広島(★2対3☆)オリックス =交流戦2回戦(2019.06.22)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ORIX
0000030003800
広島
0000011002930
勝利投手:荒西 祐大(1勝0敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝0敗3S))
敗戦投手:アドゥワ 誠(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆オリックスが接戦を制した。オリックスは両軍無得点のまま迎えた6回表、中川の適時打などで3点を挙げ、試合の均衡を破る。投げては、先発・荒西が6回途中1失点でうれしいプロ初勝利。敗れた広島は、9回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆今季の広島鈴木誠也外野手(24)はデーゲームで好成績。デーゲームでは23試合に出場し80打数32安打、7本塁打、22打点、打率4割。 7本のうち6本は本拠地、マツダスタジアムの試合で、デーゲームの本塁打は昨年の6本をすでに上回っている。4番鈴木がよく打つデーゲームはチームも14勝8敗1分け、勝率6割3分6厘と、ナイターより勝率が高い。

◆オリックスのルーキー中川圭太内野手(23)が2戦連続の先制タイムリーを放った。5番一塁でスタメン出場。 両チーム無得点で迎えた6回、無死一塁から吉田正の遊ゴロを遊撃手小園がトンネル。無死二、三塁のチャンスの打席で、アドゥワが投じた低めの直球をたたいた。打球は高いバウンドで前進守備の三遊間頭上を越え、左翼前に転がり2人の走者をかえした。 中川は「内寄りのストレートにうまく反応することが出来ました。荒西さんが頑張って投げていましたし、なんとか先制することができて良かったです!」とコメント。この日は4回にも1死一塁から左前打を放っており、3試合連続のマルチ安打をマーク。得点圏打率も4割を超え、抜群の勝負強さを発揮している。

◆広島小園海斗内野手(19)がプロ初のマルチ安打をマークした。3回の中前打に続き、6回1死走者なしから右翼へクリーンヒット。右翼手がややもたつく間に二塁に到達し、プロ初長打となる二塁打となった。 6回表の遊撃守備では、自らのこの日2つ目の失策がきっかけで3点を先制されており、何としても打ちたいところだった。次打者菊池涼の二塁打で生還した。

◆両先発が好投。広島アドゥワは1回2死一、二塁のピンチを脱し、3回まで無失点。オリックス荒西も3回まで無失点。 オリックスは3回、中川の2点左前打と走塁妨害で3点を先制。広島はその裏、小園、菊池涼の連続二塁打で1点を返した。 広島は7回、上本の併殺打の間に1点を返したが、反撃もここまで。オリックスが逃げ切り、2連勝とした。 オリックス荒西が1勝、ディクソンが3セーブ、広島アドゥワが3敗。

◆広島が1点差で敗れ、2連敗となった。3試合連続「1番遊撃」で先発させた小園海斗内野手(19)はプロ初長打&初マルチ安打をマークしたが、守りで2失策を記録した。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -小園はいいところも悪いところも出た 緒方監督 いいところも出たんでね、はい。ゲーム自体ももう1歩というところまで、選手は粘りを見せてくれているんでね。また明日も気持ちを変えずにしっかり戦うだけです。

◆広島小園海斗内野手が2失策を記録した。3戦連続の「1番遊撃」でオリックス戦に先発。6回無死一塁で併殺コースのゴロをトンネルし、この回3失点のきっかけをつくった。これがこの日2つめで、3戦連続計4失策。「(大観衆の中で普段通りにプレーするのは)難しいと感じました。その中でプレーしないと1軍では戦っていけない」と猛省。1点差の敗戦後、守備とスイング練習に取り組んだ。 一方で、打撃の評価はまた上げた。失策後にプロ初長打となる二塁打を放つなど、プロ初のマルチ安打もマーク。緒方監督は「いいところも出たんでね」と責めなかった。東出打撃コーチは「今日のバッティングはものすごくよかった。改めて能力の高さを感じた。オープン戦と違って試合に出るのが怖いと思うけど、ここからがプロ野球選手」と期待した。

◆オリックスのルーキー中川圭太内野手が決勝打を含む2安打2打点で勝利に貢献した。6回無死二、三塁でアドゥワの低めの直球をたたき、左前へ先制の2点適時打。「内野が前進していたので、強く低い打球を打とうと意識しました。いい形で打ててよかった」。 得点圏打率は4割で、交流戦打率は12球団で2位の3割8分3厘。プロ初勝利の同期荒西をバットで援護した。

