ソフトバンク(☆8対1★)ヤクルト =オープン戦2回戦(2020.03.04)・福岡PayPayドーム=
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ヤクルト
1000000001801
ソフトバンク
20210030X81401
勝利投手:和田 毅(1勝0敗0S)
敗戦投手:吉田 大喜(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】塩見 泰隆(1号・1回表ソロ)
【ソフトバンク】中村 晃(1号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクは、先発・和田が4回1失点、3番手・ムーアが2回2/3を無失点5奪三振の好投。ともに開幕ローテーション入りへ結果を残した。対するヤクルトは、塩見がソロを放つ活躍。開幕スタメンに向け、アピールに成功した。

◆ヤクルト塩見泰隆外野手(26)がオープン戦初本塁打を放った。 3番中堅手でスタメン。初回2死で、カウント1-1から真ん中に入ったソフトバンク先発和田の139キロ直球を無人の左翼スタンドへ運び先制した。「甘い球でしたが、ミスショットすることなくしっかり打てました」と話した。 守備でも、初回無死一、三塁でソフトバンク指名打者バレンティンの左中間への大きな当たりを猛ダッシュで捕球。犠飛に抑える好プレーを見せ、攻守でアピールした。

◆開幕ローテ入りを狙っているヤクルトドラフト2位吉田大喜投手(22=日体大)は、ほろ苦いオープン戦初先発となった。 球が高めに浮き、いきなり3連打を浴びるなど初回に2失点。持ち味の制球力をいかせず、2回2/3を被安打5の4失点でマウンドを降りた。「少し丁寧にいこうとし過ぎてカウントを悪くして、甘い球を打たれてしまった。もう少し大胆に攻めればよかった」と反省していた。

◆ヤクルトのドラフト3位杉山晃基投手(22=創価大)が、自己最速を更新した。 4番手で5回に登板。2ストライクからソフトバンク松田宣浩への3球目に156キロをマーク。自ら球速表示を見たが「そんな余裕なかったです。思い切り投げたら出た。内容はよくなかったが、無失点で終われてよかった」。高津監督は「ヤクルトにいないタイプ。数少ないパワー投手なので、大事にしてほしい」と期待した。ヤクルト大西(5番手で2回3失点)「自分のわがままで(サインに)首を振って決め球を投げて、打たれてしまった。次につなげるように修正したい」 ヤクルト吉田喜(オープン戦初登板も2回2/3を4失点)「技術的にも精神的にも両方(課題)。(2回以降は)有利なカウントで投げたいと思ってストライク先行を意識した」

◆ソフトバンク中村晃外野手が復調のオープン戦1号を放った。3番左翼で先発出場。3回に巡ってきた2打席目。1死二塁からヤクルト先発のルーキー吉田喜に痛烈な1発を見舞った。カウント1-0からの2球目。141キロの直球を振り抜き、右翼ポール際に運んだ。 「ここまではあまり調子が上がってきていない中でしたが、しっかりとらえることができました」。飛距離を求めた昨年の反省から、今季はヒットメーカーとしての本来の打撃に戻した。だが、この日までオープン戦3試合に出場し9打数1安打。ここ2試合は音なしだった。 1発を呼び込んだのは初回の1打席目。同点とした後の無死一塁。中村晃はしぶとく一、二塁間を割った。前日(3日)の試合後は居残り特打に汗も流した。「まだよかったり、悪かったり。結果を出せるように頑張りたい」。激しい外野手争いもある。「開幕」に向け、新選手会長は貪欲に打撃向上を目指す。

◆新人2人がスタメンで存在感をアピールした。ソフトバンクのドラフト1位佐藤直樹外野手(21=JR西日本)は9番中堅で1安打1打点。 8番右翼のドラフト5位柳町達外野手(22=慶大)は3打数2安打1打点と活躍を見せた。佐藤は「まだまだですよ」と謙遜したが、工藤監督は「しっかり結果を残しているね」と喜んでいた。

