阪神(☆8対5★)広島 =リーグ戦14回戦(2019.07.06)・阪神甲子園球場=
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広島
01201100051111
阪神
30031100X81401
勝利投手:島本 浩也(2勝0敗1S)
(セーブ:ドリス(3勝3敗17S))
敗戦投手:アドゥワ 誠(2勝4敗0S)

本塁打
【広島】磯村 嘉孝(3号・6回表ソロ)
【阪神】糸原 健斗(1号・4回裏3ラン)

  DAZN
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◆阪神は初回、糸井とマルテの適時打で幸先よく3点を先制する。その後同点とされ迎えた4回裏、糸原の今季1号となる3ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、2番手・島本が今季2勝目。敗れた広島は、先発・アドゥワが6失点と誤算で7連敗を喫した。

◆阪神糸井嘉男外野手(37)が先制パンチとなる2点適時二塁打を放った。 初回、1番近本、2番糸原の連打で無死一、三塁の先制機で広島先発アドゥワのチェンジアップを左中間に運んだ。この後、5番マルテにも適時打が飛び出し、初回に幸先よく3点を先制した。 先制打の糸井は「初回からたくさん走ってバテました。まだまだ、これから青柳を援護できるように頑張ります」と頼もしくコメントした。 続いたマルテは「毎打席自分のスイングを心掛けている中で、良いスイングをする事ができた。自分にとってもチームにとっても、ポジティブな結果になって良かった」と振り返った。 5日の広島戦(甲子園)でも試合を決める2点適時打を放ってヒーローとなった糸井。本塁打を放って同じくお立ち台に上がったマルテと連日の活躍で、先発青柳に援護点をもたらした。

◆広島安部友裕内野手(30)が反撃のタイムリーを放った。3点を追う2回、4番鈴木、5番松山の連打で無死一、二塁の場面。カウント1-2と追い込まれてからファウルで3球粘り、7球目を三遊間にはじき返して二塁走者を迎え入れた。 これが、チームにとって2日ヤクルト戦の4回以来、34イニングぶりの適時打。「打ったのはツーシームかな。みんながつないでチャンスをつくってくれたので、かえすことができてよかったです。(鈴木)誠也がよく走ってくれましたね」と振り返った。 緒方孝市監督(50)は、今季初めて菊池涼介内野手(29)をスタメンから外し、曽根海成内野手(24)をプロ初の1番で起用。阪神先発の変則右腕青柳を攻略するため、左打者6人を先発させる大胆なオーダー変更で臨んでいた。

◆阪神糸原健斗内野手(26)が値千金の勝ち越し3ランを放った。 3-3の同点で迎えた4回。1死から8番木浪、代打鳥谷の連打で一、二塁の得点機。2死となって打席に入った主将がカウント1-2からの4球目、広島先発アドゥワが投じた内角直球を完璧に捉えた。打球は弾丸ライナーで阪神ファンの待つ右翼スタンドに突き刺さった。18年6月22日広島戦(甲子園)以来の今季1号。糸原は「ホームランバッターではないですが、大事な場面でうまく打つことができて良かったです」とコメントした。 初回に3点を先制するも、先発青柳が踏ん張れず同点とされた。重苦しい空気が漂う中で、主将の1発がチームの、球場の雰囲気を一変させた。

◆阪神先発の青柳晃洋投手(25)が自己最短の3回1/3、7安打3失点でマウンドを降りた。勝てば2位浮上となる大事な一戦を任された右腕だったが、広島打線に捕まった。 初回こそ3者凡退に抑えるも、2回に連打から6番安部に適時打を許した。続く3回には2本の単打で2死一、三塁のピンチ。5番松山に中前に落とされる2点適時打二塁打を打たれた。味方打線から初回に3点の援護をもらうも、リードを守れなかった。4回1死から8番田中広に安打を打たれたところで2番手島本にマウンドを譲った。 青柳は「初回から先制点を取っていただいたのですが、それを守ることができず、早い回にマウンドを降りてしまいチームに申し訳ない気持ちです」と、反省のコメントを残した。

◆プロレスラー武藤敬司(56)が始球式に登場し、豪快な投球とおなじみのポーズで球場を沸かせた。 ものまね芸人神奈月(53)とともに、W武藤で甲子園に"リングイン"。右腕をしならせてマウンドに上がると、ワインドアップから外角高めへのノーバンド投球を披露した。投げ終わると代名詞の「プロレスLOVE」ポーズで満員の観客を沸かせた。 初めて訪れたという甲子園での始球式に武藤は「(捕手まで)遠く感じたけど気持ちよかった」と大満足の様子。少年野球時代は主将を務めてエースで4番だったといい、聖地に「土の感じと芝の感じがいい。生き生きしている」と、感動していた。

