阪神(-グラウンド不良のため試合前中止-)中日 =リーグ戦22回戦(2019.08.29)・阪神甲子園球場=
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◆先発予定だった阪神秋山拓巳投手にとっては無念の雨となった。中止が決まり、肩を作っていたブルペンから残念そうに引き揚げた。 「(雨が)こんなに強いとは思っていなかった。久々の甲子園で(子どもたちの)夏休みも終わるので、やりたかったなというのはあります」。スライド登板はせず、5勝目を狙うマウンドは流れたが「次に向けてより良い状態になるように(調整を)やっていきたい」と切り替えた。

◆阪神矢野燿大監督が逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に向けて非情な断を下した。29日の中日戦(甲子園)は豪雨によるグラウンドコンディション不良のため中止。試合前に発表された先発オーダーでは、開幕4番で全120試合にスタメン出場した大山が外れた。 矢野監督の一問一答は以下の通り。 -大山をスタメンから外した。状態を考慮した? 悠輔が悪いというよりも北條の状態もいい。状態のいい北條でいこうかなと。 -今日も指導していたがはい上がる時期だ 中心選手を育てたいのはチーム全体として、監督としての立場としてもちろんある。 -大山の打撃を見て技術的な部分で感じること できつつある部分も成長としてある。でも、まだまだそういう部分の伸びしろもある。失投を逃さずに打つことがまず大事。だけど自分の形を崩されたり相手がどう攻めてくるかを考えた上での打撃が、もっともっと伸びてくる。もちろん打率も上がるし、本塁打も増えるし、打点も増えると思っている。 -開幕から先行逃げ切りのイメージが強い。ここからの試合はある程度、救援陣の制限を解くのか 選手にも将来があるから俺もなかなか制限なくとはなかなか言いにくい。現状はCSにしっかり行けるような。球児が言ってくれているように優勝争いのような気持ちで戦うことで、そういうふうにもやっていけると思う。シマ(島本)とかも自信をつけてきてる。これだけ1年間投げることもなかった。いい場面でもずっと投げているのも、いい経験になっている。そういうのは優勝争いという思いの中で戦っていくことですべてカバーできる。 -明日から巨人戦。前回ドームでやられている いつもそう思っている。他のチームに勝っても1勝やし、巨人に勝っても1勝やけど。ただ、いつもタイガースファンは巨人に対する思いは強いし、俺らも巨人に対する思いは強い。

◆29日の阪神-中日戦(甲子園)はグラウンドのコンディション不良のため、午後6時30分に中止が決まった。  試合開始前から内野にはシートが敷かれていたが、開始直前にゲリラ豪雨が襲い、外野には多くの水たまりができた。多くの観客が座席やコンコースで待機していたが、試合は中止に。中止のアナウンスが流れると、「えぇー」という落胆の声が響いた。  26日も天候不良のため中止となっており、今季3度目。試合開始直前だったため両チームのオーダーが発表されており、チームでただ一人全試合にスタメン出場していた大山悠輔内野手(24)が今季初めて先発をはずれ、ベンチスタートになる予定だった。  矢野監督は「まぁ悠輔が悪いっていうよりも北條の状態もいいし。ジョー(北條)ももちろん、聖也(木浪)もショートで状態いいんでね。そういう中でサード守ったりしながらもあると思うので。そこは状態のいい北條でいこうかなと」と説明した。

◆29日の阪神-中日戦(甲子園)がグラウンドコンディション不良により中止となった。球団は午後6時の試合開始を遅らせ、雨雲が過ぎるのを待つなどぎりぎりまで判断を待ったが願いは届かず。午後6時30分に無念の中止が発表された。  "神整備"の阪神園芸も万事を尽くした。予報を受けて中日の打撃練習を通常よりも早く切り上げてもらい、午後5時からグラウンドに雨対策のシートを引いた。降雨は5ミリ程度の予想だったが、実際はそれを超えるゲリラ豪雨に。ピーク時には10ミリ程度の大粒の雨が降りしきり、雨雲が通り過ぎた後は外野の芝生に水が浮くほどだった。  阪神園芸・金沢健児部長は「短時間に集中して想定以上の量が降ってしまったので。午後7時に始めるとかは難しい状況でした。あの芝生の状態だと、けがのリスクが相当だったと思います」と説明。30日も一日中雨天の予報で「今晩からあしたにかけての降り方次第ですね」と見据えた。  今季はこれで4度目の雨天中止。30日からは甲子園で今季最後の巨人戦3連戦となるだけに、グラウンドのコンディション回復が待たれる。

