1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:メルセデス(8勝6敗0S) (セーブ:デラロサ(1勝0敗5S)) 敗戦投手:大野 雄大(7勝7敗0S) |
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◆巨人が5連勝。巨人は1回表、丸の適時打などで2点を挙げ、先制に成功する。投げては、先発・メルセデスが6回途中1失点。その後は4人の継投でリードを守り、メルセデスは今季8勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・大野雄が力投するも、打線が8安打1得点とつながりを欠いた。
◆中日は大野雄大、巨人はメルセデスが先発。巨人は初回、丸の適時打などで2点先制。中日はその裏、ビシエドの犠飛で1点返した。 大野雄は2~6回を無安打に抑え追加点を与えず。中日は6回無死一、二塁の好機を生かせず、巨人の1点リードで終盤に入った。 巨人は継投で1点差を守り5連勝。メルセデスは8勝目、デラロサが5セーブ目を挙げた。中日は3連敗で今季最多の借金12。大野雄大が7敗目。
◆3安打の巨人が5人の継投で逃げ切り、5連勝とした。1回は丸の適時打で先制し、重盗で2点目を奪った。メルセデスは5回0/3を1失点で8勝目、デラロサは5セーブ目。大野雄が好投した中日は拙攻が響いて3連敗となった。
◆巨人は初回、丸と岡本が重盗を決めた。16~18年高橋監督時代は3年間で重盗成功が2度しかなかった巨人だが、これで今季は4度目の重盗成功。4度のうち3度は三塁走者と一塁走者による重盗で、巨人の本盗成功は4月4日亀井、5月1日亀井に次いで今季3度目。巨人が本盗を1シーズンに3度決めたのは79年以来、40年ぶり。 79年は6月18日広島戦で中畑、7月11日広島戦で王、同14日中日戦で河埜が本盗をマークした。 ▽巨人岡本(1回2死一、三塁で一走としてスタートし、一、二塁間に挟まれて三走丸の生還を呼び込み)「状況を見て、うまく判断できました」
◆巨人亀井善行外野手が"イチロー級"のスーパーキャッチで救った。 1点リードの6回2死一、二塁。右翼線に寄り、なおかつ前進守備の中、右中間後方への打球に背走しながら飛びついた。 抜ければ逆転のピンチを切り抜け「相棒のおかげだね」とグラブに感謝した。原監督は「亀ちゃんしか捕れない。イチローでも後ろにいかしてたかもしれないね。イチローは捕ったかな」と笑ってたたえた。
◆マルっと先制のホームを陥れた。巨人丸佳浩外野手(30)が、砂ぼこりを上げて本塁へ滑り込んだ。 1回2死一、三塁。一走の岡本の動きに注視した。打者大城の3球目だ。スタートを切った岡本に反応した中日の捕手加藤が二塁へ送球。岡本がベース手前で遊撃手堂上を引きつけている間に、三走の丸が鮮やかなスライディングで本塁を陥れた。貴重な追加点も「もう少しスタートが良ければ確実にセーフだった」と間一髪での生還に反省点を見いだした。 ミニスランプからもマルっと決別した。好走塁の直前の1回1死二塁、先制機での打席。初球、高めに浮いた143キロを中前に弾ませた。決勝打は8月12日広島戦以来、6試合24打席ぶりの安打。「ヒットが出てる、出ていないは関係なく、チャンスだったので積極的にいった。点につながって良かった」と淡々と振り返った。 安打からやや遠ざかっても試合前の練習に大きな変化はない。培ってきた技術はそう簡単には揺るがない。試合開始から5分で先制点をもたらし、11分で追加点をもぎ取った。2回以降チームの安打が止まるも、9回に再び中前打で出塁。今季最少で15年以来4年ぶりとなる3安打での勝利で、唯一のマルチ安打をマークも「今日は投手に助けてもらった。攻撃陣は苦しかった」と話した。 前日19日の名古屋入り前に原監督は、すっぽん料理を丸々、堪能して暑気払いを敢行。すっぽんの鍋、から揚げに加え、生き血をゴクリと飲み干した。今季6度目の5連勝。残暑を乗り切った先にいよいよ「歓喜の秋」が迫ってきた。【為田聡史】 ▽巨人原監督(3安打の勝利に)「戦っている上においてはあまり感じないんですけど、よく勝てたなという感じはしますね。好投手はそうそうチャンスはない。そういう意味では思い切って2点目いけたというのは大きかったでしょうね」 ▽巨人メルセデス(6回途中1失点で8勝目)「体力的にはまだまだいけたので、もう少しいいテンポで投げたかった」 ▽巨人増田大(2回1死一塁、メルセデスの犠打で一塁から三塁を陥れ)「行けたら行こうと思っていた。足でプレッシャーをかけていきたい」
