オリックス(★1対6☆)日本ハム =リーグ戦19回戦(2019.08.25)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:金子 弌大(5勝6敗0S)
敗戦投手:竹安 大知(3勝2敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは3回表、1死満塁から近藤のセンターオーバーの一打で2点を先制する。その後は、5回に中田が2点適時打を放つと、8回には大田の適時打が飛び出すなど、着実に得点を重ねた。投げては、先発・金子が今季5勝目。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハムが3回に2点を先制。先頭・清水の左前打から1死満塁とし、近藤の中堅ゴロの間に2人の走者がホームを踏んだ。 日本ハムが5回に中田の適時二塁打で2点を追加。6回にも中島の犠飛で5点目を挙げた。オリックスは6回に1点を返した。 日本ハムは8回に大田の適時打でダメ押し。金子が5勝目。今カード次第で最下位脱出の可能性があったオリックスだが、痛い負け越しとなった。竹安が2敗目。

◆1980年代後半から90年代半ばにかけて近鉄の主砲として活躍したラルフ・ブライアント氏(58)が25日、京セラドーム大阪でのオリックス-日本ハム戦で始球式を行った。 現在は米アトランタ州で、庭師へと異色の転身を果たした同氏は、現役時代と同じ背番号16のユニホームを着てマウンドへ。年齢を感じさせないフォームからノーバウンドで投げ、打席に立ったオリックスのモヤは笑顔で見送った。大歓声に包まれ「とてもナーバスになったよ。でもボールが(ホームベースに)届くことが大事だからね」と白い歯を見せた。 その後、ブライアント氏は球場内のレストランで「ラルフ・ブライアント ファンミーティング」に参加。近鉄のユニホームと帽子姿で登場し、熱狂的な「ラルフ」コールで迎えられた。ファンからの質問コーナーでは、元ABCアナウンサー楠淳生氏の司会で爆笑トークを展開。 「仰木(彬)監督や中西(太)コーチから『いくら三振してもいい、ホームランを打ってほしくてお前を引っ張ったんや』と言ってもらってうれしかった。でも本当は、三振するたびにゴメンナサイと思っていたんだよ」と懐かしんだ。 また、大逆転優勝を飾る重要な転機となった、1989年(平元)10月12日の西武とのダブルヘッダーで放った4打数連続本塁打については「あのときは完全に燃えに燃えて、打ちたくて仕方ない状態になっていた」と心境を明かした。 メジャーで芽が出ず、日本でチャンスをつかんだと語られることが多いが、異例の? 反論。「いつもそう言われるけど、マイナー(2A)では年間31本塁打したこともあるんだよ」と苦笑まじりに語った。 今回の来日は、JRFPA(日本プロ野球外国人OB選手会)の招きによるもの。前日24日には旧川崎球場(現富士通スタジアム)でファンとの交流イベントにも参加した。そんなB砲の将来の夢は「また日本でコーチをしてみたいね」。オリックスで打撃コーチを務めた05年以来の日本復帰を、思い描いていた。

◆オリックス竹安大知投手(24)が、6回途中5失点で降板した。阪神から移籍後、日本ハムとの対戦は初めて。 3回に2点の先制を許し、5回は中田に2点適時打を浴びた。3回も5回も与四球が失点にからみ「フォアボールがすべて失点につながっていましたし、先頭打者を多く出してしまい、守備の時間が長くなってしまうなど、リズムの悪いピッチングになってしまいました」と猛省。「ゴロで打ち取ろうと思っていたボールが甘く入ってしまったこともそうですし、自分の意図したボールを投げることができませんでした」と悔やんだ。

◆オリックスの元エースが天敵になった。昨季まで在籍した金子に初回、先頭福田から3者連続安打を放ちながら無得点。福田は二盗に失敗し、左前打で二塁を狙った宗は二塁上で憤死した。 結局、5回無得点で対金子は今季24イニング連続無得点で3勝目を献上。最下位脱出の可能性があった今カードで負け越し、5位日本ハムとの差も2・5に開いた。西村監督は「すべて監督の責任です。考えて走塁しないと。この大事な試合で」と拙攻を悔やんだ。

