1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 12 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 10 | 1 | 1 |
勝利投手:梅津 晃大(3勝0敗0S) (セーブ:岡田 俊哉(2勝2敗10S)) 敗戦投手:メルセデス(8勝8敗0S) 本塁打 |

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◆中日は初回、福田の2ランで先制する。その後両軍1点ずつを追加し迎えた7回表には、阿部が適時打を放ちリードを広げた。投げては、先発・梅津が5回1失点の好投で今季3勝目。敗れた巨人は、打線が終盤に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。
◆日向坂46の佐々木久美(23)、高本彩花(20)が始球式を行った。 2人とも背番号「46」の巨人のユニホームを身にまとい、グラウンドへ登場。佐々木が炭谷、高本が小林とバッテリーを組んだ。マウンド手前から2人同時に左足を上げ、右腕を思い切りよく振った。佐々木はワンバウンド、高本はノーバウンド投球を見せた。
◆中日ルーキー梅津晃大投手が8月12日阪神戦、同22日巨人戦に続き、3試合目も勝利投手となった。 新人で初登板から3戦3勝は15年高木勇(巨人)以来で、中日では87年近藤に次いで32年ぶり2人目。これで巨人戦も2戦2勝。新人では昨年の東が巨人戦で5戦5勝したが、中日の新人が巨人戦で2戦2勝は61年権藤(3戦3勝)以来、58年ぶりだ。87年近藤の4試合目は勝敗なしで3戦3勝止まりだったが、梅津は4試合目も勝てるか。 ▽中日大野奨太捕手(梅津の投球について)「今日はブルペンからフォークが良かった」
◆中日は1回に福田の16号2ランで先制。先発梅野は3回まで1安打無失点。巨人メルセデスは3回途中7安打2失点で降板した。 巨人は5回、田中俊の適時打で1点を返した。中日は6回1死一、三塁から野選の間に1点追加。梅津は5回1失点で降板した。 中日は7回に阿部の適時打で加点。6回から継投で反撃をしのぎ、連敗を2で止めた。中日梅津は3勝目。巨人は3連敗。先発メルセデスは8敗目。
◆巨人は9回に1点差に迫る粘りを見せたが3連敗。DeNA戦も雷雨中止となり、マジック再点灯はならなかった。 今季4本塁打を浴びていた中日福田に対し、1回1死二塁から先発メルセデスが、1ボールから真ん中に133キロのツーシームを投げ込んだ。先制2ランを許し、原辰徳監督は「一番マークしているバッターにファーストストライクをホームラン打たれているようでは、注意しているとは到底思えないね」と言った。3回途中2失点で降板を告げ、2軍降格を決めた。 打線は先発梅津に対して5回まで1点どまり。坂本勇は1回に続き、5回2死二、三塁のチャンスで3球三振に倒れた。チーム本塁打、得点はいずれもセ・リーグ1位だが、8月の月間チーム打率は12球団ワーストの2割2分9厘。9月に入ってから2連敗で、指揮官は「明日頑張ります」と立て直しを期してバスで前橋に向かった。
◆中日福田永将内野手が先制の16号2ランを放った。1回1死二塁。カウント1-0から甘く入ってきた巨人メルセデスの直球を捉え、左中間スタンドに運んだ。 「いいポイントで打つことができました」とコメントした。
◆中日ドラフト2位ルーキー梅津晃大投手(22)が竜の歴史に名を刻んだ。 巨人打線を相手に、5回67球4安打1失点で無傷の3勝目。勝利の瞬間はベンチで、守護神岡田が投げる姿を両手を合わせ、見つめていた。「チームが勝つためにに祈っていた」。岡田が最後に亀井を二ゴロに打ち取ると、笑みが広がった。新人の初登板から3戦3勝は中日では87年の近藤真一(現真市)以来の快挙だ。「素直にうれしい」と笑顔を見せた。 2点の援護を受けて迎えた1回裏は、亀井、坂本勇を連続三振に仕留めるなど3者凡退。初回からエンジン全開で、ピンチを迎えたのは5回。1点差に迫られ、なおも2死二、三塁。坂本勇の打席で初回同様にフォークがさえた。ストレート、スライダーで追い込んだカウント0-2。136キロのワンバウンドするフォークで空振り三振に。「(坂本さんには)気持ちで負けないように強気で攻めた」。187センチの長身からこん身のガッツポーズを見せつけた。 現在は中日スカウトの近藤氏も「記録はいつか抜かれるものだし、次の登板が楽しみだね。(次の試合も)記録のことは意識せずに1球1球、自分の投球をする事に集中してほしい」と喜びのコメントを寄せた。巨人相手にも2連勝。どこまで連勝を伸ばせるか、楽しみだ。
◆中日の福田が一回1死二塁から先制の16号2ランを放った。ゴロを打たないように気をつけて、メルセデスの直球を捉えて左中間席に運び「いいポイントで打つことができた」と話した。 メルセデスはこの試合の前まで5安打1本塁打とよく打っていた。福田も「相性がいいのは知っていたが、打ちづらい投手なのでいろんなプランを持って入った」。8月に8本の本塁打を放った勢いそのままに、9月最初のホームランで求められた仕事を果たした。
◆中日の阿部が4打数3安打1打点と活躍し、チームを3試合ぶりの勝利に導いた。一回に右前打、六回に内野安打、七回は適時打を放った。阿部は「何とか走者をかえせるようにと思っていた」と語った。 1日のヤクルト戦も4打数3安打と好調ぶりを見せつけている。与田監督は六回に三塁走者の阿部が野選でホームインし、追加点を挙げた場面に触れ「スタートが良かった」。バットだけでない活躍も光った。
