阪神(-降雨のため-)巨人 =リーグ戦4回戦(2020.07.07)・阪神甲子園球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0
阪神
0
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
チケットぴあ 阪神戦チケット予約 巨人戦チケット予約
◆7日の阪神戦に先発する巨人戸郷翔征投手が、プロ入り初の甲子園で球団初の偉業に挑戦する。 今季、球団では桑田真澄以来33年ぶりに高卒2年目以内で開幕ローテ入り。それ以来球団2人目となる開幕から2戦2勝を達成した。3戦3勝で桑田超えとなる一戦に向け「いい流れで来てるので、それに乗って行きたいです」と首位を走るチームの勢いに乗って、自らの名を球団史に刻む。 プロを明確に意識した甲子園が舞台となる。聖心ウルスラ学園2年夏にエースで甲子園に出場。初戦の早稲田佐賀戦で2失点完投勝ちし、2回戦の聖光学院戦は7回1/35失点で敗退したが、甲子園への思いが、プロ入りを憧れから目標へと変えた。「プロ初めて、甲子園で投げるので楽しみです! 高校生以来なので、楽しんで投げたいです!」と3年ぶりの聖地で躍動する。

◆阪神-巨人4回戦は天候不良のため中止が発表された。

◆阪神-巨人4回戦は天候不良のため中止が発表された。阪神にとっては本拠地甲子園での初戦だったが、仕切り直しとなる。 矢野監督は「ちょっと5カード苦しい戦いで、連勝できて(本拠地)開幕というところだったんで。もちろん残念やし、でも同じことになっちゃうけど、こればかりはどうしようもないんで。プラスの部分はプラスにとらえて、明日からまたやっていきたいなと思っています」と話していた。

◆阪神戦が中止になり、予備日が入る9月は13連戦になる可能性がある。巨人原辰徳監督は「望むところよ。そういう環境の中でスタートしている。梅雨時に雨で流れるのは昔からある。覚悟してます」とぶれない。 「何回も言ってるけど2020年ルールですよ。何が起きたって我々はゴールに突き進む」と力強く言った。

◆7日の阪神戦(甲子園)が雨天中止となったことを受け、この日先発予定だった巨人・戸郷翔征投手(20)は11日のヤクルト戦(ほっと神戸)に回る見込みとなった。  これまで土曜日に先発していた田口が、左太ももの張りのため5日に出場選手登録を外れた。その穴を埋める形で高卒2年目の右腕が中9日で先発する。宮本投手チーフコーチは「まだ発展途上の選手。先もあるし中6日、中6日でいかすことは避けないと」と考えを巡らせた。  8日の阪神戦(甲子園)には予定通りメルセデスが先発する。

◆阪神は雨天中止で本拠地開幕は持ち越しとなった。先発予定だった青柳は8日にスライド登板することが決まり「やるべきことは変わらない。どこが相手でも全部勝つという気持ちでやっている。しっかり準備をして、自分の投球をするだけ」と気を引き締めた。  今季は登板2試合で防御率0・75と先発陣の軸として奮戦し、矢野監督も「しっかりした投球をしている」と評価。巨人戦では昨季、丸に打ち込まれるなど苦しんだだけに「去年の悔しい思いもぶつけてほしい」と尻をたたいた。

◆開幕から首都圏で試合を重ねてきた巨人は今季初の遠征で、最初から中止となった。「しょうがない。雨で流れるのは昔からあることだから」と原監督。今後に過密日程が予想されることにも「望むところだよ。そういう環境の中でスタートしているし、もう覚悟はしている」と力強い。  先発予定だったホープ戸郷はスライド登板せず、8日はメルセデスが先発する。阪神戦を得意にしているサウスポーは「自分が持てる全力を出したい」と球団を通じてコメントした。

◆この日、中止となった阪神戦の最も近い予備日は9月7日。そのため、9月に13連戦を行う可能性が浮上した。想定される日程は1-3日のDeNA戦(東京ドーム)、4-7日の阪神戦(甲子園)、8-10日の中日戦(ナゴヤドーム)、11-13日のヤクルト戦(東京ドーム)。巨人・原監督は「望むところよ。そういう環境でスタートしている。覚悟しています」と鼻息を荒くした。

