中日(3対3)巨人 =リーグ戦17回戦(2019.08.08)・ナゴヤドーム=
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巨人
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中日
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【巨人】岡本 和真(19号・4回表2ラン)

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◆巨人は4回表、岡本の2ランで先制すると、続く5回には亀井の適時打でリードを広げる。対する中日は、2点ビハインドで迎えた8回、アルモンテの2点適時打で試合を振り出しに戻した。その後試合は延長戦に突入するも、両軍の救援陣が踏ん張り、規定により引き分けに終わった。

◆巨人菅野智之投手(29)は2日DeNA戦で今季5敗目を記録したが、黒星を喫した次の登板は4月5日完投勝利、5月1日完投勝利、6月9日先発勝利、7月2日完封勝利。 黒星の次は4勝、防御率1・36で連敗がない。

◆巨人岡本和真内野手(23)が、4試合ぶりの先制19号2ランを放った。 4回1死一塁、中日柳の外角カットボールを右翼ポール際に運んだ。「何とか食らいついていった結果、最高の形になって良かった。菅野さんに先制点を何とか...という気持ちだったので、いい先制点になってくれたと思います」とコメントした。

◆巨人亀井善行外野手(37)が適時二塁打を放ち、エース菅野を援護した。 2点リードの5回2死二塁、中日柳の直球をはじき返し、左中間を破った。 第1打席は右足甲付近に自打球を当てながら、三塁線を破る二塁打をマーク。第3打席では左足に自打球を当てながら、気合で適時打を放った。「両足に当たって痛いけど...。しっかり集中して、とらえることができた。いい追加点になったね」とコメントした。適時打後、代走が送られた。

◆先発は中日柳、巨人菅野。柳は初回先頭亀井に二塁打を許したが後続を打ち取った。両投手とも3回1安打無失点で投手戦の様相。 巨人は4回に岡本の19号2ランで先制、5回にも1点を追加。中日は6回に1点を返した。菅野は6回3安打1失点と好投を継続。 中日は8回2死一、三塁からアルモンテの適時二塁打で3-3の同点にした。9回はともに得点できず、延長戦に入った。 延長戦に入ると両軍の中継ぎ陣が踏ん張り、そのまま引き分けた。巨人は6回以降無安打で攻め手を欠いた。

◆巨人沢村拓一投手(31)が、パーフェクトリリーフで引き分けに持ち込んだ。3-3の延長11回から登板。 150キロを超える威力十分の直球、スプリットを軸に、2回を無安打無失点、3奪三振に抑えた。 沢村は「気持ちで投げました。僕に託してくれた以上、何とかゼロに抑えたいと思った。負けるわけにはいかないですから。勝ちたかったですけど、負けなかったことをプラスにとらえたいです」と話した。 原辰徳監督(61)は「(カウント)3-2から、あんなにいいところにいいボールを投げられる。素晴らしい限りですね」と評価した。

◆巨人菅野智之投手が7回3安打1失点も、7月2日以来自身1カ月ぶりの9勝目とはならなかった。 今季2戦2勝の中日打線を相手にカットボールを軸に、打たせてとった。最速は153キロを計測。「調子もだいぶ上がってきている」と手応えを示した。次回は2試合連続の中5日で14日広島戦(マツダスタジアム)に先発予定。「これから厳しい戦いになっていくと思う」と宿敵との対戦を見据えた。

◆巨人亀井善行外野手(37)が、中日17回戦(ナゴヤドーム)の1回の第1打席に右足甲付近、5回の第3打席に左足に自打球を当て、直後に適時二塁打を放ち、代走を送られた。 原辰徳監督は「打撲ですから、明日になってみないと分からない」と話した。交代後、アイシング治療を受け、今後については9日の状態を見て判断する。

