1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | X | 2 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:ロドリゲス(3勝4敗1S) (セーブ:R.マルティネス(1勝3敗8S)) 敗戦投手:澤村 拓一(2勝2敗1S) 本塁打 |
中日戦チケット予約 | 巨人戦チケット予約 |
◆中日が接戦を制した。中日は1点を先制された直後の6回裏、福田の適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた8回には、福田に2打席連続となる適時二塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・ロドリゲスが今季3勝目。敗れた巨人は、打線が3安打1得点と精彩を欠いた。
◆足の張りで18日の中日戦でスタメンを外れた巨人坂本勇人内野手(30)が、2試合ぶりに「2番遊撃」でスタメン復帰し、先制の37号ソロを含むマルチ安打をマークした。 1回1死、中日小笠原のカーブを右前打。0-0で迎えた6回1死には中日小笠原145キロの直球を強振し、左翼ポール際にたたき込んだ。 今季37号ソロで、巨人の右打者では86年の原辰徳(現監督)の36本を超えた。球団史上最多となる68年の長嶋茂雄(現終身名誉監督)の39本にあと2本に迫った。試合後は「負けたら何もないです。明日勝てるように、野手陣が奮起して頑張ります」と話した。
◆巨人は先発復帰した坂本勇が初回に安打を放ったが無得点。中日は3回に得点圏に走者を送ったがメルセデスに抑えられた。 巨人は6回、坂本勇の37号ソロで先制した。好投の中日小笠原はこの回で降板。中日はその裏、福田の適時二塁打で1-1とした。 中日は8回に福田の二塁打で勝ち越して3連勝。巨人には6連勝となった。3番手ロドリゲスが3勝目。巨人は3連敗。3番手の沢村は2敗目を喫した。
◆中日が逆転で3連勝を飾り、巨人戦は6連勝となった。1点を先行された6回に福田の適時二塁打で同点。8回は再び、福田の適時二塁打で1点を勝ち越した。ロドリゲスが好救援して3勝目。巨人は投打に精彩を欠き3連敗を喫した。
◆巨人は、足の張りによる欠場から2試合ぶりにスタメン復帰した坂本勇人内野手の37号先制ソロが空砲に終わり、中日戦6連敗を喫した。自力でマジックを減らすことはできず、最短優勝は21日にずれ込んだ。打線が散発3安打で、2試合連続1点止まり。優勝を目前にした状況で3連敗となり、原監督は「少々硬くなっているところはあるかもしれませんね。少しリラックスした状態で戦わせる環境を我々もつくる必要があると思いますね」と指摘した。 同点の8回には3番手沢村が決勝点を許した。2死二塁から、今季の巨人戦で6本塁打を許す天敵の福田に152キロの直球を左翼線に運ばれ、21打点目を献上。12本塁打を許すDeNAソト、ヤクルト・バレンティンら特定の苦手打者に打ち込まれるケースが続く。宮本投手総合コーチは「何とかしなといけないですね。私の反省材料です」と対策の必要性を感じている。 20日からは2位DeNAとの直接対決2連戦。連勝なら優勝が決まる状況は変わらない。指揮官は「そのことは頭の隅に置いておけばいいこと。もっと大事なことがある」と一戦必勝の姿勢を求めた。坂本勇は「明日勝てるように、野手陣が奮起して頑張ります」と言った。【前田祐輔】
◆竜が完全にウサギをにらんでいた。中日は前日のVTRを見るような投手戦を制して連夜の逆転勝ち。 巨人戦6連勝でカード最終戦を締めた。7月21日以来2カ月間も定位置になっていた5位を脱し、阪神を抜いて4位に浮上した。 「苦しい時期に投手が頑張ってくれている。(小笠原)慎之介がいい投球をしてくれて、ロドリゲスがいい流れを作ってくれた。いい形で回してくれるので、集中して打てている」。 ヒーロー福田永将内野手の言葉が今の中日の充実ぶりを物語る。0-1の6回2死二塁で左翼ゲレーロの左を抜く同点二塁打。ロドリゲスが3者連続三振した直後の8回には、再び福田が左翼線に痛烈なライナーを飛ばし、決勝のタイムリー二塁打を放った。 福田は昨年のレギュラーだが、今年は2度の2軍落ちを経験した。それでも「納得してできたので」と、腐ることはなかった。7月下旬に1軍に戻ってくると次第に調子を上げ、8月21日からは3番に定着した。1カ月弱で24打点を荒稼ぎし、この日の2打点で61打点。昨年の自己最多まであと2だ。 1敗すればCS進出の可能性が絶望的になる状況で3連勝。CS戦線に食らいついている。「負けられない試合が続く。最後まで力を出し切って戦う」と福田。G6連勝は06年に11連勝して以来。シーズンでは2つの負け越しで巨人戦を終えたが、与田監督は「後半の戦いは自信にしてほしい」。シーズン最後に勢いを見せるチームを頼もしげに見つめた。【柏原誠】