◆ヤクルトのドラフト3位杉山晃基投手(22=創価大)が、自己最速を更新する156キロを記録した。4番手として5回に登板。ソフトバンク松田宣への3球目に156キロをマーク。6回には連続四球で2死満塁のピンチを作ったが、2回を無失点でしのいだ。高津監督は「ヤクルトにいないタイプ。数少ないパワー投手なので、大事にしてほしい」。石井投手コーチも「荒れ球も魅力」と評価した。

◆ソフトバンクの新外国人マット・ムーア投手も開幕ローテ入りを当確させた。3番手で登板し2回2/3、43球を投げ2安打無失点投球。 最速153キロの直球にカーブ、チェンジアップなどを駆使して5三振を奪った。初登板となった1日の阪神戦から中2日。「2度目の登板だし、落ち着いて投げることができた。順調に来ていると思う。これからもやるべきことをやりながらしっかり仕上げていきたい」と話した。

◆ソフトバンクのベテラン左腕が3年ぶりの開幕ローテーション入りを決めた。和田毅投手(39)が4日のヤクルト戦にオープン戦初先発し、4回を3安打1失点。1発こそ浴びたが、直球にキレを取り戻し、5三振を奪った。試合後、工藤公康監督(56)は新助っ人マット・ムーア投手(30=タイガース)とともに開幕ローテ入りに合格点を与えた。全盛期をほうふつさせる空振り三振だった。4回2死走者なし、打者西田に対してソフトバンク和田がフルカウントから直球を投じた。球速は136キロながら、西田のバットは空を切った。オープン戦初登板の最後の打者。61球目はキレ味抜群の直球だった。 和田 やはり自分としては投げやすいマウンドだった。まずは強い直球を投げられるかだったが、初回から感じよく投げられた。 球速にも表れていた。1回1死後、2番山田哲に対して空振りの三振を奪った直球はこの日の最速141キロだった。その直後に塩見に1発を許したが、続く雄平には139キロの直球で空振り三振。5三振のうち、4つをストレートで奪った。「ようやく直球の感覚が戻ってきた。2日前から感じが良かった」。2回以降、走者を出す場面もあったが、動じることなく打ち取ってピンチを切り抜けた。カーブ、スライダー、チェンジアップ。「甲斐とも変化球のいろんなバリエーションをふやしていこうと話して、配球でもいいリードをしてくれた」とニッコリ。多彩な変化球も低めに集め、味のある投球術が復活した。 新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、無観客試合でのオープン戦が続いている。「こんな事態になって、初めてファンの声援が自分たちの力になっていることが分かった。無事に開幕となった時は、あらためてファンに感謝を伝えたい」。非常事態に心を痛め、あらためてファンのありがたさを口にした。「やることはやらないといけない」。開幕への気持ちは人一倍強くなっている。 工藤監督は頼もしいベテランの投球に、目尻が下がりっぱなしだった。「良かったですね。期待がどんどん高まりますね」。3番手として2回2/3を無失点に抑えたムーアとの開幕ローテーション入りに「決まりつつあります。2人ともそういう方向で考えてます」と言い切った。「抜けたチェンジアップもあったし、直球もまだまだ。開幕までしっかり調整していきたい」。経験豊富な左腕が、開幕からスタートダッシュをかける。【浦田由紀夫】

◆ヤクルト・塩見泰隆外野手(26)が4日、ソフトバンクとのオープン戦(ペイぺイドーム)に「3番・中堅」で先発し、一回に和田の直球を捉え、左中間席へ1号ソロを放った。  引き分けを挟んで4連勝のチームに先制点をもたらした塩見は「甘い球をミスショットすることなく、しっかり打てました」と振り返った。  これでオープン戦、全6試合で安打を放った。

◆ヤクルトのドラフト3位・杉山晃基投手(22)が4日、ソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)に4番手として登板し、最速156キロを計測するなど2回1安打無失点だった。  先頭・松田宣の初球にいきなり152キロの直球と投じると3球目は自己最速を更新する156キロを計測。4球目に遊直で打ち取ると明石は直球で詰まらせ遊飛、甲斐は150キロの直球で空振り三振に斬った。五回は球速表示されなかった1球を除き、投じた10球の直球はすべて150キロ超えだった。  六回は先頭のD5位・柳町に中前打を浴びるなど2死満塁のピンチを背負ったが、長谷川を一ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。