◆阪神は今季4度目の中止となった。試合前に発表された先発メンバーでは不振の大山が今季初めて外れていた。矢野監督は「いろいろな思いはあると思う。プラスにするのもマイナスにするのも悠輔(次第)」と悩めるスラッガーにハッパを掛けた。  30日からは首位巨人と本拠地で3連戦を戦う。今季は6勝13敗と既に8年連続の負け越しが決まっているが、監督は「やり返したい。三つ取るつもりで戦っていく」と力を込めた。

◆阪神との3連戦初日だった27日の一戦が中止となった中日は、この日も試合ができなかった。27日に先発予定だった大野雄は再び雨のため投げることができず「中止は想像していなかった。勘弁してくださいよ」と苦笑した。  今季は7勝7敗で自身4度目の2桁勝利を目指す左投手は「この中止を前向きに考えたい」と語った。

◆"神整備"の阪神園芸も万策を尽くしたが...。予報を受けて中日の打撃練習を数分早く切り上げてもらい、午後5時からグラウンドにシートを敷いたが、外野の芝生には水が浮くほど。金沢健児部長は「短時間に集中して、想定以上の量が降ってしまった。午後7時に始めるとかは難しい状況でした。あの芝生の状態だと(選手の)故障のリスクが相当だったと思います」と説明。30日も雨予報。「今晩からあしたにかけての雨の振り方次第」と見据えていた。

◆大山がついにスタメンから"消えた"...。  厚労省でさえ国が運営する公的年金について5年に1度の『財政検証』いわば年金制度の"健康診断"をするわけだから、喜怒哀楽でファンをハラハラさせるプロ野球の「オーダー」が、あれだけ点が取れなかったら手術を断行するのは当然だろう。  開幕から矢野阪神の4番でスタートした大山悠輔だが、8月10日の広島戦で監督は106試合目で「4番」から「6番」に下げた。すると九回に大山は発奮してサヨナラ3ランを打ったが...以後、その打順のままで使い続けていた。  そして...この日。発表されたスタメンの「6番・三塁」に北條の名前。試合前の打撃練習で矢野監督が直接指導までして大山に期待してきた熱い思いが、切実に伝わってくる。つまり...ここにきて矢野監督は認めたくないが「誤算の現実」にメスを入れたのだ。  といってこれでもうダメだというのではない。ただ、もはや試行錯誤をしている時間も余裕も今年のタイガースには無い。皮肉なことにちょうど1年前のこの8月29日の甲子園で阪神はヤクルトに2-4と苦杯。サンスポの1面の見出しを並べる...『フロント異例の懇願。虎よ、執念を見せてほしい』。翌30日もヤクルトに1-3。見出しは切ない。『鳥が凡走、梅が暴走。金本監督は信じられない...見たことない...』。  嫌みを書いているのではない。金本監督が歯ぎしりした昨年と同じような"はがゆい試合"が同じ時期にVTRのように繰り返されている...。  実は鳥谷選手についても「がんばれ鳥谷」とこの欄でもエールを送ってきたが、2年連続で哀しきリフレイン...。  この日、ドサッとたまった伝票を運動部長大澤謙一郎は汗だくで整理してから、フーッとため息ひとつ。管理部へ回してホッと一息...。すると管理部の"美魔女"が急ぎ足でやってきた。大澤は一瞬あわてた。何か俺にミスがあったのか!  「部長ッ...」。ハ、ハ、ハイ...何かご用でしょうか...。「鳥谷選手はホントにもう現役を辞めるのでしょうか。辞めさせないでくださいッ」。アノ、伝票のことではなかったのですか...と大澤ホッ。実は大澤の奥さんもまためったなことでは仕事関係に口はださないのだが、こと鳥谷選手については「阪神にあんな男前はいない。鳥谷さん来年も頑張ってほしいヮ...」ですってサ。  サンケイスポーツが29日付で書いた中日・松坂大輔投手の去就についても、今やスポットがあたって動き出した。松坂投手だって世の奥様方にはその動向は注目のマトなんです。世の奥様方はほっとかないのでありますなぁ...。  おっと、何をウダウダ川端柳でした。甲子園は試合開始直前に土砂降りの雨...。30分開始を遅らせて...「残念ながら」と中止となりました。そこからのてんやわんや...。鳴尾浜での2軍の練習をのぞいた織原祥平記者は「ソラーテが久しぶりに(試合に)顔をだしてました。あ、藤浪投手は31日の筑後でのウエスタン・ソフトバンク戦で登板します。期待してください」とのことだ。注目しよう。  男は結婚相手によって変化する。逆に素晴らしい夫が欲しい女性は能力を尽くすべきだと独の作家バルザックは言っている。  「女は"よき夫"をつくる天才でなければならない」

