日本ハム(★1対5☆)オリックス =リーグ戦25回戦(2019.09.27)・札幌ドーム=
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ORIX
0110200105511
日本ハム
0000000101920
勝利投手:山岡 泰輔(13勝4敗0S)
敗戦投手:田中 瑛斗(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(28号・8回表ソロ)

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◆オリックスは2回表、マレーロの犠飛で先制する。その後は、福田の2打席連続適時打などで追加点を挙げると、8回には吉田正のソロでリードを広げた。投げては、先発・山岡が9回1失点の快投で今季13勝目。一方の日本ハムは、引退試合を迎えた田中賢介が適時打を含む2安打の活躍を見せた。

◆今季限りで現役を引退する日本ハム田中賢介内野手(38)のラストゲームが幕を開けた。 日本での通算1500安打へ、残り3本として迎えた試合に2番指名打者として先発出場。初回1死の第1打席、先発山岡に対し1ボールから直球を振り抜いたが二飛に倒れた。

◆日本ハム田中賢介内野手の長男達之介くん(4)が、父の晴れ舞台に花を添えた。 始球式で登板し、やや緊張した面持ちで投げた投球は、捕手に向かって真っすぐに転がった。次男壮之介くん(1)は球団マスコットB☆Bに抱きかかえられて登場も、最後は号泣。田中賢は満面の笑みで、その様子を見つめていた。

◆今季限りで現役を引退する日本ハム田中賢介内野手(38)が、2打席連続で凡退した。 初回1死の第1打席で二飛に倒れた後、4回先頭の第2打席で、先発山岡に1ボール2ストライクと追い込まれてからの4球目、内角のスライダーに手を出せず見逃し三振を喫した。

◆日本ハム高卒2年目右腕田中瑛斗投手(20)が初めて1軍のマウンドに上がった。 先発ロドリゲスの後を受け2回から登板。先頭のロメロに左翼線を破る二塁打を許すと、1死三塁からマレーロに先制右犠飛を打たれた。 続く3回には1死から若月に四球を与え、暴投と進塁打で、2死三塁とされると福田に左前適時打を打たれ2点目を失った。 デビュー戦は、2回を投げ打者9人に35球、2安打2失点1奪三振1四球という内容だった。 降板後「ブルペンの最初は緊張しましたが、マウンドに立ったら緊張というより、歓声がすごく聞こえて1軍で投げるんだな、と実感しました。今シーズンはファームで真っすぐを打たれる場面もあったので不安もありましたが、今日は真っすぐでファウルが取れたりして思ったより通用したのかなと感じたし、いい経験になりました。(田中)賢介さんの引退試合なので1点も取られたくないと思っていましたが、結果的に失点し、申し訳ないです」。 投球を見守った木田投手チーフコーチは「プロ初登板で緊張してたと思うけど、腕も振れてたし、最後の吉田正尚に対しても思い切って腕を振って勝負してくれた。来年につなげてほしい」とコメントした。

◆今季限りで現役を引退する日本ハム田中賢介内野手(38)が、現役ラストゲームで日本での通算1498本目の安打を放った。 4点を追う6回1死一、二塁の第3打席、先発山岡の4球目内角の直球を右前へとはじき返し、日本での通算1500安打へ、残り2本に迫った。 打席を終えて、球場全体がイメージカラーのピンク一色に染まり、飛び交う大声援に「本当に感動しました。球場の歓声とか、すごいです。今日はすごく感じています」と話した。

◆オリックスは2回、マレーロの右犠飛で先制、3回には福田の適時打で追加点。日本ハムはオリックス山岡の前に3回まで1安打。 オリックスは5回福田の2打席連続の適時打などで2点を追加。日本ハムは6回までに5安打を放つも無得点。 オリックスは8回、吉田正の28号ソロで追加点。日本ハムはその裏、引退する田中賢の右前適時打で1点を返すにとどまった。山岡が13勝目、田中瑛が1敗目。

◆若手リーダー格の日本ハム西川遥輝外野手がチームをけん引できなかったことを悔やんだ。 夏場の大失速で5位に終わったことに「引っ張っていけなかったのは責任を感じます。もっともっと若い人たちを引っ張っていきたいと思います」と話した。 個人成績でも打率3割には届かず、盗塁数も昨季の44から半減以下でタイトルを逃した。「思うような成績は残せなかった」と振り返った。

◆日本ハム近藤健介外野手が捲土(けんど)重来を期した。今季は自己最多の138試合に出場も、目指した首位打者には届かなかった。「いい時よりも悪い時の方が多かった。対処するのに時間がかかった」と勝負の8月以降に調子を落として、チームも優勝戦線から脱落した。 「8月の連敗は(打てなかった)自分のせい。こういうことがないように来年はしたい」と悔しさを糧にさらなる飛躍を誓った。

