日本ハム(★2対6☆)巨人 =オープン戦1回戦(2020.02.22)・タピックスタジアム名護=
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巨人
00201003061103
日本ハム
0000101002610
勝利投手:田口 麗斗(1勝0敗0S)
敗戦投手:河野 竜生(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】中島 宏之(2号・5回表ソロ),モタ(1号・8回表ソロ),湯浅 大(1号・8回表2ラン)

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◆日本ハムは、開幕投手に内定している有原が先発。2回無安打無失点の投球で、順調な調整ぶりを示した。対する巨人は、育成助っ人のモタがソロを含む3安打2打点を記録。支配下登録へ向け、アピールに成功した。

◆正二塁手取りを狙う巨人吉川尚輝内野手(25)が先制の適時二塁打を放った。 3回1死一、三塁。日本ハムの2番手、ドラフト1位の河野の変化球をたたいた打球はライナーで左翼手の頭を越えた。「追い込まれていたので、くらいついていきました。先制のチャンスをものにできてよかった」と振り返った。

◆支配下登録を目指す巨人育成のイスラエル・モタ外野手(24)が貴重な追加点となる適時打を放った。 3回に1点を先制し、なお2死二、三塁。日本ハムのドラフト1位、河野の133キロを左翼前に運んだ。「集中して打席に入れた。とにかくどんなボールにもコンタクトできるように準備していた。いい結果が出てよかったよ」と笑顔をみせた。

◆巨人先発の田口麗斗投手(24)が、4回2安打無失点の好投で開幕ローテーション入りを大きく引き寄せた。紅白戦含む実戦3試合に登板し、9回無失点と安定した投球を続けている。 前回登板の韓国・サムスン戦(15日)で3回無安打ながら3四球を与えた反省から「3球で1-2を作る」を目標に先発マウンドへ。打者14人と対戦し、カウント「0-2」または「1-2」を7回作るテンポのいい投球で0を並べた。「変わらずアピールできるように、内容、結果を求めていきたい」と力を込めた。

◆巨人の育成イスラエル・モタ外野手(24)が"1号ソロ"を放った。8回の先頭で打席へ。カウント3-2と追い込まれてから6球目のスライダーを、体勢を崩されながらも持ち前のパワーで左翼席へ運んだ。 一、二塁間で大きく右手を突き上げ喜びを表現し「食らいついたよ。ホームランになるとは思わなかったけど。いい結果を出してアピールしていくしかないからね」と力を込めた。この日は4打数3安打2打点と大暴れ。目標の支配下登録に向け結果を残している。

◆ベテランの巨人中島宏之内野手(37)が16日のDeNA戦に続き、オープン戦2試合連続となるソロ本塁打を放った。 5回の先頭で打席へ。カウント2-1から日本ハム井口の139キロの直球をフルスイング。打った瞬間それとわかる左翼席への特大アーチとした。「いい感じだった! いいポイントで打つことができた」と手応えを口にした。

◆日本ハム王柏融外野手が3打数2二塁打1打点。2回の第1打席は変化球に空振り三振も、5回の第2打席は追い込まれてから右中間二塁打。7回は逆方向へ二塁打を放ち「しっかり(バットを)振り切ることを意識しているだけ」と、うなずいた。 小笠原ヘッド兼打撃コーチから「結果を恐れず大胆に打っていきましょう」と言われており、実践している。

◆日本ハムは足の張りを訴えた大田泰示外野手に代わって、急きょ右翼で先発出場した松本剛外野手が、二塁打1本を含む4打数2安打でアピールした。 「良くない打席が続いてモヤモヤしていたので、1本出て良かった」。高卒9年目。定位置奪取へ、今季は背水の覚悟で臨む。「1日活躍しただけじゃ、誰も覚えてくれない。継続しないと」と、気を引き締めた。

◆日本ハムの1軍名護キャンプに合流した吉田輝星投手が、初対面の巨人原監督から激励を受けた。 練習を終えてロッカーへ引き揚げる際に栗山監督と談笑中の敵将を発見。帽子を取ってあいさつして握手をすると、そのまま近くに引き寄せられた。栗山監督によると「輝星君、君は夏のああいう感じでね。若い人たちがプロ野球で頑張るのは大事だから頑張れよ」と声をかけられたという。 吉田輝も「まさか話しかけられるとは思わなかった」と驚きつつも「自分のことを知ってくれていて、うれしかった」と笑顔。栗山監督も「オレじゃなくて、他のチームの監督さんが頑張れよと言ってくれるのは、自信になると思う」と目を細めた。吉田輝は24日のDeNAとのオープン戦では、9回の1イニングに登板予定。1軍戦力としてアピールする前に、思わぬ形で最高の発奮材料を得た。

