楽天(☆3対1★)中日 =オープン戦2回戦(2020.03.06)・静岡草薙球場=
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中日
0001000001410
楽天
00201000X3900
勝利投手:則本 昂大(1勝0敗0S)
(セーブ:釜田 佳直(0勝0敗1S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆楽天は先発・則本昂が5回2安打1失点の好投。開幕投手に指名されている右腕が、順調な仕上がりを見せた。対する中日はドラフト4位ルーキーの郡司がフル出場。捕手として5投手をリードし、開幕一軍入りへ存在感を示した。

◆楽天の開幕投手、則本昂大投手(29)が今季3度目の実戦登板で5回2安打1失点と好投した。 立ち上がりから軽快に飛ばした。初回、中日大島、高橋を内野ゴロに打ち取り、福田は3球で空振り三振に仕留めた。2回も3者凡退。3回は1死から死球を与えたが、後続を抑えた。 4回2死まで無安打投球。2死からビシエド、阿部の連打で1点は許したが、5回は平田を二ゴロ、京田、郡司を連続で空振り三振に切った。最速は150キロ。5回を投げきりベンチへ戻る際には笑顔も見えた。 春季キャンプ中に2年ぶり球団最多タイの6度目の開幕投手を三木監督から言い渡された。昨季はけがに泣いたエースが順調な調整ぶりを見せつけた。

◆腰の張りを訴えていた楽天浅村栄斗内野手(29)が、1日ロッテ戦以来4戦ぶりに出場し、第2打席でオープン戦初安打となる先制適時打を放った。 3回2死一、二塁。カウント1-0から中日先発小笠原の内角低め141キロを左前へはじき返した。オープン戦14打席目にして初安打をマークし「インコースのボールをうまく反応できました。チャンスで打てて良かったです」とコメントした。

◆楽天の開幕投手、則本昂大投手(29)が、今季3度目の実戦登板で5回2安打1失点と好投した。 立ち上がりから軽快に飛ばした。初回、大島、高橋を内野ゴロに打ち取り、福田は3球で空振り三振に仕留めた。2回も3者凡退。3回は1死から死球を与えたが、後続を抑えた。 4回2死まで無安打投球。2死からビシエド、阿部の連打で1点は許したが、5回は平田を二ゴロ、京田、郡司を連続で空振り三振に切った。最速は150キロ。5回を投げきりベンチへ戻る際には笑顔も見えた。「全体的に良かったかなと思う。やりたいこともできた。とにかくしっかりと結果を残して開幕できるようにやっていけたら」と手応え十分だった。 春季キャンプ中に、2年ぶり球団最多タイの6度目の開幕投手を三木監督から言い渡された。昨季はけがに泣いたエースが順調な調整ぶりを見せつけた。

◆中日小笠原慎之介投手はオープン戦2度目の先発で、5回7安打3失点だった。オープン戦7戦すべてで先発が失点中だ。 小笠原は「納得していない。ネガティブ思考になったのが反省点」。開幕へ向け結果を求めていただけに、肩を落とした。 大野雄、柳の開幕ローテは確定しているが、3番手ロメロが左肩故障で前半戦絶望が濃厚。竜の開幕ローテ確定は先延ばしになった。

◆中日ドラフト4位郡司裕也捕手(22=慶大)がオープン戦で初のスタメンフル出場を果たした。 同学年で甲子園で決勝を戦った小笠原とのバッテリーだったが3失点。「投手の調子によって考えないといけない。反省して次に生かしたい」と振り返った。与田監督は「いいものはあるけど、まだまだ。さらに経験を積んで欲しい」と辛口だった。

◆開幕が待ち切れない。楽天の開幕投手を務める則本昂大投手(29)が本番さながらの快投を披露した。6日、中日とのオープン戦(静岡)に中10日で今季3度目の先発登板に臨み、5回2安打1失点。「3球以内に追い込む」をテーマに最速150キロの直球で押し込み、新球ナックルカーブも織り交ぜた公式戦想定の配球を実践した。本拠地仙台で迎えるシーズン初戦まで残り2週間。球団最多タイの2年ぶり6度目の大役が待ち遠しい。沈黙をバスン! と破った。5回2死。則本昂がリミッターを外した。中日のルーキー郡司を2球で追い込むと、最後はこの日最速タイの150キロ直球を外角へ目いっぱい放り込んだ。空振り三振。ミットから響いた心地よい音が聞こえてきた。「だいぶ指にかかるボールが出てきた。やりたいこともできた。全体的に良かったかなと思います」。一塁側ベンチへ戻る際に三塁手鈴木大から言葉をかけられると、笑みをこぼした。 2週間後の本番を見据え、テーマを明確にした。「3球で追い込めるようにと思ってやった。あまり(球種に)偏ることなくとも(捕手と)話していた」。17人の打者を相手に初球ストライクは13度。直球が8球、新球ナックルカーブをはじめ、スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップがそれぞれ1球ずつと多彩な入りを見せた。3球以内に追い込んだのは7度。「ある程度できたのでストライク先行でいけた。シーズンに近い配球ができた」と自らへの課題をきっちりクリアした。 結成間もない相棒との言葉、心の会話にも重きを置いた。今季は全3試合の登板を全て太田と組む。昨季は足立とのバッテリーが主で、太田とのコンビは3回のみ。自身の力を最大限に発揮するためにも、正捕手筆頭候補の2年目との意思疎通を測りたかった。「首を振る回数は多かったですけど、それが互いのいい意見交換になった。試合中も『今のはどうだった?』と話をしていたのでよかった」。太田も「実績のある投手なのでいろいろと勉強させてもらっています」と前進を実感している。 いよいよスタートラインが見えてきた。次回は13日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)での登板を経て開幕を迎える。「次は試すとかどうこうよりも、とにかくしっかりと結果を残して開幕できるようにやっていけたら」。手綱は緩めない。勝負の時を待ちこがれる。【桑原幹久】 ▽楽天伊藤投手チーフコーチ(先発則本昂の好投に)「言うことはない。熱海温泉の露天風呂に漬かっているような気分でベンチで見ていましたよ」