◆巨人が継投で勝利をもぎとった。1点リードの6回無死一、二塁から2番手鍵谷陽平投手が3人で抑えて切り抜け、連続無失点を10試合に伸ばした。 7回からは田口、沢村、最後は守護神デラロサが締め5セーブ目。 原監督は「ピッチャーみんな頑張ったというところですね」と奮闘した救援陣を評価した。
◆中日大野雄大投手の7回2安打2失点の好投が報われなかった。初回に2点を失ったが、2回以降は無安打無失点投球。 大野雄は「負けるには原因がある。ウチが取った点より相手が上回った。次回までにしっかりと(修正したい)」と、7敗目に肩を落とした。竜打線は8安打1得点で3連敗。借金は今季最多の12に膨らんだ。
◆3安打の勝利に巨人原監督のコメント。 「戦っている上においてはあまり感じないんですけど、よく勝てたなという感じはしますね。好投手はそうそうチャンスはない。そういう意味では思い切って2点目いけたというのは大きかったでしょうね」。
◆中日のビシエドが六回に左前打を放ち、5試合連続の安打を記録した。0-2の一回も満塁から中犠飛で打点を挙げ「チャンスだったので積極的にいこうと思っていた。最低限の仕事はできた」と語った。 今月は好調を維持しているビシエド。13日の阪神戦以外は全試合で安打を記録した。打率も試合前の時点で3割台を維持している。同じく8月に好調だったアルモンテを右脚の負傷で欠く中、在籍4年目の主砲がチームをけん引している。
◆7安打を浴び、再三ピンチを招いた巨人のメルセデスは中日の拙攻にも助けられて8勝目を挙げた。中日戦は今季3勝目。六回途中まで1失点の内容にも「初回から自分のリズムをつかむことができなかった」と反省した。 1点リードの六回は無死からビシエド、高橋に連打されて降板。「六回は失投が多くなってしまった。体力的にはまだまだいけたので、もう少しいいテンポで投げたかった」と話した。 亀井(六回、頭上を越えようかという打球を好捕) 「打てないので、守備で貢献できてよかった。相棒(グラブ)がよかった」 原監督(1点差を逃げ切り) 「投手陣が頑張った」
◆一回に丸の適時打や重盗で2点を失った中日の大野雄は二回以降安打を許さず、7回2失点と好投した。味方の援護が十分ではなく、7敗目を喫してチームの連敗を止められなかった。「丸選手への球は甘かった。もう少し注意しないといけなかった。負けには原因がある」と反省した。 打たれた安打は一回の2本だけ。変化球中心から直球を軸に切り替え、打たせて取る投球で立ち直った。試合中に修正できただけに「一回からしっかりできていたら良かった」と残念がった。
◆スーパーキャッチでチームを救った。2-1の六回2死一、二塁。加藤の飛球を右翼手・亀井が背走しながらつかんだ。抜ければ逆転を許す大ピンチをしのぎ、37歳は「相棒(ミズノ社製グラブ)がいいからね。打てていないから守備で貢献できてよかった」とうなずいた。原監督は「亀ちゃんしか捕れない。イチローでも後ろにいかせて(越されて)いたかもしれない。イチローは捕ったか」と名手を引き合いにたたえた。
◆好投した大野雄を打線が援護できなかった。2点を追う一回無死満塁で1点しか奪えず、その後も好機を生かせなかった。苦手のメルセデスや救援陣を崩せず、3連敗で借金が今季最多の12。与田監督は「チャンスでの細かいミスのことは春から言ってきた。できるように練習するしかない」と厳しい表情だった。六回無死一、二塁でバントを失敗した阿部は「チームに迷惑を掛けて申し訳ない」と首を振った。 一回の2失点のみで七回まで好投したが7敗目を喫した中日・大野雄 「負けには原因がある。一回からしっかりできていたらよかった」