◆阪神が初回、糸井、マルテの適時打で3点を先制。広島は2回に安部の適時打で1点を返し、3回に松山の適時打で追いついた。 阪神は4回、糸原の1号3ランで勝ち越し。5、6回は両軍1点ずつを取り合い、阪神が8-5とリードして終盤に入った。 阪神は連勝で広島、DeNAをかわして2位に浮上。広島は今季ワーストを更新する7連敗で、借金1となった。 阪神島本が2勝目、ドリスが17セーブ、広島アドゥワが4敗目。

◆広島先発アドゥワ誠投手が痛恨の1球に泣いた。3-3の4回2死一、二塁で、糸原にカウント1-2からの低め直球がわずかに甘くなったところを右翼スタンドに運ばれた。 「追いついてもらったのに、勝負どころで投げきることができず、勝ち越しを許してしまった。申し訳ないですし、悔しいです」。4回10安打6失点で4敗目を喫した。

◆広島がついに危険水域に入った。今季ワーストの連敗が7に伸び、首位巨人とのゲーム差は8に広がった。球団の過去の逆転優勝では、91年に7・5ゲーム差をひっくり返したのが最大差。今季始めてリミットを超えた。借金生活に突入すると同時に阪神と入れ替わりで3位に後退した。 緒方孝市監督は今季初めて、菊池涼介内野手をスタメンから外し、曽根海成内野手をプロ初の1番で起用した。2日前に菊池涼を「不動の2番」から1番に変更したばかり。新オーダーを2戦であきらめた。決断について「(菊池涼の)コンディションとか...。がんばってもらわなくちゃいけないけど」と説明。変則右腕青柳を攻略するため、左打者6人を先発させるオーダーで臨んだ。 その打線がつながった。2回は4番鈴木誠也外野手からの3連打で1点返した。安部友裕内野手の左前打は、チームにとって2日ヤクルト戦の4回以来、34イニングぶりの適時打。その後も波状攻撃をしかけ、12試合ぶりの2桁安打を記録。5点を取るのも12試合ぶりだった。それでも勝ちにつながらないのが苦しい。 この日は西日本豪雨からちょうど1年。昨年は東京遠征中だった。9日からのマツダスタジアムでの阪神3連戦は中止された。久しぶりのホーム、20日巨人戦を延長戦の末、制した。緒方監督にとっても、被災したファンに喜んでもらったことは忘れられない思い出だ。「そういう意味でも勝つことが一番」と話していたが、甲子園の左翼スタンドを埋めた広島ファンを喜ばせられなかった。 緒方監督は「1戦1戦、戦うだけ」と前を向く。4位DeNAとは0・5差。Bクラス転落の危機を一丸で乗り越えるしかない。【村野森】 ▽広島鈴木(2安打と四球でチャンスメーク)「僕の打撃はどうでもいい。勝たないと意味がない。自分たちのできることをやるしかない。投手陣も野手陣もがんばっている。何とか調整してやるしかない」 ▽広島松山(5番一塁で先発し、今季初3安打。ホームランが出ればサイクル)「今まで仕事ができていないから。(サイクルは)ぜんぜん考えてない。つなごうと思っただけ。ここから出続けていけるようにがんばりたい」

◆阪神鳥谷敬内野手(38)が5月31日広島戦(マツダスタジアム)以来、約1カ月ぶりの安打で糸原の勝ち越し弾へ流れを呼び込んだ。 粘って粘ってもぎ取った。3-3の4回。1死から8番木浪が安打で出塁し、2番手島本に代わって「代打鳥谷」がコールされた。広島先発アドゥワに対し、カウント2-2から4球連続ファウル。高め直球から低めチェンジアップまで、食らいついた。フルカウントからの10球目。外角高めに浮いた141キロ直球にバットを合わせた。鳥谷らしい、逆らわないバットコントロールで打球を左翼前に運んだ。代打で7戦7打席ぶりの安打。「良かったです」。試合後の本人は言葉少なでも、ベテランの一打を待ち望んだ甲子園は一気にボルテージを上げ、糸原の勝ち越し3ランまで突き進んだ。 4月14日中日戦(甲子園)での先発出場を最後に、スタメンを離れて代打出場の日々が続く。今季は出場37試合中、スタメンは6試合のみ。打率は1割4分3厘と、まだまだ思うような結果は出し切れていない。若手が台頭するチーム状況において、難しい代打での出場には「それはしょうがない」と割り切る。日々の練習では、若手が多く顔を出す早出の時間から決まって姿を見せる。野球に対するひたむきな姿勢で、試合に向けて準備する。 矢野監督はベテランの一打に「いつも本当に鳥谷らしく変わらず準備をして試合に臨んでいる姿を見ている。このヒットがトリ自身にもいいヒットになったと思うけど、そういう背中をみんな見て若い選手が学んでいる部分も多いと思う。これからもそういう部分でも期待しています」とねぎらった。背番号1の存在が、チームをさらなる上昇に導いていく。【奥田隼人】

