広島(☆6対3★)DeNA =リーグ戦4回戦(2020.07.08)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:塹江 敦哉(1勝0敗0S)
(セーブ:菊池 保則(0勝0敗1S))
敗戦投手:パットン(2勝1敗0S)

本塁打
【広島】堂林 翔太(3号・8回裏満塁)

  DAZN
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◆広島は同点で迎えた6回裏、松山の適時打で勝ち越しに成功する。直後に逆転を許すも、8回に堂林のグランドスラムが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、好救援を見せた2番手・塹江がうれしいプロ初勝利。敗れたDeNAは、4番手・パットンが痛恨の一発を浴びた。

◆広島堂林翔太内野手(28)がスタメン起用に応える貴重な同点タイムリーを放った。 これまで一塁、左翼で出場していたが、今季初めて三塁で先発出場。1点を追う3回1死満塁で浜口の低め141キロ直球を捉え、左前に運ぶ適時打を放った。「チャンスだったので、まず1点取ることが出来て良かったです」。これで8試合連続ヒット。プロ11年目の躍進が止まらない。

◆先発は広島K・ジョンソン、DeNA浜口。DeNAは初回、内野ゴロの間に先制。広島は3回、堂林の左前適時打で同点。 広島は同点の6回、松山の左前適時打で1点勝ち越し。10四死球の先発浜口は6回途中2失点で降板。DeNAは2回以降無得点。 広島は8回に堂林の3号満塁本塁打で逆転。菊池保がプロ初セーブで連敗を「4」で止めた。DeNAはパットンが今季初黒星。

◆DeNAスペンサー・パットン投手が満塁本塁打を浴び、逆転負けを喫した。 先発浜口から三嶋、エスコバーと勝ちパターン継投へ。1点リードの8回から登板した右腕が、1死満塁で堂林にバックスクリーンへ運ばれた。ロペスをベンチ外とし、エスコバーとパットンの中継ぎ2人がベンチ入り。万全の継投も実らなかったが、ラミレス監督は「堂林は甘い球を逃さず打った。どんな投手も打たれることはある」と責めなかった。

◆広島の高卒6年目塹江敦哉投手がプロ初勝利を手にした。 2-3の8回に登板。最速153キロの直球とスライダーを武器に、梶谷、ソト、オースティンを凡退。その後に打線が逆転し「6年かかってやっとチャンスが巡ってきた」と喜んだ。 プロ初セーブを挙げた菊池保から記念球を受け取り「ヤス(菊池保)さんに半分個にしましょうと言ったんですけど『いいよあげるよ』と言われて、もらえました」と笑った。

◆プロ13年目の広島菊池保則投手が初セーブを手にした。 堂林の満塁弾で逆転した直後の9回に1軍では初めて守護神として登板。先頭から連続四球でピンチを招くも、後続を仕留めて無失点で締めた。「なるべく普段通りでいこうと思ったんですが、少し力んだ部分はありました。ゼロに抑えられたのはよかった」。佐々岡監督は「初めてでしたし、難しかったと思う。次は落ち着いてやってくれるでしょう」と目を細めた。

◆広島・堂林翔太内野手(28)が8日、DeNA4回戦(マツダ)に「7番・三塁」でスタメン出場を飾った。  試合前の時点で打率・395をマークしている鯉のプリンスは、前日7日の取材で「チャンスだと思う。去年、1年間やっているのでブランクはない。ここの球場は特別難しいが、ひとつひとつのプレーをシンプルにしたい」と三塁への意気込みを語っていた。  三塁でのスタメン出場は昨年9月16日のヤクルト戦(マツダ)以来296日ぶり。本職の一塁は松山、左翼はピレラがいるため、佐々岡監督は三塁再コンバートを決断した。

◆DeNA・浜口遥大投手(25)が8日、広島4回戦(マツダ)に先発。六回途中120球、6安打2失点。自己ワーストの10四死球を与えて降板した。一回から毎回四球で走者を背負う展開。特に4番・鈴木誠に対しては3打席連続四球を与えた。五回まで98球を要しながらも粘り1失点。しかし、六回1死一、二塁から松山に勝ち越しの左前適時打を浴びて、無念の降板が告げられた。