◆--大山の打撃についてテクニカルな部分は  矢野監督「自分のバッティングに引き込んで打つとか、そういう部分がやっぱり...。いいバッターって自分の方に引きずり込んだり、配球を読んだり、いろんなことを使って自分の方に引き込んでくる。そういうのができつつある部分も成長としてあると思うし、でもまだそういう部分の伸びしろもある。失投を逃さず打つことが、まず大事だけど自分の形を崩されたりとか、相手がどう攻めてくるのかっていうのを考えた上でのバッティングという部分」  --30日から巨人戦  「他のチームに勝っても1勝やし、巨人に勝っても1勝。ただ、いつもタイガースファンは巨人に対する思いっていうのは強いし、俺らも巨人に対する思いっていうのは強いから。いつもやり返したいと思っている。あしたからの3連戦、もちろん3つとも勝つつもりで戦っていく。それがCSとか、いろんなことにつながるんで」

◆29日の阪神-中日(甲子園)は、午後6時30分に雨によるグラウンド状態不良により、中止となった。阪神の試合中止は今季4度目。  試合前には晴れており両チームともに屋外で練習。予定通りに午後4時に開門した。しかし試合直前に豪雨予報が出て、午後5時にグラウンドにシートを敷いて対策。その後強烈な雨が降り、見込み通りに午後6時過ぎには弱まっていった。しかし予想以上の雨量でグラウンドの整備が困難となり中止を決定した。

◆中日との3連戦のうち2戦が中止に。金村投手コーチは「ここのところ早めというか、80球くらいで(先発が)代わることもあった。ドリスも戻ってきたし、誰でも勝ちパターンでいける。むやみやたらに同じピッチャーということはない。疲労とか見ながら、やっていきます」とコメント。ここまで虎を支えてきたブルペン陣にとっては恵みの雨となりそうだ。

◆30日の巨人戦(甲子園)に先発する高橋遥は、ダッシュなどで調整。前回対戦の16日(東京ドーム)は7回4安打2失点も白星ならず。岡本の一発に泣いた。今季4勝目へ「前回は(カードの)3試合連続ホームランが直接負けにつながった。低めに丁寧に制球することを心がけていきたいです」と力を込めた。

