中日(☆5対3★)楽天 =オープン戦1回戦(2020.02.24)・北谷公園野球場=
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楽天
0003000003820
中日
00120020X5910
勝利投手:鈴木 博志(1勝0敗0S)
(セーブ:木下 雄介(0勝0敗1S))
敗戦投手:津留﨑 大成(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日は開幕ローテーション入りを目指す小笠原が先発。4回7安打3失点と不安の残る結果となった。対する楽天の先発は、開幕投手に指名されている則本昂。相手打線を3回2安打1失点に抑え、順調な仕上がりを見せた。

◆楽天の開幕投手を務めることが決定している則本昂大投手(29)が3回2安打1失点(自責0)で今季2度目の実戦登板を終えた。全球種を使用することをテーマに新たに習得したナックルカーブも交えた。2回までは二塁を踏ませず無失点。 3回、先頭の中日根尾に左前打。1死と盗塁を挟み、二塁に走者を置いた場面で高橋の投ゴロを一塁へ悪送球。1死一、三塁から福田の中犠飛で先制点を与えたが、続くビシエドは右飛に打ち取った。 前日23日の練習中に三木監督から開幕投手を告げられた。昨季も決定していたが開幕前に右肘を手術し回避していた。2年ぶり6度目の大役を務める右腕は「(昨年は)早い段階で開幕投手に選んでもらっておきながら、けが、手術もあって投げられなかった。今年は何としても万全の状態でマウンドに立てるようにしたい」と力強く意気込んだ。

◆楽天鈴木大地内野手がロッテから移籍後初のマルチ安打を放った。 2番一塁でスタメン出場し、初回1死、4回1死一塁とともに中日小笠原から右前打を放った。沖縄では最後のオープン戦で躍動。 「2本出たことはよかった。仙台に帰ってしっかりリフレッシュして、シーズンに向けて仕上げていきたい」と見据えた。

◆ローテ入りを目指す3年目の中日山本拓実投手が2回無安打無失点と好投した。前回16日の広島との練習試合は4回6失点と炎上。 「直球を両サイドに投げ分けることに意識して取り組んだ」と、修正結果に納得の表情だ。次戦は名古屋に戻ってから。「さらに自分の課題と向き合いたい」。初の開幕1軍へギアを上げる。

◆2年目の中日根尾昂内野手(19)が1軍生き残りを猛アピールした。楽天戦(北谷)に9番左翼で出場。4打数2安打、1盗塁2得点でチームの今季オープン戦初勝利に貢献した。 3回先頭の第1打席。楽天エース則本昂の137キロ変化球にバットを折られながら右前に落とした。今季オープン戦初安打。「打ち取られた打球だけど、少し楽になった」と3度のけん制もくぐり抜け二盗も成功。三進後、福田の犠飛で先制のホームに滑り込んだ。 7回は楽天5番手津留崎の変化球に反応。右前打で出塁し、勝ち越しのホームも踏んだ。「内容的にいい打席もあった。これを増やしていきたい。毎打席、毎打席絡んで、獲物(得点)にしていきたい」。手応えをつかんだ2安打だった。 オープン戦2試合3打数無安打と苦しんでいた。前日の試合後、与田監督ら立ち会いのもと、昨年野球殿堂入りしたOB立浪和義氏(50=野球評論家)から直接指導を受けた。もがき続けた初の1軍キャンプ。試行錯誤を重ねて結果につなげた。 与田監督は「全体的な動きは良かった。取り組んできたことの結果が出た。よく頑張っている」と目を細めた。だが「結果は評価するが、まだまだ求めているところに到達していない」と、まだまだできると感じているだけに、厳しい言葉も残した。25日もDeNAとの2軍練習試合(読谷)に出場する。目指す開幕1軍へ、まだまだアピールを続ける。【伊東大介】

◆中日・小笠原慎之介投手(22)が24日、オープン戦・楽天戦(北谷)に先発し、4回7安打3失点だった。  「いいところも悪いところも出た。悪いところはプラスに変えられるようにしたい」  一、二回ともに走者を三塁に背負うピンチをしのいだ。打線が1点を先制した四回は制球に苦しみ4安打1四球で3点を献上したが、一番の収穫は「打たれたこと」。現状を把握できたことから、前を向いた。  13日の練習試合・DeNA戦(北谷)では実戦で試せるレベルまで上がってきている変化球がチェンジアップだけだったが、今回はカーブやスライダーなどすべての球種を投げるなど、状態は右肩上がり。初球の入り方に課題を感じながら、次回登板に向けて精度を高めていく。

◆練習試合の広島戦で4回6失点と散々だった中日の山本が、しっかり立て直して2回を無安打で無失点と好投した。広島戦で打ち込まれてからはブルペンで実戦を意識した練習を積むなど、状態を上げ「直球を両サイドに投げることが修正できて良かった」と充実感をにじませた。  習得に取り組むカットボールとスライダーの中間となる新しい変化球も効果的に決まった。沖縄でのオープン戦は終わり「自分の課題と向き合って開幕を迎えたい」と話した。