◆日本ハム主将の中田翔内野手が来季の巻き返しを誓った。3年ぶりのリーグ優勝を狙ったチームは5位と2年ぶりのBクラス。 自身も8月に右手のケガで出場選手登録を抹消されるなど、悔いが残る1年となった。「素直に悔しいです。個人的にもケガをして、チームが1番苦しい時期に動けなかった。悔しい1年間だった」と唇をかんだ。「来年はファンのみなさんを喜ばせたいと思う」と言い切った。

◆オリックス山岡泰輔投手(24)が完投で13勝目を挙げ、最高勝率のタイトル獲得を確定させた。 立ち上がりから最速149キロの直球と変化球がさえ、7回まで無失点と日本ハム打線を寄せ付けなかった。今季自身の最終戦を9回1失点と最高の形で締めくくった。自身初のタイトル獲得に「本当に感謝しかない。みんなで勝ち取った賞です」と喜んだ。 唯一の失点は引退試合に臨んだ日本ハム田中賢介内野手(38)の一打だった。真っ向勝負で挑み、結果は4打数2安打1打点。「全力でいかないと失礼。全力でいって、ああいう結果になった。さすがですね」と敬礼し、「すごくファンに愛されている選手だったと感じた。目標ではないですけど、みんなに愛される選手になりたい気持ちになった」と感慨深げに話した。 昨オフにチームメートだった金子、西の投手2枚看板が抜けた今季は、副将として投手陣をけん引した。右腕は「西さん、金子さんが抜けて、なんとか軸で回りたい、穴を埋めないとという気持ちでやってきた。ちょっとでも埋めることができたと周りの人が思ってくれたらと思います」と胸を張った。 ▽オリックス西村監督(好投した山岡について)「最初から最後までよくやってくれた。(最高勝率に)よく頑張ってくれた。投手陣を引っ張っていってくれた」

◆日本ハム 今季最終戦を白星で飾れず、借金8の5位で全日程を終えた。 既に球団に辞意を伝えている栗山監督は試合後のセレモニーで「本当にすいませんでした」とファンに謝罪。続けて「これからもファイターズのこと、選手たちのこと、どうか長く長く、よろしくお願いいたします」と話した。 去就については今後、球団側と話し合いが行われる予定。同監督は「明日から考えます」と話すにとどめたが、球団は慰留するとみられる。

◆さらば、愛すべき背番号3-。日本ハム田中賢介内野手(38)が、今季最終戦の27日オリックス25回戦(札幌ドーム)でラストゲームに臨んだ。「2番DH」で先発出場し4打数2安打1打点。9回は志願して二塁守備にも就いた。通算1499安打で、節目には1本及ばず。2度の日本一、5度のリーグ制覇に貢献した球団史上最高の二塁手は、多くのハム党の涙と歓声に見送られ、20年間のプロ生活に終止符を打った。8回2死一、二塁。現役最後の打席は、あふれる涙でボールが見えなかった。号泣しながら振ったバットは、オリックス山岡のど真ん中直球にジャストミート。右翼フェンス直撃の適時打に、賢介カラーのピンクに染まった札幌ドームは、今季一番の興奮に包まれた。「ずっと我慢していたので、限界に達しました。打ち方とか忘れて、無我夢中だった」。涙の一打にベンチは総立ちとなり、もらい泣きする選手が続出した。 長男が始球式を務めたラストゲームは「2番DH」で、今季26度目の先発出場。第3、4打席で2打席連続安打を放ち通算1499安打としたが、節目へはあと1本足りなかった。「いつも、ちょっと足りない野球人生だった。なかなか1番になれなかった」。振り返れば、ドラフトも2位指名。だけど、それが賢介らしい。「壁にぶち当たり苦しくなった時、父は『逃げるな。正直に真っすぐ生きろ。コツコツ努力すれば必ず乗り越えられる』とメッセージをくれました」。最後のあいさつは、福岡から駆けつけた両親、米国時代を支えてくれた妻への感謝であふれた。 本拠地が東京だった頃を知る、数少ない選手だ。北海道へ移転したチームの歴史は、そのまま自らの歴史に重なる。「チーム改革が実を結んだのが06年の日本一。北海道にファイターズというチームが根づいた瞬間だった。レギュラーとして、ずっと優勝争いできたのは誇り」。2度の日本一、5度のリーグ優勝をすべて経験した唯一の存在だから「後輩たちには強いファイターズを取り戻してもらいたい」と、強く願う。 鳴りやまない"賢介コール"を浴びながら、ピンク色のライトが揺れる札幌ドームを一周した。「すべての人たちが、僕にとっては家族です。これまでたくさんの声援、愛をいただきました。これからは、私が恩返しする番。ここ北海道で、みんなと一緒に生きていきます」。チームメートだけでなく、球団職員にも愛された球団史上最高の二塁手は、たくさんの涙と愛情に包まれながら、プロ人生の幕を引いた。【中島宙恵】 ▽日本ハム栗山監督「12年に来て、今でも忘れないのは賢介がケガをして一瞬、優勝がなくなったと思ったこと。そこからの戦い方など、いろんなことを学ばさせてもらった。あれだけ愛される選手を作らないといけないと、あらためて思った。これがプロ野球だなと感じた」 ▽日本ハム中田「感動的でしたし、あらためてすごさを感じた」 ▽日本ハム近藤(試合中から号泣)「今の打撃は、賢介さんがいたからこそ。ああいう姿勢全て、お手本になりました。もっともっと野球を教わりたかった」 ▽日本ハム吉川「自分で終わりを決められるということはすごいこと。自分も賢介さんのようになれれば」 ▽日本ハム渡辺「感動しましたし、少しの間ですけど一緒にできて良かったです」 ▽日本ハム平沼「短い間でしたけど、話を聞かなくても学べるところがたくさんありました」 ▽日本ハム宇佐見「いろいろと打撃面でも教わりましたし、もう1年(一緒に)できればよかったなと思う」