◆場外本塁打まであとわずか。巨人中島宏之内野手(37)が、"脱力打法"で沖縄・名護の新球場オープン戦第1号本塁打を記録した。5回無死、日本ハム井口の真ん中低めに入った149キロの直球を左翼ネットの最上段にたたき付けた。 バットを構える位置は、昨季までの上段構えから下げ、スイング時の左足の上げ幅も最小限にとどめる。リラックスしたフォームから無駄を省いた動きでインパクトの瞬間に最大限のパワーを出力し「いいポイントで打つことができた。練習で気持ち良く打ててるので、それを実戦でちょっとずつできるようになってます」と結果につなげた。 移籍1年目の昨季は43試合の出場で1本塁打と屈辱のシーズンを送った。スピードボールに差し込まれるシーンも増え、たどり着いた思考は「シンプル」。16日のオープン戦初戦は143キロの内角直球を左翼席に運び、この日の149キロとオープン戦2戦2発をマーク。対外試合通算13打数6安打の打率4割6分2厘で、一塁のレギュラー争いに名乗りを上げる。「毎日アピールしていきたい」と言うベテランに、原監督は「非常に戦力として、必要性を感じますね」と評価した。

◆グラウンドに右膝を付きそうになりながらも、巨人イスラエル・モタ外野手(24)がボールをかち上げた。8回無死。133キロのフォークに体勢を崩されたが、ヘルメットをふき飛ばすほど強振。 長嶋茂雄終身名誉監督をほうふつとさせるフルスイングに「くらいついた。毎日競争。結果を出してアピールするしかない」。第2打席の左前適時打に続き、第3打席では右前に技ありの一打を放ち「どんなボールにもコンタクトできるように準備していた」と笑顔を爆発させた。 今季は新戦力に左打者のパーラを獲得したが、右の大砲候補の補強はなし。期待を背負い、キャンプファームスタートから、沖縄1軍キャンプの切符をつかんだ。体勢を崩されながらスタンドまで運んだ1発に、原監督も「うまく風に乗せたね。スピンを利かせられるバッターはそうそういません」と長距離砲の資質を感じ取った。育成枠のモタはここまで実戦9試合で32打数11安打。打率3割4分4厘に加え、チームトップの9打点を挙げて、支配下登録へ猛アピールを続けている。

◆巨人先発の田口麗斗投手が4回2安打無失点の好投で開幕ローテーション入りを大きく引き寄せた。紅白戦含む実戦3試合の成績を9回無失点とした。 前回登板で3四球を与えた反省から「3球で1-2を作る」を目標にマウンドへ。打者14人にカウント「0-2」か「1-2」を7回作るテンポのいい投球で0を並べた。「内容、結果を求めていきたい」。宮本投手チーフコーチは「ローテーションのローテまで来ている」と評価した。

◆巨人は二塁手争いの本命、吉川尚輝内野手が左投手から2本の二塁打を放ち、存在感を発揮した。 守備では8回1死一塁から中堅に抜けそうな打球を好捕し、グラブトスで併殺とした。「二遊間の当たりだったのでアウトにできればと。アピールできるように頑張りたい」と引き締めた。

◆1軍出場経験のない巨人3年目の湯浅大内野手がオープン戦1号を放った。8回無死二塁から代打で左翼席に運び「真っすぐに振り遅れないように準備していた。少ないチャンスで結果を出したい」と言った。 守備も魅力の選手の1発に、原監督は「大城がだらしない状況の時に、非常にチームにとっても大きい」と評した。