◆巨人が中日の反撃に耐え、引き分けにとどめた。5回までに3点を先制。エース菅野は7回3安打1失点で降板し、8回のマウンドを中川に託した。1死から代打藤井に二塁打、2死から大島に二塁内野安打でつながれ、2死一、三塁。アルモンテに内角低めスライダーをすくわれる2点適時打で同点に追いつかれた。3番手鍵谷にシフトし、なお一、二塁も後続を打ち取り、同点のまましのいだ。 7月16日以来の連勝、6カードぶりのカード勝ち越しは逃した。だが、延長12回まで決勝打だけは許さずに粘りきった。9回からデラロサ、高木、沢村で必死にバトンをつないだ。原辰徳監督は「価値ある引き分けだと思いますね。願わくばと言うところはあるけど、そうそうはみんながパーフェクトというわけにはいかない。しっかり守った。負けなかったというのは評価できると思う」と振り返った。 勝ち越されずも、勝ち越せなかったという課題はある。6回以降は7イニング連続無安打に「向こうもいいリリーフ陣がくる中で、なかなか塁上をにぎわすことができなかった。そこは反省ですね」と指揮官。9日からのヤクルト3連戦で7カードぶりの勝ち越しを狙う。【為田聡史】

◆巨人・岡本和真内野手が8日、中日戦(ナゴヤドーム)の四回、右翼ポール際へ先制の19号2ランを放った。  0-0で迎えた四回の第2打席。中日のエース柳が、フルカウントから投じた真ん中付近へのカットボールを振り抜き、右翼ポール際へ運んだ。3日のDeNA戦(横浜)以来4試合ぶりのアーチ。前日7日の第2戦での2安打に続く快音で、調子が上向きであることを印象づけた。  岡本は「なんとか食らいついていった結果、最高の形になってよかった。菅野さんに先制点をなんとか、という気持ちだったので、いい先制点になってくれたと思います」とコメントした。

◆巨人・菅野智之投手(29)が8日、中日戦(ナゴヤドーム)に先発し、7回3安打1四球で1失点と降板した。  序盤から内野ゴロを打たせてテンポよくアウトを重ね、六回に2死三塁からアルモンテに強いゴロを打ち返され、一塁手・岡本のミットをはじいて1点を失ったが、散発3安打の96球で中日打線を手玉に取った。  3-1と2点リードの八回先頭の打席で代打を送られ、お役ご免。自身5試合ぶりの白星の権利を手にして後続にバトンを託した。  しかし、八回に2番手で登板した中川が2死一、三塁でアルモンテに中越え2点二塁打を許して同点。菅野の9勝目が消えた。

◆巨人の岡本が4試合ぶりの本塁打となる先制の19号2ランを放った。四回1死一塁、フルカウントからの高めの変化球を押し込むように右翼ポール際へ運び「何とか食らい付いていった結果、最高の形になってよかった」と喜んだ。  8月に入ってからチーム状況と同様、調子を落としていたが前夜に2安打を打つなど次第に状態を上げてきた。

◆中日の柳は6回3失点で、またしても2桁勝利はお預けとなった。三回まで被安打1だったが、四回は丸に四球を選ばれ、岡本には甘く入った変化球を右翼ポール際の2ランとされた。最近は4試合連続で勝てず「先に点を与えてしまって申し訳ない。もう少し長い回を投げたかった」と悔やんだ。  五回にも2死二塁から高めの直球を亀井に適時二塁打とされた柳。後半戦では苦しい投球が続く。

◆巨人の亀井が自打球を2度受け、途中交代した。一回の第1打席で右足、五回の第3打席で左足に打球を当てた。  その五回に適時二塁打を放ち「両足に当たって痛いけど集中して捉えることができた」とコメント。代走を送られて退いた。原監督は「打撲ですから。明日(9日)になってみないと分からない。今日に関しては、あそこで精いっぱい」と話した。 菅野(7回1失点) 「四球を出して失点につながったので、見つめ直していきたい」

◆岡本が四回、右翼ポール際へ4試合ぶりの一発となる19号2ランを放った。真ん中付近のカットボールを振り抜き「なんとか食らいついていった結果、最高の形になってよかった」。ただ安打はこの1本に終わり、チームも引き分け。険しい表情で帰りのバスに乗り込んだ。