◆広島・松山竜平外野手(34)が8日、DeNA4回戦(マツダ)に「5番・一塁」で先発出場し、六回に勝ち越しのタイムリーを放った。  「追い込まれていたので何とか食らいついていきました」  1-1の六回1死一、三塁で先発・浜口のチェンジアップをうまく左翼へ運び、三走・西川を招き入れた。チームは五回まで12残塁と拙攻が続いていた。

◆広島・堂林翔太内野手(28)が8日、DeNA4回戦(マツダ)に「7番・三塁」でスタメンを飾り、3号逆転満塁本塁打を放った。  2-3の八回1死満塁でパットンの直球をバックスクリーンへ叩き込んだ。三回には浜口から左前適時打を放つなど2安打5打点の大暴れ。  三塁でのスタメンは昨年9月16日のヤクルト戦(マツダ)以来296日ぶり。鯉のプリンスが定位置奪取へアピールを続ける。

◆広島が競り合いを制し連敗を4で止めた。2番手で登板した6年目の塹江がプロ初勝利。DeNAは投手陣も走者を出しながら粘りの投球を見せていたが、パットンが痛恨の一発を浴びた。  DeNAは一回、広島先発のK・ジョンソンの立ち上がりを攻め無死一、三塁のチャンスを作り、オースティンの三ゴロ併殺打の間に三走・梶谷が生還し先制。広島も三回1死満塁で堂林が浜口から左前適時打を放ち、同点とした。  広島は六回1死一、三塁から松山が左前に運ぶ勝ち越し打。しかし横浜は七回、1死一、三塁で大和が中犠飛を打ち上げ追いつくと、さらに2死二塁から高城の中前適時打で勝ち越しに成功した。  1点を追う広島は八回一死満塁とし、DeNAの4番手・パットンから堂林がバックスクリーンにたたき込む逆転の3号満塁弾。九回は菊池保が先頭の佐野、続く宮崎に四球を与えながらも無失点で逃げ切った。

◆DeNAは8日、広島4回戦(マツダ)に3-6で逆転負けを喫した。先発の浜口が自己ワーストタイの10四死球と乱れ六回途中2失点で降板。それでも1点を追う七回、大和の中犠飛で追いつくと、2年ぶりに古巣に復帰した高城の中前適時打で勝ち越した。  しかし、3-2の八回1死満塁のピンチを招いた4番手のパットンが、堂林にバックスクリーンへと飛び込む逆転満塁本塁打を浴びて、試合が決した。  これで今季の広島戦は1勝3敗。首位・巨人の試合が雨天中止となり、勝てば1ゲーム差に迫る試合だったが、痛い敗戦となった。

◆DeNAの浜口が"怪投"を演じた。序盤から制球に苦しみ、敬遠一つを含めた9四球は47年ぶりのセ・リーグ記録まであと一つだった。自己ワーストの10四死球と荒れたが、多彩な球種を投げ分けて要所で粘り、六回途中まで2失点でしのいだ。  すり足の投球フォームを四回から高く上げるなど修正を試みたが、改善できなかったという。チームが逆転負けしたこともあり「守っていた野手、送り出してくれた監督、コーチの期待に応えられず申し訳ない」と反省しきりだった。

◆広島の塹江が6年目でプロ初勝利を挙げた。2-3の八回に登板。リズム良く相手の1~3番を三者凡退に抑え、その裏の堂林の逆転満塁本塁打を呼び込んだ。「使ってもらったことに感謝。ファームの時から佐々岡さんや沢崎さん(投手コーチ)に期待をかけてもらって応えられなかったので」と喜んだ。  香川・高松北高から2015年にドラフト3位で入団した左腕。九回を抑えて13年目でプロ初セーブを記録した菊池保にとっても記念球となったが、先輩からウイニングボールを譲られ「半分こしましょうか」と笑った。

