1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 1 | 2 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 14 | 0 | 2 |
勝利投手:山田 大樹(2勝0敗0S) (セーブ:マクガフ(4勝1敗4S)) 敗戦投手:メルセデス(6勝5敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトは初回、バレンティンの適時打で先制する。その後同点とされるも、5回裏に青木の3ランとバレンティンのソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・山田大が6回途中3失点で今季2勝目。敗れた巨人は、6回に坂本勇の2ランなどで追い上げを見せるも及ばなかった。
◆巨人坂本勇人内野手(30)が、リーグ単独トップの27号ソロ本塁打を放ち、同点に追いついた。1点を追う4回の先頭、カウント1-1からヤクルト山田大のスライダーを右中間席に運んだ。 「振り出しに戻せたので、またここから頑張ります」とコメントした。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が強烈な1発を見舞った。 5回1死、巨人大江の126キロスライダーをフルスイング。ライナー性の特大打球は左翼ポールを巻きながら、スタンドに飛び込んだ。しかし、審判団はファウルと判定。直後に協議が行われ、リプレー検証後に本塁打に変更された。判定を惑わす打球速度での16号ソロ。 ダイヤモンドを1周し「ホームランで良かった」と胸をなで下ろした。
◆巨人坂本勇人内野手(30)が、2打席連続となる28号2ランを放ち、2点を返した。 4点を追いかける6回無死二塁、カウント3-1からヤクルト山田大のスライダーを左翼席に運んだ。「ここから、追い上げられるように頑張ります」とコメント。さらに、1死一、三塁から代打の亀井善行外野手(36)が犠飛を放ち、1点差に迫った。
◆ヤクルトは1回にバレンティンの適時打で先制した。先発山田大は3回まで1安打無失点と巨人打線を抑え、主導権を握った。 巨人は4回に坂本勇のソロで同点。ヤクルトは5回に青木の3ランなどで4点勝ち越すも、6回に坂本勇の2ランなどで1点差に。 ヤクルトは継投で1点差を守りきり、連敗を2で止めた。山田大は2勝目。巨人は連勝が5でストップ。メルセデスは5敗目。
◆ヤクルトは5回青木の本塁打で勝ち越し。6回以降を継投に逃げ切り連敗を2で止めた。山田大は2勝目。巨人は連勝が5でストップ。メルセデスは5敗目。
◆巨人ルビー・デラロサ(30)が負傷交代した。17日のヤクルト14回戦(神宮)で1点を追う8回から登板。2死二塁で青木の投手強襲内野安打が左足を直撃し、ベンチに退いた。 15日の同戦(長野)で来日デビューから2戦目の登板でのアクシデントも「大丈夫です」と軽症を強調した。
◆巨人坂本勇人内野手が、今季4度目の1試合2本塁打を放ったが、空砲に終わった。1点を追う4回の先頭、ヤクルト山田大のスライダーを右中間席に27号ソロ。4点を追う6回には2打席連続の28号2ランを放ち、広角に打ち分けた。 「負けたので、次頑張ります」と言葉少なだったが、本塁打王争いでDeNAソトに2本差をつけ、打点でもトップのヤクルト村上を抜き、再び2冠に浮上した。 記録ずくめのシーズンを迎える。今季はリーグ新記録となる開幕戦から36試合連続出塁を記録。16日の同戦では球団史上5人目となる12年連続のシーズン100安打を達成した。2番では22本目のアーチで、02年に21発を放った二岡智宏氏を抜き、巨人史上最強の2番打者の称号も手に入れた。チームは後半戦初黒星で連勝は5で止まったが、主将のバットの状態はさらに上がりそうだ。
◆勝負の分かれ目を勝ち抜いた。ヤクルト青木宣親外野手(37)が同点の5回に20試合ぶりとなる勝ち越し11号3ラン。巨人先発メルセデスから4回まで6安打を放ちながらも1得点と封じ込まれたが、ここぞの1発で連敗を2で止めた。絶え間なく注ぐ歓声に応えた。同点の5回無死一、二塁。青木の1発が流れを決めた。巨人大江の114キロスライダーを振り抜き、右翼席へと放り込んだ。「勝負どころで流れを持ってくるプレーをしようと思っていた」と20試合ぶりの勝ち越し3ランで、首位独走の巨人の勢いを止めた。 攻撃の始まりに心戸惑った。1回1死、ネクストバッターサークルで耳なじんだ曲が流れた。前を打つ2番山崎が打席に向かう途中に流れたのは、青木の登場曲「HOWEVER」だった。まさかの選曲ミスに「違う違う」とジェスチャー。「そのままネクストから打席に行こうと思ったよ(笑い)」と笑わせたが、流れが変わった。登場曲を間違えられた山崎が左前打で出塁すると青木も右前打。好機を広げてバレンティンの先制打につなげた。 暗闇を駆け抜ける勇気をチームが持っていた。初回無死一塁の守備で右翼手山崎が坂本勇の打球を好捕。戻りきれなかった一塁走者を併殺に仕留めた。「いつもなら抜けて、二、三塁で点が入るパターン。山崎のファインプレーも大きかった」とうなずいた。負けが込んだ時期にも「勝負の分かれ道を、どんどん自分たちの方に持ってくる」と流れを変えるプレーを重視し続けたベテラン。やわらかな風が吹く神宮で勝利をもたらした。【島根純】