◆セ・リーグ首位の巨人は20日、中日18回戦(ナゴヤドーム)に2-1で競り勝ち、今季6度目の5連勝を飾った。一回に3番・丸佳浩外野手(30)が自身6試合、24打席ぶりとなる先制の中前適時打を放つと、重盗で三塁から生還する好走塁も披露。主軸が打って、走っての活躍で2位・DeNAと6ゲーム差。22日にも優勝へのマジックナンバー「22」、もしくは「21」が点灯する。 久しぶりの快音に笑みがこぼれた。一回1死二塁、丸は先制の中前適時打を放つと、クールな表情を緩ませ、三塁側の味方ベンチへ右拳を突き出した。 「(最近)ヒットが出ている、出ていないではなく、チャンスだったので積極的にいきました。点につながってよかった」 12日の広島戦(マツダ)以来6試合、24打席ぶりの安打でスコアボードに「H」ランプを灯した。 さらに2死一、三塁では一走の岡本が盗塁のスタートを切り、一、二塁間で挟まれる隙を突いて三塁から生還。相手の意表を突く重盗で勝負を分ける2点目をもぎ取った。チームでシーズン3度の本盗成功は1979年以来、40年ぶりの快挙だった。 広島時代に染みついた機動力野球を体現した30歳は「もうちょっとスタートがよければ、確実にセーフになった」と反省も忘れない。九回には中前打で出塁。チームの3安打中、2安打を放ち、復調の兆しを見せた。 2位・DeNAが敗れ、最短で22日に優勝マジック「21」か「22」が点灯する。「好投手はそうそうチャンスないですよ。そういう意味では、思い切って2点目をいけたのは結果的なんでしょうけど、大きいでしょうね」と原監督は丸の好走塁にご満悦だ。勝負の綾を知る巨人は、わずか3安打で5連勝を飾った。 (谷川直之) 六回途中まで1失点で8勝目(6敗)を挙げた巨人・メルセデス 「(六回の)強気で攻めないといけないところで失投した。自分の投球スタイルを出すのに苦労した」
◆原監督にとって万々歳で、してやったりだと思うよ。坂本勇と丸の連打に、ダブルスチールで挙げた2点を歯切れのよい継投で守り切る。この日に限っては、コレしかない、という勝ち方だった。 中でもデラロサは、使えることが分かってきた。コントロールは安定しているから、ボールで苦しむことがない。 沢村は...。1点差の展開では、目をつぶりたくなるけど、この日のように、ボールを振ってくれる打者には通用する。相手を見極めながら起用すれば、いいんじゃないかな。 今の巨人には、確固たる勝ちパターンがあるわけではない。あの手この手で、選手と作戦をやりくりしながら、勝てる試合をモノにするしかない。その状況で、1点差試合をきっちりモノにした。価値ある勝ちだよ。1点差勝利こそ、強さのバロメーター。ライバルチームに与える印象も、違ってくるからね。 そうはいっても、21日以降は、打線がしっかり点を取ろう。夏場以降は、打ち勝つ試合を増やすこと。それが優勝への道なんだから。 (サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
63 | 46 | 2 | 0.578 (↑0.004) | - (-) |
32 | 534 (+2) | 441 (+1) | 141 (-) | 65 (+2) |
0.262 (↓0.001) | 3.710 (↑0.02) |
2 (-) |
DeNA |
58 | 53 | 3 | 0.523 (↓0.004) | 6 (↓1) |
29 | 477 (-) | 468 (+8) | 127 (-) | 34 (-) |
0.248 (-) | 3.820 (↓0.04) |
3 (-) |
広島 |
58 | 54 | 3 | 0.518 (↑0.004) | 6.5 (-) |
28 | 483 (+9) | 467 (+8) | 113 (+1) | 66 (-) |
0.252 (-) | 3.520 (↓0.03) |
4 (-) |
阪神 |
51 | 57 | 6 | 0.472 (↑0.005) | 11.5 (-) |
29 | 417 (+8) | 479 (-) | 78 (+3) | 74 (-) |
0.249 (↑0.001) | 3.620 (↑0.03) |
5 (-) |
中日 |
49 | 61 | 2 | 0.445 (↓0.005) | 14.5 (↓1) |
31 | 428 (+1) | 451 (+2) | 72 (-) | 55 (-) |
0.261 (-) | 3.940 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
46 | 66 | 2 | 0.411 (↓0.003) | 18.5 (↓1) |
29 | 522 (+8) | 582 (+9) | 138 (+3) | 45 (-) |
0.245 (-) | 4.640 (↓0.02) |
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