1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 1 | 2 |
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:竹安 大知(2勝0敗0S) (セーブ:ディクソン(2勝0敗8S)) 敗戦投手:多和田 真三郎(1勝4敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスは2回表、小島のソロが飛び出し先制する。その後同点となって迎えた6回には、吉田正のソロと若月の適時打で2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・竹安が7回1失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、打線が3回以降1安打と振るわなかった。
◆オリックス吉田正尚外野手(26)がバックスクリーンへ勝ち越しの16号ソロを放った。 1-1で迎えた6回先頭の打席、1ボールから多和田の外角チェンジアップを豪快にはじき返した。「甘いところに入ってきたボールを、しっかりと自分のスイングで打つことができました!」。第1、2打席ともに初球を打って右前打で、わずか3スイングで今季5度目の猛打賞を記録。打率も3割1厘まで上がり、今季初めて3割を超えた。
◆オリックスは2回、小島の3号ソロで先制。西武はその裏、3連打となる木村の適時打で同点に追いついた。 オリックスは6回、吉田正が勝ち越し16号ソロを放った。さらに2死一、二塁で、若月が適時打を放ち2点差に広げた。 2点リードを守りきったオリックスが、連敗を2で止めた。竹安が2勝目、ディクソンが8セーブ目。3回以降沈黙を続けた西武は、連勝が3でストップした。多和田が4敗目。
◆西武前夜に通算400号を達成した中村剛也内野手が、再スタートを切った。 サヨナラメモリアル弾から一夜明け、4打数無安打に封じ込まれ401号はならず。守備では6回にオリックス若月の左前適時打となった打球を、グラブをかすめながらも捕球できず「あれは捕りたかった。エラーに近いです。また明日から1本1本ですね」と切り替えた。
◆オリックス竹安大知投手が7回5安打1失点の快投で今季2勝目を手にした。 最速145キロの直球と変化球を低めに集め、強力打線を相手に凡打の山を築いた。 「ヒットが多いのは分かっていた。その後どうするかというところで冷静にいけました」。3試合連続で7回2失点以下と安定感をみせる右腕に西村監督は「十分な結果を出してくれている。試合を作ってくれて、チームとしても大きい」と絶賛。新戦力が先発ローテーションの一角を担いそうだ。
◆オリックス吉田正尚外野手が、わずか3スイングでチームの天敵、西武多和田を粉砕した。 同点の6回、1ボールから甘く入った外角チェンジアップを強振。打球はグングン伸び、バックススクリーン左側を直撃する特大の決勝16号ソロとなった。「変化球をイメージしながら、浮いた球をセンター方向に打てた。しっかり自分のスイングができた」と振り返った。 多和田キラーぶりをいかんなく発揮した。第1、2打席は初球を捉え、ともに右前へ。本塁打を放った第3打席もファーストスイングで仕留めた。「初球から積極的にいけたのが3本目につながった」。最少スイングで今季5度目の猛打賞を記録。今季は多和田相手に11打数7安打2本塁打、6割3分6厘と相性抜群で、昨季から7連敗を喫していた相手に17年9月2日以来の土をつけた。 勝利に大きく貢献した主砲に、西村監督は「正尚は3本。素晴らしい。しっかり振り切ったヒット、本塁打だった」とたたえた。主砲のバットが敵地で猛威を振るった。【古財稜明】
◆約2カ月ぶりに1軍登板した西武多和田真三郎投手が、白星を逃し4敗目を喫した。 2、6回の先頭打者に2被弾。6回3失点で降板し、5月25日以来の先発で、勝利につなげることができなかった。この負けでチームは4位に後退した。後半戦の巻き返しには、復活が必要不可欠の存在。「全体的には強い球があってよかった。もう少し変化球がストライクに入ればよくなっていく」と前向きに捉えた。
◆不振のために2軍で調整を続けていた西武の多和田が約2カ月ぶりに1軍に復帰して先発し、6回3失点で4敗目を喫した。二回、小島に直球を右翼席に運ばれる先制ソロを許すと1-1の六回には吉田正のソロと若月の適時打で2点を勝ち越された。「2本の本塁打が悔やまれる。チームが勝てなかったことが一番」と唇をかんだ。 吉田正には3安打され、いずれも第1ストライクを捉えられた。「嫌なイメージはないけど、入りですね。やられたなという感じ」と悔しさをにじませた。
◆西武は初対戦の竹安を打ち崩せず、連勝が3で止まった。0-1の二回に3連打で1点を奪ったが、得点はこれだけ。七回まで5安打に抑えられ、辻監督は「スライダーがカットボールに近い。スライダーと思ったら差し込まれていた」と分析した。 4番の山川は一回2死二塁で三直に倒れるなど、3試合連続無安打と元気がない。辻監督は「力みなのかな。もっと冷静に打席に立てれば打てると思う」と復調を願った。