◆日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(21=JFE西日本)が"プロ初失点"を受け止めた。 オープン戦開幕の22日巨人戦(名護)に2番手で対外試合デビュー。2回3安打2失点にも、バージョンアップしたチェンジアップに手応えをつかむなど収穫を得た。次回は3月3日巨人戦(札幌ドーム)で先発予定。初の本拠地で、リベンジの舞台が用意される。大きな瞳は、すぐに雪辱の舞台を見据えた。プロ入り初の対外試合を終えた河野は、吹っ切れていた。「全てが、うまくいくわけではない。打たれた失敗を、次に生かせるようにしたい」。実戦2試合目で初失点の2回3安打2失点。初めて味わう緊張感は、球に伝わった。「どの打者に対しても力みすぎて、自分のボールを投げられない。精神的なコントロールが必要だと思った」と、真正面から課題を受け止めた。 収穫は、握りを微調整したチェンジアップ。厚沢投手コーチのアドバイスを受け、実戦で初めて試した。「腕の振りが、直球に近い感じで投げられている」。2イニング目の4回先頭、岡本からファウルを打たせて反応を確かめると、決め球として空振り三振を奪った。「次もいけるかな」と手応えをつかんだ。1イニング目に2失点でマウンドを下りると「緊張しました」と漏らしていたが、2イニング目は3者凡退。木田投手コーチは「立て直して、いい球を投げていた」と評価した。 次回は3月3日のオープン戦、再び巨人戦に挑む。本拠地・札幌ドーム初登板を、先発で飾る予定。栗山監督は「楽しみなのは間違いない。次は良い形で球数を増やしていく」と4、5イニングをメドに送り出す。河野は「直球が軸になる。初回から、どんどん自分のスタイルを出せれば」と気合十分。社会人NO・1左腕が、本拠地ファンにあいさつ代わりの快投を目指す。【田中彩友美】   日本ハム厚沢ベンチ兼投手コーチ(河野の投球内容に)「上手に抑えようとして空回りしている感じがした。この反省を次回以降にイニングを伸ばす過程の中で修正してほしい」

◆巨人の「アトム」が、自慢の怪力でオープン戦第1号を決めた。支配下登録へ猛アピールを続ける育成選手のイスラエル・モタ外野手(24)が、4打数3安打2打点の大暴れ。第2打席で左前適時打を放つと、8回にはトドメのダメ押しパンチを見舞った。 背番号「014」の上に記された「MOTA」は、逆から読めば「ATOM」。手塚治虫の大ヒット漫画「鉄腕アトム」のように、みんなのヒーローとなる。グラウンドに右膝を付きそうになりながらも、モタは自慢の"鉄腕"でボールをかち上げた。8回無死。133キロのフォークに体勢を崩されたが、ヘルメットをふき飛ばすほど強振。長嶋茂雄巨人終身名誉監督をほうふつとさせるフルスイングで放った打球は、♪空を越えてラ・ラ・ラ左翼のかなた~。「くらいついた。毎日競争。結果を出してアピールするしかない」と、オープン戦第1号にも気を抜くことはなかった。 「MOTA」は逆さから読むと「ATOM(アトム)」。気づいた球団幹部が「アトム!」と呼びかけても、ドミニカ共和国出身の24歳はもちろん、ちんぷんかんぷん。それでも愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔と怪力でチームのいじられキャラとなっている。第2打席の左前適時打に続き、第3打席では右前に技ありの一打。「どんなボールにもコンタクトできるように準備していた」と笑顔を爆発させた。 "10万馬力"のパワーの源は、好き嫌いのない食事だ。苦手な食べ物を聞かれても「特にない。何でも食べます」。キャンプ中の昼食は好物のフライドポテト、肉が中心も、野菜もしっかり摂取。バランスの取れたエネルギー補給を心がける。 今季は新戦力に左打者のパーラを獲得したが、右の大砲候補の補強はなし。期待を背負い、キャンプファームスタートから、沖縄1軍キャンプの切符をつかんだ。体勢を崩されながらスタンドまで運んだ1発に、原監督も「うまく風に乗せたね。スピンを利かせられるバッターはそうそういません」と長距離砲の資質を感じ取った。 ここまで実戦9試合で32打数11安打。打率3割4分4厘に加え、チームトップの9打点を挙げて、支配下登録まで秒読み段階にこぎ着けた。鉄腕モタが、ジェット全開で評価を上昇させている。【久永壮真】

◆巨人・吉川尚輝内野手(25)が22日、日本ハムとのオープン戦(名護)に「1番・二塁」で先発し、三回1死一、三塁での第2打席で左越え先制二塁打を放った。  日本ハムのドラフト1位左腕・河野が外角高めへ投じたスライダーに、うまくバットを合わせたスイングから大きな打球を飛ばし、「追い込まれていたので、食らいついていきました。先制ののチャンスをものにできてよかった」とコメントした。  これで、このキャンプでの実戦8試合での通算成績は18打数9安打の打率・500となった。