◆オープン戦・静岡シリーズは楽天が中日に3-1で勝利し、連勝を4に伸ばした。 3日に腰の張りを訴え、ここまで出場を見合わせていた楽天浅村栄斗内野手(29)が、1日ロッテ戦以来4戦ぶりに「4番DH」で実戦復帰。 3回にオープン戦14打席目にして初安打となる先制適時打をレフトに放った。休養期間は自身の打撃フォームを動画で確認しながら修正。移籍2年目の主砲が状態を上げてきた。早速、結果を出した。3回2死一、二塁で迎えた第2打席。中日先発の小笠原が投じた内角低めの141キロを、少し詰まりながらも左前へ運んだ。オープン戦14打席目にして、初安打が先制適時打。移籍2年目を迎える主砲は「焦りはなかった。結果よりもゲーム勘をしっかりやっていければ」と淡々と振り返る。初回の2死二塁の場面では空振り三振。「1打席目の反省を踏まえて2打席目に入った。インコースにうまく反応できた」と、修正力の高さに変わりはない。 13、18年と2度のパ・リーグ打点王に輝いた主砲を支えるのは、飽くなき探求心だ。映像で自身のフォームをチェックし課題を発見し、実戦で結果を出す。直近を「感じとしてはあまりよくなかった」と感じており、熟考し導いた答えは「トップの位置が浅くなると、ボールとの距離が取れない。球が来ているのに、もう1回距離を取ろうとして無駄な動きが多くなって差し込まれる」。無駄を省き強振して、打点まで付けた。 3日に腰の張りを訴え、出場予定だったDeNAとのオープン戦を欠場。キャンプから順調だっただけに、大事をとった。打撃練習は前日5日から再開。指名打者2打席限定で復帰し、結果も残した。「(腰の張りが)ぶり返しても仕方ない。まだオープン戦なので。感じを見ながらやっていければ」と、オリンピック(五輪)も控える長いシーズンを見据え、自身の体とじっくりと向き合っていく。 昨季は3番が定位置だったが、今季はオープン戦出場全5試合で4番に座る。ただ、求められる役割に変わりはない。「3番も4番も打ったことがある。打順はどこでもいい。とにかく自分の仕事ができればいい」。走者をかえし、1点でも多くチームに還元する。これが浅村の流儀だ。 【佐藤究】

◆開幕投手に指名された、楽天・則本昂大投手(29)が6日、中日とのオープン戦(静岡)に先発し、5回2安打4三振1失点と試合を作った。  三回まで無安打投球。四回2死一塁から、阿部に左翼線適時二塁打を許した。五回2死走者なし。最後の打者・郡司を、最速150キロの直球で空振り三振に斬った。打者17人に対し、計70球を投げた。  右腕は「全体的にはよかったと思う。やりたいこともできたし、確認もできた。打者を3球で追い込めるように、ある程度ストライク先行で、テンポよく投げられた」と振り返った。

◆オープン戦で初先発した中日のドラフト4位新人の郡司(慶大)がフル出場した。混沌とする正捕手争いを制して開幕戦でマスクをかぶるためにも「チャンスをいただいているのはありがたい。勉強になったし、次に生かしたい」と意気込んだ。  守備では先発した同学年の小笠原をうまくリードできず、五回までに3失点。ボールのばらつきを修正できなかったなどの課題が残り「話し合ってやっていきたい」と反省した。

◆開幕投手を務める楽天の則本昂が5回1失点と順調な仕上がりを見せた。四回に1点を失った以外は危なげない投球。五回2死では郡司を150キロで三振を奪った。予定通り五回限りで降板して70球で終え「全体的に良かった。ストライク先行もある程度できた」と満足げだった。  オープン戦は2試合に投げて8回2失点。開幕戦に向けて着々と調整を進めており、次回は100球前後を投げて仕上げに入る。「とにかく結果を残して開幕できるように」と意気込んだ。

