巨人(☆4対3★)DeNA =リーグ戦12回戦(2019.07.06)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:メルセデス(6勝4敗0S)
(セーブ:中川 皓太(3勝1敗12S))
敗戦投手:平良 拳太郎(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】ロペス(18号・8回表ソロ),筒香 嘉智(17号・8回表ソロ),伊藤 光(7号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆巨人が7連勝。巨人は1-0で迎えた4回裏、ビヤヌエバの適時打で1点を追加する。続く5回には阿部の適時打などで2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・メルセデスが7回無失点の好投で今季6勝目。敗れたDeNAは、打線が終盤に反撃を見せるも及ばなかった。

◆巨人岡本和真内野手(23)が、今季初めてスタメンを外れた。レギュラーに定着した昨季は全試合スタメン出場。 17年10月3日のヤクルト戦から219試合連続でスタメン出場だったが、記録が止まった。阿部慎之助捕手(40)が6月6日の楽天戦以来となる4番を託された。

◆巨人クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)が、リードを広げる適時打を放った。 1点リードの4回2死一、三塁から、左前にはじき返した。「打ったのはスライダー。1球1球食らいついていきました。当たりは悪かったけれど、抜けてくれて良かったよ。バモス!」とコメントした。

◆巨人は1回、阿部の三塁線への打球をDeNA宮崎が適時失策し、1点を先制。先発メルセデスは3回まで1安打無失点に抑える。 巨人は4回にビヤヌエバの適時打、5回に阿部の適時打などで得点を重ねた。DeNA先発の平良は4回2失点で降板した。 DeNAは8回にロペス、筒香の2者連続のソロで2点、9回に1点を返すも及ばず。巨人は7連勝で貯金15となった。 巨人メルセデスが6勝目、中川が12セーブ、DeNA平良が2敗目。

◆巨人が今季初の7連勝とした。1回に失策で先取点を奪うと4回にビヤヌエバの適時打で1点、5回には阿部の適時打などで2点を加えた。メルセデスは7回無失点で6勝目を挙げた。DeNAは8カードぶりに3連戦に負け越した。

◆巨人は交流戦明けの6月29日ヤクルト戦から7連勝。巨人の7連勝は18年7月以来になる。 リーグ戦再開初戦から7連勝以上は、パ・リーグでは16年日本ハムの13連勝(交流戦を含めると15連勝)を筆頭に今年のソフトバンクまで4チームが記録しているが、セ・リーグでは18年広島の6連勝を抜いて最多となった。

◆DeNAが8カードぶりの負け越しで4位に転落した。7月に入り、打率1割台の1番神里和毅外野手に代えて桑原将志外野手を起用。今季初昇格の細川成也外野手も6番に抜てきし、過去2戦2敗のメルセデス対策を施したが不発に終わり、終盤の筒香嘉智外野手らによるソロ3発も空砲に終わった。 ラミレス監督は「神里は去年もこれぐらいから急激に調子を落とし、今年も似た兆候があったので外した。先発を攻略しないと」と話した。

◆巨人メルセデス投手が「もぐもぐタイム」効果で6月7日ロッテ戦以来、約1カ月ぶりの6勝目を挙げた。右打者が8人並ぶDeNA打線にカット気味に動く直球を活用し散発4安打で7回を無失点。スタミナ不足解消へ数試合前から試合中にスポーツドリンクとバナナを摂取し始めた。 バナナ1本を食べ、今季最多115球を投げ抜き「本当にうれしい。家族の支えが大きかった」と喜んだ。

◆巨人岡本和真内野手が休息を糧にする。左膝に自打球を受けた影響で、17年10月3日のヤクルト戦からの連続スタメン出場が219試合で止まった。試合前の打撃練習などを行わずに調整し、8回1死から代打で出場。フルカウントから2球ファウルで粘り、四球を選んだ。 試合前は阿部と互いの左肘を合わせて送り出し、ベンチで声を張った。先輩の姿を焼き付け「勉強になりました」とうなずき、7日のスタメン復帰に向けて「気合を入れて頑張ります」と意欲を示した。