◆日本ハムは「センターゴロ2点打」が決勝打になった。 3回1死満塁、近藤健介外野手の打球は中堅手が1度は捕球も、こぼしてフェンスに当たり落球。その間に2点を挙げた。捕球されたと勘違いした一塁走者の大田泰示外野手は戻ってしまい、二塁にボールが転送されて中ゴロが成立した。 野球人生初の中ゴロという近藤は「いい形で、試合も優位に進められて良かった」。大田も「ベストは(塁を)進んでおきたかった。1つのアウトで2点取れたのは大きかった」と、うなずいた。

◆日本ハム金子弌大投手(35)が、古巣キラーぶりを発揮した。25日、オリックス19回戦(京セラドーム大阪)に先発し、5回5安打無失点で5勝目を挙げた。 2点リードの3回1死満塁のピンチに、吉田正を二ゴロ併殺打に仕留めるなど要所を締めた。対オリックスは登板5試合で3勝、24イニング連続無失点で防御率0・69と圧倒している。移籍初登板のかつての本拠地は、異様な空気に包まれていた。冷静沈着な金子の耳を、つんざくような敵地の応援が揺らした。「京セラで投げるっていうのは違和感ないですけど、応援とかは気になりました」。初回、いきなり3連打と攻め立てられた。それでも、盗塁死と走塁死で無失点。「守備に助けられ、初回に無失点は自分の中でも大きかった」とはずみにした。 最大のピンチは2点リードの3回。1死満塁で吉田正を迎え「甘い球は、いっちゃいけない」と、選んだのはシュート。低めに沈んだ1球で、二ゴロ併殺で切り抜けた。球数77球と余力を残し、5回5安打無失点。約1カ月ぶりの白星となる5勝目を手にした。栗山監督は「よく粘ってくれた。自分の中では(投球感覚に)違和感があった中で、0にまとめられるのは素晴らしい」と称賛した。 古巣相手に、ずばぬけた強さを見せている。オリックス相手に、登板5試合で3勝。24イニング連続無失点中で、防御率0・69と際立っている。「まだ僕との対戦数が少ないから、多少は分があるんじゃないかな」と冷静に分析。そして「対戦したことがない黒いユニホームが、結果的に良かったのかな」。オリックスの期間限定ユニホームを"別チーム"ととらえ、ジョーク交じりに笑った。 体のケアに一層気を使っている。再生力を高めると注目されているヘンプシード(麻の実)のオイルを口から摂取。効果的に疲労回復に努めている。数万円する高級オイルながら、興味を持った近藤らにプレゼントし、チームにも還元。頼もしいベテランが、苦境に立つチームで存在感を放ち始めた。【田中彩友美】

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が4番の先輩中田に敬服した。この日は5番にひとつ打順を下げ、5打数1安打。3度巡ってきた得点圏での一打は出なかった。 復帰後すぐに3安打2打点の中田の姿に「やっぱり、あらためて中田さんは打点を稼いでいましたし、(自分は)まだまだだなと思いました。足りない部分をすごく感じた」と痛感していた。

