DeNA(★2対4☆)ヤクルト =リーグ戦18回戦(2019.08.01)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:山田 大樹(4勝0敗0S)
(セーブ:マクガフ(4勝1敗5S))
敗戦投手:大貫 晋一(5勝4敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(21号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトが連敗を5で止めた。ヤクルトは先制を許した直後の2回表、村上がソロを放ち同点とする。続く3回には、雄平と中村の適時打で2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・山田大が今季4勝目。敗れたDeNAは、先発・大貫が試合をつくれず、打線も2得点と精彩を欠いた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が、同点の21号ソロを放った。 1点を追う2回先頭で、カウント1-1からDeNA先発大貫の3球目、外角144キロのシュートを左翼席へ運んだ。「逆らわずに、しっかりと押し込むことができました」と話した。 7月3日広島戦以来20試合ぶりの本塁打。大貫からは、今季初本塁打を含め3本目となった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が20試合ぶりとなる21号ソロを放った。1点を追う2回、DeNA大貫のシュートを左翼席へ運び70打点目。 "お得意様"の大貫からは今季3本目だった。7月3日広島戦で20号満塁弾を打った際、試合前に「打ちます」と話し有言実行。そのため、この日も「そろそろ打ちます、と言った方が打てるかもしれない」とゲンを担いで宣言し、見事に結果を出した。

◆DeNAドラフト3位ルーキー大貫晋一投手が、悔しそうにベンチに下がった。同点の3回。1死一、二塁から雄平に適時打を許し、2死一、二塁から中村に適時打を浴びたところで降板。 下をうつむき、唇をかみしめた。7月31日に「チームを勝たせる投球がしたい」と話していたが、早々に退く形となった。 7月21日中日戦以来となった1軍マウンド。「暑さも本格的になってきたので、体を休めながら、しっかりとトレーニングを行ってきた。ピッチングでは、ストレートの精度を上げることに重点を置いて、ブルペンでもストレートを増やし、腕を強く振る意識で取り組んできました」と2軍で鍛錬を積んできたが、その直球は全体的に高めに浮き、ヤクルト打線に狙われた。 同じルーキーのドラフト1位上茶谷は、7月30日のヤクルト戦で、球団史上初の新人投手6連勝をマークした。大貫は「シンプルにすごいなと思っています。自分も上茶谷のように1つでも多く勝ちたいと思っています」と年下の活躍に、刺激を受けていたが、続くことは出来なかった。次の舞台でリベンジするしかない。【栗田尚樹】

◆DeNAは1回にソトの適時打で先制。ヤクルトは2回に村上の21号ソロで同点。3回に中村の適時打などで勝ち越した。 ヤクルトは6回に中村の適時打で2点リード。DeNA先発の大貫は3回途中6安打3失点で降板。桜井-国吉と継投。 ヤクルトが継投でリードを守りきり、連敗を5で止めた。先発山田大が、6回7安打2失点で4勝目を挙げた。 ヤクルト・マクガフが5セーブ、DeNA大貫が4敗目。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が21号を放って70打点。高卒2年目以内に21本塁打は87年に29本打った清原(西武)以来で、セ・リーグでは94年松井(巨人)の20本を抜く最多本数。 高卒2年目以内に70打点は同じく87年に83打点の清原以来となり、セ・リーグでは2年目の60年に71打点を記録した王(巨人)以来、59年ぶり。94年松井は66打点、60年王は17本塁打で、セ・リーグで高卒2年目以内に「20本塁打・70打点」は村上が初めて。

◆DeNAが、3連勝を逃した。先発大貫晋一投手が3回途中3失点で降板。 高卒2年目の桜井が2番手として試合を作り、国吉-武藤と継投で粘ったが、攻撃陣は1点を追う5回の満塁の好機で無得点。バッテリーエラーも出るなど、投打がかみ合わなかった。ラミレス監督も「かみ合うことなく、そのまま終わってしまった」と渋い表情だった。 それでも、首位巨人も敗れたため、ゲーム差は変わらず「3・5」。そして2日からはその巨人を横浜に迎え、首位攻防3連戦が始まる。初戦に先発する平良は「特に意識することなく、自分の投球をしたい」と古巣相手に、快投を誓った。ラミレス監督は「今日の結果は変えることは出来ない。巨人との3連戦は今年一番重要になる。間違いなく、一番重要。勢いをつかみ取らないといけない」と切り替えを強調し、先を見据えた。