◆ここぞで頼りになる男が、存在感を示した。巨人阿部慎之助捕手(40)が打線をけん引し、今季初の7連勝に貢献した。岡本和真内野手(23)がコンディション不良でスタメンを外れる中、6月6日楽天戦以来となる4番での出場で1安打1打点と活躍した。チームは貯金を今季最多の15とし、セ・リーグの貯金独り占め状態を継続。2位阪神との差は7・5とした。阿部が放った打球は強烈なスピンがかかって、三塁前に転がった。前進する三塁手の宮崎のグラブからボールがこぼれ、記録は失策でも先制点が刻まれた。4回には無死二塁から、一ゴロの進塁打でビヤヌエバの適時打を演出。5回には1死一、三塁から3点目の適時打を放った。「点が入ったから、良かった」と淡々と振り返ったが、得点を奪った3イニング全てで阿部のバットが絡んだ。 ベンチから先輩の姿を見つめる岡本に、お手本を示した。4日の中日戦で左膝に自打球を受け、状態が万全ではなかった岡本に代わって、6月6日楽天戦以来となる4番で出場。岡本の欠場について「先輩たちの姿というものを見るのも、今日に関してはいいだろうというところ」と説明した原監督の狙い通りに得点に絡み、チームの勝利に大きく貢献した。 存在感の大きさを再認識したのは、原監督も同じだった。「大きいですね。何とかしてくれるという点では見事」と絶賛。「存在感というのはいるだけでもそうですが、そこで仕事をやり遂げる。役割を全うし、期待通り、あるいは期待以上の活躍をしてくれているのは見事ですよね」と賛辞の言葉を並べた。5回に代走を送られ、3打席のみの出場だったが、チームに流れを引き寄せた。 チームは今季初の7連勝で、2位に浮上した阪神とのゲーム差は7・5となった。貯金は今季最多の15とし、セ・リーグの貯金独り占めを継続した。原監督もチームの進化を感じる中、交流戦後は無傷の連勝街道。5年ぶりの優勝に向け、巨人の強さがより一層際立ってきた。【久保賢吾】

◆巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)が「もぐもぐタイム」効果で6月7日ロッテ戦以来、約1カ月ぶりの6勝目を挙げた。 序盤からややカット気味に動く140キロ前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップで緩急をつけた。7回に1死一、三塁とピンチを招いたが、DeNA大和を左飛、代打嶺井を二ゴロに打ち取った。今季最多115球で7回4安打無失点と好投した。「勝つことができてとてもうれしい。100球を超えても投げられたし、7回もいけてよかった」と喜んだ。 ここ6戦は6回を投げきることができず、100球前後でのスタミナ不足が課題だった。課題克服へトレーニングコーチと話し合い、ここ2、3試合前から試合中の栄養摂取を心がけた。元々水も飲んでいなかったがスポーツドリンクを飲み、1本のバナナを少しずつ食べるようにした。攻撃中のベンチ前でのキャッチボールも球数を減らし、体力温存に徹した。 前回登板の6月30日ヤクルト戦から中5日の期間中には、東京ドームのスタンドの階段をダッシュし下半身を強化。3日前のブルペン投球には原監督から、体を横ではなく縦回転にすること、リリースポイントを前にすることを教わった。 宮本投手総合コーチは「人の意見をしっかりと聞いて堅実にやってくれている。僕は『バナナ王子』って呼んでます。いや、『ドミニカン・バナナ王子』がやってくれましたよ」と助っ人左腕の努力を褒めたたえた。 育成から支配下選手に登録された昨季の5勝を上回ったメルセデスは「なかなか勝てない時期が続いたけど、家族の存在が大きかった。妻、子ども、そして母に感謝したい」と久々の白星をかみしめた。

