DeNA(-降雨のため試合中止-)阪神 =オープン戦1回戦(2020.03.10)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
0
DeNA
0
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 阪神戦チケット予約
◆「ハマのプライド」を誇示した。DeNAラミレス監督は開幕延期決定を受け、雨天中止となった阪神とのオープン戦前に取材に応じた。「開幕がいつなのかの連絡を待つしかない。我々はいつ始まってもいいように準備をする」と状況を受け入れた。同時に「NPBに関わるすべての人の決断。健康に関わること。ファンにとって何がベストかを考えた決断をした。それはポジティブなことだ」と、ファンを優先した延期決定だと理解した。 チーム一丸が今こそ求められる。木塚投手コーチは「大変な時期だけど、横浜にはたくさんのファンがいる。まだ先が見えない部分もあるけど、だからこそプロの力を見せようと」と投手陣の円陣で呼びかけた。現状、開幕ローテは今永、浜口に続く4枠は決定には至っていない。石田、平良は有力で、ルーキー坂本、高卒3年目の桜井はアピールが不可欠。同コーチは「ピンチはチャンス。若手にとってはチャンスだと思う」と言う。開幕ローテ争いは延長戦に入る。 ▽DeNA坂本裕哉投手(22=立命大)(阪神戦に先発予定も雨天中止となり)「次は(13日から3連戦の)札幌で投げると言われた。そこに向けて準備を進めたい

◆10日に予定されていたDeNA-阪神(横浜)は、雨天中止となった。 阪神藤浪晋太郎投手(25)は、当初の予定通り11日のヤクルトとのオープン戦(神宮)に先発予定。前日9日にプロ野球開幕延期が決定したことについて「開幕に合わせてきたので、遅れる分には。仕方が無いことですし、ぐだぐだ言わずしっかり調整したいと思います」ときっぱり前を向いた。 前回5日の大商大とのプロアマ交流戦(鳴尾浜)では、4回3安打1失点1四球4三振。直球の最速は155キロを計測した。開幕ローテーション入りを争う立場。延期した期間がプラスに働くとすれば、という問いには「しっかり練習出来ると思いますし、やりたかったことも出来るでしょうし、いろいろ調整という部分ではプラスに働くと思います」と話していた。

◆DeNAのドラフト2位新人、坂本(立命大)の本拠地初登板は持ち越しとなった。11日の広島戦にスライド登板せず、13日からの日本ハム3連戦(札幌ドーム)の1軍同行が決まった。  開幕ローテーション入りを狙うサウスポーは、1日の西武戦では3回で5安打を浴びて3失点とさえなかった。「自分はぎりぎりの立場。(開幕延期で)アピールする機会が増えたと考えて、いい状態で開幕を迎えたい」と気を引き締め直した。

◆阪神の矢野監督は、西勇の開幕投手を変更しないと明言した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕が延期となり、いつ始まるかは未定だが「日程が変わったからといって変えることはない。相手どうこうとか、関係ないと思うから」とエースへの絶大な信頼感を口にした。  春季キャンプ中に直接、本人に大役を託すことを伝えていた。「先発陣は西が引っ張っていってくれるというのが、うちの理想。西しかいない」と話した。

◆阪神のドラフト6位ルーキーの小川(東海大九州)が1軍に合流し、登板予定の11日のヤクルト戦(神宮)に向けて投球練習を行った。「ストレートを見てほしい。しっかり投げ切っていきたい」と意気込んだ。  神奈川・横須賀工高時代は無名だったが、熊本で鍛えた大学時代に急成長を遂げた。先輩の藤川に憧れる右の本格派は「1軍に上がったからには、自分のできることをアピールしたい」と貪欲に言った。

◆--開幕が未定ということで調整に懸念が  矢野監督 「逆にいい時間にできれば、プラスに変えられると思う。ファンもみなさん大変なので、少しでも元気になってもらえる何かを考えながらという時間にしていければ」  --元気にさせるプランのイメージはいくつか固まっている?  「ちょっと言えないけど、みんなのアイデアを集めてやろうという話を今日もした。俺らは子どもやファンの人を元気づけたいし、そういうので逆につながりを感じて、頑張る力をもらえると思うので。そういうことはやっていきます」  --新人・小川はブルペンで見た  「真っすぐが強いのは分かってたけど、変化球もいいという話なので、見てみたいなということで一回(1軍に)呼んで。日程が延びたことで見られる機会も、投手のイニングも増えるんでね。そういうところでは小川もチャンスはあると思うし。いいボールを投げていたよ」

◆1軍に初合流したD6位・小川(東海大九州)だったが、残念ながら雨天中止で"デビュー"は先送り。ブルペン投球では「(後ろで見守った)矢野監督の前では緊張して力んで...。監督がいなくなったらしっかり投げられた。監督の前でもしっかり投げられるようにしないと」と苦笑い。憧れの藤川からは「イッペイ(一平)ちゃんで決まりやな」と愛称も決めてもらったという。11日のヤクルト戦(神宮)で中継ぎで登板する予定だ。