◆オリックスのルーキー荒西祐大投手(26)が6回途中5安打1失点の力投でプロ初勝利を挙げた。 スリークオーターから最速147キロの直球を軸に、凡打の山を築き、5回まで二塁を踏ませない投球。リリーフ陣の粘投も光り、念願の1勝目を手にした。「普通にめちゃくちゃうれしいです。とにかく味方が点をとってくれるまで相手に点をやらない気持ちで投げました」と笑顔をみせた。 熊本・玉名工から加入したホンダ熊本ではバイクの塗装業などを行いながら野球をする日々を8年過ごした。17年ドラフトで指名漏れし、プロを断念したことを機に同年12月に結婚を決断。「そこからなぜかめっちゃ良くなりました」。18年はアマチュア日本代表として8月のアジア大会銀メダルに大きく貢献。やっと昨秋のドラフトで3位指名されプロ入りした。 今季は中継ぎで4月中旬に1軍に昇格も、同21日の楽天戦を最後に2軍に降格。後中垣球団本部パフォーマンス・ディレクター指導のもと、バーを担いで横跳びなどで投球時に三塁方向に傾いていた体重を打者へ向くよう修正。「自分でも分かるくらい直球がかなり良くなった」。手応えをつかんで慣れ親しんだ先発で1軍再昇格し、結果を出した。2軍調整中にグラブを社会人時代に愛用したものに変更。「こっちの方が使いやすいので」。網部分にかたどった故郷熊本県の形を大事そうになでた。 これで球団初の3年連続交流戦勝ち越しが決定。連勝に導いた右腕に西村監督は「よくあそこまで投げてくれた。中継ぎの時よりも打者に攻めていけていた」と称賛した。頼もしい新戦力が加わった。【古財稜明】

◆オリックスの新人、中川が六回に先制の2点左前打を放った。高く弾んだ打球が前進守備の内野手の頭を超え「強い打球を打とうと意識した。どんな形でもいいから、先制できるようにと思った」と胸を張った。  四回の左前打を含め、3試合連続の複数安打と好調を維持。「状況に応じたバッティングをしたい。引っ張るだけでは打率が上がってこない」と柔軟な打撃が光っている。

◆広島はミスが失点に直結した。六回の失点は小園の失策がきっかけ。さらに捕手の磯村の走塁妨害で、この回の3点目を許した。  自責点0で敗戦投手となったアドゥワは「カバーしてあげられなかった」と唇をかむ。2安打を放ちながら拙守の小園は「形ができていなかった。練習から低く入っていくことを意識したい」と声を落とした。