◆巨人が今季初の7連勝。貯金を今季最多の15とし、セ・リーグの貯金独り占め状態を継続。2位阪神との差は7・5とした。 巨人は交流戦明けの6月29日ヤクルト戦から7連勝。巨人の7連勝は18年7月以来になる。リーグ戦再開初戦から7連勝以上は、パ・リーグでは16年日本ハムの13連勝(交流戦を含めると15連勝)を筆頭に今年のソフトバンクまで4チームが記録しているが、セ・リーグでは18年広島の6連勝を抜いて最多となった。

◆DeNAは終盤に3本のソロで追い上げたが及ばず、8カードぶりに3連戦で負け越した。メルセデスに対し、七回まで散発4安打で無得点。今季初めて1軍に昇格させた3年目の細川も無安打で起爆剤になれず、ラミレス監督は「この2日は先発を攻略できていない。いかに序盤に点を取るかだ」と嘆いた。  4位に転落し、首位巨人とのゲーム差は8・5に開いた。ラミレス監督は「7日は何としても取らないといけない」と危機感を募らせた。

◆ビヤヌエバが6月8日以来となる複数安打をマークした。二回に中前打。1点リードの四回2死一、三塁では若林がスクイズを失敗した直後に打席に入り、「自分で何とかしたいと思っていた」と平良のスライダーに食らい付き、バットを折りながらも左前適時打を放った。変化球への対応などに日々取り組む助っ人は「試合が有利に進められたのでよかった」と喜んだ。

◆終盤の反撃もあと1点が届かなかった。DeNAは3連敗した6月5-7日以来、1カ月ぶりの2連敗で4位に後退した。  「チャンスは作ったけど点を取れなかった。この2試合とも先発投手を攻略できなかった。いかに先発投手から点を取るかが大事だ」  ラミレス監督が肩を落とした。5日は山口から本塁打による2得点だけで、8回2安打。この日も7回無失点に抑えられたメルセデスの降板後にロペス、筒香、伊藤光が本塁打を放ったが、いずれもソロアーチで追いつくことができなかった。  一時は最大11あった借金を完済し、勝率5割に戻したが、連敗で借金2となった。  「ビジターの成績が伸びていない。あすは何とか勝たないと」。指揮官は自らに言い聞かすように語った。敵地では15勝22敗1分け。前半戦の残り4戦は、7日の巨人戦(東京ドーム)と8-10日のヤクルト戦(神宮)。全て敵地での試合だ。必ず巻き返す。(湯浅大) 八回に2試合連続の18号ソロを放ったDeNA・ロペス 「ボールが良く見えていたので、積極的に打ちにいった」 ロペスに続く17号ソロにDeNA・筒香 「内角のボールに対して、自分のスイングで振り抜くことができた」

◆気迫を込めた投球で乗り切った。巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)が7回4安打無失点で6勝目(4敗)。6月7日のロッテ戦以来、約1カ月ぶりの白星に手にした。  「イニングの先頭打者だけはアウトにしようと思った。長い間勝てなかったが、きょう勝つことができてうれしい」  筒香に四球を与えた二回以外は先頭打者からアウトを奪い、連打は一度も許さなかった。最近6度の登板はいずれも6回持たずに降板していたが、この日は疲れを見せずに115球を投げた。  スタミナ源となったのは1本のバナナ。これまで試合中は飲料しか摂取していなかったが、3試合前からバナナを食べている。この日も序盤にベンチでパクリ。「長いイニングを投げるためにトレーナーと相談した」と得意げに振り返った。 巨人・宮本1軍投手総合コーチ 「人の意見も取り入れて体力アップ。ドミニカンバナナ王子がやってくれましたよ」

