1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 6 | 7 | 1 | 1 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 5 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:酒居 知史(3勝3敗0S) (セーブ:益田 直也(2勝4敗15S)) 敗戦投手:松井 裕樹(1勝3敗24S) 本塁打 |
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◆ロッテは2点を追う8回表、中村奨の2ランで同点とする。直後に勝ち越しを許すも、9回に2死満塁から清田の適時打が飛び出し、土壇場で試合をひっくり返した。投げては、5番手・酒居が今季3勝目。敗れた楽天は、救援陣がリードを守りきれず、痛い逆転負けを喫した。
◆楽天塩見、ロッテ二木の両先発がともに3回まで1安打無失点。塩見は2回無死一塁、二木は1回1死一、三塁をしのいだ。 ロッテが4回に清田の適時二塁打で先制。楽天は5回、併殺崩れの間に同点。6回に銀次の適時打などで3点勝ち越した。 ロッテは1点を追う9回2死満塁で、清田が逆転の2点適時打。借金を2とした。楽天は抑えの松井が誤算だった。 ロッテ酒居が3勝目、益田が15セーブ、楽天松井が3敗目。
◆楽天が痛恨の逆転負けで3連敗となった。 暴投で1点を勝ち越した直後の9回に登板した松井裕樹が2死から3連続四球で満塁とし、清田に2点適時打を浴びた。自らが持つ球団記録に並ぶ月間10セーブを挙げていた守護神が3敗目。2点をリードしていた8回にはセットアッパーのブセニッツが同点弾を浴び、裏の攻撃でも1死二、三塁から藤田の中飛で代走の三塁走者島井がタッチアップできないミスも出た。
◆晴れやかな笑顔とともに、試合前から降り続いた雨は試合後やんでいた。ロッテ清田が5試合ぶりに先発出場し、土壇場の9回2死、逆転の2点適時打を放った。 2死から3連続四球で巡ってきた好機に「どういう場面で自分に回ってくるかベンチで計算しながら待てていたので、緊張もせず平常心のまま打席に入れた」と冷静だった。 開幕当初は主に代打だった。少ないチャンスで結果を残し、4月末からスタメンを勝ち取った。交流戦で調子を落とし、最後の2カードでスタメンは1度のみ。しかし3度の代打で2本の適時打を放ち、代打時の打率を一時5割まで上げるなど、集中力を見せた。 調子が上がらない間には、ビデオを見返し調子のよかった時期の打撃を思い返した。「今日は打撃練習ですごくよかった。1打席目はゲッツーだったが自分のスイングができたのでいけると思った」。ベテランの一打で価値ある1勝をつかみ取った。
◆楽天の守護神、松井裕樹投手(23)が3敗目を喫した。 1点リードの9回。ロッテ岡を遊飛、荻野を空振り三振に仕留めたが、2死から崩れた。鈴木、中村奨、レアードに対して3連続四球を与えて満塁。続く清田に直球を痛打され、逆転を許した。 6月は自身が持つ球団記録の月間10セーブに並んでおり、新記録まであと1アウトというところでのセーブ失敗。雨で足元がぬかるみ「うちも向こうも、前の投手が四球から失点していた。四球だけはいけないと、気を付けても出してるわけですから、恥ずかしいですよね」と反省。満塁で踏ん張りきれず「本当に申し訳ない」と話した。 チームは3連敗。平石監督は「松井はここまで抑えとしてしっかりやってくれている。信頼して送り出しているので」と責めなかった。
◆楽天は逆転負けで3連敗となった。 2点をリードしていた8回にセットアッパーのブセニッツが同点被弾。その後も3者連続四球でピンチを招いて途中降板。降り続いた雨の影響でマウンドには何度も砂を入れられており、足元を気にする動作が目立った。 暴投で1点を勝ち越した直後の9回には、松井が2死から3連続四球で満塁とし、清田に2点適時打を浴びた。自らが持つ球団記録に並ぶ月間10セーブを挙げていた守護神が3敗目を喫した。 平石監督は「ブセニッツは下(マウンド)のコンディションが悪くて神経をとられているようだった。松井はここまで抑えとしてしっかりやってくれている。信頼して送り出しているので。しっかり反省だけして、また明日です」と前を向いた。
◆逆転負けで3連敗を喫した楽天で、ドラフト6位ルーキーの渡辺佳明内野手(22)が存在感を示した。 1点を勝ち越した6回2死満塁から2点適時二塁打。「とにかくバットに当てること。バットに当てれば何かが起きる。高めに目付けをして、しっかりたたいていこうと思った」と、直球を執念で右中間に運んだ。 得点圏では9打数5安打の打率5割5分6厘とハイアベレージをマーク。同点に追いつかれた8回無死一、二塁では、しびれる状況の送りバントを難なく初球で決めた。「準備はできていた。ファーストが出てきたらバスターをしようと思っていた。ガチガチになりそうな場面でも周りが見えているのは、成長かなと思う」とうなずいた。 平石監督も「(渡辺)佳明は代打バントでも使おうかと思っているくらい。技術があっても、プレッシャーがかかる場面。完璧なバントだった」。悔しい敗戦の中でキラリと光ったルーキーをたたえた。