◆阪神・福留孝介外野手(42)が10日、天候不良により試合中止となったDeNA戦(横浜)の練習に参加。昨季限りで阪神を退団し、この日、ロッテへの入団が発表された鳥谷敬内野手(38)の新たな門出を祝うとともに、交流戦での再会を心待ちにした。  能見も鳥谷のロッテ入団を喜んだ。鳥谷より1年遅れの2005年に入団し、15年間ともにプレー。交流戦では甲子園で投手と打者として勝負する可能性があり「対戦してみたいです。ぜひ、ぜひ」と楽しみにした。早大の後輩で二遊間を組んだこともある上本も、ホッとした表情。「うれしいです」と言いつつ「勝負なので」と早くも対戦を意識した。

◆阪神とのオープン戦が雨天中止となり、先発予定だったD2位・坂本(立命大)の本拠地初登板はお預けとなった。開幕延期が決定したが、先発枠入りを目指す左腕は「まだぎりぎりの立場なので、アピールの機会が増えるとプラスに考えていきたい」。次回登板は13日からの日本ハム3連戦(札幌)の予定。残り3枠を勝ち取る。

◆阪神・近本光司外野手(25)が10日、自身のツイッターで新企画を始めた。開幕が延期となるなか、虎党を喜ばせるべく動きだした。  DeNA戦(横浜)が雨天中止となり、練習を終えた後にツイート。「こんな状況だからこそ、SNSを通じていつも応援して下さっている皆さんに元気を与えられたらと思っています!」と宣言すると、続いて「こんな企画をして欲しい! こんな所が見たい! こんなことを聞きたい! など、皆さんから意見を頂き可能な範囲で応えられたらと思っていますので」(ともに原文ママ)とつづった。  オープン戦は無観客が続き、いつファンの前でプレーができるかわからない。それでも2年目を迎える虎のスピードスターは、グラウンドの中でも外でも最善を尽くす。

◆阪神・矢野燿大監督(51)はDeNA戦(横浜)が中止になった10日、延期された開幕投手は、変わらずに西勇輝投手(29)に託すことを明らかにした。  「俺の中では変わりない。日程が変わったからと言って、そこを変えるということは現状ない。開幕相手がどこやからというのはもちろんないし、変わりはない」  沖縄・宜野座キャンプ中の2月18日に開幕投手を託したことを明言し、西勇も20日のヤクルト戦(神宮)に照準を合わせて調整してきた。だが、まさかの事態でスタートラインが不明に。それでも、虎将が託す思いは不変だった。  「自覚というのはもちろんやし、練習の姿を見てもそうやし。西しかいない。そういうところを含めて変わりないです」  新たな日程は明らかにされておらず、西勇が登板する見込みだった金曜日ではなくなる可能性もゼロではない。それでも間違いなく矢野阪神2年目は、西勇の1球からスタートする。

◆災い転じて、福となせ! 阪神の新外国人、ジェリー・サンズ外野手(32)=前韓国キウム=が10日、新型コロナウイルスの感染拡大による開幕の延期を受け、パワーアップを誓った。オープン戦は打率・214で外国人打者はそろって調整途上。井上一樹打撃コーチ(48)は試合勘の不足を指摘し、開幕前の実戦機会の延長を前向きにとらえた。  横浜も雨で、この日のDeNA戦は中止となった。来日1年目は波乱の船出。"涙雨"の音を聞きながら、サンズは戸惑う気持ちにプラス思考をかぶせた。  「もっと準備ができる期間になると捉えたいね」  前日9日に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による開幕戦の延期が決まった。「経験がないこと。ちょっと違った(開幕の)入り方になると思う」。ただ、現在の自身に万全の準備が整ったかと問われると、そうではない。2月29日のソフトバンク戦(ペイペイ)で2打席連続本塁打を放った後は波に乗れず、オープン戦は打率・214。寂しいニュースも前向きに受け止めた。  「もらった時間で、もっとよくなれると思っているよ」  室内練習場で一緒に打ち込んだボーアも同・154、マルテも同・167。攻撃のカギを握る助っ人トリオについて、井上打撃コーチも「調整不足」と認めた。  「試合勘の遅れは見て取れるので。言葉は悪いけど、不幸中の幸いというか。また、ここで打席に立つことができたら」  日程は不透明も、延期の間も対外試合は組まれるとみられる。「個々によってキャンプみたいなことをするのもよし、実戦モードでいくのもよし」。今後の調整を考えながら、外国人には積極的な実戦出場を用意。3月に入ってから助っ人の打席数の確保を優先してきたが、方針は継続する。日本人の球質、配球への対応力を高める機会が増えることは、決してマイナスにはならない。  日本の文化も楽しみにしていたサンズは、外出を控えざるを得ない状況でも前を向いた。  「ストレスはないよ。いろんなことを経験することは好きだけど、シーズンは長い。そういう時間はまたあると思うからね。もうすぐ家族も来てくれる。いつ始まるのか分からないけど、開幕に向けて準備していくよ」  12日に夫人と2人の息子も来日する。満員のファンを真の姿で迎えるために、心身ともに再出発だ。 (安藤理) ★12日に代表者会議  12球団が開幕するまでに、当初予定されていた試合を無観客での練習試合として行う案があることが10日、明らかになった。  例えば阪神の場合、20日からはヤクルト戦(神宮)、24日からはDeNA戦(横浜)が予定されていたが、ここを練習試合とする。ただし、飛行機や新幹線による長時間の移動を伴うと感染リスクが発生するため、球場の変更などが必要。12日の12球団代表者会議で協議される予定だ。当初予定されていたオープン戦は15日に終了する。

