1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 11 | 12 | 0 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | 14 | 3 | 3 |
勝利投手:久保 裕也(2勝0敗0S) 敗戦投手:マーティン(2勝5敗1S) 本塁打 |
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◆楽天は6-6で迎えた延長10回表、浅村の犠飛で勝ち越す。直後に同点を許すも、11回に浅村の犠飛などで4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、7番手・久保が今季2勝目。敗れた西武は、最大5点差を追いつく粘りを見せるも、あと一歩及ばなかった。
◆楽天浅村栄斗内野手が2戦連発の25号ソロを放った。3回1死、西武松本航の外角高め142キロ直球をしばき上げ、右中間席へと放り込んだ。 これで7月27日のロッテ戦から6本連続で逆方向への1発となった。気温の上昇とともに打撃の勢いも上昇し、「1打席目にチャンスで凡退してましたからね。この打席は打てて良かったです」と手応えを口にした。
◆「8番捕手」でスタメン出場した西武中田祥多捕手(29)が、プロ12年目にして初安打を放った。 6回の打席で楽天ブセニッツに2ストライクと追い込まれながら、右前へ痛烈な打球を運んだ。 「打ったのは、たぶんカットボールです。やっとヒットがでました。正直うれしいです」と笑顔で話した。 中田はこれまで通算11試合に出場し、15打数無安打、6三振2四球、1得点だった。最も遅いプロ初安打は00年工藤公康(巨人)の19年目。野手では97年に渡辺政仁(巨人)が中田と同じプロ12年目で打った例がある。
◆楽天は初回に銀次の右2点二塁打で先制。3回にも浅村の25号ソロ、和田の2点適時打で加点した。西武は3回に森が15号2ラン。 西武は5回に中村の適時二塁打などで2点を追加。1点差に迫った。だが楽天は6回、浅村の適時打で再び2点リードとした。 西武は7回2死一塁、木村が左中間へ同点アーチを放り込んだ。両軍リリーフが踏ん張る中、試合は延長戦に突入した。
◆西武辻発彦監督もあきれ果てた敗戦だった。 7回、延長10回と木村が2度も起死回生の同点アーチを放ったが、11回に登板したマーティンが台無しに。連続四球でピンチを招くと、送りバントの処理を焦って三塁左へ大きくそれる悪送球で勝ち越しを許した。次打者辰己に死球を与えたところで交代。 辻監督は「ノーヒットで4失点って初めて見た。見ての通り。どうしようもない」と吐き捨てるように話した。
◆相手の準本拠地で粘りの勝利をつかんだ。楽天は序盤から最大5点リードするも2度追いつかれる苦しい展開。それでも延長11回に西武の投手陣の自滅を誘い、一挙4得点。松井裕樹投手(23)らブルペン陣が地方球場のクセのあるマウンドを克服するなど、前回登板の経験を生かした。5時間を超えるロングゲームを制し、7月30日から続いた10連戦を5勝4敗1引き分けと勝ち越した。一振りもせずに、勝利をつかんだ。5時間2分の激闘を制し、平石監督は「みんないい形でつないでくれた」と振り返った。 延長11回、先頭打者の銀次から見極めた。西武の7番手マーティンの制球がつかない。フルカウントからの6球目を見送り、四球で出塁。続く田中はストレートの四球で無死一、二塁。続く渡辺佳が冷静に決めた。初球、144キロ直球を投前にバントで転がした。捕球したマーティンは三塁封殺を狙うも、たたきつけるような悪送球。ボールが三塁ファウルゾーンを転がるうちに、銀次が勝ち越しのホームを踏んだ。この回、西武の投手陣は5四死球。熱戦の最後に自滅を誘った。 同じ轍(てつ)を踏まなかった。4月9日以来、今季2度目の県営大宮球場。前回は地方球場ならではの軟らかいマウンドに投手陣が苦しみ、6四球と制球に苦しんだ。適応しなければ、勝利は近づかない。この日の試合前、守護神松井が中継ぎ陣に言葉をかけた。「ブルペンのマウンドの角度が高過ぎるので、投球練習は少し前に出て投げた方がいい。捕手の方には少し下がってもらえば、ちょうどいい」。前回登板の経験を刻み込んでいた。 その助言が生きた。西武の中継ぎ陣が7四死球だったのに対し、楽天は2四球。前回登板で3四球と乱れた森原は、この日無四球で1イニングをピシャリと抑えた。相手の準本拠地ながら"地の利"を働かせた。10連戦の最後を勝利し、平石監督は「ここをつかみに行かないと。置いていかれるわけにはいかない」と言葉に力を込めた。崩れた相手を尻目に、勝利をもぎ取った。【島根純】
◆24歳の誕生日を迎えた西武・森友哉捕手が8日、楽天14回戦(大宮公園)の三回に15号2ランを放った。 「打ったのは、シュート。これ以上点を離されないように頑張ります」 5点を追う三回1死一塁で美馬から、追撃の一発をレオ党の待つ左中間席に運んだ。 森のバーステーアーチはプロ6年目で初めて。直近の11試合で7発と量産し、2015年の自己最多(17本)まで2本に迫った。
◆楽天の浅村が2-0の三回に2試合連続となる25号ソロを放った。松本航の外角の速球を逆らわずに右翼席へ持っていった。一回無死一、二塁では三ゴロ併殺打に倒れていただけに「1打席目にチャンスで凡退してましたからね。この打席は打てて良かった」と淡々と話した。 大宮公園野球場では4月9日の西武戦で、昨季まで在籍した古巣からの移籍後初本塁打を場外へ運んだ。西武時代には毎年のようにプレーしたなじみのある球場で、再びアーチをかけた。