◆ヤクルト西浦直亨内野手(28)が巨人戦の9回の守備で、盗塁した巨人重信と交錯。左肘を痛め、試合から退いた。試合後は病院へと向かった。
◆巨人・坂本勇人内野手が17日、ヤクルト戦(神宮)で2試合ぶりの本塁打となる27号ソロを放った。 1点を追う四回先頭での第2打席。ヤクルト・山田大がカウント1-1から投じた変化球を右中間席へほうり込み、1-1の同点に追いついた。「打ったのはスライダー。振り出しに戻せたので、またここから頑張ります」とコメントした。 キャリア初の本塁打王を狙う主将は、前日16日にDeNA・ソトに26本塁打で並ばれたものの、この時点で再びセ・リーグ単独トップに立った。83試合目での27本目は、シーズン換算では46本ペースとなった。
◆巨人・坂本勇人内野手が17日、ヤクルト戦(神宮)で2打席連続本塁打をマークした。 1点を追う四回先頭での第2打席にヤクルト・山田大の低めへの変化球を右中間席へほうり込んだ。 4点を追う六回無死二塁での第3打席では、カウント3-1から山田大の高めに浮いたスライダーを左翼席へ。圧巻の2打席連発にはヤクルトファンからもため息が漏れた。 83試合目での28本塁打は、シーズン換算で48本ペースとなった。 また、この時点でヤクルト・村上の66打点も抜いてリーグトップの67打点とした。
◆巨人・岡本和真内野手(23)が17日、ヤクルト14回戦(神宮)に「4番・左翼」で先発出場。3打数2安打と、後半戦に入り3試合連続複数安打を記録した。 二回先頭の第1打席は四球で出塁。第2打席は空振り三振に倒れたが、六回無死一塁では中前打、八回1死から右前打を放ち、代走を送られた。
◆巨人の新助っ人、ルビー・デラロサ投手(30)が17日、ヤクルト14回戦(神宮)の八回から4番手で登板。自己最速の159キロを計測した。 球場がざわついた。1死後に、山田哲へフルカウントから投じた7球目だ。神宮球場の電光掲示板には「159」の数字が表示された。結果的には四球となったが、得意の直球を投げ込んだ。 だが、2死二塁となったあと、青木の打球が左脚に直撃。途中降板となった。
◆ヤクルトの山田大は六回途中まで3失点で2勝目を挙げた。5-1で迎えた六回の投球練習で左脚がつって一度ベンチへ下がった。続投したものの坂本勇に2ランを浴びて降板したが、救援陣が踏ん張ってチームは逃げ切り白星を手にした。 五回までは4安打1失点と好投した。アクシデントがあって降板し「流れを悪くしての降板は申し訳ない」と反省したが、田畑投手コーチは「テンポが良かった」と評価した。
◆巨人のメルセデスは4回0/3を投げて3失点で5敗目を喫した。1-1の五回に先頭打者の山田哲、山崎に連打を許し、無死一、二塁とされて降板。「暑さのせいか立ち上がりに思うような投球ができなかった」と反省した。 毎回走者を出す苦しい投球で序盤からリズムに乗れず、原監督は「立ち直る機会がなかった」と厳しい表情。救援した大江も2本塁打を浴び「ああいう場面で抑えられる投手になってほしい」と注文した。
◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手(25)が「2番・右翼」で先発出場し、超ファインプレーで流れを呼び込んだ。 一回無死1塁。坂本勇の右越えを襲った打球を背走してジャンピングキャッチし、「(二塁手の位置など)景色が違っていたので投げた」と飛び出していた一走・若林も刺した。 打撃では一回に左前打、三回に右前打と3安打2得点。一回の打席は青木の登場曲が流れるハプニングもあったが、「前後に好打者がいるので、自分の役割が大事。きょうはチャンスメークできた」と前を向いた。
◆「2番・右翼」で先発出場の山崎が、超ファインプレーで流れを呼び込んだ。一回無死1塁。坂本勇の右越えを襲った打球を背走してジャンピングキャッチ。「(二塁手の位置など)景色が違っていたので投げた」と飛び出していた一走・若林も刺した。打撃でも一回に左前打、三回に右前打など3安打2得点の大活躍で「前後に好打者がいるので、自分の役割が大事。きょうはチャンスメークできた」と胸を張った。
◆八回に新助っ人のデラロサ(前ダイヤモンドバックス3A)が来日後2度目の登板。1死から山田哲に投じた7球目に自己最速の159キロをマークし、「とても状態はいいよ」とうなずいた。2死二塁で青木の打球が左脚を直撃し、途中降板。「大丈夫。問題ないよ」と歩いて引き揚げた。宮本投手総合コーチも「大丈夫そう。スパイクの上から当たっているので」と軽症を強調した。 デラロサの負傷で八回2死一、三塁から緊急登板で村上を遊ゴロに抑えた巨人・田口 「試合に対しての準備はできている。言われたところでしっかり投げられるようにしたい」
◆遊撃手の西浦が九回の守備で左肘を痛め、途中交代した。巨人・重信が二盗を試みた際に二塁で交錯して苦悶(くもん)の表情を浮かべた。8日のDeNA戦(神宮)で下半身のコンディション不良から復帰したばかりの28歳の状態について、小川監督は「まだ分からない」と説明。18日に太田が1軍に合流することが決まった。
