1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 |
ロッテ | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:種市 篤暉(8勝2敗0S) 敗戦投手:吉田 輝星(1勝3敗0S) |
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◆ロッテは初回、角中の適時打などで2点を先制する。続く2回裏には、マーティンの2点適時打で加点し、試合を優位に進めた。投げては、先発・種市が8回無失点の快投で今季8勝目。敗れた日本ハムは、先発・吉田輝が試合をつくれず、打線も5安打と振るわなかった。
◆日本ハム吉田輝星投手(18)は立ち上がりを無失点に抑えられるか。 今季は3試合を投げて計12失点だが、初回に半数の6失点。初回成績は2被弾を含む14打数6安打、被打率4割2分9厘で、今季5四球もすべて初回に記録している。
◆日本ハム吉田輝星投手(18)のプロ4度目となる先発マウンドは、プロ最短での降板となった。 初回、先頭の荻野に四球、鈴木に左前打、マーティンに四球を与え、いきなり無死満塁のピンチ。続く井上を空振り三振に抑えるも、角中に左前へ先制適時打を献上した。清田を空振り三振に封じ2死としたが、中村奨に頭部ヘルメットを直撃する押し出しの死球を与え、立ち上がりからつまずき2失点を喫した。 2回、先頭の藤岡に中前打を許したところで降板。2回途中、打者9人に対し41球3安打3失点で、前回3回途中5安打6失点に沈んだ8月14日のロッテ戦(東京ドーム)に続き、またしても悔いが残る結果となった。 降板後「自分のピッチングができませんでした。チャンスを頂いたのですが、期待通りのピッチングができず悔しい気持ちしかありません。しっかり練習していきます」とコメントした。
◆ロッテは初回、角中の適時打などで2点先取。2回にも加点し日本ハム先発吉田輝をKO。ロッテ先発種市は3回まで無失点。 ロッテは3回以降、日本ハムの継投策の前に追加点を奪えず。日本ハムは6回2死一、二塁の好機をつくるも無得点。 ロッテは種市が8回無失点の好投でチームトップの8勝目を挙げた。日本ハムは吉田輝が3敗目でチームの5位以下が確定した。
◆クライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。ロッテ種市篤暉投手が今季最終登板で8回無失点。チーム最多の8勝目を挙げた。 お立ち台で「素直にうれしいです。何とか抑えられました」と満面の笑み。4月29日の楽天戦で初勝利を挙げた際の、たどたどしさはどこにもなかった。 投球の幅が広がった。「フォークもよくなってきましたし、最近ではスライダーもみんな意識して振ってきてくれている」。シーズン当初、決め球の軸はフォークだった。初めて6回を投げた5月16日は6三振のうち4つがフォーク。残るは直球とスライダーが1球ずつだった。 この日は9三振のうちスライダーで5つを奪った。「縦に落とすとかいう意識は特にないですけど、2ストライクでスライダーが出たらワンバウンドを投げる気持ちで」。捕手の田村は「フォークとスライダーでは回転数が違う。回転数の多いスライダーの方が直球と思って打者が振る」と分析。116回2/3で135三振。奪三振率は驚異の10・41。思い切り腕を振り、鋭く縦に落ちる。 負ければCS進出が絶望的になる一戦に勝ち「今日負けたらいよいよ(危ない)と思った。(明日先発の)石川さんにつなげてよかった」と種市。まだまだあきらめない。【久永壮真】
◆日本ハムが22日、ロッテ24回戦(ZOZOマリン)に敗れてクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅した。 7月までは首位に0・5差と優勝争いを繰り広げたが、8月以降に大型連敗を繰り返して失速。この日の敗戦で5位以下となることが確定した。就任8年目で2年ぶり3度目となるBクラスが決まった栗山英樹監督(58)は試合後、ファンと選手に謝罪した。日本一だけを目指した戦いが、終わった。ロッテ戦の試合中だった午後4時52分。3位楽天が首位西武を下した瞬間に、わずかに残っていたCS進出の可能性は完全に消えた。試合も今季14度目の0封負けで、今季の5位以下が確定した。栗山監督は試合後、率直な心境を明かした。 栗山監督 本当に、本当に申し訳ないです。これで完全に目標に届かないのは事実。自分がやらなければいけないことを、選手やファンのためにできなかったのも事実。