ヤクルト(★4対5☆)中日 =リーグ戦15回戦(2019.08.02)・明治神宮野球場=
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中日
0220000015603
ヤクルト
01111000041122
勝利投手:ロドリゲス(2勝4敗0S)
(セーブ:岡田 俊哉(2勝1敗4S))
敗戦投手:マクガフ(4勝2敗5S)

本塁打
【中日】ビシエド(13号・2回表ソロ),福田 永将(8号・2回表ソロ),アルモンテ(5号・3回表2ラン)
【ヤクルト】バレンティン(22号・2回裏ソロ),山田 哲人(25号・5回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日が接戦を制した。中日は2回表、ビシエドと福田のソロで2点を先制する。その後4-4となって迎えた9回には、1死三塁から京田のスクイズで勝ち越しに成功した。投げては、4番手・ロドリゲスが今季2勝目。敗れたヤクルトは、5番手・マクガフが踏ん張れなかった。

◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が22号ソロを放った。 2点を追う3回、先頭でカウント2-1から中日の先発柳の真ん中に入ってきた137キロをとらえた。打球は、左翼スタンドの上段まで豪快に飛んだ。6試合ぶりの本塁打で「完璧に打つことができました。すぐに1点返すことができて、よかったです」と話した。

◆中日は2回、ビシエドと福田のソロ。3回はアルモンテ5号2ラン。ヤクルトはバレンティンのソロと適時打で3回まで2点返す。 ヤクルト先発清水は3回4失点で降板。ヤクルトは4回、太田の適時打で1点。5回に山田哲の25号ソロで同点に追いつく。

◆ヤクルトは1点が遠かった。4-4の同点で迎えた9回、守護神マクガフを投入したが、けん制悪送球のミスも響きスクイズで決勝点を許した。 今季、1点差での黒星は18試合目と接戦を落としている。3回にも失策がからんで失点し、小川監督は「ミスから失点してしまった。防げるミスだと思う」と険しい表情だった。

◆中日が今季初めて決勝スクイズで勝利を勝ち取った。 4-4の9回1死三塁。マクガフの2球目直球を京田が一塁線へ絶妙に転がした。三塁走者阿部がきれいにホームを駆け抜け、決勝点を奪い取った。 京田は群がる報道陣に驚いた表情を見せながら、スクイズを振り返った。「サインでした。一発で決められて良かった。練習通りです。チームが勝てて良かった。緊張はなかったです」。自信が言葉からにじんでいた。 9回先頭阿部が右前打で出塁。けん制悪送球で二塁に進み、代打亀沢が送りバントを決めて京田につなげた。与田監督は「阿部のスタートも良かった。京田も簡単な球じゃなかった。亀沢もよくやってくれた。こういう展開で勝たせるための作戦を選手たちがうまく決めてくれた。イチかバチかだったけど、本当によくやってくれた」と、自然と笑みがこぼれた。先発柳が4-4の5回で降板。藤嶋-福-ロドリゲス-岡田と無失点で勝利へのバトンをつなげた。リリーフ陣の勝利への方程式も形が見えてきた。敵地での粘り勝ちで神宮でのヤクルト戦5連勝。竜党に8月反攻を届けるのはこれからだ。【伊東大介】

◆プロ初勝利を狙ったヤクルトのドラフト1位新人清水は3回4失点(自責点2)だった。勝敗は付かなかったが3本塁打を浴び「ボールが高かったことが一番の反省」と悔やんだ。  二回にビシエドと福田にソロを許し、三回は味方のミスも絡んで2死からアルモンテに2ランを打たれた。145キロを超える速球を連発したが、制球が乱れ「球速は出ていたかもしれないが、高かったら打たれる」と唇をかんだ。田畑投手コーチは「同じ高さにしか投げられていない」と苦言を呈した。 小川監督(九回はけん制悪送球が失点につながり) 「防がないといけないし、防げるミスだと思う」 太田(四回に適時打) 「追い込まれていたので、食らい付いていこうと思った結果」 山田哲(五回に25号ソロ) 「速い球に力負けしないようにしっかり振れた」