◆再ブレークを予感させる衝撃のグランドスラムだ。この試合3度目の満塁となる2-3の八回1死。堂林がパットンの148キロの直球を捉え、無観客で静かなマツダスタジアムのバックスクリーンへ叩き込んだ。  「狙った球をしっかりと振り抜くことができました。自分で決めようとかは考えてなかった。この球場で(2試合とも)勝ててなかったので、まずは1勝したかった」  昨年9月16日のヤクルト戦(マツダ)以来296日ぶりに三塁スタメンを任された。三回1死満塁でも浜口から左前適時打を放つなど、2安打5打点。打率・415でリーグトップに躍り出るとともに、チームの連敗を4で止めた。  あの夏の輝きが戻ってきた。11年前の2009年8月。当時、中京大中京のエースとして、灼熱の甲子園で泣きじゃくりながら、優勝の瞬間を味わった。九回、あと1人と追い込まれた日本文理の驚異的な粘り。マウンドから右翼にまわり、再びマウンドに戻るも胴上げ投手にはなれなかった。勝負ごとの恐ろしさをまざまざと感じ、プロの世界に身を投じた。  "鯉のプリンス"と呼ばれながらも、なかなか芽が出なかった。14年に結婚した元TBSのアナウンサー・枡田絵理奈さんから赤飯でお祝いしてもらったシーズン開幕だった。くしくも甲子園高校野球交流試合の抽選日に14年4月19日のDeNA戦(横浜)以来、2272日ぶりの満塁弾-。成長した姿をみせた。  七回まででわずか2得点、15残塁と拙攻を重ねる苦しい展開を一撃でひっくり返した孝行息子に佐々岡監督は絶賛。「一番打ってほしいところで一発が出た最高の形。しがみついてでも出たいという気持ちがバットに出ていた」と褒めちぎった。  堂林は「泥臭くシンプルな気持ちでやっている。どんな形でもチームに貢献できるように必死になって頑張れたらいい」と汗をぬぐった。チームは4位に浮上。がむしゃらなプリンスが、逆襲のキーマンになる。(柏村翔)

◆DeNAは8日、広島4回戦(マツダ)に3-6で敗れ、首位・巨人とのゲーム差が「2」に開いた。4番手のパットンが1点リードの八回、堂林にまさかの逆転満塁弾を浴び、今季5度目の逆転負けを喫した。  先発の浜口が自己ワーストに並ぶ10四死球。パットンも2四死球で逆転のピンチを招いた。チームで計13四死球と投手陣が乱れた。チーム最多9登板目のパットンが初黒星を喫したが、ラミレス監督は「堂林は右投手に対して4割以上打っている。いい球を見逃さず捉えられた。あそこで代える選択肢はない。これも野球の一つ」と前を向いた。  昨季13勝11敗1分けと勝ち越した広島に今季は1勝3敗と苦戦。首位を追走するチームにとって、痛い黒星となった。(浜浦日向) ★怪投の浜口、10四死球も2失点  先発の浜口は自己ワーストの10四死球を与えながら、六回途中2失点の"怪投"。120球、勝ち越しを許しての降板に「なかなか簡単にストライクを取ることができず、苦しい投球となってしまった」と反省した。球団(前身を含む)の投手で1試合9四球は1975年5月25日の間柴富裕(対広島)以来45年ぶり。ラミレス監督は「無駄な四死球を減らすことは課題」と注文をつけた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1041 0.714
(-)
-
(-)
10583
(-)
49
(-)
20
(-)
11
(-)
0.273
(-)
3.270
(-)
2
(-)
DeNA
970 0.563
(↓0.037)
2
(↓0.5)
10479
(+3)
63
(+6)
17
(-)
3
(-)
0.292
(↓0.005)
3.730
(↓0.18)
3
(-)
ヤクルト
871 0.533
(-)
2.5
(-)
10472
(+5)
79
(+5)
17
(-)
13
(+2)
0.245
(↓0.001)
4.290
(↓0.02)
4
(1↑)
広島
671 0.462
(↑0.045)
3.5
(↑0.5)
10663
(+6)
60
(+3)
17
(+1)
5
(+2)
0.280
(↓0.001)
4.200
(↑0.1)
5
(1↓)
中日
791 0.438
(-)
4
(-)
10358
(+5)
72
(+5)
9
(-)
3
(+1)
0.258
(↑0.001)
4.140
(↓0.03)
6
(-)
阪神
4100 0.286
(-)
6
(-)
10641
(-)
73
(-)
14
(-)
13
(-)
0.221
(-)
5.010
(-)