楽天(★1対8☆)ロッテ =リーグ戦18回戦(2019.08.05)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:西野 勇士(1勝1敗2S)
敗戦投手:藤平 尚真(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】井上 晴哉(19号・3回表ソロ),三木 亮(2号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは3回表、井上のソロで先制する。続く4回に角中と井上の犠飛で加点すると、5回には三木のソロなどで3点を奪い、試合を優位に進めた。投げては、先発・西野が5回3安打無失点の好投で自身2年ぶりとなる白星。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆楽天藤平尚真投手(20)が4月7日オリックス戦以来の先発。3年目の藤平は通算7勝11敗だが、7勝は地方球場の富山を含めすべてビジターで挙げたもの。 本拠地の楽天生命パークではデビューから白星なしの8連敗中。

◆楽天田中和基外野手(24)が1軍に合流した。5月13日に左手三角骨骨折で登録を抹消され、7月5日に1軍復帰。 右打席の調整を重ねるため7月18日に再び登録を抹消されていた。「体の不安なく自分のスイングができている。ここから力になれるように」と力を込めた。 4月7日のオリックス戦以来今季3試合目の先発となる藤平尚真投手(20)、2年目の西巻賢二内野手(20)も1軍登録。 藤田一也内野手(37)と寺岡寛治投手(26)が再調整、山崎剛内野手(23)が右肩の違和感で登録を抹消された。

◆楽天藤平尚真投手(20)の楽天生命パーク初白星はならなかった。 4月7日のオリックス戦以来となる今季3試合目の先発。1回はロッテ3番鈴木を147キロの直球をズバッと決めて見逃し三振に仕留めるなど、2者連続三振を奪う最高の滑り出し。3回に先頭井上に1発を浴びて先制されると、4回は先頭マーティンの飛球を右翼渡辺佳が見失って二塁打に。続く鈴木の遊撃への打球はリクエストで判定が覆って内野安打となり、レアードへの死球で満塁。2本の犠飛で追加点を許した。 5回も先頭三木に被弾。2四死球で1死一、二塁のピンチを招いたところで無念の降板となった。自身8連敗中だった本拠地で5回途中4安打6失点。「粘ることができませんでした。試合をつくることができず申し訳ないです」と肩を落とした。

◆楽天藤平は3回先頭のロッテ井上に19号ソロを浴びて先制点を献上。ロッテ西野は2回2死一、三塁を切り抜け、3回まで無失点。 ロッテは4回に角中と井上の犠飛で2点を追加。5回も三木のソロなどで楽天藤平をKO。西野は2年ぶり先発で5回無失点。 大量点で逃げ切ったロッテは西野が今季初勝利。2連敗で4位転落した楽天と1ゲーム差に迫った。藤平は今季初黒星。

◆ロッテ西野勇士投手が17年9月30日以来、2年ぶりの先発勝利を挙げた。5回84球を投げ3安打無失点。「ほっとしてます。首脳陣たちへ感謝して、結果で応えたかった」と胸をなで下ろした。5回には安打と四球で2死一、二塁のピンチには「中継ぎで粘り強く投げてきたのでその経験が生きた」と冷静に茂木を打ちとった。 前半戦は31試合に登板し2セーブ、5ホールドを挙げるなどフル回転した。前半戦最後の7月10日の試合後、先発転向を打診され、約1カ月の"ミニキャンプ"を経て戻ってきた。ほぼ毎日投げていた中継ぎの生活から、数日置きに60球から100球程投げる調整に変えた。「ゲームを作って勝ちがもらえるのは気持ちがいい。今回は5回なので、もっと投げられるようにしたい」。侍ジャパンでも守護神を務めた百戦錬磨な右腕が、先発としてチームの浮上に尽力する。 ロッテ井口監督(西野について)「5回しっかり投げてくれた。1度抹消するが、10日後に100球くらいいけるように調整してほしい」 ロッテ吉井投手コーチ(西野について)「短い期間で先発準備をしてくれて、今日はいい投球だった」

◆楽天は完敗で4位に後退し、5位ロッテに1ゲーム差と迫られた。 約4カ月ぶりの先発だった藤平は本来の球の強さも見せたが、4回に右翼渡辺佳が打球を見失って二塁打にすると、遊撃への打ち取った当たりも内野安打となり、痛い追加点を許した。10連戦の残り3試合を見据え、6点ビハインドの7回から「第2先発」辛島を起用してブルペンの負担を軽減。 次週にも岸の復帰が見込まれる中、必死のやりくりが続く平石監督は「踏ん張りどころ。歯を食いしばって強い気持ちで戦う」と前を向いた。