◆7月31日に約3週間ぶりに1軍へ復帰した中日の福田が、5月以来となるホームランを放った。ビシエドが先制のソロ本塁打を放った後の二回1死、清水の甘く入った初球のスライダーをしっかりバットに乗せてファンの待つ左中間席へ運ぶ8号ソロ。「一発で仕留められて良かった」と話した。  約1カ月ぶりに先発出場した選手会長が、いきなり好結果を出した。

◆ヤクルトのバレンティンが0-2の二回に22号ソロを放った。通算277本塁打として外国人選手では阪急(現オリックス)などで活躍した歴代5位のブーマーに並んだ。  柳の甘く入った137キロを捉えると打球は左中間席上段へ飛び込んだ。打った瞬間に柵越えを確信した様子で走りだし「完璧に打つことができた」と手応えを語った。6試合ぶりのアーチで波に乗った主砲は1-4の三回に左前適時打、4-4の七回も二塁打を放ったが勝利にはつながらなかった。

◆今季活躍が続く中日の4年目、阿部が規定打席に到達した。4打数1安打で打率2割9分6厘とし、セ・リーグ11位。「レギュラーの感覚はないが、勝つために一日一日やることを考えながらやっていきたい」と浮かれずに話した。  九回は安打で出塁。さらに三塁走者として好スタートを切り、京田のスクイズで勝ち越しのホームを踏んだ。阿部は「僕は走るだけだったので、(京田を)信じて走った」と語った。 柳(5回4失点) 「4点もらったのに、リードを守れなくて申し訳ないと思う」 ビシエド(二回に13号ソロ) 「ポイントを前にして、しっかりボールを捉えられた」 アルモンテ(三回に2ラン) 「しっかりとコンタクトできた」

◆ヤクルト・青木宣親外野手が体調不良を訴え、中日15回戦(神宮)の八回の守備から交代した。3日の出場は当日の様子を見て判断する。

◆六回から登板した救援陣が無失点に封じ、九回1死三塁から一前に決勝スクイズを決めた京田は「緊張感はなかった。サインが出るだろうなと思っていた。それを一発で決められてよかった」とうなずいた。今季、終盤の逆転劇を何度も許していた球場で接戦を制した。与田監督は「勝たせるために選手たちが作戦をうまく決めてくれた」とほっとした表情だった。

◆守備のミスから接戦を落とした。同点の九回にマクガフが一塁へけん制悪送球。犠打で1死三塁とされた後、スクイズを決められた。小川監督は「終盤は無死から続けて出塁され向こうのペースになった。負けるべくしてというとおかしいが、防げるミスじゃないか」と厳しい表情。これで1点差の試合は8勝18敗となり、借金は今季最多に並ぶ21に膨らんだ。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
53421 0.558
(↓0.006)
-
(-)
47460
(+2)
389
(+4)
123
(+1)
57
(-)
0.266
(↓0.001)
3.790
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
51453 0.531
(↑0.005)
2.5
(↑1)
44412
(+4)
386
(+2)
111
(+1)
29
(-)
0.249
(-)
3.560
(↑0.02)
3
(-)
広島
51463 0.526
(↑0.005)
3
(↑1)
43413
(+7)
397
(-)
101
(+1)
56
(-)
0.251
(-)
3.440
(↑0.03)
4
(-)
阪神
45495 0.479
(↓0.005)
7.5
(-)
44360
(-)
409
(+7)
66
(-)
67
(-)
0.250
(↓0.001)
3.500
(↓0.02)
5
(-)
中日
44530 0.454
(↑0.006)
10
(↑1)
46368
(+5)
384
(+4)
58
(+3)
51
(-)
0.261
(-)
3.890
(-)
6
(-)
ヤクルト
38592 0.392
(↓0.004)
16
(-)
44431
(+4)
506
(+5)
106
(+2)
39
(-)
0.239
(↑0.001
4.660
(↑0.03)