◆阪神5番手ジョンソンが8回を無失点に抑え、リーグ歴代3位に並ぶ12試合連続ホールドとした。1死から安打を許すも、続く磯村、田中広を代名詞のパワーカーブで連続空振り三振。先頭松山の一塁ライナーを好捕したマルテの守備に「ファインプレーに助けられた」と感謝。自身の記録には「ジンクスになるんで言わないで」と、ちゃめっ気たっぷりに笑顔を見せた。 ▼ジョンソンが連続試合ホールドを12に伸ばし、セ・リーグ歴代3位タイとした。この12試合で12イニングを投げ無失点、被安打5、奪三振17で奪三振率12・75の好成績だ。なお日本最長は17試合で、05年藤川(阪神)と15年バリオス(ソフトバンク)の2人。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手が家族の前で、攻守で活躍した。 初回、糸井の先制打に続いて3点目をたたき出す右中間適時二塁打。一塁守備でも果敢なダイブで一二塁間への安打性の打球を何度も止め、投手を救った。2試合連続でお立ち台に上り「最高です。きょうは特別な日。家族は特別な存在ですから。また1日1日勝利に貢献できるように頑張りたい」と家族に囲まれ、笑顔で引き揚げた。

◆2番手で登板した阪神島本浩也投手が好救援で今季2勝目をマークした。 先発青柳の降板を受けて、4回途中でマウンドに上がると9球で打者2人を切った。「万全というか準備はしていました。タマは甘かったけど、結果的に抑えられてよかった」と充実の表情を浮かべた。

◆阪神が7戦ぶりの2桁安打で広島に打ち勝ち、1週間で借金生活を脱出した。3-3の4回に糸原健斗内野手(26)の1号3ランで勝ち越し、14安打8得点で振り切った。2位広島に連勝し、同率3位だったDeNAが敗れたため、6月6日以来1カ月ぶりに2位に浮上。反攻ムードは高まった。巨人の背中を7・5ゲーム差で追う!バチッと真芯で捉えた。糸原が放った低弾道のライナーが、右翼ポール際スタンドに突き刺さる。着弾を見届けると右拳をグッと握った。待望の今季1号は貴重な勝ち越し3ラン。ゆったりとダイヤモンドを回り、ベンチに戻るとナインから祝福の嵐を浴びた。プロ3年目で通算3本。その全てが甲子園で、お立ち台ではその話題を素直に喜んだ。 「本拠地で打てるのは最高です。ホームランバッターではないですが、大事な場面でうまく打つことができて良かったです」 鋭い一振りだった。3-3の4回だ。1死から木浪が左前打で出て、代打鳥谷も続き、2死一、二塁。アドゥワの4球目、内角低めにきた144キロ直球にアジャストした。体の前で完璧に捉え、甲子園に歓喜の渦を巻き起こした。 26歳のキャプテンは存在感でチームを鼓舞する。守備ではマウンドに足を運んで投手を激励するシーンも多々ある。二遊間を組む木浪が「自分がマウンドに行こうと思ったタイミングで、先に糸原さんがマウンドに行ってくれているときもある」と証言するほど、投手の心を思いやる。周囲がよく見えているから、気遣いができる。 この日は初回に右前打で先制機を広げて、3回にも先頭で左前打を放ち、4月18日ヤクルト戦以来、今季3度目の猛打賞を記録。糸原の躍動に連れられるように、猛虎打線は奮闘。6月23日西武戦以来の2桁安打をマークし、投手陣を助けた。広島に連勝して、単独2位に浮上。何より借金を返済して勝率を5割に戻したのが大きい。7・5差で追う首位巨人の背中を見据え、糸原も「勝つことだけを考えてやっている」とキャプテンシーを前面に出した。 矢野監督は糸原の決勝3ランに「いや~大きかったね。しかも3打点というね。本当に最高の形でよかったです」と絶賛。今季最多4万6755人が集った甲子園のお立ち台でフラッシュライトを浴びた背番号33。左胸のCマークが誇らしく輝いた。【真柴健】

◆阪神近本光司外野手が今季8度目の猛打賞で復調をアピールした。 初回は先頭で右前打を放ち、先制点の流れを作った。「自分の仕事ができてよかった。結果が出ているから(状態が)上がっているということではない。ちょっと前から良い感じにはなってきているので...」。6月は月間打率1割7分9厘と苦しんだが、7月になって調子を戻し「結果が出たのは気持ち的にも楽になりますね」と笑顔でクラブハウスに向かった。

◆今季1軍初昇格の阪神俊介外野手が9回に右翼の守備に就き、初出場した。 5日に先発した岩田に代わって出場選手登録。ここまで2軍で50試合に出場し、打率2割8分5厘、1本塁打、12打点だった。チャンスを得た31歳は「腐ったら自分が終わるだけ。そこをモチベーションにしてやってきた」と2軍生活を振り返り「使ってもらったところでしっかり役割を果たしたい」と力を込めた。