◆ロッテは3回に井上の19号ソロで先制し、4回に角中と井上の犠飛で2点、5回に三木のソロなどで3点を加えた。西野は5回3安打無失点で2年ぶりの勝利を挙げた。楽天は藤平が5回途中6失点と崩れ今季初黒星。チームも2連敗で4位に後退した。

◆楽天は九回に併殺打の間に挙げた1点に終わり、2連敗を喫した。ここ3試合で計3得点と打線が調子を落としている。  梅雨が明けて急激に気温が上がったところで10連戦を迎え、試合前の全体練習をやめる日を設けるなど体調に気を配りながら厳しいスケジュールをこなしている。平石監督は「日程的にハードで選手は大変かもしれないけど、歯を食いしばってやっていきたい」と奮起を求めた。 楽天・伊藤投手チーフコーチ(藤平に) 「打たれたわけではない。不運な部分もあった」

◆ロッテの井上が先制の19号ソロを放ち勝利を呼んだ。三回、先頭打者で藤平のフォークボールを豪快に左中間席へ運んだ。7月25日以来、10試合ぶりとなる一発。「最近はフォークボールでやられていたので、来るかなと予測していた」と配球の読みが的中した。  2-0の四回1死満塁では、中堅への犠飛できっちりと追加点をもたらした。最近は当たりが止まっており、打点を挙げたのも実に9試合ぶり。久々に本来の力強い打撃を見せた。 三木(五回に2号ソロ) 「打ったのは直球。1、2の3でいった」

◆ロッテのドラフト5位ルーキー中村稔が六回から2番手で登板し、3回1安打無失点と好投した。1日に1軍に再昇格し「ようやく出番が来た。直球でしっかり押せて自信になった」と笑顔で話した。  6月17日の中日戦に先発でプロ初登板した際は六回途中5失点で黒星を喫した。再び先発のチャンスもありそうで、吉井投手コーチは「先発タイプだと思っている。救援ができるか分からなかったが、よく投げてくれた」と評価した。 井口監督 「西野は80球をめどにしていた中で、よく投げてくれた。中村稔も含めて、中継ぎを休ませてくれた」

◆4位に転落。4月7日のオリックス戦以来の登板となった藤平は五回途中6失点で黒星を喫し、「粘ることができなかった」。三回までは井上のソロ以外は走者を許さなかったが、中盤に一変。四回に2つの犠飛で2点を失い、五回も四死球で走者をためて降板した。それでも速球には力強さがあり「悪い部分だけじゃなかった。またチャンスがあるなら今日のような球を投げたい」と前向きに話した。

◆プロ野球は1試合が行われ、ロッテが楽天18回戦(楽天生命パーク)で8-1の快勝。今季初先発の西野勇士投手(28)が5回3安打無失点で今季初勝利。先発では2017年9月30日の楽天戦以来、674日ぶりとなる白星を飾った。  「本当にホッとした。首脳陣に勝って感謝の気持ちを伝えたかった。試合を作って勝ちがもらえるのは、中継ぎとは(喜びが)ぜんぜん違う」  最速146キロの直球とスライダーを軸に、フォークボールやカーブも低めに集めた。前半戦は救援で31試合に登板。7月の球宴前に先発転向を告げられた右腕が、見事な再スタートを切った。  ロッテの先発陣は涌井が不調で1日に2軍落ち。本来は先発の石川も状態が上がらず、中継ぎ待機をしている。10連戦中の7試合目。先発不足の苦しい台所事情を14、15年に2年連続で30セーブ以上を挙げた元守護神が救った。本格的な先発準備のために、6日に出場選手登録を抹消されるが、次回先発は内定している。  井口監督は「しっかり投げてくれた。10連戦の中で中継ぎ陣を休ませる機会になった」とねぎらった。借金は1。西野がチーム浮上のキーマンになる。 (広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
55434 0.561
(-)
-
(-)
41425
(-)
393
(-)
137
(-)
85
(-)
0.250
(-)
3.510
(-)
2
(-)
日本ハム
52454 0.536
(-)
2.5
(-)
42430
(-)
408
(-)
70
(-)
41
(-)
0.255
(-)
3.760
(-)
3
(1↑)
西武
50481 0.510
(-)
5
(-)
44513
(-)
488
(-)
113
(-)
103
(-)
0.258
(-)
4.400
(-)
4
(1↓)
楽天
49483 0.505
(↓0.005)
5.5
(↓0.5)
43425
(+1)
419
(+8)
99
(-)
37
(-)
0.250
(-)
3.970
(↓0.04)
5
(-)
ロッテ
48493 0.495
(↑0.005)
6.5
(↑0.5)
43460
(+8)
437
(+1)
122
(+2)
64
(+1)
0.249
(↑0.001
4.000
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
43525 0.453
(-)
10.5
(-)
43360
(-)
441
(-)
67
(-)
93
(-)
0.237
(-)
3.990
(-)