◆巨人は6日、DeNA12回戦(東京ドーム)に4-3で逃げ切り、今季初の7連勝を飾った。プロ19年目の阿部慎之助捕手(40)が、岡本和真内野手(23)に代わり、「4番・一塁」で先発出場し、一回は一塁への激走で先制点をたたき出すと、五回は右前適時打を放つなど存在感を発揮。阪神とは7・5ゲーム差で、2位に3・5ゲーム差以上をつけて前半戦を折り返すことも決定。優勝確率はついに100%となった。  豪快に振り抜いた打球は、ボテボテで三塁前に転がった。40歳の阿部は歯を食いしばりながら、一塁を駆け抜けた。慌てた三塁手・宮崎の失策で先制。百戦錬磨の"代役4番"がチームを乗せた。  「点が入ってよかった」  何食わぬ顔で振り返ったベテランが、打って走っての大活躍だ。  2点リードの五回1死一、三塁では、DeNA2番手の国吉が投じた149キロの外角直球をライナーで右翼へ運び、細川のグラブをはじく適時打。中盤までに4点リードを奪い、DeNAの猛追をかわした。チームは昨年7月8-18日以来の7連勝。2位・阪神とは7・5ゲーム差で完全に独走態勢に入った。  昨季の開幕戦からスタメン出場を続けていた岡本が、4日の中日戦(東京ドーム)で自打球を受けるなど、左足を痛めて、先発を外れた。「岡本さん」と呼んでかわいがる後輩に代わり、6月6日の楽天戦以来、1カ月ぶりの4番に入った。  3日の中日戦前には、岡本に自身の捕手防具をフル装備させて登場した。捕手のショートバウンドを止める練習を交互に行った。一、三塁の守備に生かしてほしいという親心からだ。40歳になっても、若手に負けないほど、元気に動き回っている。  プロ19年目。上原が5月に引退し、チーム最年長となった阿部の元気な姿に原監督も「いるだけの存在も存在だけど、そこで仕事をやり遂げる。期待以上の働きをしていくれているのは見事」とにっこり。ベンチスタートを命じた岡本は「彼は弱音を吐かないけど、かなり満身創痍(そうい)。明日はいくつもりでいます」と"4番復帰"を明言した。  破竹の7連勝。2位に3・5ゲーム差以上で前半戦をターンすることも決まり、ついに優勝確率は100%だ。5年ぶりのV奪回へ、原巨人はぶっちぎる。(谷川直之) ★ラム酒のお礼  前日6日、今年6月に通算400本塁打を達成した阿部のもとへ、一昨年と昨年の12月に自主トレを行った沖縄・伊江島から島袋秀幸村長らが訪問した。親善大使も務める同島名産のラム酒をたるサーバーとともに贈呈され、「これはすごい!」と大喜び。ラム酒が"国民酒"というメキシコ出身のビヤヌエバや、坂本勇にもお裾分けした。この日の活躍は、「第2の故郷」への"恩返し"にもなった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
45301 0.600
(↑0.005)
-
(-)
67376
(+4)
300
(+3)
103
(-)
47
(-)
0.262
(-)
3.620
(↑0.01)
2
(1↑)
阪神
38384 0.500
(↑0.007)
7.5
(-)
63308
(+8)
329
(+5)
54
(+1)
57
(+3)
0.249
(↑0.002)
3.460
(↓0.01)
3
(1↓)
広島
38393 0.494
(↓0.006)
8
(↓1)
63311
(+5)
329
(+8)
72
(+1)
50
(-)
0.245
(-)
3.460
(↓0.05)
4
(1↓)
DeNA
37392 0.487
(↓0.006)
8.5
(↓1)
65314
(+3)
310
(+4)
96
(+3)
25
(+1)
0.245
(-)
3.630
(↑0.01)
5
(-)
中日
33430 0.434
(↓0.006)
12.5
(↓1)
67288
(+1)
303
(+3)
45
(-)
40
(+1)
0.258
(-)
3.890
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
32462 0.410
(↑0.007)
14.5
(-)
63351
(+3)
404
(+1)
90
(+1)
28
(-)
0.237
(-)
4.570
(↑0.05)