◆リフレッシュ明けの阪神梅野隆太郎捕手が、好リードで連勝に導いた。 休養で前日5日広島戦を欠場し、2試合ぶりの先発マスク。先発青柳は3失点を許したが、その後5人の救援陣でリードを守った。「守り勝たないといけない。(救援陣が)追いつかれなかったことが今日のポイント」。5回には中押しの犠飛も放ち、バットでも貢献した。

◆お立ち台で阪神糸井嘉男外野手が糸原健斗内野手を絶賛した。自身の好調の秘訣(ひけつ)を「やっぱり糸原がいい働きしてるんで、それにつられてます」と明かすと、糸原は「最高の褒め言葉です」と照れた。 また糸原は「鳥谷さんが粘ってヒット打ってチャンスメークしてくれたので、絶対打ってやるという気持ちで打ちました」と直前の代打鳥谷に感謝した。

◆阪神ラファエル・ドリス投手が9回を締め、2試合連続となる17セーブを挙げた。 3点差で登板し、先頭の代打野間に安打を許すも、後続を断った。 前日5日広島戦でリーグ単独トップに立ち、さらにDeNA山崎に2差。日本語で「疲れた...」とつぶやきながらも、充実感あふれる笑顔を見せた。

◆阪神藤川球児投手が7回を完全投球で締め、9試合連続の無失点投球となった。 西川、坂倉を打ち取った後、鈴木をストレートで見逃し三振。 中盤まで互いに点を取り合う展開を変える好投を見せ「(試合を)落ち着かせたいと思いました。それだけです」と貫禄のマウンドを振り返った。自身13年ぶりとなる2年連続20ホールド以上に王手。さらにあと4回2/3を自責0で、生涯防御率が目標とする1点台に突入する。

◆阪神は6日、広島戦(甲子園)で一回にいきなり3点を先制。前日5日に決勝の2点二塁打を放った糸井嘉男外野手(37)が、またしても先制の2点打で試合の主導権を握った。  「初回からたくさん走ってバテました。まだまだこれから青柳を援護できるように頑張ります」  先頭のドラフト1位・近本(大阪ガス)が右前打で出塁すると、続く糸原も右前打で一、三塁の好機。若虎の作ったチャンスに、ベテランの糸井が打席に立った。迎えた7球目、126キロチェンジアップを右中間に運んだ。一走・糸原まで生還する貴重な2点二塁打で、青柳を強力援護だ。  大山は中飛に倒れるも、マルテも続いた。初球の142キロを右中間へ。糸井が悠々とホームを踏み、この回3点目。一回から甲子園に六甲おろしが鳴り響いた。阪神が一回に3点を奪うのは、6月19日の楽天戦(甲子園)以来。2位・広島とは0・5ゲーム差で、勝てば2位浮上となる一戦で虎打線がキバをむいた。

◆阪神・青柳晃洋投手(25)が6日の広島戦(甲子園)で、今季最短となる3回1/3で3失点で降板。先発の役割を果たすことはできなかった。  「初回から先制点を取っていただいたのですが、それを守ることができず、早い回にマウンドを降りてしまいチームに申し訳ない気持ちです」  一回は三者凡退で抑えるも、二回に3安打を集められ1失点。三回2死一、三塁で松山の打球はふらふらと中前へ。中堅・近本が果敢に飛び込むもわずかに及ばず、2走者が生還する同点打を浴びた。四回1死、田中に中前打を浴びたところで矢野監督が島本への交代を告げた。  前回登板となった6月29日の中日戦(ナゴヤドーム)でも4回5失点。同12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で5勝目を挙げて以降、白星をつかめずにいた。

◆阪神・糸原健斗内野手(26)が6日、広島戦(甲子園)で3-3の四回2死一、二塁で広島先発・アドゥワの144キロ直球を右翼席へたたき込む今季1号3ランを放った。  「ホームランバッターではないですが、大事な場面でうまく打つことができてよかったです」と胸を張った。2018年6月22日の広島戦(甲子園)で本塁打を放って以来、自身379日ぶりの一発で勝ち越しに成功し、主導権を握った。

◆広島の松山が6月25日以来の先発出場で、今季初の3安打の固め打ちを見せた。八回に本塁打が出ればサイクル安打達成だったが、一直に終わり「全然(考えていなかった)。後ろの打者につなぐ気持ちだった」と淡々と振り返った。  今季は開幕から不振に苦しんでいる。「今まで仕事ができていない。状態は悪くない。これを続けていきたい」と復調を誓った。

