楽天(☆6対1★)西武 =リーグ戦22回戦(2019.09.21)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:森原 康平(4勝2敗0S)
敗戦投手:平井 克典(5勝4敗0S)

本塁打
【楽天】藤田 一也(2号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天が逆転勝利。楽天は0-1で迎えた8回裏、代打・藤田のソロで同点とする。その後も銀次の適時打など打者11人の猛攻を見せ、この回6点を挙げてリードを奪った。投げては、5番手・森原が今季4勝目。敗れた西武は、2番手・平井が5失点と誤算だった。

◆西武の増田達至投手(31)は今季29セーブ。 球団でシーズン30セーブを挙げたのは12年涌井が最後で、過去5人(6度)がマーク。増田は今季の楽天戦は11試合で5セーブ、防御率0・69でセーブ失敗なしだが、球団6人目の30セーブ到達となるか。

◆序盤は投手戦。楽天先発福井が内角を攻め3回まで1安打無失点。西武先発今井も力強い直球を軸に3回まで得点を許さない。 楽天は4回から辛島に継投。四球を出しながらも粘り強く、6回まで無失点に抑える。西武今井も負けじと6回まで0を並べた。 楽天は8回に代打藤田の同点ソロ、ブラッシュの押し出し死球などで一挙6点を挙げて逆転勝ち。森原は4勝目。西武の連勝は3で止まった。平井は4敗目。

◆西武が継投に失敗し、大事な試合を取りこぼした。1点リードの8回、中継ぎエースの平井が登板。パ・リーグ新記録の79登板目だったが、先頭の代打・藤田に同点弾を浴びた。さらに1死一、三塁で、浅村に申告敬遠の満塁策。これがあだとなって死球で押し出し。継投で刻むも平井はプロワーストの5失点で新記録を勝利で飾れず「言うことはありません。僕のせいです」とだけ話した。 執念でもぎ取った1点を守りきれなかった。7回に1死一、三塁で木村がスクイズを決め、先制に成功した。さらに満塁としたが、秋山と源田が打ち取られ追加点が奪えなかった。辻監督は「あそこで1点しか取れなかったところがね。平井もホームラン打たれて、尾を引いてしまうから」。それでもソフトバンクが敗れ、優勝マジックは3に減った。同監督は「そんなもんよ。勝ったり負けたりする」。最短優勝は23日となった。 ▽西武今井(7回5安打無四球無失点で好投も白星つかず)「いい意味でアバウトにいったのがよかった。こういう投球を続けていきたい」

◆3位楽天が首位西武を逆転で下し、CS出場へ大きく前進した。 1点を追う8回無死、代打藤田が西武の中継ぎエース平井から起死回生の2号ソロで同点。勢いづいた打線はこの回、打者11人の猛攻で一挙6点を奪い逆転に成功した。4位ロッテが敗れたためゲーム差は1・5に広がった。 37歳藤田が一振りで流れを引き寄せた。8回無死、西武「平井様」の2球目、内角低め141キロ直球を捉えた。右翼ポール際に飛び込む同点弾。「なんとかつなぐ気持ちで打席に入って、最高の結果になってよかった」と振り返った。 ベテランの言葉で野手陣が奮起した。試合前の野手ミーティングに、ケガに苦しむ38歳渡辺直と30歳岡島が参加。渡辺直の「あと5試合、つぶれてもいいくらいの気持ちでいこう。痛い痛い言ってる場合じゃないぞ!」というエールに、若手も気持ちを高ぶらせた。同じくベテラン組に入る藤田も「直さんらしい言葉ですよね。昨日悔しい負け方で地元に帰ってきて、絶対に負けられない気持ちでした」。CSに大きく近づく逆転勝ちを喜んだ。 残り4試合、平石監督も「相手の結果はどうあれ、目の前の試合を全力で勝つしかない」と気合十分。勝ち続けてCS出場権をつかみ取る。【鈴木正章】 ▽楽天宋家豪(7回1死満塁から登板して無失点。逆転を呼び込む)「絶対に勝ちたいという気持ちでした。サイコウデ~ス!」

◆楽天の福井が先発で5月19日以来の登板を果たし、3回1安打無失点で4三振を奪った。荒れ球が特徴だが、1四球だけで崩れず「久々の1軍での登板で変な緊張感があった。自分の仕事はできた」とほっと息をついた。  平石監督からは「長いイニングを投げて投球がおとなしくなるのは良くない。いけるところまででいい」と求められていた。期待通りに役割を果たした。

◆西武の平井克典投手が21日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天22回戦で八回に今季79試合目の登板を果たし、1961年の稲尾和久(西鉄=現西武)の78試合を抜いてパ・リーグ新記録を樹立した。プロ野球記録は久保田智之(阪神)の90試合。  平井は3年目の今季、開幕から救援でフル回転。20日の楽天戦で稲尾の記録に並んでいた。

◆楽天は0-1の八回に一挙6点を奪い、首位西武相手に鮮やかな逆転勝ちを決めた。まずは代打藤田が平井から右翼ポール際へ同点ソロを運んだ。さらに1死満塁からブラッシュの押し出し死球で勝ち越すと一気に突き放した。藤田は「最高の形。うまく打てた」と笑顔だった。  ロッテとのゲーム差は1・5に広がり、クライマックスシリーズ(CS)進出へ前進した。残りは4試合。平石監督は「目の前の試合を全力で戦う」と意気込んだ。

◆0-1の八回に6点を奪って逆転勝ち。4位・ロッテに1・5ゲーム差をつけ、クライマックスシリーズ進出へ前進した。八回は先頭で代打・藤田が右越えに同点の2号ソロ。藤田は「野手ミーティングに(2軍でリハビリ中の渡辺)直人さんと岡島が活を入れに来てくれた」と感謝。打者一巡したこの回2度目の打席でも一塁線に適時内野安打を放ち、勝利に貢献した。

◆1-0の八回に登板した平井が同点ソロを浴びるなど、自己ワーストの5失点で逆転負け。1961年の稲尾(西鉄)を抜いてパ・リーグ新記録となる今季79試合目の登板だったが、「言うことはないです。僕のせいです」と足早にチームバスに乗り込んだ。2位・ソフトバンクが日本ハムに敗れ、優勝へのマジックナンバーは1つ減って「3」。最短優勝は、23日となった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
78601 0.565
(↓0.004)
M3
(↑1)
4733
(+1)
674
(+6)
169
(-)
131
(+1)
0.266
(↓0.001)
4.340
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
74604 0.552
(↓0.004)
2
(-)
5562
(+1)
547
(+8)
177
(+1)
112
(-)
0.250
(↓0.001)
3.660
(↓0.03)
3
(-)
楽天
68674 0.504
(↑0.004)
8.5
(↑1)
4593
(+6)
565
(+1)
135
(+1)
44
(-)
0.251
(↑0.001
3.760
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
67694 0.493
(↓0.003)
10
(-)
3628
(+1)
598
(+3)
158
(-)
75
(-)
0.248
(-)
3.910
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
63705 0.474
(↑0.004)
12.5
(↑1)
5551
(+8)
569
(+1)
92
(+1)
48
(-)
0.252
(-)
3.790
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
59716 0.454
(↑0.004)
15
(↑1)
7524
(+3)
611
(+1)
98
(-)
117
(+1)
0.244
(↓0.001)
4.080
(↑0.02)