◆楽天は勝ちパターンが崩れての逆転負けで3連敗を喫した。 8回の攻撃では1死二、三塁から代打藤田の中飛で代走の三塁走者島井がタッチアップできなかった。「外野も前進だったし、(さらに)前に落ちた場合、完全にベースに戻っていると、ホームにかえれない可能性があった。ヒットになってもかえれないのが、自分の中で最悪だと思っていたので」。雨が降り続いた影響で、スタートを切りづらいグラウンドコンディションでもあった。総合的な判断からハーフウエーまでは出ず、三塁ベース寄りの位置で捕球を確認していた。 直後に暴投で一時勝ち越しとなるホームインも、「(外野守備走塁コーチの)笘篠さんからは『難しい(打球だった)けど、タッチアップしてほしかった』と」。スペシャリストとしての期待を受け止めた。
◆ロッテの清田が土壇場で逆転の2点適時打を放った。雨が降り続く悪条件の中でもつれた試合。4-5の九回2死無走者まで追い込まれながらも松井から3者連続四球でつかんだ満塁の好機。「自分が回ってくる番をベンチで計算しながら待っていた」と満を持して打席に入ると外角速球を捉えて中前へ運んだ。 不振のために交流戦の終盤は先発から外れていたが、5試合ぶりに復帰。四回2死一、二塁では塩見の高めのカーブを右翼線二塁打して先制点を挙げていた。持ち前の勝負強さを発揮して、チームに勝利を呼び込んだ。
◆楽天の松井が5-4の九回に登板したが、2点を失い痛恨の逆転負けを喫した。2死無走者から3者連続で四球を与え、清田に甘く入った速球を捉えられて2点適時打を浴びた。チームは3連敗となり、首位ソフトバンクとの差は1ゲームに広がった。 今季は両リーグトップの24セーブと安定した投球を続けてきた。10試合ぶりの失点で3敗目を喫し「満塁で踏ん張れば良かった。本当に申し訳ない」と反省した。
◆ロッテの中村奨は六回に二塁の守備でゴロをトンネルして3点を失うきっかけをつくった。2-4で迎えた八回の打席、ブセニッツの速球を捉えて右中間に起死回生の同点2ラン。「チャンスだったので、思い切っていこうと考えていた」と自らのミスを取り返した。 昨季は初めてゴールデングラブ賞に輝いたが、今季は名手らしからぬプレーも目立つ。井口監督は「ワンプレーをしっかりやっていこうという中で、もう少し締めていかないと」と手厳しかった。
◆守護神の松井が5-4の九回に2点を失い痛恨の逆転負けを喫した。2死無走者から3者連続で四球を与え、清田に2点打を浴びた。チームは3連敗となり、首位ソフトバンクとの差は1ゲームに広がった。10試合ぶりの失点で3敗目を喫した左腕は「満塁で踏ん張ればよかった。本当に申し訳ない」と反省した。
◆ロッテが粘って逆転勝ち。九回に清田育宏外野手(33)が、中前へ決勝の2点打を放った。 「ベンチでどういう場面で回ってくるか考えていた。だから緊張せず平常心で打席に入れた」 1点を追う九回2死満塁。楽天の守護神・松井が投じた147キロの外角直球をはじき返した。試合前から降り注いだ雨がやみ、2万5556人が詰めかけた敵地スタンドは、ため息に包まれた。 四回2死一、二塁でも右翼線に先制打。「5番・右翼」で出場して4打数2安打3打点、1四球と仕事を果たした。 19日の広島戦(マツダ)以来の先発。試合前の打撃練習で快音を連発したが、「試合に出ていなかったから、疲れていないだけです」と"自虐ネタ"を飛ばしていた。 井口監督は「先制打に、九回もいい場面で松井から打った」と絶賛。チームの外野手最年長が、リーグ再開初戦でロッテに勢いをつけた。 (広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
39 | 30 | 4 | 0.565 (↑0.006) | - (-) |
70 | 304 (+7) | 273 (+5) | 100 (+1) | 65 (-) |
0.251 (↑0.001) | 3.380 (↓0.02) |
2 (-) |
楽天 |
39 | 32 | 1 | 0.549 (↓0.008) | 1 (↓1) |
71 | 338 (+5) | 317 (+6) | 76 (-) | 24 (-) |
0.255 (-) | 4.220 (↓0.02) |
3 (-) |
西武 |
36 | 34 | 1 | 0.514 (↓0.008) | 3.5 (↓1) |
72 | 368 (-) | 359 (+4) | 82 (-) | 78 (-) |
0.259 (↓0.001) | 4.490 (-) |
4 (-) |
日本ハム |
35 | 34 | 4 | 0.507 (↓0.008) | 4 (↓1) |
70 | 314 (+5) | 307 (+7) | 51 (-) | 31 (-) |
0.257 (-) | 3.890 (↓0.04) |
5 (-) |
ロッテ |
34 | 36 | 1 | 0.486 (↑0.008) | 5.5 (-) |
72 | 321 (+6) | 318 (+5) | 90 (+1) | 50 (-) |
0.248 (↓0.001) | 4.040 (↑0.03) |
6 (-) |
ORIX |
31 | 36 | 5 | 0.463 (↑0.008) | 7 (-) |
71 | 252 (+4) | 296 (-) | 49 (+1) | 67 (+1) |
0.230 (-) | 3.660 (↑0.05) |
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