◆日本ハム鶴岡慎也捕手が田中賢介内野手の引退試合に花を添えた。 8回1死の場面に代打で登場し山岡から中前打。その後の田中賢の適時打をしっかりとお膳立てした。 試合後のセレモニーでは「(田中賢が)号泣していたから」とつられて泣きながら花束を手渡した。「(最後の勇姿に)よかったですね。本当は優勝して送り出したかったですけど」と言葉を送った。

◆8回2死一、二塁。日本ハム田中賢の最後の打席は、あふれる涙でボールが見えなかった。号泣しながら振ったバットは、オリックス山岡のど真ん中直球にジャストミート。右翼フェンス直撃の適時打に、札幌ドームは今季一番の興奮に包まれた。「ずっと我慢してきたので、限界に達しました」。崩壊した涙腺に苦笑いした。 本拠地が東京だった頃を知っている数少ない選手だ。北海道へ移転したチームの歴史は、そのまま田中賢の歴史に重なる。「レギュラーで出ているシーズンでずっと優勝争いできたのは誇り」。2度の日本一、5度のリーグ優勝をすべて経験した唯一の選手となった。 長男が始球式を務めたラストゲームは「2番DH」で、今季26度目の先発出場。4打数2安打1打点で、通算1499安打とした。「いつも、ちょっと足りない野球人生だった。なかなか1番になれない」。ドラフトも2位指名だった。節目には、あと1本、届かなかったが、これほどチームメートや球団職員に愛された選手はいない。9回は志願して守備に就いた球団史上最高の二塁手は「後輩たちには強いファイターズを取り戻してもらいたい」と、仲間たちへ夢を託した。【中島宙恵】

◆日本ハム田中賢介内野手(38)が、今季最終戦の27日オリックス25回戦(札幌ドーム)でラストゲームに臨んだ。現役生活20年は「子ども」が伸ばしてくれた。15年、メジャー挑戦から3年ぶりに復帰した田中賢の顔つきは、変わっていた。きっかけは14年に誕生した第1子。周囲からは「トゲが取れた」「柔らかくなった」などと驚かれた。他人に干渉せず、わが道を行くスタイルが一変した。 子育てに「生きがいが出来た」。育児本を読みあさり、同じ親の話を熱心に聞く。「3歳までに人間は形成される」と楽しみを見いだし、一家の大黒柱の活力になった。今では2男の父。シーズン中、「子どもからは『一緒に遊びに行けるから』と、引退を悲しまれないんだよね」と笑ったこともあった。 選手生活の終盤はユニホームを着ていても「父親」であり続けた。沖縄・宮古島で合同トレーニングを行うロッテ岡には、食生活まで目をかけた。投手陣の大黒柱・有原の登板時には、ベンチの隣が定位置。アドバイスを送り心身を和らげ、エースを育ててきた。 東京ドームでの現役最後の試合前、おもむろに聞かれた。「引退して寂しい?」。「寂しいに決まっているじゃないですか!」と食い気味に返すと、高らかな笑い声が上がった。まだヤンチャ心は健在。少年は父となり、穏やかな表情でユニホームを脱いだ。【日本ハム担当 田中彩友美】