◆♪ハッピーバースデーヒット~、ハッピーバースデー38歳初ヒット~、ハッピーバースデー鳥谷~パチパチパチ!!  鳥谷の10日遅れのバースデーを自ら祝う1本のロウソク...いや、代打安打から猛虎打線が燃え上がったァ!!  3-3に追いつかれた四回、通算2073安打の鳥谷の、入団以来最も苦しんだであろう1本(5月31日以来)が38歳初安打なら、「鳥谷さんをホームに迎え入れてベンチ全員でお祝いや!!」と糸原が放った打球は今季初の本塁打。球場あげてのダブルバースデーとなったのだ!!  久しぶりの連勝のせい? 虎選手がやけに、たくましく見えるのだ。そのたくましさはどこか、「福留さんはやっぱり当分戻ってこないんや。もう頼れないんや! ならば全員一丸で戦ったろうやないかァ!!」というふうに見えたのだけど...。  ま、そんな中で「フクドメサンヨリ、ソラルテガクルノガコマルネー!」と新助っ人の来日で尻に火がつき、本日も適時二塁打を含む2安打のマルテもやけにたくましく見えた、猛虎の勝率5割復帰だったのだ!!

◆--監督としては、きょうは誰がヒーローか  矢野監督 「うーん...どうなんですかねえ。球児もずっと頑張ってくれてますしね。(糸井)嘉男もいいところで打ってくれていますので。誰が、というよりは今日はみんなで勝ったかなと思います」  --点を取っては取られだった中で、藤川が流れを止めた  「そうですね、だからどっかで止めて欲しいというのでね、なかなかそういう場面がなかったんですけど。本当に球児がしっかり締めてくれたというのは、こっちに流れがね、来ることになりましたね」  --青柳はきょうに関しては、あのタイミングが限界だった  「いや、もちろん。だから代えているんだけど」  --ジョンソンは復帰後初の連投  「球数はちょっとかかった部分はあったかもしれないけど、もちろん安心して見ていられるピッチャーやし。残り試合数が、オールスターブレークまで試合は少なくなっているんで。むちゃくちゃ無理させるつもりはないけど、いけるところでちょっといってほしいなというのは、こちらの気持ちとしてある」

◆この日は当番デスクなので会社に一直線だった阿部祐亮だが、前日はサブデスクだったので出勤前に鳴尾浜をのぞいて若手の練習をみた。  「どうしたんですか。何かあったんですか」と中谷選手が近づいてきた。トレードとか新外国人の補強とか何かとこの時期はソワソワさせられるのは新聞記者だけでない。選手だって微妙な時期でもある。  もちろん中谷選手は鳴尾浜でウロウロしないで、調子をとりもどして持ち前の長打力を発揮してもらいたいのは矢野監督も同じだ。  「待ってるんだ、俺たちは...頼むぞ」と阿部は中谷にハッパをかけた。すると中谷選手は「おや、阿部さん、何か白いモノがついてますよ」という。ン、よせやい。まさか白髪か...そんな年じゃないぞ...と思ったらこれが中谷選手がふれるとフワフワッと舞いあがって...消えた。タンポポの白い綿毛だった。  その何気ない中谷と阿部の会話にどちらともなく笑顔をかわして思わず「がんばれよ!」と声を阿部はかけた...。  この日の広島のスタメンをみて皆さんはエッと思ったかもしれない。あわててメンバー表をとりだして首っ引き...もちろんいつものクセ者の匂いが消えている。青柳対策として左打者を6人並べた緒方監督。急いで赤ヘル担当の柏村翔に電話をかけてみるとこれがまぁ柏村はドシッと落ち着いていた。  「もちろん青柳用の打線ですが、何も緒方監督は切羽詰まってのオーダーでもありません。こういっては何ですが、カープは黙々とそのための練習はひたむきにやってますし、僕はすぐあの"真っ赤なカープ"が復活すると思ってます」と逆に元気づけられた。そのリンとした柏村のセリフがやけに印象に残ったのであります。  実はこの日にはもっと気になるヤツが埼玉・戸田でヤクルトの2軍相手に阪神の交流戦を投げていた。  藤浪晋太郎。誰もが歯がゆい思い。こんな時にそんな埼玉県のヤクルトの2軍グラウンドで登板する投手じゃない。商売抜きに残念だ。  結果は6回3安打で3失点。内容については戸田までおいかけた菊地峻太朗記者に聞くと微妙な感触である。  「平田2軍監督も"複雑"な表情でした。数字だけをみるとそんなに悪くないのですが簡単に四球を連続したり...失点はすべて四球がからんでましたし...」と菊地もまたがっくりと肩をおとした感じの電話なのだ。  いつも我々は「今度こそ、今度こそは...」と期待をかける。こうなるといっそのこと1軍に帯同させて打たれてもいいから何度でもヤケドしそうな"虎の最前線"に放り投げてみたらどうなのか(シロウトの乱暴な意見だけれど...)それで何かが見えてくるのじゃないか。  なにしろ、先輩記者から藤本定義という名伯楽が江夏豊という「カーブがまったく曲がらない左腕」を球宴9連続三振とか、延長戦のノーヒットノーランなんて「絶妙のコントロール」投手に変身させた心理操作をきいているからどうにもげせないのだ。  とにかく昔の阪神は投手陣は死ぬほど走らされたのだ。死ぬほど...だぞ。  ま、編集局の窓際席でそんなことばかりグチグチいってたら...糸原が3ランを含む大暴れ。家族が駆けつけたマルテも2安打と活躍。周囲の奴らが露骨に俺を遠巻きにしてる。「オッサンちょっと静かにしてくれまへんか」とイヤな顔をしてるのはわかってるんだ。これを言わないと何がおきるかわかりゃせんぞ。取って取られて...六回が終わって約3時間の長丁場。たのむから居場所のなくなった♪こんな男に誰がしたぁぁ...だぞタイガース! もっと楽に勝て。

