1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 |
勝利投手:ジョンソン(10勝7敗0S) (セーブ:フランスア(6勝5敗9S)) 敗戦投手:高橋 奎二(3勝6敗0S) 本塁打 |

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◆広島は2回表、サンタナの適時打と西川の押し出し四球で2点を先制する。そのまま迎えた6回には、石原の今季1号となるソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・ジョンソンが8回無失点の快投で今季10勝目。敗れたヤクルトは、打線がわずか2安打と沈黙した。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)は通算8度目の30本塁打へあと1本。ヤクルトは山田哲と村上がすでに30本打っており、バレンティンが打てば92年(ハウエル、古田、池山)以来チーム2度目の30発トリオが誕生。
◆広島フアン・サンタナ内野手(25)が先制タイムリーを放った。2回無死一、二塁で、ヤクルト先発高橋の1ストライクからの2球目を左前にはじき返し、二塁走者を迎え入れた。「打ったのはストレート。速いボールにしっかりとタイミングを合わせてコンパクトに打つことができました。先制できてよかったです」と話した。
◆始球式に、ヤクルト「シンバイオティクス ヤクルト W」のCMに出演する女優川口春奈(24)が登場した。 14年以来2度目の始球式。青色のパンツスーツでマウンドに立った。ワインドアップのフォームから、ノーバウンドで捕手中村まで届き、スタンドからは歓声が上がった。「(自己採点は)100点! 前回は(捕手まで)届かなかったので、届いただけでうれしかった!」とコメントした。
◆雨の降る中で試合開始。ヤクルトの先発高橋は、2回無死一、二塁からサンタナに左前適時打。満塁では押し出し四球を与えた。 雨で25分間の中断後、広島は6回、ヤクルト2番手石山から石原が今季1号ソロ。先発のジョンソンは6回まで被安打1で無失点。 広島ジョンソンは8回を2安打無失点で10勝目。フランスアが9セーブ目。ヤクルトはカード初戦6連敗で、先発高橋は6敗目となった。
◆広島石原慶幸捕手が1号ソロを放った。2点リードの6回1死走者なしで、ヤクルト2番手石山の初球を左中間スタンドにたたき込んだ。 ジョンソンのパートナーとして好リードで支えてきたが、バットでも援護。「(本塁打は)覚えてないです。打って援護できていなかったのでよかった。(ジョンソンは)しっかり低めに投げてくれた」。打率1割台だっただけに、ベンチのチームメートも沸いた。
◆広島4番長野久義外野手が、粘り強く四球を選び先制点を呼んだ。2回先頭。ヤクルト高橋のフルカウントからの外角低め149キロのボール球を見極めた。 メヒアの四球で二塁に進み、サンタナの左前で先制のホームを踏んだ。4番での出場は巨人時代の16年7月23日DeNA戦以来、3年ぶり。2出塁ながら無安打で途中交代し「チームが勝てるようなバッティングをしっかりしていきたい」と話した。
◆広島がクリス・ジョンソン投手(34)、ヘロニモ・フランスア投手(25)の完封リレーでヤクルトに快勝した。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 緒方監督 今日はジョンソンのピッチングに尽きるでしょう。石原がうまいリードをしたね。ポイントで言えば、石原のホームラン。あの3点目が大きかったし、ジョンソンが乗っていった。 -長野が初4番 緒方監督 松山をここまで4番目に置いてきたけど、本人も出っぱなしで下半身の切れが悪くなっていた。元気な人が、経験ある人がというところで長野に...。(長野の)状態自体はぜんぜん悪くない。がんばってもらわないと。 -第1打席はいい四球を選んだ 緒方監督 経験があるバッターだから。そういうところは状況に応じてやってくれる。基本は打ってほしいという期待が大きい。状況によっていろんなことを考えてくれている。また、明日。
◆ヤクルトが広島ジョンソンを攻略できず、6カード連続で初戦を落とした。青木がチーム初安打となる中前打を4回先頭で放った直後に、降雨により25分間の中断となった。 先発高橋は初回を3者凡退としたが、2回に連続四球から崩れ、2失点。今季9度目の0封負けで、小川監督は「高橋は初回を見て期待したが、ガラッと変わってしまった。ジョンソンはよかった」と話した。
◆広島クリス・ジョンソン投手(34)が、苦手ヤクルト打線を8回0封し、大瀬良に続くチーム2人目の10勝目を挙げた。雨で25分間の中断をはさむ悪条件の中、持ち球を低めに集める絶妙の投球で2安打に抑え込んだ。 阪神戦がノーゲームとなった2位DeNAとのゲーム差は、「3」に接近。クライマックスシリーズ本拠地開催に向け、諦めない姿勢を示した。25分間の中断を、ジョンソンはものともしなかった。4回無死一塁から再開すると、山田哲を右邪飛。バレンティンを空振り三振、雄平を遊ゴロ。主軸を難なく仕留め、8回を2安打無失点。二塁すら踏ませぬ圧倒的な投球で、大瀬良に続くチーム2人目の10勝目を挙げた。「中断は考え方。ちょっと長い(攻撃の)イニングだと思って気にしなかった」と平然と話した。 ヤクルトは苦手中の苦手だった。この試合まで4戦で3敗。4月28日の神宮では、荒木、青木、バレンティンに1発を浴び、来日初の1試合3被弾でKO負けした。それ以来の神宮。「ヤクルト打線に苦戦しているけど、今日はストライクを投げて守備陣にしっかり仕事をしてもらうことができた」と振り返った。 