◆日本ハム田中賢介内野手(38)が、今季最終戦の27日オリックス25回戦(札幌ドーム)でラストゲームに臨んだ。 日本一2度、リーグ優勝5度。輝かしいプロ野球人生を歩んできた田中賢だが、実はその「最大のアクシデント」は、新幹線の中で起きた。 08年8月、大阪での試合を終えたチームが、福岡へ向けて移動していたときだった。当時、チーム内で流行していたのは将棋。「賢介いい手打つな~」。王将に迫る効果的な一手。窮地に立たされた隣席の森本は長考に入った。そんなときだった。 バタン! 将棋盤が突然、床にひっくり返った。「何するんだよ!」。振り返った森本はあぜんとした。田中賢の体がけいれんを起こし、酸素不足となった顔面はみるみる青ざめていく。「賢介! 賢介!」。車両中に声が響く。前の座席で眠っていた鶴岡は跳び起き、はだしのまま車掌室まで駆けた。「列車を止めてください」。普段は冷静な扇の要も、あわてふためいた。車内は、騒然となった。 次の停車駅・岡山に近づいていたため、同駅に救急車を待機させ、車両では田中を通路に寝かせた。名乗り出てくれた医者が応急処置。一度息が細くなったが、懸命の心臓マッサージで生気が戻った。 岡山市内の病院に到着するころには、田中賢の意識ははっきりと戻っていた。全身を検査しても、異常は見つからなかった。それでも、その日は絶対安静。集中治療室(ICU)で一晩を過ごした。 翌日のナイトゲーム、田中賢はなんと、心配する梨田監督に懇願し、グラウンドに立った。体調に問題なかったこともあるが、「主力は簡単に休んではいけない」という信念に基づく。「主力が休むと、他の選手も『じゃあオレもここが痛い』となる。これは悪い連鎖。チームは主力選手の色に染まると思っている」。だからどんなときも、チームのため、ファンのため、試合に出続けてきた。06年から10年まで、北海道移転後の球団記録となる620試合連続出場を樹立。この数字の裏に、命の危険にさらされた「危機的な夜」があったことを知る者は、少ない。【本間翼】

◆日本ハム・斎藤佑樹投手(31)が8月6日のオリックス戦(札幌ドーム)以来、約1ヶ月半ぶりに登板。失策も絡み2回2安打2失点だった。  斎藤は2点を追う四回に3番手でマウンドに上がると、この回は先頭のロメロを遊ゴロに抑えるなど3人で終わらせた。しかし五回、2死一、二塁から福田に右前適時打を浴びると、右翼手・大田の三塁への返球が悪送球となり、一走・宗の生還も許した。斎藤はこの回を投げきりマウンドを降りた。

◆日本ハムの田中賢介内野手が27日、札幌ドームで行われたオリックスとの今季最終戦に出場し、現役生活に終止符を打った。2番で先発し、4打数2安打1打点で満員の観衆を沸かせた。試合後のセレモニーで「20年間、最高に幸せな時間だった」と涙ながらに語った。  八回2死一、二塁での現役最後の打席では、涙を流しながら通算1499安打目となる右翼フェンス直撃の適時打を放ち大歓声を浴びた。九回には指名打者を解除して二塁の守備にも就いた。「最後の打席の賢介コールで、いろんな思い出がよみがえって涙が止まらなかった」と感極まった。  巧打と堅守の二塁手としてベストナインに6度、ゴールデングラブ賞に5度輝き、5度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献。試合に先立ち行った記者会見では「2006年の日本一が僕の中で一番大きな出来事。幸せな時間だった」と振り返り、今後について「ゆっくり考えたい」と話した。

◆日本ハムの清宮が不完全燃焼でプロ2年目を終えた。開幕前に右手首付近を骨折して出遅れ、5月に昇格した後も調子が上がらず、1年目と同じ7本塁打にとどまり「納得できるシーズンではない。本当にたくさん迷惑を掛けてしまった」と悔やんだ。  8月には故障の中田に代わって4番を務めたが、好結果を出せずチームも黒星が続いた。「4番が打たないと勝てない。貴重な経験をさせてもらった」と振り返り、「オフシーズンを経て進化して帰ってくる」と来季の飛躍を誓った。