◆楽天の鈴木大が「2番・一塁」で先発出場し、2安打を放った。ともに持ち味の巧打を発揮して右前に運んだ。「個人的には安打が出たことは良かったが、走塁面で細かいミスが出た」と謙虚に話した。  ロッテからフリーエージェント(FA)で加入し、順調に調整を進めている。「練習でやりたいことをやらせてもらっている。開幕も近づくので内容、結果を求める」と表情を引き締めた。

◆2年ぶりの開幕投手に決まった楽天・則本昂大投手(29)が24日、中日とのオープン戦(北谷)に先発して3回を2安打1失点。直球も最速151キロを出し「全球種を使うことを意識した。シーズンでやらないような配球ができた」と満足げに話した。  一回1死から高橋に右前打を浴びたが、福田、ビシエドを打ち取った。三回に犠飛で1点を失ったものの、最後はビシエドを右飛に仕留めて降板。フォークボール、スライダーに頼りすぎず、習得中の「ナックルカーブ」も織り交ぜた。  三振ゼロながらテンポ良く打たせて取った。最多奪三振のタイトルを5度獲得したが「ここ数年は配球の偏りがある。違う攻め方ができたらいい」と狙いを説明した。  昨季も開幕投手の有力候補だったが、開幕前の3月に右肘のクリーニング手術を受けた。戦列復帰が遅れて5勝に終わっただけに、今季への思いは強い。  6度目の開幕投手となれば、岩隈と並んで球団最多となる。「それだけ任せてもらっているのは光栄。今年は何としても万全の状態で上がれるように」と目を輝かせた。

◆中日・根尾昂内野手(19)が24日、楽天戦(北谷)に「9番・左翼」で出場。楽天の開幕投手に内定している則本昂大投手(29)から右前打を放つなど4打数2安打2得点1盗塁と積極的なプレーで"今季初勝利"に貢献した。25日は練習試合・DeNA戦(読谷)が行われる2軍に帯同する。  ホーム3連戦での3連敗阻止に根尾が貢献した。オープン戦初安打を含む2安打の活躍。打って走って、存在感を示した。  「内容的にいい打席もあったのでそれを増やしていきたい」  楽天の開幕投手に内定している則本昂と対した三回先頭の第1打席で、内角高めのカットボールにバットを折られながらも右前に運んだ。1死後には二盗を決め、足でも魅了。2番・高橋の投ゴロ失策で三塁へ進むと、続く福田の中犠飛で先制のホームを踏んだ。  3-3の七回にも1死からドラフト3位新人・津留崎(慶大)の低めへのカットボールをうまくさばき、一塁線を破ってマルチ安打を記録。3番・シエラの右前打で勝ち越しの生還を果たすなど、大活躍だった。  2年目で初めて経験する1軍キャンプでは村上、栗原両打撃コーチから指導を受ける毎日。前日23日のDeNA戦後には、OBで通算2840安打を放っている立浪和義氏に球を呼び込む間のつくり方を教わったばかりだった。「すぐに(結果に)出るものじゃないので」と前置きした上で、「(アドバイスを)自分のものにするかしないかは僕次第」と体に染み込ませていくつもりだ。  1軍における沖縄での実戦は終わったが、25日は今キャンプ最終戦となる2軍での練習試合(対DeNA、読谷)に参加。与えられた実戦の場で「自分らしくやりたい」と、変わらずアピールする。 (須藤佳裕)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
400 1.000
(-)
-
(-)
25
(+12)
12
(+6)
5
(+1)
2
(-)
0.287
(↓0.042)
2.750
(↓0.25)
1
(-)
広島
300 1.000
(-)
0.5
(-)
30
(+23)
16
(+10)
3
(+2)
1
(-)
0.339
(↑0.11)
4.670
(↑1.33)
1
(1↑)
ソフトバンク
100 1.000
(↑0.357)
1.5
(↓1.5)
10
(-48)
4
(-51)
2
(-11)
1
(-11)
0.333
(↑0.088)
2.000
(↑1.6)
4
(-)
巨人
220 0.500
(-)
2
(↓1)
22
(+15)
16
(+10)
5
(+1)
1
(+1)
0.300
(↑0.061)
4.000
(↓1)
4
(1↑)
ヤクルト
111 0.500
(↑0.5)
2
(↓0.5)
17
(+11)
13
(+6)
0
(-)
4
(+4)
0.240
(↑0.005)
2.670
(↑2.33)
4
(3↓)
阪神
111 0.500
(↓0.5)
2
(↓1.5)
10
(+4)
18
(+16)
4
(+1)
4
(+3)
0.250
(↓0.074)
5.190
(↓3.19)
7
(2↓)
中日
120 0.333
(↑0.333)
2.5
(↓1)
11
(+9)
16
(+10)
2
(+1)
1
(+1)
0.282
(↓0.015)
5.000
(↑1)
8
(3↓)
ORIX
010 0.000
(↓0.6)
2.5
(↓2)
4
(-61)
10
(-49)
0
(-12)
0
(-19)
0.100
(↓0.162)
9.000
(↓6.74)
8
(3↓)
楽天
030 0.000
(-)
3.5
(↓2)
9
(+4)
21
(+12)
0
(-)
1
(+1)
0.213
(↓0.006)
5.250
(↑1.5)
8
(3↓)
日本ハム
030 0.000
(-)
3.5
(↓2)
8
(+6)
20
(+14)
0
(-)
0
(-)
0.216
(↑0.022)
5.670
(↑0.33)