◆アドゥワは4回を自己ワーストタイの10安打6失点で今季3敗目。「勝負所で投げきることができず、勝ち越しを許してしまって、申し訳ないですし、悔しいです」。5月19日の阪神戦(甲子園)の白星を最後に勝てていない。

◆先発した青柳は3回1/3を投げ、7安打3失点。今季最短でマウンドを降りた。「点を取ってもらったあと失点したというのは野手の方々に申し訳なかった」。二回、先頭の4番・鈴木から3連打を浴び、1点を失うと、三回にも2死一、三塁のピンチで松山に中前2点打を許すなど、踏ん張れなかった。「あそこ(三回)で粘れていればもうちょっと長く投げられたと思う」と反省しきりだった。

◆糸井が今季7度目の猛打賞。一回無死一、三塁で右中間を破る先制の2点二塁打。四回2死で左前打、六回1死二塁では右前適時打で、鯉を突き放した。2日連続のお立ち台では「最高です。勝ったので、ベリーグッドです」と破顔一笑。打率・304まで上昇し、矢野監督も「嘉男もいいところで打ってくれていますので」と目を細めた。

◆マルテは2安打1打点で2試合連続のお立ち台に上がった。「チャンスをものにするためにやっているので、ポジティブな結果になってよかったよ」。一回1死二塁で右中間適時二塁打。三回にも左前打を放ち、6試合ぶりのマルチ安打を記録した。母のルイサさんと娘のブリスネイちゃんが観戦に訪れ、「家族に支えてもらいながら(プレー)できたのは自分にとっても家族にとってもよかった」と笑顔だった。

◆D3位・木浪聖也内野手(ホンダ)は5試合ぶりのマルチ安打で存在感を示した。「最近打てていなかったので、なんとかくらいついていけた」。四回1死走者なしで先発・アドゥワから左前打を放ちチャンスメーク。糸原の3ランを呼び込んだ。七回にも4番手・今村から右前打を放った。「打たないと盛り上がらないので、(もっと)打てるようにしたい」と笑顔で話した。

◆七回から登板した藤川が三者凡退に抑え、鯉打線の勢いを止めた。「(試合を)落ち着かせたいとは思っていました。それだけです」。8-5の七回、西川と板倉をいずれも力強い直球でしとめると、4番・鈴木も高めの直球で見逃し三振に斬った。これで9試合連続無失点で今季19ホールド目。抜群の安定感を見せている。

◆島本が勝負どころを抑えきり、今季2勝目を手にした。先発青柳の後を受け、3-3の四回一死一塁で登板。アドゥワをバントミスで空振り三振、代打・菊池涼を左飛に仕留めて流れを呼び込み、四回の糸原の3ランで白星が転がり込んだ。2/3回を無安打無失点と完璧に任務を全うし「万全というか、準備はしていたので。でも球が高かったので反省して頑張ります」と頼もしかった。

◆ことごとく、点につなげた。ドラフト1位・近本光司外野手(大阪ガス)が先頭で3度出塁の3安打&1盗塁。抜群の存在感を取り戻した。  「(出塁が得点につながって)自分の仕事ができてよかったです。結果が出ると気持ちも楽になり、チームとしても流れに乗れます」  充実の仕事っぷりに胸を張った。一回先頭で広島先発・アドゥワの122キロを捉える右前打を放ち、糸井の2点打で先制のホームを踏んだ。2点差に詰め寄られた六回先頭では一岡から中前に弾き返し、今季19盗塁目を成功。セ・リーグトップの中日・大島に1差とし、再び糸井の適時打につなげた。八回には中前打をマークし、6月5日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、23試合ぶり今季8度目の猛打賞で打率も・267まで上昇させた。  矢野監督は「プレッシャーというところで近本が出ると出ないでは、うちでは大きくウエートを占めるんでね」と目を細め、近本も「ちょっと前からいい感じでした」とうなずいた。6月の不振を乗り越え、韋駄天の勢いが再び加速し始めた。 (新里公章)