◆オリックスのロメロが右脇腹痛で欠場した。4月にも痛めた部分で、西村監督は「ちょっと張りが強かったので。(今後は)本人と話をして、どうするか決める」と説明した。

◆D3位・荒西祐大投手(ホンダ熊本)が2度目の先発で5回1/3を1失点と好投し、プロ初勝利。「めちゃくちゃうれしい」と笑みがあふれた。  スリークオーターからの140キロ台中盤の直球を軸に強気に攻めた。「四球が一番、駄目。ど真ん中でもいいと思って投げた」と真っ向勝負。社会人で8年を過ごした26歳は、「1軍で活躍することが恩返しだと思う」と言葉に実感を込めた。西村監督は「よくあそこまで投げてくれた」とねぎらった。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1052 0.667
(↓0.047)
-
(-)
170
(+2)
60
(+7)
30
(-)
15
(-)
0.233
(↓0.003)
3.290
(↓0.25)
2
(-)
巨人
1160 0.647
(↑0.022)
0
(↓1)
184
(+7)
61
(+2)
22
(-)
15
(+2)
0.262
(↑0.004)
3.360
(↑0.09)
3
(1↑)
楽天
1060 0.625
(↑0.025)
0.5
(↓1)
273
(+11)
66
(+9)
13
(+1)
5
(-)
0.262
(↑0.006)
4.010
(↓0.33)
4
(1↑)
ORIX
961 0.600
(↑0.029)
1
(↑1)
258
(+3)
59
(+2)
6
(-)
17
(+1)
0.254
(↓0.002)
3.560
(↑0.11)
5
(2↓)
DeNA
971 0.563
(↓0.037)
1.5
(-)
169
(+9)
70
(+11)
21
(-)
7
(+3)
0.241
(↓0.001)
4.090
(↓0.44)
6
(-)
西武
980 0.529
(↓0.034)
2
(-)
192
(+2)
76
(+6)
18
(+2)
14
(+1)
0.270
(↓0.006)
4.200
(↓0.14)
7
(-)
日本ハム
881 0.500
(↓0.033)
2.5
(-)
165
(+1)
73
(+6)
13
(-)
9
(-)
0.252
(↓0.006)
3.940
(↓0.09)
8
(-)
ロッテ
890 0.471
(↑0.033)
3
(↑1)
185
(+8)
87
(+4)
23
(+4)
12
(+1)
0.270
(↑0.009)
4.740
(↑0.05)
9
(-)
中日
7100 0.412
(↑0.037)
4
(↑1)
170
(+6)
75
(+1)
7
(-)
7
(+1)
0.260
(↑0.012)
4.400
(↑0.22)
10
(-)
阪神
692 0.400
(↑0.043)
4
(↑1)
171
(+6)
70
(+2)
9
(-)
16
(+4)
0.242
(↑0.006)
3.200
(↑0.07)
11
(-)
ヤクルト
5110 0.313
(↓0.02)
5.5
(-)
273
(+4)
92
(+8)
18
(-)
5
(-)
0.240
(↑0.002)
5.350
(↓0.18)
12
(-)
広島
4111 0.267
(↓0.019)
6
(-)
254
(+2)
75
(+3)
12
(-)
11
(-)
0.219
(↑0.003
3.800
(↑0.24)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
38291 0.567
(↑0.006)
-
(-)
75335
(+7)
274
(+2)
93
(-)
41
(+2)
0.263
(↑0.001)
3.690
(↑0.03)
2
(-)
広島
37312 0.544
(↓0.008)
1.5
(↓1)
73289
(+2)
276
(+3)
67
(-)
48
(-)
0.250
(-)
3.250
(↑0.04)
3
(-)
阪神
35334 0.515
(↑0.008)
3.5
(-)
71287
(+6)
295
(+2)
51
(-)
51
(+4)
0.248
(↑0.001)
3.420
(↑0.02)
4
(-)
DeNA
32361 0.471
(↓0.007)
6.5
(↓1)
74273
(+9)
286
(+11)
79
(-)
23
(+3)
0.244
(-)
3.830
(↓0.11)
5
(-)
中日
30390 0.435
(↑0.009)
9
(-)
74263
(+6)
277
(+1)
44
(-)
38
(+1)
0.258
(↑0.002)
3.930
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
27432 0.386
(↓0.005)
12.5
(↓1)
71319
(+4)
380
(+8)
81
(-)
26
(-)
0.237
(-)
4.830
(↓0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
39291 0.574
(↑0.007)
-
(-)
74333
(+11)
306
(+9)
76
(+1)
24
(-)
0.258
(↑0.001)
4.250
(↓0.07)
2
(-)
ソフトバンク
37304 0.552
(↓0.009)
1.5
(↓1)
72292
(+2)
267
(+7)
97
(-)
64
(-)
0.250
(↓0.001)
3.390
(↓0.05)
3
(-)
日本ハム
35324 0.522
(↓0.008)
3.5
(↓1)
72305
(+1)
292
(+6)
50
(-)
31
(-)
0.257
(↓0.002)
3.780
(↓0.02)
4
(-)
西武
35331 0.515
(↓0.007)
4
(↓1)
74361
(+2)
352
(+6)
82
(+2)
78
(+1)
0.260
(↓0.001)
4.510
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
33351 0.485
(↑0.007)
6
(-)
74313
(+8)
307
(+4)
89
(+4)
50
(+1)
0.249
(↑0.002)
4.040
(-)
6
(-)
ORIX
28365 0.438
(↑0.009)
9
(-)
74233
(+3)
291
(+2)
46
(-)
62
(+1)
0.228
(-)
3.750
(↑0.03)