広島(★4対8☆)ヤクルト =リーグ戦20回戦(2019.08.22)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
0300500 81001
広島
0020020X 4801
勝利投手:小川 泰弘(4勝11敗0S)
敗戦投手:山口 翔(1勝3敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(30号・2回表ソロ)
【広島】松山 竜平(5号・6回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトが降雨コールド勝ち。ヤクルトは2回表、村上のソロと山田哲の適時打で3点を先制する。1点差とされて迎えた5回には、雄平、小川、太田の適時打で一挙5点を奪い、試合を優位に進めた。投げては、先発・小川が6回4失点で今季4勝目。敗れた広島は、投手陣が精彩を欠いた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(19)が、先制の30号ソロを放った。 2回先頭で、カウント1-1から広島先発山口の3球目、外角低めの142キロ直球を豪快にバックスクリーン左横へ運んだ。「甘い球でしたが、ミスショットすることなくしっかり押し込めました」と話した。 高卒2年目以内では、セ・リーグで初となる30号に到達した。打点は85に伸ばし、53年中西(西鉄)が打ち立てた歴代1位の86まで残り1打点に迫った。 広島山口は、同じ熊本県出身の同級生。高校時代から面識があるが「特に意識することはないけど、抑えられたら悔しい。打てるにこしたことはない」と話していた。縁のある相手から、節目の1発を放った。

◆高卒2年目のヤクルト村上宗隆内野手が今季30号。高卒2年目以内に30本打ったのは、高卒2年目の53年に36本の中西(西鉄)高卒1年目の86年に31本の清原(西武)に次いで3人目。 2人は右打ちで、左打者では初めて。00年2月生まれの村上は今年で19歳。10代で30本以上は86年清原(19歳)と村上だけだ。村上の月別本数は3月0本→4月6本→5月8本→6月5本→7月1本→8月10本。31本塁打した86年清原が9月に9本打ったが、高卒2年目までに月間2桁本塁打は史上初。もちろん、10代選手の月間2桁本塁打も初めてとなった。

◆ヤクルトが2回に村上の30号ソロで先制、3四球絡めて2点追加。広島先発山口をKO。広島は3回に2点を挙げて1点差とした。 ヤクルトは5回、投手小川の走者一掃3点二塁打などで5点を追加した。広島は6回に松山が5号2ランで4点差とした。 7回裏、広島の攻撃中に雨が激しくなり中断。降雨コールドとなった。ヤクルト小川が4勝目。広島は主導権を渡したのが最後まで響いた。山口が3敗目。

◆広島が雨に泣いた。ヤクルト戦は4-8の7回裏1死1塁、菊池涼介内野手(29)の打席で雨が激しくなり、中断後にそのままコールド負けとなった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   -残念な結果 緒方監督 天候が悪くなるのはわかっていた。こういう展開になったので、しようがない。 -山口に期待していた 緒方監督 もちろん。ファームでそれなりの成績を残して、一番の推薦できているわけだから。この場では経験が必要。腕が縮こまった状態で投げているようじゃ、まだまだ早いなと。 -投手小川に適時打を許し、2四球も与えた 緒方監督 まあ、そういうのは失点するパターンだから。塹江もリズムよくいい投球をしていた。1つ上を目指すなら、追い込んでからの1球がもったいない。いいボールは見せてくれている。経験しながら、打者を打ち取るすべを身につけていってくれれば。島内もいいボールは投げている。(小川に打たれた)こういう1球は彼にとっての経験になる。 -田中広が抹消 緒方監督 数日たてばわかるけど、コンディションが万全ではないという状態だった。使い方をみれば、おのずとわかると思う。そういう中で、彼もチームに貢献すべく、がんばってくれていた。 -長野を1軍昇格させるのか 緒方監督 明日から合流予定です。スタメンを含めた中で、代打とか、彼の打力、経験に期待するところは大きい。 -長野加入で打順も考える 緒方監督 もちろん。それはすべての選手についてもそう。

◆ヤクルト小川泰弘投手が6回を118球の4失点で7月2日広島戦以来の4勝目を挙げた。5回2死満塁では走者一掃の適時二塁打を放ち、投打で奮闘。 時折強い雨も降り、グラウンドコンディションはよくなかったが「自分の投球に集中できた。(自分の)状態が悪いなりに、何とかなったことを次につなげたい」と話した。