◆盟友にエール! 阪神・福留孝介外野手(42)が10日、天候不良により試合中止となったDeNA戦(横浜)の練習に参加。昨季限りで阪神を退団し、この日、ロッテへの入団が発表された鳥谷敬内野手(38)の新たな門出を祝うとともに、交流戦での再会を心待ちにした。  虎で8年間ともに戦い、支え合った鳥谷のロッテ入団を耳にし、福留は少しほほを緩ませながら、口を開いた。  「すごく心配していたので。本人が一番、ホッとしていると思うけど、僕らも決まってよかったと。またこれから同じプロ野球(選手)としてやるわけだから、頑張ってほしいなと思う」  福留は練習前に取材に応じ、自分のことのように喜んだ。  2017年、福留が球団史上最年長で主将に就任するまで、鳥谷がその大役を5年間、務めていた。チームを背負う重圧や責任を分かち合った2人だからこそ、強い絆で結ばれている。シーズン中も一緒に行動することが多く、昨オフは自主トレ先のハワイにある同じトレーニング施設で汗を流すなど、多くの時間を共有してきた。そんな同志との再会は、甲子園で行われるロッテとの交流戦(5月26-28日)になる見込み。「僕らも楽しみだし、向こうも楽しみにしているんじゃないですか」と心待ちにした。  前日9日にプロ野球は新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕の延期を発表。今後の日程は不透明な状況だが、ベテランのやるべきことは変わらない。  「それは仕方のないことだし、僕らは決められた日程のなかでやっていくしかない。その条件は全員一緒。決まったことに従って、自分たちの準備をしっかりするということじゃないですか」  どんなことがあっても来るべき時に向け、平常心で黙々と汗を流す。かつての戦友・鳥谷もそうであったように。 (織原祥平) 鳥谷のロッテ入団について阪神・矢野監督 「まだまだできる、まだやる、というつもりで練習をしていたと思う。タイガースファンの中にも心配している人が多かったと思う。トリ(鳥谷)がここからどうするか、というのは俺がどうこう言えることはないと思う」 鳥谷について阪神・谷本球団副社長兼本部長 「よかったですね。初志貫徹です。タイガースのレジェンドOBですし、頑張ってほしい」

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
311 0.750
(-)
-
(-)
24
(-)
11
(-)
4
(-)
9
(-)
0.297
(-)
2.250
(-)
2
(-)
広島
521 0.714
(-)
-0.5
(-)
49
(-)
36
(-)
7
(-)
4
(-)
0.301
(-)
4.060
(-)
3
(1↑)
ソフトバンク
530 0.625
(↑0.054)
0
(↓0.5)
43
(+10)
22
(+2)
10
(+3)
5
(+1)
0.256
(↑0.006)
2.280
(↑0.04)
4
(1↓)
楽天
640 0.600
(-)
0
(-)
42
(-)
32
(-)
6
(-)
9
(-)
0.252
(-)
2.600
(-)
5
(-)
DeNA
540 0.556
(-)
0.5
(-)
34
(-)
34
(-)
7
(-)
2
(-)
0.249
(-)
3.160
(-)
5
(-)
日本ハム
541 0.556
(-)
0.5
(-)
44
(-)
38
(-)
5
(-)
5
(-)
0.274
(-)
3.340
(-)
7
(-)
ロッテ
221 0.500
(-)
1
(-)
21
(-)
21
(-)
6
(-)
6
(-)
0.226
(-)
3.890
(-)
7
(-)
ヤクルト
441 0.500
(-)
1
(-)
34
(-)
39
(-)
3
(-)
12
(-)
0.231
(-)
3.760
(-)
7
(-)
阪神
332 0.500
(-)
1
(-)
24
(-)
42
(-)
10
(-)
6
(-)
0.227
(-)
5.010
(-)
10
(-)
ORIX
342 0.429
(↑0.096)
1.5
(↑0.5)
33
(+5)
37
(+1)
6
(-)
4
(-)
0.268
(↑0.001)
3.730
(↑0.35)
11
(-)
巨人
273 0.222
(↓0.028)
3.5
(↓0.5)
44
(+2)
53
(+10)
11
(+1)
2
(-)
0.248
(↑0.001)
4.290
(↓0.49)
11
(-)
中日
270 0.222
(↓0.028)
3.5
(↓0.5)
19
(+1)
46
(+5)
4
(-)
2
(-)
0.211
(↓0.007)
4.730
(↑0.16)