◆セ・リーグ4連覇を狙うどころか、3位に転落だ。広島が4位に終わった2015年以来4年ぶりの7連敗で、ついに借金生活に突入。緒方監督は甲子園の通路を早足で歩き、立ち止まることなくバスに乗り込んだ。  「選手は全力でやっているし、出し切ってやっている。あした、チーム全員で勝利を目指してやっていきたい」  菊池涼に代わって、24歳の曽根を「1番・二塁」でスタメンに起用した。青柳対策として左打者6人並べるオーダーで臨み、二回に安部がチーム34イニングぶりのタイムリーとなる左前打。三回には松山が中前へ同点の2点二塁打を放って青柳を3回1/33失点で降板させたが、先発・アドゥワが4回6失点と試合をつくれなかった。  最大14あった貯金はすべて使い果たし、57日ぶりに借金1に。大失速で首位・巨人とのゲーム差は8に広がり、阪神にも抜かれて3位に転落。4位・DeNAも0・5ゲーム差に迫っている。  6月25日に1軍に昇格したメヒアにも、勢いがなくなった。2軍で打率・294、19本塁打、45打点と好調だったドミニカンは昇格当初は4試合で打率・385、2本塁打、3打点と打ちまくったが、7月3日に外国人枠の関係でバティスタが抹消後は、13打席無安打。打率・280、18本塁打、44打点のバティスタとの入れ替えは裏目に出た。  「(8ゲーム差は)関係ない」と指揮官は語気を強めたが、球団の最大の逆転優勝は、山本浩二監督第一次政権3年目の1991年で、当時首位の中日との差は7・5ゲーム。逆転Vのデッドラインもこの日越えてしまった。(柏村翔)

◆失いかけた試合を、一丸で取り戻す必要があった。一打でチームを1つにできるのは、鳥谷だけだった。迷いなく託してくれた矢野監督の思いに応えるように、全身全霊で白球に食らいついた。ついに「H」のランプを灯した。誰より虎で安打を放ってきた男の36日ぶりの安打から、糸原の決勝3ランにつながった。  「よかったです」  鳥谷自身は、多くを語ることはなかった。だが同点の四回に、1死一塁で送り出したことにも、ここに懸ける、矢野監督の決意が表れていた。  直前ではピリッとしない先発の青柳を同点の四回1死一塁、投手を迎えたところでスパッと交代させた。鳥谷で球場の雰囲気もろとも、一気に持ってくるつもりだった。  4球目でカウント2-2と追い込まれた鳥谷だったが、粘った。4球連続ファウルで、フルカウントへ持ち込み、10球目を左前へ運んだ。出場7試合、7打席ぶり安打、といえば簡単だが、5月31日の広島戦(マツダ)までさかのぼる。その後、2死一、二塁から糸原の決勝3ラン。いまだ得点圏打率・000(26打数0安打)で、トンネルをさまよってきた鳥谷が久々に得点に絡み、しぶい輝きを放ち始めた。  「トリ自身もこのまま終わっていい、と思っているわけない」と期待し続けてきた矢野監督も、大きくうなずいた。「あれだけ毎日試合に出ていた選手が、なかなか出ない日々は、気持ちの中では複雑だとは思うけど。いつも本当に鳥谷らしく変わらぬ準備をして、試合に臨んでいる姿を見ている」。作戦兼バッテリーコーチだった16年のキャンプなどでも、将が朝5時にウエートトレをしに行くと、必ず先にいるのが鳥谷だった。誰より準備をし、打った1本だと知っている。だからこれからも切り札にする。  「そういう背中をね、トリの背中をみんな見て、若い選手が学んでる部分も多いと思うので。これからも、そういう部分でも期待しています」  決勝点につながった、だけではない。鳥谷も指揮官も、チームも、また力強く進める。そんな1本が、ついに出た。 (長友孝輔) 鳥谷について阪神・清水ヘッドコーチ 「いつも意味はあるんだけど、結果として表れるのはうれしいことですね」