◆巨人は7日、阪神戦(甲子園)が雨天中止となり、室内練習場で練習を行った。原辰徳監督(61)は新ストッパーに「やっぱり、沢村に期待したい」と沢村拓一投手(32)を指名。左脇腹の肉離れで離脱したデラロサに代わり、剛腕投手に期待をかけた。  過去に守護神となった実績があり、2015、16年に36、37セーブをマーク。16年はセーブ王にも輝いており、経験と実績を買われた形だ。本人は「任せられた以上は、チームの勝ちに結び付けたい」と気合を入れた。  今季は救援として8試合に登板し、1勝1敗、防御率7・50。6回5四球とやや制球に苦しむ。1日のDeNA戦(東京ドーム)では2四球でピンチを招いて降板後、ベンチで原監督に呼ばれて話をされる場面もあったが、宮本投手チーフコーチは「一皮むけるチャンス」と親心を見せる。  左腕の中川はこれまで通り八回の予定。この日は、昨季勝ちパターンを担った大竹が右肩周辺の肉離れから復帰して合流した。デラロサの離脱は痛いが、総力戦で立ち向かう。(伊藤昇)

◆大山、任せた! 阪神は7日、巨人戦(甲子園)が雨天中止となり、甲子園の室内練習場で汗を流した。本拠地開幕戦は8日にお預けとなったが、大山悠輔内野手(25)が今後も4番として起用されることが決定的に。矢野燿大監督(51)は「本物」の4番になることを厳命した。  20日ぶりに虎が甲子園に帰ってきた。2連勝中も、苦しみ抜いた開幕5カード連続のビジターが終わった。内野に敷かれたシートは上げられることはなく、巨人戦は雨天中止。本拠地初戦は雨で流れたが、開幕前とは明らかに違うニオイがあった。それが大山。室内で練習を終えた矢野監督が強烈なハッパをかけた。  「まだまだポテンシャル持っている選手なんで。そういうところでは、ここから本当に押しのけていく選手になるというのは本物だと思うんでね。そういうものを期待しています」  フリー打撃などで汗を流した大山は目下、絶好調だ。4日の広島戦(マツダ)でマルテが左ふくらはぎに違和感を覚え、途中交代。そこから代役として、2試合で6打数4安打、2本塁打4打点と快音を鳴らし続けた。  マルテは打撃練習を再開させ、近日中にも実戦復帰する見通し。まだ足に不安を抱えているというが、虎党が気になるのは、マルテが戻ると大山が外れるのか、ということ。その不安に対し、井上打撃コーチが、7日の巨人戦でも「4番・三塁」を大山に任せる方針だと明かした。  「あれだけのものを見せてくれると『外したくない』という思いに、監督や俺らもなる。うまくことが運んでいるうちはあえて変える必要はない。打順をごそっと、というのは、今のところ考えていないですね」  真価を試すには絶好の場面となる。昨季、開幕から105試合連続で4番を任された大山が最も苦手としていたのが巨人戦だった。セ・リーグの他球団相手ではワーストとなる打率・205。今季は開幕2試合目で「5番・左翼」で先発したが、1安打のみ。同一カード3連敗を喫するなど屈辱を味わった。巨人戦で打ってこそ、虎の主砲の価値がある。和製大砲の復調を確信した井上コーチは「今は外野にも挑戦して、サード、ファーストと守れるポジションの幅も広がってきているから、なんらかの形でオーダーに組み込みたい」とスタメン表に刻むことを約束した。  「あれだけの内容も中身もしっかりあるしね。(昨季)1年間出るというところでは、あいつの中のステージが上がった部分はあると思う」  矢野監督が力を込めた。今は中堅も守り、ボーアやマルテにポジションを譲らなければいけないかもしれない。ただし、この伝統の一戦が彼らを「押しのける」プロローグになるかもしれない。打率・389という勢いがある今なら、大山に首脳陣もかけられる。  2日連続の雨天中止は想定外もたっぷりと充電できた。「プラスの部分はプラスにとらえて、明日からまたやっていきたい」と指揮官。いよいよ、「4番・大山」としてのG倒が幕を開ける。(大石豊佳)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1041 0.714
(-)
-
(-)
10583
(-)
49
(-)
20
(-)
11
(-)
0.273
(-)
3.270
(-)
2
(-)
DeNA
960 0.600
(-)
1.5
(-)
10576
(-)
57
(-)
17
(-)
3
(-)
0.297
(-)
3.550
(-)
3
(-)
ヤクルト
870 0.533
(↑0.033)
2.5
(↑0.5)
10567
(+2)
74
(+1)
17
(-)
11
(+2)
0.246
(↓0.005)
4.270
(↑0.27)
4
(-)
中日
790 0.438
(↓0.029)
4
(↓0.5)
10453
(+1)
67
(+2)
9
(-)
2
(-)
0.257
(↓0.003)
4.110
(↑0.18)
5
(-)
広島
571 0.417
(-)
4
(-)
10757
(-)
57
(-)
16
(-)
3
(-)
0.281
(-)
4.300
(-)
6
(-)
阪神
4100 0.286
(-)
6
(-)
10641
(-)
73
(-)
14
(-)
13
(-)
0.221
(-)
5.010
(-)