◆中日ジョエリー・ロドリゲス投手が3者連続見逃し三振で巨人の息の根を止めた。 同点の8回に登板した左腕は山本に155キロ、石川に153キロ、亀井に152キロとベストボールを投げ込んだ。直後にチームが勝ち越し、3勝目を手にした。 14試合連続無失点のセットアッパーは「三振は狙っていないけど何とか0点に抑えたかった。今は投手も打者も一丸で戦えているね」と手応えたっぷりだった。
◆巨人は、足の張りによる欠場から2試合ぶりにスタメン復帰した坂本勇人内野手の37号先制ソロが空砲に終わり、中日戦6連敗を喫した。自力でマジックを減らすことはできず、最短優勝は21日にずれ込んだ原辰徳監督のコメント。 「少々硬くなっているところはあるかもしれませんね。少しリラックスした状態で戦わせる環境を我々もつくる必要があると思いますね」 20日からは2位DeNAとの直接対決2連戦。連勝なら優勝が決まる状況は変わらない。 「そのことは頭の隅に置いておけばいいこと。もっと大事なことがある」
◆中日ロドリゲスが圧巻の3連続見逃し三振で巨人の息の根を止めた。 同点の8回に登板した左腕は山本に155キロ、石川に153キロ、亀井に152キロとベストボールを投げ込んだ。14試合連続無失点のセットアッパーは「三振は狙っていないけど何とか0点に抑えたかった。今は投手も打者も一丸で戦えているね」と手応えたっぷりだった。
◆巨人・坂本勇人内野手(30)が「2番・遊撃」でスタメン復帰し、六回に先制の左越え37号ソロを放った。 0-0で迎えた六回1死。中日の左腕、小笠原がフルカウントから投じた内角高めへの145キロの直球を豪快に引っ張り、左翼ポール際へほうり込んだ。 主将は16日の阪神戦(東京ドーム)の六回に足の張りのため途中交代。前日17日の中日戦は大事を取り、今季135試合目で初めてベンチスタート。代打で遊ゴロに倒れ、「また明日は状態を見て(決める)」と話していた。 この日は試合前練習を通常通り消化し、先発出場。一回の第1打席で右前打を放つなどバットで存在感を示した。
◆中日の小笠原は6回1失点でマウンドを降り、今季3勝目を挙げることができなかった。0-0の六回1死無走者で坂本勇に高めに浮いた直球を左翼ポール際に運ばれ「最低限の仕事はできたと思うが、あの1本が悔しかった」と残念がった。 直球を中心に内外角に投げ分け、3安打に抑えて5三振を奪うなど状態は悪くなかった。「とにかく一人一人しっかりと抑えていきたい」との言葉通りの好投だったが、援護に恵まれなかった。
◆巨人の坂本勇が37号ソロを放った。0-0の六回1死で、小笠原の高めに浮いた内寄りの直球をライナー性の打球で左翼ポール際に運んだ。ただ、チームは敗れ「負けたら何もないよ」と言葉少なだった。 下半身に張りがあったため2試合ぶりの先発だった。体調は万全ではないが「あと(残り試合が)少ないので」と出場を続ける。主将として5年ぶりのリーグ優勝へ「野手陣が奮起して頑張ります」とラストスパートを誓った。
◆足の張りのため前日18日の中日戦で今季初めてスタメンを外れた坂本勇は、「2番・遊撃」で復帰し、六回に37号ソロを放つなど2安打1打点で気を吐いた。勝利には結びつかず、「負けたから何もない。明日は勝てるように野手陣が奮起して頑張ります」と険しい表情だったが、主将の戦列復帰は光明となった。
◆福田が同点と勝ち越しの2本の適時二塁打で、チームを4位浮上に導いた。選手会長として今季の巨人最終戦で躍動し、チームはこのカード6連勝。今季巨人戦は打率・333と打った。3位・広島と2・5ゲーム差に接近し、残りは7試合。広島とは22、23日に直接当たる。大逆転でのCS進出へ、福田は「負けられない試合が続く。全力で戦っていきたい」と誓った。