◆首位・巨人が中日に敗れ、1日に消滅した優勝へのマジックナンバーの再点灯は持ち越しとなった。この日、2位・DeNAの阪神戦がノーゲームとなったため、巨人のマジック点灯は最短で5日。4、5日に巨人が中日戦に連勝し、DeNAが阪神戦に連敗すると、マジック「12」がつく。
◆いきなりの失点が痛すぎた。巨人は蒸し暑い大阪から涼しい風が吹く新潟に場所を移して臨んだ一戦で3連敗。先発のメルセデスが一回に福田の2ランで先制を許した。 「制球を気にして失投があり、持ち前の攻めの投球ができなかった。早い回で降りてしまったことは一番の反省点」 左腕は、がっくりとうなだれた。試合前まで打率・265の福田だが、巨人戦は同・356、4本塁打の"要注意人物"。試合前から警戒が促されていたが、甘く入った直球をほうり込まれた。 原監督は「一番マークしている打者にファーストストライクを打たれているようでは、注意しているとは到底思えない」とバッサリ。打線は3点を追う九回2死から1点差まで迫ったが追いつけず。中4日での次回登板構想もあったメルセデスは、一転して2軍降格が決まった。 2位・DeNAは阪神戦(横浜)がノーゲームとなり、ゲーム差を「3・5」と詰められた。2位とのゲーム差が4を切るのは8月13日以来。この日も可能性があった優勝へのマジックナンバーの再点灯は、早くても5日に延びた。 残り20試合。5年ぶりV奪還へ「明日頑張ります!」と、指揮官はあえて大きな声で気合を入れ直し、球場を後にした。(伊藤昇)
◆3試合ぶりに先発を外れた若林が七回に代打で右前打。3点を追う九回は2死から左翼席へ5号ソロを放った。この日のスタメン、田中俊らと二塁、三塁での競争が続く中、2安打1打点でアピールし、「(本塁打は)内角の真っすぐに差し込まれないようなイメージでいった。ここ最近にないバットの出し方ができた」と手応えを口にした。
◆D2位・梅津(東洋大)が初登板から3戦3勝。球団の新人では1987年の近藤真一以来の記録に「素直にうれしい」と笑みを浮かべた。187センチの長身から投げ下ろす直球に、阿波野投手コーチが「一級品」と褒めるスライダーやフォークを交えて5三振を奪い、5回を4安打1失点。現在はスカウトを務める近藤氏を「記録はいつか抜かれるものだし、次の登板が楽しみ」と喜ばせた。
◆巨人の試合運びが、ドタバタしているように感じる。追われる身で、しかも2位・DeNAとの直接対決を6試合も残しているため、気持ちが悪いのだろうか。 この日のメルセデスは三回途中で7安打も浴びたため、降板もやむなしだが、8月30日の阪神戦(甲子園)以降、先発の早めの交代が目立つのも確か。どんどん投手をつぎ込み、「一丸で優勝を勝ち取りにいこう」という時期で致し方ないところではあるが、そのことで、投打のサイクルが悪い方に回っているように映ってしまう。 試合の趨勢(すうせい)が決まらない段階での継投になるため、勝ち試合用のリリーフを送り込まざるを得ず、登板過多も気になってくる。打線は早いイニングから守りに追われるため、攻撃に集中しにくい。坂本勇や岡本がチャンスでボール球を追いかけて三振したのは、その影響かもしれない。 残り試合は少なく、切羽詰まったゲーム差でもないのだから、まずは一つ一つ。慌てることなく、どっしり構えて戦えばいいと思う。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
68 | 53 | 2 | 0.562 (↓0.005) | - (-) |
20 | 579 (+3) | 483 (+4) | 155 (+1) | 72 (+1) |
0.259 (↑0.001) | 3.650 (↑0.01) |
2 (-) |
DeNA |
65 | 57 | 3 | 0.533 (-) | 3.5 (↑0.5) |
18 | 519 (-) | 509 (-) | 136 (-) | 37 (-) |
0.246 (-) | 3.780 (-) |
3 (-) |
広島 |
63 | 61 | 3 | 0.508 (↑0.004) | 6.5 (↑1) |
16 | 523 (+3) | 526 (-) | 123 (+1) | 71 (+1) |
0.253 (-) | 3.640 (↑0.03) |
4 (-) |
阪神 |
57 | 60 | 6 | 0.487 (-) | 9 (↑0.5) |
20 | 451 (-) | 499 (-) | 83 (-) | 82 (-) |
0.250 (-) | 3.510 (-) |
5 (-) |
中日 |
55 | 65 | 2 | 0.458 (↑0.004) | 12.5 (↑1) |
21 | 470 (+4) | 482 (+3) | 79 (+1) | 59 (-) |
0.264 (-) | 3.870 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
50 | 74 | 2 | 0.403 (↓0.004) | 19.5 (-) |
17 | 566 (-) | 636 (+3) | 146 (-) | 55 (-) |
0.243 (↓0.001) | 4.630 (↑0.02) |
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