◆巨人・中島宏之内野手(37)が22日、日本ハムとのオープン戦(名護)に「7番・DH」で先発し、五回に左越えソロを放った。  2-0で迎えた五回先頭、日本ハム・井口の低め直球を左翼席へ運び、「いい感じだった! いいポイントで打つことができた!」と興奮気味にコメント。16日のDeNA戦(沖縄セルラー)で放ったオープン戦チーム1号となる左中間ソロを放っており、2試合連続本塁打をマークした。  巨人加入1年目の昨季は打率・148に終わった18年目のベテランが、復活の兆しを見せている。

◆巨人の育成・イスラエル・モタ内野手(24)が22日、日本ハムとのオープン戦(名護)に「3番・左翼」で先発し、八回に左翼席へソロを放り込んだ。  「食らいついたよ! ホームランになるとは思わなかったけど。いい結果を出してアピールしていくしかないからね!」  3-2で迎えた八回、日本ハム・裏がフルカウントで投じた外角低めのスライダーを捉えた。スイング時にヘルメットが脱げたまま、右手人差し指を立ててダイヤモンドを一周した。  三回、六回にも安打を放っており、3安打をマーク。ここまで実戦9試合で計31打数11安打の打率・355、1本塁打、8打点と絶好調。2軍スタートから猛アピールを続けるドミニカンが支配下登録へまた前進した。

◆日本ハムのドラフト1位ルーキー左腕の河野(JFE西日本)は初の対外試合で三回から登板して2回3安打2失点だった。1イニング目に力んで制球がばらつき、甘い球を痛打された。「緊張があった。まだ自分の力不足というのがある」と悔しがった。  それでも2イニング目は岡本をチェンジアップで空振り三振に仕留めるなど三者凡退に抑えた。「初回から自分のスタイルを出していけたら。どんどん実戦も増えてくるので、反省を生かしてできれば」と話した。 >栗山監督(新人の河野に) 王柏融(来日2年目で2本の二塁打に) 「振り切ることを意識した。気持ちはだいぶリラックスしてできている」

◆中継ぎから先発への転向を視野に入れている巨人の田口は、4回2安打無失点と安定した投球を披露した。「若いカウントで勝負できた。それがいい結果につながった」と胸を張った。  四回に無死二塁のピンチを招いたが、近藤を三ゴロ、中田を空振り三振、ビヤヌエバを左飛に仕留めた。「走者出してから、よりコントロールであったり高さを意識できた」と話した。原監督は「今年どういうポジションで彼が躍動するのか非常に期待する。(役割を)早めに決めることも必要になると思う」と期待した。 モタ(左越えソロを含む3安打2打点) 「本塁打になるとは思わなかった。いい結果を出してアピールしていくしかない」 中島(五回に2号ソロ) 「いい感じだった。いいポイントで打つことができた」 湯浅(八回に代打で2ラン) 「真っすぐに振り遅れないように準備していた」

◆日本ハムの有原が今季初の実戦登板で2回を投げ、一人の走者も許さない完璧な投球を見せた。15勝で最多勝に輝いた昨季のように、140キロ台後半の威力のある速球で押し込んだ。「ようやく始まったという思い。自分らしい投球ができた」と納得の表情だった。  2017年以来2度目の開幕投手を務める今季は、投手陣の主将にも任命された。20勝投手になることを期待している栗山監督は「全てを背負って投げていくという魂を感じられ、うれしかった」とうなずいた。

◆ドミニカ共和国出身の育成選手、モタが八回に左越えソロを放った。ヘルメットが脱げるほどの豪快なスイングで「球に食らいついたよ。本塁打になるとは思わなかった」。本塁打を含めて3安打し、実戦9試合で打率・355(31打数11安打)、1本塁打、8打点。キャンプは2軍で始動したが、1軍で結果を残している。

◆172センチ、70キロの湯浅がパワーを示した。八回無死二塁に代打で登場し、浦野から左越え2ラン。ガッツポーズと雄たけびで喜びを表した。  「真っすぐに振り遅れないように準備していた」  俊足と好守(二塁、三塁、遊撃)を武器に、群馬・高崎健康福祉大高崎高から2018年ドラフト8位で入団。今年1月は主将の坂本に弟子入りし、初めて1軍キャンプメンバーに選ばれた若武者の一発。起用の舞台裏を原監督が明かした。  「大城がだらしない状況の時にあえてピンチヒッターを送った。数少ない(出場機会の)中でホームランを打つのがチームにとっても、彼にとっても非常に大きなもの」  前日まで8試合で10打数(2安打)と出場機会は限られている湯浅。この日5番で先発しながら3打数無安打と元気のない大城にハッパをかけるために起用された形だったが、最高の結果でアピールに成功した。