◆オリックス・山岡が9回1失点の完投で締め、今季13勝目(4敗)をマーク。シーズンの最終登板を今季初の完投勝利で締めた。  「きょうは立ち上がりから調子もよかったし、しっかりと自分らしいボールを投げられた」  序盤から圧巻の投球。八回に1点を失ったが、首脳陣に「最後まで行かせてください」と直訴し、投げ抜いた。勝率はリーグトップの・765で、自身初タイトルとなる勝率第1位を確定。「感謝しかないですね。取らせてもらった。授賞式になれば、達成感がわくかな。賞のなかで一番うれしい。みんなで勝ち取った賞。うれしいですね」と喜んだ。  プロ3年目は初の開幕投手を託され、副主将にも就任。オリックスでは1996年の星野伸之(現サンケイスポーツ専属評論家)以来となる快挙に西村監督も「よく投手陣を引っ張ってくれた」とたたえた。  プロ入りから3年連続で規定投球回に到達し、1年間、ローテーションを守り抜いた。「西さん、ネコ(金子)さんが抜けて、自分が軸で回りたいという気持ちだった。ちょっとでも穴を埋められたと周りの人に思ってくれたら」と自信をつかんだ。一気に飛躍し、山岡が2019年シーズンを終えた。 (西垣戸理大) ★13勝4敗で確定  オリックス・山岡泰輔投手(24)の勝率第1位(13勝以上が対象)が27日、確定した。  3年目で初のタイトル獲得。13勝4敗で勝率・765とし、12勝5敗のソフトバンクの高橋礼投手(23)がチームの残り2試合で2勝しても上回られることがなくなった。

◆日本ハム・栗山英樹監督(58)が、30日に札幌市内の球団事務所で川村浩二球団社長と去就について話し合うことが27日、明らかになった。球団は続投を要請する方針を固めており、吉村浩GMは「編成面での責任は全部こっちにある。監督に順位を含めた成績の責任を押しつけるつもりは全くない」と話した。  1年契約で臨んだ就任8年目の今季は開幕投手の上沢ら主力が離脱する中、8月に5勝20敗1分けと失速するまで首位争いを展開。65勝73敗5分けの5位で終えた今季最終戦後、栗山監督は「申し訳ない。改めて自分の能力のなさを実感した1年」と頭を下げた。  吉村GMは「監督がある種の決意を持っているのは間違いない。どういう話になるか現状は分からない」と語った。

◆今季限りで現役を引退する日本ハム・田中賢介内野手(38)が、今季のチーム最終戦に2番打者でフル出場。4打数2安打でプロ通算1499安打とし、20年間の現役生活にピリオドを打った。  「最後の賢介コールでいろんな思いがよみがえって、涙が止まりませんでした。僕にとってファイターズは家族。家族と過ごした20年間は最高に幸せでした」  DHで先発し、六回の第3打席に右前打。5-0の八回2死一、二塁で迎えた第4打席では、イメージカラーのピンクで染まった4万1138人の「賢介コール」に涙腺が崩壊した。涙でボールは見えていなかったが、山岡の投じた2球目の直球をフルスイング。一矢報いる、右翼フェンス直撃の適時打となった。  九回は志願し、ゴールデングラブ賞に5度輝いた二塁の守備に就いた。守備機会はなかったが、引退セレモニーでは定位置で胴上げされた。  昨季限りでの引退も考えながら、周囲の説得もあり現役を続行。今後は第2の故郷、北海道に永住することを希望し「これからは恩返しする番。北海道、ファイターズに少しでも力になりたい」と夢を語る。5度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献したレジェンドは、「強いファイターズを取り戻してほしい」という思いを後輩に託し、ユニホームを脱いだ。 (中田愛沙美)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
80621 0.563
(-)
優勝
(-)
0756
(-)
695
(-)
174
(-)
134
(-)
0.265
(-)
4.350
(-)
2
(-)
ソフトバンク
76614 0.555
(-)
1.5
(-)
2578
(-)
556
(-)
182
(-)
113
(-)
0.252
(-)
3.630
(-)
3
(-)
楽天
71684 0.511
(-)
7.5
(-)
0614
(-)
578
(-)
141
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.740
(-)
4
(-)
ロッテ
69704 0.496
(-)
9.5
(-)
0642
(-)
611
(-)
158
(-)
75
(-)
0.249
(-)
3.900
(-)
5
(-)
日本ハム
65735 0.471
(↓0.003)
13
(↓0.5)
0560
(+1)
586
(+5)
93
(-)
48
(-)
0.251
(-)
3.760
(-)
6
(-)
ORIX
60756 0.444
(↑0.004)
16.5
(↑0.5)
2536
(+5)
633
(+1)
101
(+1)
120
(-)
0.243
(-)
4.090
(↑0.02)