◆ヤクルト山田大樹投手が無傷の4連勝を飾った。 移籍後、最長となる6回を投げて被安打7の2失点。5回には3連打を許し無死満塁のピンチを迎えたが、2番宮崎をチェンジアップで併殺、筒香を遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。「横浜の声援がすごかったけど、自分の応援だと思って必死に投げた。これからも粘り強く投げて、チームに勝ちをもたらしたい」と話した。

◆長い眠りから"燕のゴジラ"が目覚めた! ヤクルト村上宗隆内野手(19)が、20試合ぶりとなる同点の21号ソロを放った。 1点を追う2回、DeNA大貫のシュートを左翼席へ運んだ。今季初本塁打など得意にする大貫から計3本目。今季7本目の逆方向へのアーチで、復調を印象付けた。「久しぶりに打ったので、気持ちよかったです」と笑った。 有言実行の1発に、ガッツポーズで報道陣の前に現れた。6月は打率2割1分。7月も2割1分7厘と低迷し、直前の7月30、31日のDeNA戦では8打数無安打に倒れていた。5月23日阪神戦以来、約2カ月ぶりにクリーンアップを外れたこの日、苦境を脱するために自分にプレッシャーをかけた。試合前に「そろそろ記事になるように打ちます、と言った方が打てるかもしれない」と宣言。同じく試合前に「打ちます」と宣言して20号満塁弾を放った7月3日広島戦に習い、見事に結果を出した。 チームでは唯一、リーグ全試合に出場。さらに球宴にも初出場した。プロのシーズンを体感する1年目でのフル稼働に、小川監督も「痩せたんじゃないか」と心配していた。バットも試行錯誤。フリー打撃ではバレンティンが使用するモデルを試した。さらに、球宴のホームランダービーで競争し敗れたオリックス吉田正からもらったバットも振り、感覚を探った。試合後には、「2戦連発で打てるように、頑張ります!」ときっぱり。低空飛行の燕を、村上が押し上げる。【保坂恭子】

◆ヤクルト・村上宗隆内野手が1日、DeNA(横浜)に「6番・一塁」で先発し、一回に21号ソロを放った。  DeNA先発・大貫のシュートを捉えた打球は左翼席へ。7月3日の広島戦(マツダ)以来、20試合ぶりアーチで今季70打点に到達した。村上は「逆らわずにしっかりと押し込むことができました」とコメントした。

◆DeNAは2-3の五回無死満塁の逸機が痛かった。前日7月31日にサヨナラ打を放った宮崎が投ゴロ併殺に倒れ、さらに2死満塁で、今季満塁で5打数4安打だった筒香が遊ゴロに打ち取られた。ラミレス監督は「あそこがターニングポイントだった」と嘆いた。  筒香は4試合連続無安打。7月30日に4番に戻ってから12打席安打なしで、ラミレス監督は「状態は良くないかもしれないが、僕も彼に自信を持っている。近いうちに打ち出すはずだ」と期待した。 ラミレス監督(三回途中3失点で降板した大貫に) 「6安打のうち5本が左打者。投げ続けても勢いを止められなかった」 大貫(三回途中3失点で4敗目) 「追い込むまでの過程は良かったが、決め球が甘くなった」