◆右手痛から戦列復帰した日本ハム中田翔内野手(30)が、いきなり"4番の仕事"をやってみせた。25日オリックス戦(京セラドーム大阪)で、13日ぶりに定位置の4番にスタメン復帰。天井に消えた認定二塁打を含む5打数3安打2打点の活躍で、球団歴代3位の通算820打点をマークした。チームは約1カ月ぶりの2連勝でカード勝ち越し。主役が戻って、ここから巻き返す。さすがは、エンターテイナーだ。右手母指球部挫傷から急きょ1軍復帰した日本ハム中田が、さっそく主役をかっさらった。3回の第2打席で左前打すると、2-0の5回には、2死一、二塁から左中間へ追加点の2点二塁打を放ち、右手でガッツポーズ。「気持ちのいいスイングをしようと思った。不安でしたけど、2軍で頑張ってきたかいがあったと思います」と、白い歯を見せた。 通算820打点。大杉勝男を抜き一気に球団歴代3位に躍り出ると、7回1死一塁では、左翼方向へ豪快に打ち上げた打球が...あれ? 落ちてこない。ドームの天井に吸い込まれて消えた打球は、特別ルールで認定二塁打に。12年の球宴で既に経験済みで、本人は悠然と二塁で止まったが、ベンチのチームメートは騒然。笑いながら天井を見上げる選手が続出した。3安打2打点で、今季5度目の猛打賞。栗山監督は「さすがだね。打ち方、技術も素晴らしい」と、戻ってきた4番に最敬礼だ。 故障した中田に代わり、13日からは20歳の清宮が4番に座った。2軍生活の中、毎日、清宮の成績とコメントをスマホの速報サイトでチェック。「自分のプレーに責任を感じていたでしょ。まだ、考える必要ない。早いよ」と思いやり「あんな、ちょこちょこ打って欲しくない。どんどん振りまわして欲しい。何回も本人には言っているけど、響いていないみたい」。4番の後継者として才能を認めているからこそ、突然の4番抜てきで苦しむ後輩の姿が見ていられなかった。 「あいつにプレッシャーをかけてしまって、申し訳ない。今日からは、伸び伸びとやって欲しいね」。試合後はチームバスの出発に遅れそうになり、閉じたバスの扉を大慌てでノックして乗り込んだ背番号6。「上とのゲーム差はほとんどないので、ここから巻き返していけたら」。笑いもしっかり提供し、頼もしい言葉で逆襲を誓った。【中島宙恵】

◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手(28)が、日本ハム19回戦(京セラドーム大阪)で鼠径(そけい)部の違和感を訴え、8回の守備から交代。 検査の結果、異常はなかった。27日ソフトバンク戦(わかさスタジアム京都)の出場は当日の状態を見て決める。

◆日本ハム金子弌大投手(35)が、古巣キラーぶりを発揮した。かつての本拠地で移籍後初登板となったオリックス戦(京セラドーム大阪)は、5回5安打無失点。「京セラで投げるっていうのは違和感ないですけど、応援とかは気になりました」と振り返ったが、対オリックスは3勝、24イニング連続無失点で防御率0・69と圧倒している。 最大のピンチは2点リードの3回。1死満塁で吉田正を迎え「甘い球は、いっちゃいけない」と、選んだのはシュート。低めに沈んだ1球で、二ゴロ併殺で切り抜けた。球数77球と余力を残し、約1カ月ぶりの白星となる5勝目を手にした。栗山監督も「よく粘ってくれた」とたたえた。 古巣相手に、ずばぬけた強さを見せている。失点は3月30日の2点のみ。「まだ僕との対戦数が少ないから、多少は分があるんじゃないかな」と冷静に分析しつつ、「対戦したことがない黒いユニホームが、結果的に良かったのかな」。オリックスの期間限定ユニホームを"別チーム"ととらえ、ジョーク交じりに笑った。 体のケアに一層気を使っている。再生力を高めると注目されているヘンプシード(麻の実)のオイルを口から摂取。効果的に疲労回復に努めている。数万円する高級オイルながら、興味を持った近藤らにプレゼントし、チームにも還元。頼もしいベテランが、苦境に立つチームで存在感を放ち始めた。【田中彩友美】 ▼日本ハム金子が古巣オリックスから3勝目を挙げた。同カードは5試合に登板し負けなし。防御率0・69と抑えている。日本ハム投手陣では、有原も今季のオリックス戦は3戦全勝、防御率2・25。チームの対戦成績は10勝7敗2分けだが、金子と有原だけで6勝を挙げている。

◆本塁打王に3度輝いた元近鉄のラルフ・ブライアント氏が始球式を行った。現役時代と同じ背番号16のユニホームで登場。ノーバウンドで捕手に投げ「緊張したが、届いたことが一番大事」と笑顔を見せた。  1989年のシーズン終盤、優勝を争った西武とのダブルヘッダーで4打数連続本塁打を放って優勝に貢献した。クライマックスシリーズ(CS)進出へ奮闘を続けるオリックスに「最後まで一生懸命、頑張れば結果は変わってくる」とエールを送った。

◆日本ハムが三回に珍しいプレーで先制した。1死満塁で近藤が放った中堅への大きな飛球は背走した宗のグラブをはじいて一度、フェンスに当たってグラブに収まった。中飛と勘違いして帰塁しようとした一塁走者の大田がアウトとなり、記録は中ゴロとなった。  二塁走者と三塁走者の2人はホームにかえり2打点が付いた近藤は「結果的にセンターゴロになったが、2点入ったことは事実。点が入ってくれて良かった」とほっとしていた。