◆"燕のゴジラ"は、雨を切り裂いて打球を運んだ。ヤクルト村上宗隆内野手(19)が、先制の30号ソロを放った。 強い雨が降り始めた2回先頭、広島先発山口の外角低め直球をバックスクリーン左へ。 高卒2年目以内での30号はセ・リーグ初。10代の月間10発も史上初。ダブルでの快挙にも「しっかり自分のスイングができたので、届くかなと思った」と冷静だった。 軸足の左足から、右足へ。重心移動がしっかり行われ、パワーが伝わった打球はバックスクリーン方向へ一直線に伸びた。練習でのティー打撃から、重心移動を入念に確認する。 月間1発に終わった7月、癖の後ろ重心が出ていた。ホームランバッターに多い重心位置だが、村上は本塁打を打ちたい気持ちが空回りしていた。 オーバーに動きを再現し、手本を見せることもあった石井琢打撃コーチは「しっかり右足に体重を乗せて前に壁を作って、ぶつかってからもう1度左足に重心を乗せることが大事」と指摘。 ティー打撃の球を上げ続けた。ついに大台に到達した村上へ「今季当初、こんなことは考えられなかった。 まだまだ伸びる要素も課題もあるが、結果は現実としてよかった。自信にもなる」とエールを送った。 打線を背負う若武者は「打てれば、打てるだけいい。まだシーズンは終わっていないので、もっと打てるように頑張る」。 ホームランバッターへ、順調に階段を上がる。【保坂恭子】 ▽ヤクルト小川監督(村上に)「すごい。今日の打ち方は素晴らしかった。ボールの待ち方、打ち方は学習していることが出ている」

◆広島が雨に泣いた。ヤクルト戦は4-8の7回裏1死1塁、菊池涼介内野手(29)の打席で雨が激しくなり、中断後にそのままコールド負けとなった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   -残念な結果 緒方監督 天候が悪くなるのはわかっていた。こういう展開になったので、しようがない。 -山口に期待していた 緒方監督 もちろん。ファームでそれなりの成績を残して、一番の推薦できているわけだから。この場では経験が必要。腕が縮こまった状態で投げているようじゃ、まだまだ早いなと。 -投手小川に適時打を許し、2四球も与えた 緒方監督 まあ、そういうのは失点するパターンだから。塹江もリズムよくいい投球をしていた。1つ上を目指すなら、追い込んでからの1球がもったいない。いいボールは見せてくれている。経験しながら、打者を打ち取るすべを身につけていってくれれば。島内もいいボールは投げている。(小川に打たれた)こういう1球は彼にとっての経験になる。 -田中広が抹消 緒方監督 数日たてばわかるけど、コンディションが万全ではないという状態だった。使い方をみれば、おのずとわかると思う。そういう中で、彼もチームに貢献すべく、がんばってくれていた。 -長野を1軍昇格させるのか 緒方監督 明日から合流予定です。スタメンを含めた中で、代打とか、彼の打力、経験に期待するところは大きい。 -長野加入で打順も考える 緒方監督 もちろん。それはすべての選手についてもそう。

◆高卒2年目のヤクルト・村上宗隆内野手(19)が22日、広島20回戦(マツダ)の二回に30号ソロを放った。  同じ熊本県出身で同級生の広島・山口の直球と捉え、左中間席深くに運んだ。8月は早くも10本目のアーチ。月間MVP候補にもなっている大砲は「甘い球でしたが、ミスショットすることなくしっかり押し込めました」とコメントした。  高卒2年目以内のシーズンで30本塁打を放ったのは1953年の西鉄・中西太(36本)、86年の西武・清原和博(31本)以来3人目の快挙となった。

◆ヤクルトの山田哲が3安打2打点と勝利に貢献した。1-0の二回2死満塁で外角直球を左前にはじき返す2点適時打を放ち「直球を待ってそれを捉えることができた」と満足げに語った。  夏の甲子園大会を制した大阪・履正社高出身。大会前には自らのシルエットが入ったシャツを野球部の全員に贈ったという。母校の春夏通じての初優勝に「うれしい。刺激になる」と後輩からもらったエネルギーを試合で発散した。