◆ヤクルトの村上が20試合ぶりの21号同点ソロを放ち勝利に貢献した。0-1の二回、先頭打者で大貫の外角ツーシームを逆方向の左翼席へ放り込み「久しぶりに打てて気持ちいい。逆らわずにしっかりと押し込むことができた」とうれしそうに話した。  やや調子を落としていたが、3試合ぶりの安打で4試合ぶりの打点を挙げた。高校出2年目としては日米で活躍した松井秀喜氏が1994年にマークした20本塁打を超え、リーグトップを争う打点も70に到達。「これからもチームに貢献したい」と気分が晴れた様子だった。 雄平(三回に右前へ勝ち越し打) 「追い込まれていたが、何とかしたいと思った」 中村(2安打2打点) 「最近、調子を落としていたが、中堅方向を意識したことがいい結果につながった」 ヤクルト・田畑投手コーチ(4連勝の山田大に) 「コースを丁寧に突いていた。ピンチでも同じ投球ができるのが強み」

◆山田大は6回2失点で無傷の4勝目を挙げた。3-2の五回は無死満塁のピンチを背負ったが宮崎を投ゴロ併殺打、ソトの四球を挟んで筒香を遊ゴロに打ち取った。ソフトバンクから移籍2年目の左腕は「なんとか粘りながら投げることができました。勝っている状態で後ろに回せてよかったです」と笑顔を見せた。

◆セ・リーグ2位のDeNAはヤクルトの先発・山田大を攻略できず、連勝が2で止まった。  「もう少し打てるのかなと思った。それほど脅威に感じなかったが...」  ラミレス監督も渋い表情だ。一回にソトの適時打で先制。しかし、先発の大貫が三回途中3失点で降板。打線は変化球を低めに集める山田大から2点を奪うのが精いっぱい。五回無死満塁の好機でも得点できなかった。  ただ2-4の九回、ヤクルトの抑え・マクガフから大和、石川の連続安打で好機を演出。得点に結びつけられなかったが、簡単に終わらないのがDeNAの怖さだ。  この日は敗れたものの、5カード連続で勝ち越し。2日からは3・5ゲーム差で追う首位・巨人と3連戦(横浜)を行う。「今季、ここまでで一番大きい、重要な試合になる」と指揮官。直接対決で一気に差を縮める。 (湯浅大)

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が1日、DeNA18回戦(横浜)の二回に後半戦初の一発となる21号ソロを放った。高卒2年目シーズンでの21本塁打は松井秀喜(巨人)が1994年に記録した20本塁打を上回り、リーグ2位の打点は70に到達。21発&70打点到達は、1987年の西武・清原和博(2年目、29本)以来32年ぶりの快挙だ。  村上が放った今季21本塁打中、左方向はこの日の一発も含めて7本。逆方向に力強い打球を飛ばすコツは、中学時代に身についた。所属していた熊本東リトルシニアのグラウンドで右翼方向に大飛球を放つと、約80メートル先の民家に直撃してしまう。同シニアの吉本幸夫監督からは「センターから左方向へ打て」と指示されていた。そこから筒香(DeNA)、大谷(エンゼルス)らと同じように中堅、左翼側に打球を飛ばせるようになった。19歳は「逆(左)方向に本塁打を打てるのは自分の持ち味」と広角打法には自信を持っている。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が1日、DeNA18回戦(横浜)の二回に後半戦初の一発となる21号ソロを放った。高卒2年目シーズンでの21本塁打は松井秀喜(巨人)が1994年に記録した20本塁打を上回り、リーグ2位の打点は70に到達。21発&70打点到達は、1987年の西武・清原和博(2年目、29本)以来32年ぶりの快挙だ。チームは4-2で勝利。若き大砲の活躍で連敗は5で止まった。  薄暮のハマスタに放物線が伸びていく。二回無死、カウント1-1。先頭の村上がDeNA先発の大貫が投じた144キロの外角シュートを捉え、打球は、左翼席の最前列に飛び込んだ。  「久しぶりに(本塁打を)打ててよかったです。気持ちいいですね。逆らわずにしっかりと押し込むことができました」  7月3日の広島戦(マツダ)以来20試合ぶり、後半戦初の21号同点弾を珍しく自画自賛した。  村上の直感はなぜか、当たる。20号も試合前に「きょう打って新聞に載れるように頑張ります」と語っていた。この日も試合前の練習中にベンチ前の報道陣に冗談交じりで「そろそろ打ちますよ」とつぶやいた言葉を見事に現実のものとした。  高卒2年目の21発は1994年の松井秀喜(巨人)を抜いた。同シーズンで21号と70打点を挙げたのは、87年の西武・清原和博(2年目、29本)以来32年ぶり。王貞治(巨人)が60年の2年目にマークした71打点を超えるのも時間の問題だ。熊本出身の若き大砲は偉大な先輩たちが打ち立てた記録を次々と塗り替えている。  試合では堂々と打席に立つ19歳だが、初の球宴にも出場した7月は苦しんだ。打率・217、1本塁打、17打点。6月下旬から任されていた4番は7月25日から外され、5番に下がった。この日は5月23日以来の6番。小川監督が「ここを乗り越えないといけない」と語った8月最初の試合で結果を残した。  ここまでチームでただ一人、全98試合に出場している。体力的には厳しい夏場で背中を押してくれるのは、後輩たちの存在だ。熊本大会決勝まで進んだ母校・九州学院高の現3年生は一緒に練習した2つ下の後輩。大会前にはスポーツドリンクを差し入れた。決勝で熊本工に惜敗し、甲子園出場は逃したが「(坂井)監督からは『ありがとう』といわれました。後輩たちの活躍はうれしい」と球児たちの懸命な姿に元気をもらった。  村上の一発で活気付いた打線の力でチームの連敗は「5」でストップ。小川監督は「村上の一発も効果的だった。たまっていたのもあるでしょうし、変わってくるんじゃないですか」と今後に奮起に期待を込めた。  村上は「守りでも迷惑をかけている。2戦連発で打てるように頑張ります」と新たな"予言"を残し、球場を出た。長い梅雨が終わり、「燕のゴジラ」にようやく熱い夏が訪れた。 (横山尚杜)