◆オリックスは金子にまたも苦杯をなめた。前回対戦した7月23日に6回を無安打無得点に抑えられたのに続き、今回も五回まで0点。昨年までのチームメートに3勝目を挙げられ、西村監督は「何とかやっていかないと」と厳しい表情だった。  一回に右前打で出塁した福田が盗塁に失敗し、続く宗も左中間への安打で二塁を狙ってアウトになるなど拙攻も重なった。0-2の三回1死満塁で二ゴロ併殺打に倒れた吉田正は「チャンスをつくれて、あと一本というところだったけど」と肩を落とした。

◆本塁打王に3度輝いた元近鉄のラルフ・ブライアント氏(58)が特別始球式を行った。現役時代と同じ背番号16のユニホームで登場。今季、中日からトレードで加入したモヤに対してノーバウンド投球を披露し「俺と同じような状況になったな。これからはバファローズのためにがんばって」と声をかけた。また最下位から下克上を目指すチームには「最後まで一生懸命戦えば、結果は変わる」とエールを送った。

◆オリックスがまたも、金子に白星を献上した。元エースに対し、開幕2戦目(3月30日、札幌ドーム)の二回に奪った1得点を最後に、24イニング連続無得点。今季5度目の対戦で、3つ目の白星を与えてしまった。  「(金子攻略は)なんとかそこはやっていかないといけないところなんでしょうけど、初回からヒット3本でああいうことが起こるのは、まだまだやらないといけないことがある」  西村監督は渋い表情だ。前回対戦の7月23日(ほっと神戸)は6回無安打に封じられ、試合前まで対戦防御率0・86と圧倒されていた相手。この日は一回、先頭の福田が右前打も盗塁失敗。続く宗も左前打を放ったが二塁を狙って走塁死。3番の吉田正は二塁内野安打とチグハグだった。  指揮官は「積極的といっても、自分の前の打球(左前)ですから、もうちょっと考えて走塁しないといけない」と指摘し「すべて監督の責任。こういう大事な試合でね。選手を使っているわけですから。ファンの人に申し訳ない」と頭を下げた。一気に最下位脱出と行きたかった3連戦で、3カードぶりの負け越しとなった。 (西垣戸理大)

◆中田が右手痛からの復帰戦で3安打2打点。8月初の連勝に導き「2軍で頑張ってきたかいがあった」と汗を拭った。三回の左前打に続き、2-0の五回は左中間へ2点二塁打。七回は左翼への飛球が天井に消え、特別ルールで二塁打になった。離脱中に4番を担った20歳の清宮を「プレッシャーで苦しんでいたと思う。のびのびやってもらいたい」とねぎらった。 復帰戦で3安打2打点の中田に日本ハム・栗山監督 「さすが。集中して何とかしようとしていた。素晴らしい」 古巣相手に24イニング連続無失点で3勝無敗とした日本ハム・金子 「まだ対戦が少ないので僕に分があるのでは。投げやすいとかはない」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64514 0.557
(↓0.004)
-
(-)
24501
(+3)
468
(+4)
156
(+1)
103
(+2)
0.252
(-)
3.590
(-)
2
(-)
西武
61551 0.526
(↓0.004)
3.5
(-)
26624
(+2)
603
(+14)
145
(+1)
118
(-)
0.264
(-)
4.570
(↓0.04)
3
(-)
楽天
57564 0.504
(↑0.004)
6
(↑1)
26515
(+14)
499
(+2)
119
(+1)
39
(-)
0.253
(↑0.001)
3.980
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
57583 0.496
(↑0.004)
7
(↑1)
25531
(+4)
505
(+3)
139
(+1)
70
(-)
0.249
(↑0.001)
3.940
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
56575 0.496
(↑0.005)
7
(↑1)
25488
(+6)
492
(+1)
83
(-)
44
(-)
0.253
(↑0.001
3.820
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
53595 0.473
(↓0.004)
9.5
(-)
26452
(+1)
517
(+6)
82
(-)
103
(-)
0.245
(↑0.001
4.020
(↓0.01)