広島(★4対5☆)オリックス =交流戦1回戦(2019.06.21)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ORIX
01010100251111
広島
0120010004911
勝利投手:エップラー(3勝2敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝0敗2S))
敗戦投手:フランスア(5勝3敗2S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(12号・9回表2ラン)
【広島】西川 龍馬(5号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆オリックスが逆転勝ち。オリックスは1点を追う6回表、若月の適時打で同点とする。その後勝ち越しを許すも、9回に1死一塁から吉田正の2ランが飛び出し、逆転に成功した。投げては、4番手・ディクソンが今季2

◆広島のドラフト1位ルーキー、小園海斗内野手(19)が2戦連続して「1番遊撃」でスタメンに名を連ねた。 プロ初出場となった前日21日は、初打席初安打を記録するなど存在感を発揮。この日の試合前は「今日も素晴らしいピッチャーなので(出場するなら)立ち向かっていけるように」と話していた。

◆広島サビエル・バティスタ外野手(27)が同点の中犠飛を放った。 1点を追う2回1死一、三塁で、オリックス先発山岡にカウント1-2と追い込まれながら、中堅へ大きな飛球を打ち上げた。 打順が前日の6番から7番に下がり、結果を出したいところだった。「打ったのはスライダー。どんな形でもいいからランナーをかえしたかったので、コンパクトに打つことだけを心がけた」と話した。

◆広島西川龍馬内野手(24)が勝ち越しの5号2ランを放った。3番中堅で先発。同点の3回2死二塁で、オリックス先発山岡の内角直球を右翼ポール上部にライナーでぶつけた。 ここ4戦で3発目。「いい反応でうまく回ることができました」と話した。

◆広島がオリックスとの接戦を落とし、交流戦全6カードすべて初戦黒星となった。 1点リードの9回1死から小園の悪送球直後にフランスアが吉田正に逆転2ランを浴びた。広島緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -最後はミスから逆転を許した 緒方監督 チームとしては痛い負けになってしまったけど、交流戦はまだ3つあるので、切り替えてやる。今日は自分の中でいい采配ができなかったので、非情に責任を感じている。また、明日からしっかり戦うだけです。 -先発山口は4回降板 緒方監督 一番悪かったね。球が全然違うもん。彼本来の球じゃなかった。 -最後も若い小園選手が失策 緒方監督 昨日も言ったように、いろいろ経験してもらいながら彼には成長していってもらう。その中で今日の負けは、自分がいい采配ができなかった責任。また明日戦うだけです。

◆オリックスは2回、中川の適時二塁打で先制。広島はその裏、バティスタの犠飛で同点とし、3回に西川の2ランで勝ち越した。 オリックスは4回に併殺打の間に1点返し、6回に若月の左前適時打で同点。広島はその裏、会沢の左前適時打で再び勝ち越した。 広島は9回、守護神フランスアが1死一塁から、オリックス吉田正に逆転2ランを浴び、交流戦初の連勝はならなかった。フランスアは3敗目。オリックス・エップラーが3勝目。ディクソン2セーブ目。

◆広島山口翔投手が精彩を欠いた投球で2軍降格となった。本来の思い切りの良さを欠き、4回3安打4四死球2失点で降板。ベンチでは緒方監督から直接指導を受ける場面も見られた。 20歳右腕は「球も走ってないし、腕も振れていなかった。今まで最悪の投球だった」と猛省。佐々岡投手コーチは「ファームでやってもらう」と2軍降格を告げた。

◆広島田中広輔内野手(29)がオリックス1回戦(マツダスタジアム)を欠場し、15年4月1日のDeNA戦から続けていた連続試合出場が、636試合で途切れた。 前日先発を外れ、連続フルイニング出場が635試合で途切れていた。「フルイニングにはこだわりあったけど、連続出場にはこだわりはない。監督には本当にがまんして使ってもらった。与えられたところでしっかりやりたい」と話した。

◆オリックス先発山岡泰輔投手は故郷広島の凱旋(がいせん)登板を白星で飾れなかった。プロでは17年3月20日の広島とのオープン戦以来。 公式戦はこの日が初登板で、勝ち負けつかずの6回7安打4失点(自責3)だった。「調子自体は悪くなかったと思いますが、点を取った直後のイニングに失点を許すなど、リズムの悪い投球になってしまった」と悔やんだ。

◆広島小園海斗内野手が勝負の厳しさを痛感した。 前日はプロ初打席初安打を放ったが、この日のオリックス戦は1点リードの9回に痛恨の失策。1死走者なしの遊撃守備で平凡なゴロを一塁悪送球し、これが次打者吉田正の逆転決勝2ランにつながった。その裏の打席では空振り三振に倒れ、最後の打者になった。打っては5打数0安打で、7回には送りバント失敗。「消極的になってしまっている。ヒットを打つ、バントひとつきめる、守備をひとつ決める、ひとつひとつのプレーを1軍でこなすのは本当に難しいと感じた」と話した。 緒方監督は「昨日も言ったように、いろいろ経験してもらいながら彼には成長していってもらう。その中で今日の負けは、いい采配をできなかった自分の責任」と責めなかった。攻守とも、その才能は誰もが認めるところ。勝利が求められる1軍で、前を向いて力を発揮していくしかない。