◆巨人は22日、日本ハムとのオープン戦(タピック名護)に6-2で勝った。「7番・DH」で先発した中島宏之内野手(37)が五回に左越えへ2号ソロを放ち、16日のDeNA戦(沖縄セルラー)に続くオープン戦2試合連続アーチ。プロ20年目のベテランが復活をアピールした。3年目の湯浅大(だい)内野手(20)は代打で左越え2ランを放った。  軽く振ったような力みのないスイングから放たれた打球が、名護の海辺にアーチを描いた。中島は、はにかみながら仲間とハイタッチを交わした。  「いい感じで、いいポイントで打つことができた。練習で感じよく打てているので、それを実戦でちょっとずつできるようになっている」  2-0で迎えた五回先頭で日本ハムの5年目右腕、井口の低めの直球を左翼席へ。16日のDeNA戦(沖縄セルラー)に続くオープン戦2戦連発で、紅白戦などを含めた実戦8試合で計13打数6安打の打率・462と、好調を維持している。  全盛期は強打の遊撃手として日本代表でも活躍した通算1767安打、195本塁打の右のスラッガーだが、加入1年目の昨季は43試合の出場で打率・148、1本塁打、5打点に終わった。オフには、野球協約の減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える1億3000万円(約86%)ダウンの年俸2000万円で契約を更改。オリックス時代の4年間は年俸3億5000万円だった男は、背水の覚悟で、米ロサンゼルスでDeNA・伊藤光らとの合同自主トレで体をいじめ抜き、体の切れを取り戻した。  「非常に戦力として必要性を感じますね」と原監督も大きく目を見張った。一塁を争う大城、陽岱鋼が結果を出せない中で、復活の兆しを見せる37歳が意地を見せた。元木ヘッドコーチは「いい感じだね。ファーストのレギュラーだよ」とニヤリ。眠っていたベテランの復活が、大きな補強となる。 (谷川直之) 左打者として、左投手から2本の二塁打を放った巨人・吉川尚 「しっかりと振りにいけたのでよかった」 先発で4回無失点の巨人・田口 「今後も結果、内容ともに求められる。登板ごとにアピールできるようにしたい」

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(5↑)
DeNA
200 1.000
(↑0.538)
-
(↓2.5)
13
(-46)
6
(-59)
4
(-10)
2
(-3)
0.329
(↑0.079)
2.500
(↑0.98)
1
(-)
広島
100 1.000
(↑0.333)
0.5
(↑0.5)
7
(-63)
6
(-52)
1
(-11)
1
(-7)
0.229
(↓0.013)
6.000
(↓2.58)
1
(10↑)
阪神
100 1.000
(↑0.687)
0.5
(↓4.5)
6
(-49)
2
(-68)
3
(-9)
1
(-15)
0.324
(↑0.097)
2.000
(↑1.83)
4
(-)
巨人
110 0.500
(↓0.125)
1
(↓1)
7
(-69)
6
(-59)
4
(-15)
0
(-12)
0.239
(↓0.017)
3.000
(↑0.96)
5
(2↓)
楽天
010 0.000
(↓0.636)
1.5
(↓1)
5
(-61)
9
(-41)
0
(-12)
0
(-8)
0.219
(↓0.037)
6.750
(↓3.48)
5
(3↑)
ヤクルト
010 0.000
(↓0.438)
1.5
(↑1.5)
6
(-69)
7
(-72)
0
(-17)
0
(-20)
0.235
(↓0.023)
5.000
(↓0.84)
5
(3↑)
中日
010 0.000
(↓0.438)
1.5
(↑1.5)
2
(-55)
6
(-59)
1
(-11)
0
(-11)
0.297
(↑0.079)
6.000
(↓2.77)
5
(7↑)
日本ハム
010 0.000
(↓0.3)
1.5
(↑2.5)
2
(-46)
6
(-43)
0
(-14)
0
(-10)
0.194
(↓0.067)
6.000
(↓2.18)