◆今季初の引き分け。アルモンテが2点を追う八回、左中間フェンス直撃の2点二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。「低めのボールだったが、しっかり捉えられた」。助っ人が3安打3打点。救援陣も奮闘した。与田監督は「こういうゲームは勝たないといけないが、しぶとさなどプラスの要素も見つかったと思う」と収穫を口にした。

◆巨人・亀井善行外野手が中日17回戦(ナゴヤドーム)の一回、右足に自打球を当てた。五回に二塁打を放った後に代走を送られ、試合中に球場を後にした。今後の出場について原監督は「打撲ですから、明日になってみないと分からない」と説明した。

◆あと一歩に迫っていた勝ちがスルリと逃げていった。巨人は最大3点リードを追いつかれ、延長十二回を3-3の引き分け。それでも原辰徳監督(61)は前向きに捉えた。  「価値ある引き分けだと思いますね。しっかり守った、負けなかったというのは評価できる」  先発の菅野が「調子もだいぶ上がってきている」と話したように"らしさ"が戻り、150キロ台の直球と武器のスライダーを軸に7回3安打1失点。中5日で14日の広島戦(マツダ)が見込まれるため早めに次に託したが、八回に2失点で同点を許した中川が誤算だった。  これまで中継ぎ、抑えとフル回転してきた左腕は東海大の後輩。「菅野さんがなかなか勝てていなかった。こういう結果になって申し訳ない」と唇をかんだ。打線も六回以降は無安打と沈黙。それでも指揮官は力強くチームを鼓舞する。  「願わくば(勝利を)というところはあるけれど、そうそうみんながパーフェクトというわけにはいかない。(中川は)これでまたさらにエネルギーが増すでしょう」  3番手以降の鍵谷、デラロサ、高木、沢村が無失点。何とか踏ん張り、2位・DeNAとは1ゲーム差に広げた。中日3連戦は1勝1敗1分け。6カード連続の負け越しを回避したことは、今のチームには大きい。 (伊藤昇) 八回に追い付かれた中川について巨人・宮本投手総合コーチ 「硬くなっていたかな」

◆またまた巨人に提案する。96球で7回降板。やはり今季の菅野は、完投できる状態にない-。そうであるならば、だ。菅野を九回の締めに配置転換したら、どうだろう。  先発には、最近よく耳にするオープナー。中川らリリーフ陣の中から、みつくろって、最後を菅野に託すんだ。  前日も書いた通り、エモトも阪神時代の1978年、前半は先発を中心に6勝、7月以降はリリーフで8セーブだった。その経験があるからこそ、言える。菅野も経験しておいた方がいい。  リリーフの気持ちがわかるようになるし、調整法も変わる。何かに気づき、何かをつかみ、何かが変わるんじゃないかな。ずっと6、7回の壁にぶつかり、勝ち星から遠ざかっているんだから、変化を求めるべきだよ。  なにより、チーム全体に、危機感が植え付けられる。この日なんて、岡本が本塁打を放って、菅野が中盤まで抑えた。4番とエースの両輪が働いたら、そのまま3-1でスーッと勝たないといかん。  このチーム状態ではもはや、大胆な変革が必要だと思うね。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
54452 0.545
(-)
-
(-)
42479
(+3)
410
(+3)
127
(+1)
59
(-)
0.263
(↓0.001)
3.780
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
54473 0.535
(↓0.005)
1
(↓0.5)
39430
(+1)
405
(+4)
114
(-)
30
(-)
0.247
(↓0.001)
3.560
(-)
3
(-)
広島
54483 0.529
(↑0.004)
1.5
(↑0.5)
38436
(+4)
415
(+1)
106
(+1)
62
(+4)
0.252
(-)
3.370
(↑0.02)
4
(-)
阪神
47525 0.475
(↑0.006)
7
(↑0.5)
39379
(+5)
438
(+3)
71
(+1)
70
(-)
0.249
(-)
3.600
(-)
5
(-)
中日
46551 0.455
(-)
9
(-)
41388
(+3)
407
(+3)
64
(-)
51
(-)
0.260
(-)
3.910
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
41612 0.402
(↓0.004)
14.5
(↓0.5)
39460
(+3)
524
(+5)
117
(+2)
40
(-)
0.240
(-)
4.590
(-)