ただ、ひたすら、申し訳ないです。 非情で、厳しい現実を直視し、自らを責め、選手やファンに謝罪した。 前例にとらわれない、果敢な戦いぶりも結果にはつながらなかった。先発投手を3イニング前後で起用し、第2先発につなぐショートスターターの採用。守備面ではデータ重視の極端なシフトも敷いた。「今年、とにかく日本一になるために、いろんなことを工夫しながらやったつもりだったけど、選手たちに嫌な思いや大変な思いもさせた」。現有戦力のポテンシャルを最大限に引き出すために用いた新戦術だったが、結果には結びつかなかった。 戦力も最後までベスト布陣が整わなかった。開幕前に先発の軸の1人として計算していたマルティネスが故障離脱し、シーズンを棒に振った。6月には開幕投手・上沢が打球を左膝に直撃させて骨折し、戦列から離れた。新加入の王柏融も前半戦からコンディションが安定せず、7月末までは首位と0・5差の2位と踏ん張ったが、勝負の夏場に息切れした。 球団と栗山監督は1年契約を結んでいる。来季去就について、指揮官、吉村GMとも「シーズンが終わってから」と話すにとどめた。まだ4試合を残している。来季へつながる戦いを見せて、今季を締めくくりたい。【木下大輔】
◆ロッテ井口資仁監督(連敗を3で止め) 「(種市は)しっかり投げてくれた。打線も早い回に点を取って、いい形で明日につながった」
◆日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農高=が22日、ロッテ24回戦(ZOZOマリン)に先発。プロ4度目の先発マウンドに上がり、1回0/341球を投げて3安打3失点だった。 一回先頭の荻野に四球を与えるなど無死満塁のピンチを背負い、4番の井上は空振り三振に仕留めたが、続く角中の左前適時打で先制を許した。さらに2死満塁から中村への頭部死球で2点目を失った。二回先頭の藤岡に中前打を浴び、で交代を告げられた。 2回0/35安打6失点KOされた8月14日のロッテ戦(東京ドーム)以来の1軍マウンド。「自分のピッチングができませんでした。チャンスを頂いたのですが、期待通りのピッチングができず悔しい気持ちしかありません。しっかり練習していきます」と悔やんだ。
◆ロッテの種市篤暉投手(21)が22日、日本ハム24回戦(ZOZOマリン)に先発。8回5安打無失点、9奪三振の好投でチームトップの8勝目を挙げた。 連敗ストップを託され、種市が一回のマウンドへ向かうと、いつものおしゃれな洋楽「High Hopes(Panic At The Disco)」ではない登場曲が流れた。不思議なラップ調の音楽。同じ青森出身の歌手・吉幾三が9月12日に発表したばかりの津軽弁ラップ「TSUGARU」だった。 仕掛け人は青森出身の大先輩、細川だった。「いたずらです」と変更を提案。予告なしの"ドッキリ"にも動じることなく好投した右腕に「打たれたら謝ろうと思ったけど、よかったです」と笑顔を見せた。連敗で暗くなりかけたチームに明るさが戻った。 1・5ゲーム差で追う3位・楽天がデーゲームで西武に勝利。CS進出へ、これ以上負けられない一戦で、今季初勝利から一気にブレークした右腕が踏ん張った。自身の力投から始まった日本ハム戦の連勝も8まで伸びた。強心臓の21歳がチームの希望をつないだ。
◆日本ハムは2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。零敗で5位以下も確定。栗山監督は「本当に申し訳ない。日本一になるためにいろんなことを工夫しながらやったつもりだったが、目標に届かないのは事実なので」と受け止めた。 栗山監督の8年目は上沢ら投手陣に故障者が続出した。先発を3イニング程度で代えて継投で勝負する策を試したが、夏場以降は息切れした。来季については「シーズンが終わってから。まだ話していないので」と言葉少なだった。
◆4度目の先発となったD1位・吉田輝(金足農高)は3四死球と制球に苦しみ、プロ最短の1回0/3、3安打3失点で降板。クライマックスシリーズ(CS)進出が消滅し「負けられない試合だったので申し訳ない」と唇をかんだ。試合後に話をしたという栗山監督は「悔しがり方がよかったので、必ず先につながってくれる」と期待を込めた。