◆D3位・杉山(創価大)が自己最速を2キロ更新する156キロをマーク。五回から4番手で登板し、先頭・松田の3球目に計測した。前回登板で6失点したが、2回を1安打無失点。「内容はよくなかったけど、ゼロで抑えられたのがよかった。球速を気にする余裕はなかった」と笑顔。高津監督は「数少ないパワーピッチャー。その特長を生かしてほしい」と期待した。 一回に左中間席へ先制の1号ソロを放った3年目のヤクルト・塩見 「甘い球を仕留められた。今年こそブレークしたい」

◆初先発のD2位・吉田喜(日体大)は三回に中村晃に2ランを浴びるなど、2回2/3を5安打4失点。最速151キロ右腕は"プロの洗礼"に「低めを見逃されて、ボールが高くなってしまった。もう少し大胆に攻めればよかったです」と唇をかんだ。

◆ソフトバンク・和田毅投手(39)が4日、ヤクルトとのオープン戦(ペイペイドーム)に先発。4回1失点と好投し、開幕ローテ入りが決定的となった。  「1年間ローテーションを守るのが今年の目標。まだいわれたわけではないですけど、スタートに選んでもらった。球の強さをあげていけていけるように」  一回2死から塩見にソロを浴びたが、三回1死一、二塁では塩見を二ゴロ併殺。四回は三者凡退と要所を締めた。最速は141キロだったが、奪った5三振のうち4三振が直球。変幻自在の投球に工藤監督も「(ムーアとともに)2人に関しては結果を残している以上、そういう方向で考えている」と開幕ローテ入りを明言した。  2018年に痛めた左肩の影響で、17年に開幕投手を務めて以来の開幕ローテ。24日からのオリックス戦(京セラ)での先発が濃厚だ。 (竹村岳)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
200 1.000
(-)
-
(-)
9
(-)
1
(-)
1
(-)
7
(-)
0.300
(-)
0.500
(-)
2
(-)
広島
410 0.800
(-)
-0.5
(-)
39
(-)
21
(-)
5
(-)
2
(-)
0.328
(-)
3.680
(-)
3
(1↓)
ヤクルト
421 0.667
(↓0.133)
0
(↑0.5)
28
(+1)
26
(+8)
2
(+1)
10
(+1)
0.232
(-)
2.900
(↓0.9)
4
(1↑)
ソフトバンク
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(↓0.5)
26
(+8)
13
(+1)
5
(+1)
3
(+2)
0.253
(↑0.039
1.800
(↑0.2)
5
(1↓)
DeNA
430 0.571
(↓0.096)
0.5
(↑0.5)
30
(+2)
28
(+9)
5
(-)
2
(-)
0.266
(↓0.01)
3.150
(↓0.03)
6
(1↓)
阪神
221 0.500
(-)
1
(-)
16
(-)
26
(-)
10
(-)
4
(-)
0.226
(-)
4.810
(-)
6
(1↓)
日本ハム
331 0.500
(-)
1
(-)
29
(+7)
33
(+7)
3
(-)
2
(+1)
0.260
(↑0.018)
4.140
(↓0.47)
8
(-)
楽天
340 0.429
(↑0.096)
1.5
(↑0.5)
28
(+9)
30
(+2)
4
(-)
5
(+1)
0.234
(↑0.021)
3.470
(↑0.26)
9
(1↓)
ロッテ
121 0.333
(-)
1.5
(-)
13
(+6)
18
(+6)
3
(+1)
5
(+3)
0.198
(↑0.031)
4.110
(↓0.65)
9
(1↓)
中日
240 0.333
(-)
2
(-)
16
(-)
31
(-)
4
(-)
2
(-)
0.220
(-)
4.670
(-)
11
(-)
巨人
251 0.286
(-)
2.5
(-)
34
(+7)
34
(+7)
9
(+1)
1
(-)
0.258
(↑0.013)
4.310
(↓0.39)
12
(-)
ORIX
131 0.250
(-)
2
(-)
22
(+6)
29
(+6)
5
(+1)
1
(+1)
0.275
(↑0.025)
5.360
(↑0.35)