◆先発の小笠原は4四球を出すなど制球を乱し、5回7安打3失点。開幕ローテ入りを目指す5年目左腕は、前回2月24日の楽天戦も4回7安打3失点とピリッとしなかった。「全部で納得がいっていない。自分で勝手に追い込んでいたし、ネガティブ思考になったのが反省点」と言葉少なで、与田監督も「制球がいまひとつ。左打者への課題も強く見えたと思う」と不満げだった。

◆腰の張りで欠場していた浅村が「4番・DH」で4試合ぶりに復帰。三回2死一、二塁で左前適時打を放ち、オープン戦初安打をマークした。移籍2年目の主砲は予定通りの2打席で交代し、「(患部は)だいぶ良くなったので大丈夫です。とにかく走者をかえすのが自分の仕事。試合感覚を戻せるようにしっかりやっていければ」と今後を見据えた。

◆無観客の静岡・草薙球場で、快速球がうなりを上げた。楽天・則本昂大投手(29)は6日、中日とのオープン戦に先発し、5回2安打1失点。20日のオリックス戦(楽天生命パーク)で自身6度目となる開幕投手を務める右腕が、順調な調整ぶりを見せた。  「最後は(アクセルを)ふかした」  振り返ったのは五回2死の場面。この日最速、150キロの剛球で郡司を空振り三振に仕留めた。三回まで無安打無失点。「3球で追い込む」ことをテーマに掲げる中で、四回2死から連打で失点したが「全体的によかった」と手応えを得た。  オープン戦は2試合に登板し8回2失点。着々と調整を進めている。この日、ソフトバンク・東浜が開幕投手に決定したことをネットの速報で知り「12球団の開幕投手が出そろいましたね」と武者震い。それだけ、大役に特別な思いがある。  開幕戦では、この日の巨人戦で7回零封と好投したオリックス・山岡と投げ合う。昨季13勝4敗で最高勝率に輝いた好敵手との対戦を「素晴らしい投手だから楽しみ。とにかく先制点を与えないように」と意識した。  チームからも絶大な信頼を受ける。伊藤投手チーフコーチは「球威、制球も抜群」と絶賛。遠征先の静岡にかけ「熱海の露天風呂につかりながらリラックスして見られた」と持ち上げた。  次回登板は13日の巨人とのオープン戦(東京ドーム)。昨季右肘のクリーニング手術を受け、出遅れた右腕は「次は、しっかり結果を残して開幕にいけたら」と"総仕上げ"に視線を定めた。 (広岡浩二)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
広島
510 0.833
(↑0.033)
-
(↑0.5)
41
(+2)
22
(+1)
5
(-)
2
(-)
0.318
(↓0.01)
3.230
(↑0.45)
2
(1↑)
ソフトバンク
420 0.667
(-)
1
(↓1)
31
(-)
16
(-)
6
(-)
3
(-)
0.253
(-)
2.000
(-)
2
(1↓)
西武
210 0.667
(↓0.333)
1.5
(↓1.5)
10
(+1)
3
(+2)
1
(-)
8
(+1)
0.272
(↓0.028)
1.040
(↓0.54)
4
(1↑)
阪神
321 0.600
(↑0.1)
1.5
(↓0.5)
19
(+3)
26
(-)
10
(-)
4
(-)
0.220
(↓0.006)
3.980
(↑0.83)
5
(1↓)
ヤクルト
431 0.571
(-)
1.5
(↓1)
31
(-)
31
(-)
2
(-)
11
(-)
0.229
(-)
3.210
(-)
6
(1↓)
楽天
540 0.556
(↑0.056)
1.5
(↓0.5)
35
(+3)
31
(+1)
4
(-)
7
(-)
0.246
(↑0.007
2.780
(↑0.23)
7
(2↓)
DeNA
440 0.500
(-)
2
(↓1)
30
(-)
32
(-)
5
(-)
2
(-)
0.255
(-)
3.310
(-)
8
(3↓)
日本ハム
341 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1.5)
29
(-)
36
(+3)
3
(-)
2
(-)
0.267
(↑0.007)
3.930
(↑0.21)
9
(3↑)
ORIX
231 0.400
(↑0.15)
2.5
(↓0.5)
23
(+1)
29
(-)
6
(+1)
2
(+1)
0.282
(↑0.007)
4.440
(↑0.92)
10
(1↓)
ロッテ
121 0.333
(-)
2.5
(↓1)
13
(-)
18
(-)
3
(-)
5
(-)
0.198
(-)
4.110
(-)
11
(2↓)
中日
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓1.5)
17
(+1)
34
(+3)
4
(-)
2
(-)
0.209
(↓0.011)
4.500
(↑0.17)
12
(1↓)
巨人
261 0.250
(↓0.036)
4
(↓1.5)
34
(-)
35
(+1)
9
(-)
1
(-)
0.247
(↓0.011)
3.990
(↑0.32)