◆DeNAにとっては、2-3で迎えた五回の攻撃がポイントだった。  先頭打者は2番手投手の2年目・桜井。早めの継投をするラミレス監督が、続投させるために我慢して、そのまま打席に送り、左前打。そこから無死満塁のチャンスをつくった。  一気に逆転し、桜井に勝ち星がつけば、本人には大きな自信になるし、投手陣の底上げにもつながる。一挙両得、いや"三得"くらいの価値が出てくる。  ここで宮崎が投ゴロ併殺打。四球をはさみ、筒香が遊ゴロに倒れ、無得点に終わった。丁寧に低めを突き、踏ん張った山田大をほめるべきかもしれないが、打つ方も、なんとかしないといけない場面だった。  中でも4番に復帰して3試合ノーヒットで、負けている九回の守りから交代となった筒香は心配だ。打てそうなムードが伝わってこない。2日からの巨人戦で、どれだけ復調できるだろうか。  特に初戦の菅野。仮に負けるとしても、ダメージを与える攻撃ができれば、のちのちの優勝争いをも左右する。菅野vs筒香、そしてDeNA打線。大いに注目したい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
53411 0.564
(↓0.006)
-
(-)
48458
(+2)
385
(+8)
122
(-)
57
(-)
0.267
(↓0.001)
3.780
(↓0.04)
2
(-)
DeNA
50453 0.526
(↓0.006)
3.5
(-)
45408
(+2)
384
(+4)
110
(-)
29
(+1)
0.249
(-)
3.580
(↓0.01)
3
(-)
広島
50463 0.521
(↑0.005)
4
(↑1)
44406
(+8)
397
(+2)
100
(+2)
56
(-)
0.251
(↑0.002)
3.470
(↑0.01)
4
(-)
阪神
45485 0.484
(↑0.006)
7.5
(↑1)
45360
(+3)
402
(+2)
66
(+1)
67
(+1)
0.251
(↑0.001)
3.480
(↑0.01)
5
(-)
中日
43530 0.448
(↓0.005)
11
(-)
47363
(+2)
380
(+3)
55
(-)
51
(-)
0.261
(-)
3.890
(-)
6
(-)
ヤクルト
38582 0.396
(↑0.007)
16
(↑1)
45427
(+4)
501
(+2)
104
(+1)
39
(+1)
0.238
(-)
4.690
(↑0.03)