パートナーにも支えられた。2-0の6回1死で、石原が今季1号となる中押しソロを左中間スタンドにたたき込んだ。イライラしがちな自分を、ときに厳しく、ときに寄り添いながら導いてくれる女房役。これまで好リードで支えられたが、この日はバットでも援護。「いつも本塁打を打ってくれればすばらしい。どんどん打ってほしい」とジョークを交えて感謝した。 シーズン最終盤のキーマンとなっている。8月27日からの巨人、DeNA6連戦では、巨人1戦目の後、DeNAの3戦目に先発する中4日計画があった。巨人戦での球数がかさみ幻となったが、次戦も中4日の可能性がある。佐々岡投手コーチは「全球種よかった。今日は(早期降板させず)この試合を取りに行った。中4日は未定」と話したが、それだけ信頼されている証しだ。 ノーゲームとなった2位DeNAとの差を、3ゲームに縮めた。1戦1戦、戦い抜く。【村野森】 ▽広島緒方監督(会心の勝利に)「今日はジョンソンのピッチングに尽きるでしょう。石原がうまいリードをした。ポイントで言えば、石原のホームラン。あの3点目が大きかったし、ジョンソンが乗っていった」
◆広島鈴木誠也外野手(25)が20個目の盗塁を決めた。 5回先頭で中前打で出塁し、長野の打席で二盗に成功。25本塁打を記録しており「20本塁打、20盗塁」を達成した。球団では16年丸以来8人目(14度目)だが、25歳シーズンまでにマークしたのは70年山本浩二(24歳)以来2人目となる。「成功率がよくないですから。いい盗塁もあるし、悪い盗塁もあった。反省してこれからもやっていきたい」と話した。
◆広島の鈴木が五回に盗塁を決め、自身初の20盗塁に到達した。2-0の五回に先頭打者で中前打を放つと、続く長野の打席で二盗を成功させた。 2016、17年はともに16盗塁を記録したが、17年夏に右足首を負傷して手術を受けた影響で、昨季は4盗塁にとどまっていた。走攻守の三拍子がそろった主砲は「成功率が良くない。万全なのであれば、走れる場面で走らないといけない」と話した。
◆ヤクルトは二塁すら踏めず零敗を喫した。ジョンソンから2安打しかできなかった打線に小川監督は「ゴロアウトばかりになってしまった。チェンジアップでカウントを取られた」と肩を落とした。 村上は二回に四球を選んだが、五回は一ゴロ、八回は左飛に倒れた。「(ジョンソンは)いつもとそこまで変わった印象はなかった。でも結果が出なかったので、また試行錯誤しながら明日に備えたい」と気持ちを切り替えた。
◆ジョンソンは二塁すら踏ませず、8回を2安打無失点。来日5年目で2年連続4度目の10勝目に到達し「10勝はいい数字。ストライクを投げて守備陣にしっかり仕事をしてもらうことができた」と満足げだった。四回先頭の青木に初安打を許した場面で雨が強まり25分間の中断。「長い回になったと思えば大丈夫」と再開後は中軸をテンポよく打ち取り、ヤクルトから今季初勝利(3敗)を挙げた。
◆ヤクルトは、今季9度目の零敗で連勝が2で止まった。先発のジョンソンから2安打で、二塁すら踏めなかった打線に、小川淳司監督(62)は「ゴロアウトばかりになってしまった。チェンジアップでカウントを取られた」と肩を落とした。 四回は先頭の青木が中前打で出塁したが、雨脚が強くなり、一時中断。25分後に再開されると山田哲が右邪飛、バレンティンが空振り三振、雄平が遊ゴロに倒れ、クリーンアップがつながらなかった。 先発の高橋は5回まで投げたが、二回に押し出しを含む4四球で2失点。指揮官は「ああいうふうに(先頭を四球で)出してしまうと失点につながる」と指摘し、6カード連続での初戦黒星を嘆いた。 (横山尚杜)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
68 | 53 | 2 | 0.562 (↓0.005) | - (-) |
20 | 579 (+3) | 483 (+4) | 155 (+1) | 72 (+1) |
0.259 (↑0.001) | 3.650 (↑0.01) |
2 (-) |
DeNA |
65 | 57 | 3 | 0.533 (-) | 3.5 (↑0.5) |
18 | 519 (-) | 509 (-) | 136 (-) | 37 (-) |
0.246 (-) | 3.780 (-) |
3 (-) |
広島 |
63 | 61 | 3 | 0.508 (↑0.004) | 6.5 (↑1) |
16 | 523 (+3) | 526 (-) | 123 (+1) | 71 (+1) |
0.253 (-) | 3.640 (↑0.03) |
4 (-) |
阪神 |
57 | 60 | 6 | 0.487 (-) | 9 (↑0.5) |
20 | 451 (-) | 499 (-) | 83 (-) | 82 (-) |
0.250 (-) | 3.510 (-) |
5 (-) |
中日 |
55 | 65 | 2 | 0.458 (↑0.004) | 12.5 (↑1) |
21 | 470 (+4) | 482 (+3) | 79 (+1) | 59 (-) |
0.264 (-) | 3.870 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
50 | 74 | 2 | 0.403 (↓0.004) | 19.5 (-) |
17 | 566 (-) | 636 (+3) | 146 (-) | 55 (-) |
0.243 (↓0.001) | 4.630 (↑0.02) |
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