◆産みの苦しみか。5年ぶりのリーグ優勝を前に巨人が3連敗で足踏み。険しい顔で戦況を見守っていた原辰徳監督(61)は、チームの"異変"を感じ取っていた。 「少々、硬くなっているというところもあるかもしれませんね」 打線は3安打に抑えられ、先発復帰した坂本勇の1発で1点を奪うのが精いっぱい。今季最短の2時間17分で敗れた。無安打に終わった丸は「個々が修正しないといけない。明日は流れのある攻撃をしたい」と懸命に前を向いた。 3試合連続で1得点。吉村打撃総合コーチは"硬さ"について「真っすぐに力負けしている。ストライク、ボールの見極めも悪くなっている」と指摘した。 この日先発して当たりのなかった岡本、大城、山本は2015年以降の入団。この4年間で優勝を知らないメンバーが増え、知らず知らずのうちに体に力が入っている可能性はある。原監督は「何とかリラックスした状態で戦わせる環境をつくる必要があるのかなと思いますね」と打開策の必要性を口にした。 9月は5勝10敗。最短Vは1日延びて21日となった。20日からは、劇的なサヨナラ勝ちで3ゲーム差に詰めてきたDeNAとの2連戦を迎える。優位は揺るがないが、追われる側の苦しさはある。最後の重圧をはねのけなければ、歓喜の瞬間は訪れない。 (伊藤昇)
◆江本 「これだけ打てないと、優勝してもいいのか、となるわな、巨人は。勢いも、つながりも、ないんだから」 大久保 「ありきたりな表現をすると、産みの苦しみでしょう。原監督と違って、優勝経験のない若手も多いですしね」 江本 「それにしたって八回、山本、石川、亀井の3者連続見逃し三振は、罰金ものよ。大打者が読みを外して『しかたない』と帰ってくるのとは、ワケが違う。粘るでもなく、当たりに行くでもない。きれいなヒットを打つことばかり考えていないで、何か工夫しろ、と言いたくなるぞ」 大久保 「自分のスイングをすることは基本ですが、その上で、相手の嫌がることを模索しないといけませんよね。球数を増やすとか、変化球だけに絞るとか、本塁打になる球だけを狙うとか。先発だけでなく、自分の出番がありそうな場面で投げる投手を分析しておくなど、ミーティングの工夫も必要です」 江本 「相手にすれば、坂本勇と丸さえマークして、あとは普通に投げればOK。今の打線はとにかく淡泊だよ。毎日、銀座のすしだとあきる。たまには新橋の肉料理だよな、デーブ」 大久保 「はい。今はコッテリと経験を積んでいると思って、一つ一つ、課題を平らげていけば、ポストシーズンで、おいしいデザートにありつけるでしょう」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
73 | 61 | 2 | 0.545 (↓0.004) | M4 (-) |
7 | 632 (+1) | 541 (+2) | 171 (+1) | 79 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.720 (↑0.01) |
2 (-) |
DeNA |
70 | 64 | 3 | 0.522 (↑0.003) | 3 (↑1) |
6 | 579 (+11) | 582 (+8) | 159 (+3) | 38 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.910 (↓0.02) |
3 (-) |
広島 |
69 | 68 | 3 | 0.504 (↓0.003) | 5.5 (-) |
3 | 584 (+8) | 590 (+11) | 139 (+3) | 79 (-) |
0.254 (-) | 3.680 (↓0.05) |
4 (1↑) |
中日 |
65 | 69 | 2 | 0.485 (↑0.004) | 8 (↑1) |
7 | 526 (+2) | 521 (+1) | 83 (-) | 63 (-) |
0.263 (↓0.001) | 3.750 (↑0.02) |
5 (1↓) |
阪神 |
63 | 68 | 6 | 0.481 (↓0.004) | 8.5 (-) |
6 | 510 (-) | 561 (+8) | 89 (-) | 94 (-) |
0.251 (-) | 3.580 (↓0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
57 | 79 | 2 | 0.419 (↑0.004) | 17 (↑1) |
5 | 637 (+8) | 700 (-) | 163 (+2) | 59 (+1) |
0.245 (-) | 4.670 (↑0.03) |
コメント