◆よっしゃ! 2位や! 阪神は広島に8-5で勝利。四回、糸原健斗内野手(26)の今季1号3ランで乱打戦を制した。DeNAも負け、単独2位に浮上。首位・巨人とは7・5ゲーム差も勝負はここからだ。頼れる主将が宿敵の背中を追って、捕まえ、抜く!  苦しいときこそ、主将が頼りになる。くるっと回転して放った白球は赤い壁をぶち破り、真っ黄色の右翼席に消えた。決勝の1号3ランを放った糸原は、思わず右拳を突き上げた。ノーガードのどつき合いを制し、力強く、2位に浮上した。  「うまく体が反応してくれました。本拠地で打てるのは最高です」  一回に3点を先制するも、先発・青柳が乱れ、同点にされた。読めない流れの中、四回1死。ドラフト3位・木浪聖也内野手(ホンダ)、代打・鳥谷の連打などで2死一、二塁とし、糸原が打席に立った。「鳥谷さんが粘ってヒット打ってチャンスメークしてくれたので、絶対打ってやろうと」。4球目、内角直球に反応した。175センチの身長から放たれた白球は、右翼ポール際へ一直線-。殊勲のアーチで、勝率5割に復帰した。  「久々すぎて、ちょっと照れちゃいました」  2018年6月22日の広島戦以来、379日ぶりのアーチ。プロ通算3発とも、すべて甲子園だ。ともにお立ち台に立った糸井から「糸原がいい働きしてるので、それにつられています」と見つめられると、糸原も「最高の褒め言葉です」と照れ笑いで返した。  一回無死一塁では右前打で一挙3得点を演出。三回無死でも左前に運び、今季3度目の猛打賞。近本との1、2番コンビが躍動すれば猛虎打線はもっと厚みを増す。  今季から胸に刻むCのマーク。「まずは自分のこと」と強調するが、その自覚はしっかりとグラウンドの上にあらわれている。5月5日のDeNA戦(甲子園)。2年目左腕の高橋遥の今季初マウンドだったが、3失策に野選が絡み失点。守乱に、浮足立つ若虎...。そんなとき、すっと声をかけたのが糸原だった。3失策目が出たとき、誰よりも早くタイムを取ってマウンドへ向かった。  「(アウトを)ひとつずつ取れるように、頑張れ」  騒然とする甲子園で、糸原だけが冷静だった。高橋遥も「"あっぷあっぷ"していたので、きてもらって楽になりました。とてもありがたいです」と頭を下げる。プロ3年目だが社会人も経験した26歳が中心にいる。だから、虎は折れない。  昨秋、主将を託した矢野監督もうなるしかない。「最高の形で。しかも3打点というね」。一塁への全力疾走や練習、野球に対する姿勢。チームを背負う姿を見守ってきた。「どんどん成長してほしい」。誰もが発展途上。常に前を向き、力強く上昇するしかない。  「出塁とか自分の役割をしっかり意識して。一戦一戦、勝つことだけを考えているので。またあしたから頑張ります」  負ければ4位転落の可能性があった一戦で、3カードぶりの勝ち越しを決めた。主将としてたくましく成長した。決して、あきらめない。首位・巨人との7・5ゲーム差をここから詰めにいく。 (竹村岳) 糸原について阪神・浜中打撃コーチ 「今年一番の当たり。インコースを攻められて、狙ったというかね。いいところで打ってくれました」

◆勝因に矢野監督の投手交代を挙げたい。先発・青柳が四回1死から田中広に中前打を浴びると、次打者は投手のアドゥワにもかかわらず島本にスイッチした。  立ち上がりから調子の良くない青柳が、立ち直りの気配がないと判断。本来は打席が投手なら続投のケースだ。ただ、このまま続投させた場合、守りのリズムがさらに悪くなり、攻撃にまで影響するとみて、業を煮やしての決断だった。  結果は明らか。監督の本気度が選手に伝わった。その裏に糸原の勝ち越し3ランが生まれる。その過程で、代打・鳥谷に安打が出たのも大きい。出番が少なく、調整は難しい状況での打席だった。この日はファウルを重ねる中でタイミングが取れていった。これは私にも経験がある。ファウルを打つ中で手応えを感じ、結果につながる。調子を上げるきっかけとなる典型的な打席だ。  そして糸原。「ビックリするような本塁打」と表現したい。追い込まれて、内角低めの難しいコースを、技術で本塁打にした。普通は打てない。この先、自信を持っていい。今後につながる1勝だった。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
45301 0.600
(↑0.005)
-
(-)
67376
(+4)
300
(+3)
103
(-)
47
(-)
0.262
(-)
3.620
(↑0.01)
2
(1↑)
阪神
38384 0.500
(↑0.007)
7.5
(-)
63308
(+8)
329
(+5)
54
(+1)
57
(+3)
0.249
(↑0.002
3.460
(↓0.01)
3
(1↓)
広島
38393 0.494
(↓0.006)
8
(↓1)
63311
(+5)
329
(+8)
72
(+1)
50
(-)
0.245
(-)
3.460
(↓0.05)
4
(1↓)
DeNA
37392 0.487
(↓0.006)
8.5
(↓1)
65314
(+3)
310
(+4)
96
(+3)
25
(+1)
0.245
(-)
3.630
(↑0.01)
5
(-)
中日
33430 0.434
(↓0.006)
12.5
(↓1)
67288
(+1)
303
(+3)
45
(-)
40
(+1)
0.258
(-)
3.890
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
32462 0.410
(↑0.007)
14.5
(-)
63351
(+3)
404
(+1)
90
(+1)
28
(-)
0.237
(-)
4.570
(↑0.05)