◆主砲のバットが勝利を呼び込んだ。吉田正が3安打1本塁打1打点と躍動。1-1の六回先頭でバックスクリーンに決勝の16号ソロを放った。「変化球をイメージしながら浮いてきたのを打てた。しっかりスイングできた」。チームが苦手としていた多和田のファーストストライクをとらえ、3安打。「初球から積極的にいけたのが3本につながった」と手応えを口にした。
◆連勝が3で止まり、4位に後退した。不振のため2軍で調整を続けていた多和田が約2カ月ぶりに1軍に復帰して先発し、6回3失点で4敗目。「2本の本塁打が悔やまれる。チームが勝てなかったことが一番」とうなだれた。自身のオリックス戦の連勝も7で止まったが「思うように変化球を投げられなかった。次に生かしていきたい」と前を向いた。 多和田の投球に西武・辻監督 「もう一つ、低めに真っすぐが伸び上がってこなかった」 二回に左前適時打を放った西武・木村 「チャンスで回してもらったので思い切りいった」
◆強力西武打線相手でも攻めた。持ち味のスタイルを崩さず、オリックス・竹安が2勝目をつかんだ。登板すれば10連敗中とチームが苦戦していた多和田に、新戦力の元虎戦士が投げ勝った。 「ヒットの数が出るのは分かっていたので、そのあとどうするかを考えて、冷静に投げられた」 3奪三振と三振をバタバタ奪うタイプではないが、ツーシームなどで右打者の懐を突き、凡打の山を築く。自己最多の105球を投げ、7回5安打1失点と耐えた。 登板3試合連続でクオリティースタート(6回以上を自責点3以下)も記録。西村監督も「きょうは竹安でしょうね。ナイスピッチング。球速はそこまでないけど、打者がどう感じるか。いろんな球種を交えながら、しっかり内角を攻めることが出来る」とたたえた。 チームとして多和田に黒星を付けるのは2017年9月2日(京セラ)以来。2年近く、勝てなかった。負の連鎖を断ち切ったのが阪神へFA移籍した西の人的補償で今年から加わり、西武戦に初先発した竹安だった。 オリックス加入後、アップシューズ代わりにサッカーのスパイクを使用するという阪神にはない文化に驚きながら、すぐさま購入し、適応。阪神では若手扱いも、オリックスでは23歳の山岡や22歳の田嶋、20歳の山本、榊原ら年下の投手が先発ローテを回している。24歳でも若手ではない。右腕も「4年目なので。同級生でクビになっている人もいる」とのんびりするつもりはない。 チーム事情で登板間隔を空けての起用が続くが、指揮官は「本人にとってもチャンス。(中6日は)ここまでの投球内容を見ると十分。他の投手との絡みを見ながら」とローテに組み込む考えだ。虎でつかめなかったチャンスをここで。すっかりオリックスの一員となった竹安の、新たなプロ野球人生が始まっている。 (西垣戸理大)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
48 | 37 | 4 | 0.565 (↓0.006) | - (-) |
54 | 363 (-) | 336 (+1) | 117 (-) | 77 (+1) |
0.248 (↓0.001) | 3.440 (↑0.03) |
2 (-) |
日本ハム |
46 | 39 | 4 | 0.541 (↑0.005) | 2 (↑1) |
54 | 375 (+4) | 353 (-) | 61 (-) | 37 (-) |
0.256 (-) | 3.680 (↑0.04) |
3 (1↑) |
楽天 |
44 | 41 | 2 | 0.518 (↑0.006) | 4 (↑1) |
56 | 386 (+1) | 365 (-) | 88 (-) | 31 (-) |
0.251 (↓0.001) | 4.040 (↑0.05) |
4 (1↓) |
西武 |
44 | 42 | 1 | 0.512 (↓0.006) | 4.5 (-) |
56 | 443 (+1) | 421 (+3) | 96 (-) | 93 (-) |
0.257 (↓0.001) | 4.280 (↑0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
40 | 44 | 2 | 0.476 (↓0.006) | 7.5 (-) |
57 | 381 (-) | 374 (+4) | 102 (-) | 54 (-) |
0.244 (↓0.001) | 3.970 (-) |
6 (-) |
ORIX |
38 | 45 | 5 | 0.458 (↑0.007) | 9 (↑1) |
55 | 306 (+3) | 378 (+1) | 57 (+2) | 82 (+2) |
0.234 (-) | 3.850 (↑0.03) |
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