◆ついに断-。阪神は29日、中日戦(甲子園)が降雨によるグラウンド状態不良で中止となったが、事前に発表されたスタメン表に今季初めて大山悠輔内野手(24)の名前が無かった。矢野燿大監督(50)は「プラスにするのもマイナスにするのも悠輔(大山)」と説明。残り23試合、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)出場へ、最善のオーダーを組んでいく。  予想だにしなかったゲリラ豪雨で幻となった"121試合目"。矢野監督が大きな決断を下した。大山を今季初めてスタメンから外した。中止決定直後、取材に応じると、淡々と語った。  「ちょっと前から頭にあったんだけど。ジョー(北條)の打撃練習もずっといい。ちょっと(試合に)出た中での状態もいい。でも聖也(木浪)がそれ以上に良かったから。そうなったときにサードくらいだった。自分の考えの中にはあった」  和製大砲育成の使命も背負い、開幕から4番に据えた。「中心になる選手を育てたいっていうのはもちろん(ある)」。しかし思うように期待に応えられず、悩む背番号3。106試合目で4番から6番へ。そしてこの日、昨年の9月1日のDeNA戦から152試合連続で先発出場していた大山を、外した。  「悠輔(大山)だってめちゃくちゃ悪いというわけではない。悠輔が悪いっていうよりも、北條の状態もいいし。ジョー(北條)ももちろん、聖也(木浪)もショートで状態いいんでね」  打率・262、12本塁打、68打点。数字自体はそれほど悪くない。ただ残り23試合、勝つために最善の策をとる。調子がいい選手から使う-。  大山は前日28日、1点を追う九回1死一塁で最悪の投ゴロ併殺。6試合連続安打を記録していたが、内容は物足りなかった。この日も打撃練習後にはケージ横で自ら身振り手振り指導していた。対する北條は途中出場したここ5試合で6打数3安打。「残りも少なくなってきたところで自分がそう思ったので、そうしたのがきょうだった」。逆転Aクラス入りへ、起爆剤になり得ると判断したのは、北條だった。  「それをどうするかっていうのは、悠輔自身やから。プラスにするのもマイナスにするのも、悠輔やし」  結果は雨で流れたが、30日の巨人戦(甲子園)もスタメンから外れる可能性は高い。この荒療治で和製大砲が目覚めるか、否か。「巨人に対する思いっていうのは強いから。いつもやり返したいと思っている。3つとも勝つつもり。一戦必勝しかない」。前回16-18日の東京ドームで3連敗を喫するなど、首位Gに今季6勝13敗。新打線で迎える伝統の一戦が、矢野虎の命運を握る3連戦となる。(大石豊佳)

◆大山をスタメンから外さざるを得なかった矢野監督の決断を支持する。残り23試合。育成だけではなく、勝利を求められる。開幕から大山を4番に据え、その後、6番や5番に下げたが、まったく光が見えない。一戦も落とせない中で、今の大山では物足りないという判断を下したのだろう。  大山に求めることは2つ。まずは今、取り組んでいる打撃フォームをしっかりと固めることだ。  矢野監督が直接指導したこの日の練習では、ダウンスイングを強く意識しているように映った。大山の場合、打球が上がらないことで"持ち上げて"いるようなスイングになっていた。手の動きでは飛距離は出ない。私も常々感じていたことで、球の下にしっかりとした角度でバットを入れる感覚が大事。スタメンから外した以上、30日の巨人戦で復帰することは考えにくく、大山も、じっくりと立て直しに専念してほしい。  2つ目はベンチスタートで客観的に自分と試合を見られること。精神的にも煮詰まっていただろう。いいリフレッシュ期間にして、4番として戻ってきてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
67502 0.573
(↑0.004)
M18
(↑1)
24570
(+12)
472
(+4)
153
(+2)
68
(-)
0.259
(-)
3.690
(-)
2
(-)
DeNA
63563 0.529
(↑0.004)
5
(-)
21508
(+4)
499
(+2)
134
(-)
37
(-)
0.247
(↑0.001)
3.790
(↑0.02)
3
(-)
広島
61593 0.508
(↓0.005)
7.5
(↓1)
20510
(+4)
515
(+12)
121
(+1)
68
(-)
0.253
(-)
3.690
(↓0.08)
4
(-)
阪神
55596 0.482
(-)
10.5
(↓0.5)
23444
(-)
493
(-)
82
(-)
78
(-)
0.250
(-)
3.550
(-)
5
(-)
中日
53632 0.457
(-)
13.5
(↓0.5)
25456
(-)
470
(-)
77
(-)
59
(-)
0.263
(-)
3.900
(-)
6
(-)
ヤクルト
48722 0.400
(↓0.003)
20.5
(↓1)
21557
(+2)
623
(+4)
145
(-)
53
(+3)
0.246
(↓0.001)
4.680
(-)