◆西武の12年目捕手・中田祥多捕手(29)が8日、楽天14回戦(大宮公園)の六回先頭で、ブセニッツからプロ初安打となる右前打を放った。 「打ったのは、たぶんカットボールです。やっとヒットがでました。正直うれしいです。この後、しっかりリードしていきます」と喜んだ。 チームは2番手捕手の岡田が、左手親指の靱帯損傷で今季中の復帰が絶望的。正捕手の森も右肩に不安を抱えており、中田は6日に今季初昇格。前日7日から2試合連続でスタメンマスクをかぶっていた。
◆西武の中田が12年目でプロ初安打をマークした。2試合連続で先発出場し、六回にブセニッツの変化球を右前に運び「やっとヒットが出た。正直うれしい」と喜びを口にした。 兵庫県出身。徳島・鳴門工高から2008年に高校生ドラフト6巡目で入団した捕手。育成選手契約を経験するなど紆余曲折を経てプロ通算12試合目、22打席目でようやく待望の一打を放った。
◆西武は最大5点差を追い付く粘りを見せたが、競り負けた。木村が4-6の七回に「最高の形になった」と左中間へ同点2ランを放つと、1点を勝ち越された延長十回にも中越えへ6号ソロを放ち再び追い付いた。 だが救援陣が踏ん張れず、十一回にマーティンが無死から連続四球で一、二塁のピンチを招き、渡辺佳の投前へのバントを三塁へ悪送球して失点。続く辰己に死球と独り相撲で降板し、代わった森脇も連続押し出し四球を与えるなどこの回計4点を失った。辻監督は「ノーヒットで4点は初めて見たよ。どうしようもない」と吐き捨てるように言った。
◆西武・源田壮亮内野手(26)が8日、楽天14回戦(大宮公園)の延長十一回で、6試合ぶりに遊撃の守備に就いた。守備機会はなかったものの「出られたことは、まずよかった。もう大丈夫です」と話した。 源田は2日のオリックス戦(京セラ)で「9番・遊撃」としてスタメンに名を連ねたが、左太もも裏の張りを訴え、グラウンドに立たないまま、一回裏で途中交代。それ以降、欠場が続いていた。
◆延長十一回にノーヒットで4点を献上し、敗れた西武。5時間2分の激闘も後味の悪さが残ったが、埼玉栄高出身の木村文紀外野手(30)が2度の同点弾を放った。 七回2死1塁でハーマンから右翼席に5号2ランを放ち、「最高の形になりました!」と喜ぶと、延長十回には久保からバックスクリーンへ6号ソロ。「打った瞬間、いったと思いました」と振り返った。 遡ること14年前の2005年夏-。この日の舞台となった大宮公園で野球の怖さを知った。当時、埼玉栄高の2年生エースだった木村は夏の埼玉大会決勝(対春日部共栄)で九回2死満塁、2ストライクと追い込みながら、走者一掃の同点打、勝ち越しの決勝打を立て続けに浴び、九分九厘手中に納めていた甲子園への道がもろくも崩れ去った。 「高校時代にいろいろな思い出がある球場で打てたのはよかった。勝ちたかったけど、仕方がない。こういう日もあります」。打率・225と苦しむ中、2発の"凱旋弾"を必ず浮上のきっかけにする。
◆5時間2分の長い戦いを落とし、2カード連続の負け越しで4位に後退した。同点の延長十一回に7番手・マーティンら救援陣が崩れ、4点を献上。辻監督は「無安打で4点でしょ? 初めて見た。どうしようもない」とおかんむり。三回に浅村に2ランを浴びた先発のD1位・松本航(日体大)についても「勝負にいっているとは思えない」と手厳しかった。
◆西武救援陣の乱調に助けられ、3位に浮上した。平石監督は「勝ててよかった」と息をついた。7-7の延長十一回、西武7番手のマーティンから連続四球で無死一、二塁とすると、D6位・渡辺佳(明大)の投前への送りバントが三塁への悪送球を誘い、勝ち越し。無死満塁で登板した森脇からも2つの押し出し四球を選び、1死後に浅村がこの日4打点目となる犠飛を放ち、無安打で4点を挙げて試合を決めた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
56 | 45 | 4 | 0.554 (↑0.004) | - (-) |
38 | 435 (+5) | 405 (+3) | 142 (+3) | 85 (-) |
0.250 (-) | 3.510 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
52 | 48 | 4 | 0.520 (↓0.005) | 3.5 (↓1) |
39 | 436 (+2) | 424 (+5) | 72 (+1) | 42 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.760 (↑0.02) |
3 (1↑) |
楽天 |
51 | 49 | 3 | 0.510 (↑0.005) | 4.5 (-) |
40 | 449 (+11) | 430 (+7) | 103 (+1) | 37 (-) |
0.251 (-) | 3.950 (↓0.02) |
4 (1↓) |
西武 |
51 | 50 | 1 | 0.505 (↓0.005) | 5 (↓1) |
41 | 524 (+7) | 512 (+11) | 118 (+3) | 104 (-) |
0.258 (↑0.001) | 4.460 (↓0.04) |
5 (1↓) |
ロッテ |
50 | 50 | 3 | 0.500 (↓0.005) | 5.5 (↓1) |
40 | 472 (+3) | 447 (+5) | 127 (+1) | 67 (+1) |
0.248 (-) | 3.980 (↓0.01) |
6 (-) |
ORIX |
46 | 52 | 5 | 0.469 (↑0.005) | 8.5 (-) |
40 | 376 (+5) | 447 (+2) | 70 (+2) | 95 (+1) |
0.239 (-) | 3.930 (↑0.02) |
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