昨日に引き続き温かい声援、拍手ありがとうございます。ごっちゃし!」  ロッテは初回から2本のホームランで4点を加え、幸先のいいスタートを切った。

◆ロッテが逃げ切った。一回に菅野と井上の2ランで4点を先制。二回に荻野、四回には菅野の適時打で加点した。種市が6回3失点で今季初勝利を挙げ、益田が5セーブ目。西武は松本が序盤に崩れ、打線の反撃も及ばなかった。

◆西武の松本は序盤の失点が痛かった。一回、味方の失策から1死二塁のピンチを招き、菅野に速球を右越えへ運ばれ2点を先制された。さらに四球を与えた後に井上にも2ランを浴びるなど制球が甘く4回6失点。2敗目を喫し「ボールが先行してリズム良く投げることができなかった」とうなだれた。  今季4度目の登板でも1勝目を挙げられなかった。辻監督は「腕を振って、打者に向かっていくというところが感じられない」と苦言を呈した。

◆西武の鈴木が4年目でプロ初本塁打を放った。0-5の三回に種市の高め直球をきっちり捉えて右中間席へ運んだ。記念球は手元に戻ってきたそうで「持っていても仕方ないので、親に渡そうと思う」と笑った。  六回にも適時打を放ち、2安打2打点と奮闘。2試合連続で「1番・中堅」を務め、複数安打をマークした。打率3割3分3厘とバットでレギュラー獲得へアピールを続けており「結果も大事だけど、内容にこだわって勝負していきたい」と言葉に力を込めた。

◆ロッテの種市が開幕から4戦目で今季初勝利を挙げた。7安打を浴びるなど130球を要しながらも6回3失点でしのいだ。「声援が後押しになった。6回まで投げられたことは良かった点だと思う。やっと1勝できた。このまま連勝できるように頑張っていきたい」と白い歯を見せた。  強風の影響で直球が伸びながらシュートしていたという。四回の3三振を含め10三振を奪った。「どんどん思い切って腕を振ろうと投げていけたので三振が取れたのかな」と分析した。

◆ロッテ・種市篤暉投手(21)が開幕から4戦目で、今季初勝利を挙げた。プロ4年目で自己最多となる130球の熱投。7安打を浴びたが、6回を投げ10三振を奪うなど、3失点でチームの危機を救った。  「やっと1勝できた。やっぱりお客さん入った方が気持ちも入るし、ピンチの場面でも声援してくれるので、それが後押しになった」  本拠地に集まった観客4929人の前で、ギアを上げたのは六回だ。2死一、三塁。源田を142キロの直球で空振り三振に仕留めると、マウンドでほえた。ファンから喝采を送られ「拍手してもらって、すごい気持ちよかった」。感謝の言葉を口にした。  青森・八戸工大一高出身。新型コロナウイルス感染拡大によるチームの活動休止期間中は、本を読みあさった。一日1冊のペースで読む時期もあったという。栄養学やサプリメントに関する知識だけでなく、ビジネス書『ムダとり時間術』(井上裕之、ビジネス社)を読んで「時間の使い方の大切さを知りました」。練習でも効率化を図り、飛躍につなげようとしている。  チームは3位・西武との差を再び1・5ゲームに広げた。投手陣では退団したジャクソンが10日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕され、同日の西武戦は救援陣が崩れた。いわゆる"ジャクソンショック"の中で、21歳右腕の投球がチームに勇気を与えた。  昨季、チーム最多タイの8勝をマークした種市に、井口監督は「うちのエース格」と期待を寄せる。有観客のZOZOマリンスタジアムで、種市が真価を発揮した。(石井孝尚)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1370 0.650
(↓0.034)
-
(-)
100122
(+4)
68
(+8)
19
(+1)
19
(-)
0.284
(↓0.004)
3.220
(↓0.22)
2
(-)
ロッテ
1180 0.579
(↑0.023)
1.5
(↑1)
10178
(+6)
84
(+4)
18
(+2)
19
(+2)
0.230
(-)
4.370
(↑0.03)
3
(-)
西武
991 0.500
(↓0.029)
3
(-)
10188
(+4)
93
(+6)
17
(+1)
14
(+1)
0.239
(-)
4.340
(↓0.06)
4
(-)
ソフトバンク
9101 0.474
(↑0.03)
3.5
(↑1)
10086
(+8)
95
(+4)
25
(+1)
13
(+1)
0.234
(↑0.003)
4.560
(↑0.03)
5
(-)
日本ハム
7112 0.389
(↓0.023)
5
(-)
10075
(+3)
101
(+5)
18
(+1)
10
(+1)
0.214
(-)
4.640
(↓0.05)
5
(1↑)
ORIX
7112 0.389
(↑0.036)
5
(↑1)
10079
(+5)
87
(+3)
19
(-)
18
(+1)
0.244
(↑0.002)
3.920
(↑0.04)