◆山田哲が4打数3安打2打点で勝利に貢献した。二回2死満塁で左前への2点打を放ち「直球を待って、それを捉えることができた」と胸を張った。打率は・281に上昇。母校の大阪・履正社高が甲子園初優勝を決めた日に、自身も活躍し「昨日(21日)は5タコだったけれど、きょうはイメージ通りの打撃ができた」と手応えを口にした。 6回7安打4失点で4勝目(11敗)を挙げたヤクルト・小川 「悪いなりに粘ることができた。六回は球が浮いてしまったのが反省点」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が22日、広島20回戦(マツダ)で30号ソロを放ち、七回裏途中降雨コールド、8-4の勝利に貢献した。  2017年のドラフト会議では清宮(早実高→日本ハム)の外れ1位でヤクルトに指名された村上。指名を後押しした橿渕(かしぶち)聡スカウトグループデスク(44)は「3、4年かけて育成できればと思っていたが、今の活躍は想像以上」と驚きを口にした。  熊本・九州学院高で1年夏に甲子園に出場(初戦敗退)した村上だが、橿渕氏はパワーや打撃技術だけではなく人間性を評価した。「練習を見にいったとき、監督ではなく村上が指示を出して選手を動かしていた」。率先垂範する姿に大きな可能性を感じたという。  初視察した試合では打球に衝撃を受けた。「(熊本の)藤崎台球場で初見の投手の初球のカーブを右翼席中段まで運んだ。『すごい選手だな』と」。数々の記録を更新する19歳に"恩人"は目を細めた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が22日、広島20回戦(マツダ)で30号ソロを放ち、七回裏途中降雨コールド、8-4の勝利に貢献した。高卒2年目以内のシーズン30本到達は1953年の西鉄・中西太(36本)、86年の西武・清原和博(31本)以来、3人目の快挙。8月は19試合で10本塁打と量産しており、本塁打&打点のリーグ2冠も視野に入ってきた。  雨を切り裂いて、白球が伸びた。高卒2年目の村上が二回に先制の30号ソロ。左中間深くに突き刺し、敵地をどよめかせた。  「自分のスイングができたので『届くかな』と思った」  同学年で同じ熊本出身の広島・山口(熊本工高卒)が投げた直球を捉え2戦連発。熊本から駆けつけた両親の前で節目のアーチを架けた。  10代での大台到達は1986年の清原(西武)以来となる快挙だ。8月は19試合で早くも10本塁打、16打点。本塁打はリーグトップの坂本勇に2本差、打点は85に伸ばしてトップを維持。権利を持つ新人王のみならず、打撃2冠王も現実味を帯びてきた。  熊本・九州学院高から入団した1年目の昨季は6試合の出場。初対戦の投手がほとんどで、春先は苦しんだ。しかし、積極的に助言をもらい、吸収する姿勢が成長を支える。「ずっとヤクルトの4番を打っていて、チャンスで回ってくることも多いので」とバレンティンに150キロ超の直球に振り遅れる悪癖の解消法を相談。普段はゆっくり上げる右足を、すり足やノーステップにするよう教えられ、実践する。  小川監督は「きょうの打ち方は素晴らしかった。失敗を生かし、彼のレベルも上がったのではないか」と目を細めた。「まだシーズンは終わっていない。もっともっと打てるように頑張ります」と村上。"燕のゴジラ"の快進撃は止まりそうにない。 (横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
64472 0.577
(↓0.005)
-
(-)
30543
(+4)
450
(+7)
144
(+1)
67
(-)
0.261
(↓0.001)
3.700
(↓0.01)
2
(-)
広島
59553 0.518
(↓0.004)
6.5
(-)
26492
(+4)
479
(+8)
116
(+1)
68
(-)
0.253
(-)
3.570
(↓0.05)
3
(-)
DeNA
58553 0.513
(↓0.005)
7
(-)
27478
(-)
479
(+8)
127
(-)
34
(-)
0.247
(↓0.002)
3.850
(↓0.04)
4
(-)
阪神
53576 0.482
(↑0.005)
10.5
(↑1)
27428
(+8)
480
(-)
80
(+1)
75
(+1)
0.249
(-)
3.560
(↑0.04)
5
(-)
中日
50622 0.446
(↑0.005)
14.5
(↑1)
29437
(+7)
460
(+4)
73
(+1)
59
(+2)
0.262
(-)
3.950
(-)
6
(-)
ヤクルト
47672 0.412
(↑0.005)
18.5
(↑1)
27534
(+8)
591
(+4)
140
(+1)
46
(-)
0.246
(↑0.001
4.660
(↓0.01)