◆チームの連勝が5で止まっても、主将の勢いは止まらない。巨人・坂本勇人内野手(30)が4点を追う六回、山田大から左翼席へ2打席連発の28号2ラン。再び本塁打でリーグ単独トップに躍り出た。 「1本目は完璧。2本目は詰まり気味でしたけど、強いスイングができた。負けたので次、頑張ります」。右方向、左方向と打ち分け、83試合で28本塁打はシーズン48発ペース。2番での本塁打数を「22」とし、2002年に二岡智宏が記録した21本を超えて球団記録を更新した。 67打点もヤクルト・村上を抜いてリーグ単独トップ。"セ界最強打者"の2発が空砲となったが、原監督は「粘り強く戦ったけど1本足りなかったですね。紙一重」と気持ちを切り替えた。 (谷川直之)
◆後半戦初勝利を呼び込んだのは、ヤクルト・青木宣親外野手(37)の集中力だった。1-1で迎えた五回無死一、二塁。メルセデスに代わって投入された2番手・大江のカウント2-1からの直球を振り抜き、6月15日以来の本塁打となる11号3ランを右翼席に運んだ。 「勝負どころで流れを持ってくるプレーをしたいと思っている。結果になってよかった。その後の投手も、よく投げてくれた」 初対戦の相手に、直前にはベンチでスコアラーとデータを確認。一回に右前打、八回に投手強襲安打と3安打をマークし、7月は41打数14安打(打率・341)と状態を上げている。 青木流の『仕事術』がある。前日は雨で担当記者と「中止かな」と空を見上げていたが、試合が始まれば2安打した。 「30分あれば集中できる。オンとオフの切り替えだよね。ずっと気を張っているわけにはいかない。むしろ、どれだけオフをつくれるかだと思うから」。オンではなく、つくるのはオフ。クラブハウスで大音量の音楽を鳴らし、周囲にコーヒーを振る舞うのも、試合で集中力を極限まで高めるための発想だ。 「流れ的に同点とされた中、青木の本塁打は大きかった」と小川監督。チームは最下位と苦しい戦いが続くが、青木は「粘り勝てたのは大きい。今後も続けていきたい」と前を向いた。 (長崎右)
◆ヤクルトにとって、浮上への道筋を、再認識できる白星になったと思う。 相性のよいメルセデスから安打を連ね、マウンドから引きずり降ろした五回無死一、二塁。青木が放った3ランは、まさに意地の一撃だ。巨人ベンチからすると、早めの投手交代で、若い大江に経験を積ませて、育てようという、いわば余裕の起用。抑えられるようではイカンという、ベテランのひと振りだった。 青木、村上、バレンティンのクリーンアップには、やはり爆発力がある。1、2番の出塁率が上がれば、得点力もがぜん、アップする。その意味で、2番・山崎の活躍も光った。雄平、中山との外野のポジション争いは厳しい。それが相乗効果となって、チームの底上げにつながれば、言うことなしだろう。 この日のように、打線が先に点を取り、先発投手が5、6回をしのげれば、リリーフ陣は計算できるだけに、勝ち星も増えてくる。とにかく1つでも多く、こうした試合展開に持ち込むことだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
50 | 32 | 1 | 0.610 (↓0.007) | - (-) |
60 | 406 (+4) | 322 (+5) | 113 (+2) | 51 (+2) |
0.264 (-) | 3.570 (↓0.02) |
2 (-) |
DeNA |
41 | 42 | 2 | 0.494 (↑0.006) | 9.5 (↑1) |
58 | 350 (+3) | 344 (+1) | 104 (+1) | 26 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.700 (↑0.03) |
3 (-) |
中日 |
40 | 43 | 0 | 0.482 (↑0.006) | 10.5 (↑1) |
60 | 319 (+6) | 318 (+4) | 49 (+2) | 43 (-) |
0.262 (-) | 3.710 (-) |
4 (1↓) |
阪神 |
39 | 44 | 4 | 0.470 (↓0.006) | 11.5 (-) |
56 | 321 (+4) | 351 (+6) | 57 (+1) | 62 (+1) |
0.247 (-) | 3.440 (↓0.03) |
5 (-) |
広島 |
39 | 45 | 3 | 0.464 (↓0.006) | 12 (-) |
56 | 331 (+1) | 357 (+3) | 75 (-) | 51 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.530 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
35 | 50 | 2 | 0.412 (↑0.007) | 16.5 (↑1) |
56 | 380 (+5) | 442 (+4) | 94 (+2) | 35 (+1) |
0.241 (↑0.002) | 4.610 (↑0.01) |
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