◆のれそれ(津軽弁で『思い切り』)腕を振った。ロッテ・種市篤暉投手(21)が8回5安打無失点、9奪三振。8月25日以来の白星となるチームトップの8勝目を挙げた。 「やっと勝てました。ピンチが多かったけど何とか抑えられた」 シーズンを通して投げるのは初めての経験。疲労もあり直球が150キロに届かなくても、変化球で空振りを奪った。「いきたかった」という完封はお預けとなったが、今季最終登板で輝いた。 この日は登場曲が米ロックバンド、パニック・アット・ザ・ディスコの「ハイ・ホープス」から、同僚・細川の"いたずら"で2人と同じ青森出身の歌手、吉幾三の津軽弁ラップ「TSUGARU」に変更された。軽妙なリズムに乗り、秋田出身の吉田輝との"東北対決"を制した。 3位・楽天とは1・5ゲーム差で残り2試合。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、ロッテは最後まで諦めない。 (浜浦日向) 種市についてロッテ・井口監督 「腕を振って種市らしい投球で、しっかり投げてくれた」 一回に先制適時打を放ったロッテ・角中 「(先発が)種市だったので、1点あれば大丈夫と思って、取りにいった」 二回に2点打を放ったロッテ・マーティン 「フォークがあまり落ちてこなかったが、しっかり見て打てた」
◆日本ハムが、栗山英樹監督(58)に来季の続投を要請する方針を固めたことが22日、分かった。この日のロッテ戦(ZOZOマリン)に0-4で敗れ、5位以下が確定。2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅したが、全日程終了後に正式に要請するとみられる。 1年契約で臨んだ今季は開幕投手の上沢ら主力が離脱する中、8月に5勝20敗1分けと大失速するまで首位争いを展開した。先発投手を序盤で交代させるショートスターターなど、常識にとらわれない采配も見せた。 3年ぶりのリーグ優勝こそ逃したが、8年間で2度のリーグ優勝と5度のCS進出を果たした指揮官への評価は不変だ。米大リーグ、エンゼルスで活躍する大谷を投打二刀流として育てるなど若手指導にも定評がある。 栗山監督が要請を受諾すれば来季は9年目。球団では11年間指揮した大沢啓二氏以来の長期政権で、連続年数では1976-83年(8年)の同氏を抜いて最長となる。 この日の試合後、栗山監督は「(日本一の)目標に届かないのは事実。ただ、ひたすら申し訳ない」と頭を下げ、来季については「シーズンが終わってから」と話すにとどめた。D1位・吉田輝(金足農高)、清宮らスター候補がそろう日本ハム。若き才能の開花も見据え、球団は9年目のシーズンを託す意向だ。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
78 | 61 | 1 | 0.561 (↓0.004) | M3 (-) |
3 | 738 (+5) | 681 (+7) | 172 (+3) | 131 (-) |
0.266 (-) | 4.360 (↓0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
75 | 60 | 4 | 0.556 (↑0.004) | 1 (↑1) |
4 | 568 (+6) | 552 (+5) | 179 (+2) | 112 (-) |
0.251 (↑0.001) | 3.670 (↓0.01) |
3 (-) |
楽天 |
69 | 67 | 4 | 0.507 (↑0.003) | 7.5 (↑1) |
3 | 600 (+7) | 570 (+5) | 136 (+1) | 44 (-) |
0.251 (-) | 3.770 (↓0.01) |
4 (-) |
ロッテ |
68 | 69 | 4 | 0.496 (↑0.003) | 9 (↑1) |
2 | 632 (+4) | 598 (-) | 158 (-) | 75 (-) |
0.248 (-) | 3.880 (↑0.03) |
5 (-) |
日本ハム |
63 | 71 | 5 | 0.470 (↓0.004) | 12.5 (-) |
4 | 551 (-) | 573 (+4) | 92 (-) | 48 (-) |
0.251 (↓0.001) | 3.800 (↓0.01) |
6 (-) |
ORIX |
59 | 72 | 6 | 0.450 (↓0.004) | 15 (-) |
6 | 529 (+5) | 617 (+6) | 99 (+1) | 119 (+2) |
0.244 (-) | 4.090 (↓0.01) |
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