◆オリックス吉田正尚外野手(25)が値千金の12号逆転2ランを放った。1点ビハインドの9回、1死から大城の遊ゴロを遊撃手小園が送球ミスをし、出塁。流れが傾き、1死一塁で迎えた打席。1ボールからの2球目だった。フランスアが投じた真ん中低めの直球を一閃(いっせん)。打球は低い弾道でグングンのび、右翼スタンドのフェンスギリギリに突き刺さった。 「ストレート1本でした。速い投手だったので、真っすぐをはじき返せるように合わせていました。結果的に、ひと振りで仕留められたのでよかったです」 1日の日本ハム戦以来、16試合ぶり、70打席ぶりの復活弾。久々の1発に「あのような引っ張った打球がなかなかなかった。低かったですけど、ああいう角度で打球が上がっていくのを続けていきたい」。調子が上がらない中で、試行錯誤を繰り返してきた。バットの角度やタイミングなど細かい部分に修正を加え、結果につながった。 マツダスタジアムで16年から続いていた連敗も5でストップ。西村監督は「素晴らしかった。相手のミスを逃さず、しっかりものにしてくれた。クリーンアップが打てば盛り上がる」とたたえた。チームは借金9に減らし、交流戦の貯金は2つに増やした。 吉田正は昨季交流戦で打率3割9分7厘、3本塁打、10打点でMVPに輝いた。主砲の復調が最下位に沈むチームを勢いづける。【古財稜明】

◆オリックスのルーキー中川圭太が連日の猛打賞、プロ初の4安打で打線をけん引した。 初回無死二塁の右翼線へ抜ける先制適時二塁打から始まり、全5打席で出塁。3得点に絡んだ。「相手によって狙い球だったり、どうやって打てるかイメージを湧かせながら打席に入っている。それがいい結果につながっていると思います」。この日で交流戦の打率3割8分2厘で、同戦首位打者に躍り出たが、「全く意識してません。そこは終わってからの結果なので」と冷静だった。

◆オリックス山崎勝己捕手(36)の体当たりプレーを西村監督が賞賛した。山崎勝は8回の守備から途中出場。3番手エップラーが鈴木に左前打を許し、無死一塁で野間を打席に迎えた場面。バントを試みた野間の打球が後ろに上がり、すかさず追いかけダイビングキャッチでアウトにした。 結果的に二塁へ走者を進めてしまったが、指揮官は「今日の9回の逆転はその前の(8回の)山崎勝のハッスルプレーがあったからですね。ベテランがああいうプレーをしている。若い選手も見習わないといけない」と賛辞を送った。

◆広島の小園が勝利目前で失策を犯し、チームは逆転負けを喫した。4-3の九回1死から遊ゴロを悪送球すると、フランスアが続く吉田正に2ランを浴びた。19歳のドラフト1位新人は「確実に捕って、確実に送球しようとやっていたけど、自分の気持ちの弱さが出た」と肩を落とした。  九回2死の打席では空振り三振に倒れ、最後の打者に。「一つ一つのプレーを1軍でこなすのは本当に難しいことと感じた。次は絶対打てるようにやっていきたい」と切り替えに努めた。

◆オリックスの新人、中川が前日の3安打に続き、この日はプロ初の4安打の固め打ちを見せた。「相手投手によって狙い球や、どうやって打てるかイメージを湧かせている。それが結果につながっている」と手応えを口にした。  二回に先制の二塁打を放つなど、右に左に広角に打ち分けた。交流戦での打率が3割8分2厘でトップに立ったが「全く意識していない。終わってからの結果」と淡々と言った。

◆「8番・三塁」で先発した広島の安部が、五回の第2打席で代打を送られ、交代した。アクシデントがあったとみられ、松原チーフトレーナーは「コンディション不良。その他の詳細はお話しできない」と多くを語らなかった。

◆前日に先発を外れ、連続フルイニング出場が635試合でストップした広島の田中広は、この日は最後まで出番がなく、連続試合出場も636試合で止まった。  フルイニング出場とともにプロ2年目だった2015年4月1日に始まった記録にも終止符が打たれ「フルイニングにこだわりがあって、連続出場にこだわりはない。与えられたところでしっかりやるだけと思う」と話した。

◆広島・野間は走塁練習中に三塁ベース付近でオリックス・山岡と談笑。打撃練習中は吉田正にあいさつした。「侍ジャパンのとき以来です」。26歳は3月のメキシコとの強化試合で初の代表入り。チームメートだった25歳の吉田正、23歳の山岡がチームで欠かせない存在になっており、刺激を受けた様子だった。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1042 0.714
(↑0.022)
-
(-)
268
(+8)
53
(+3)
30
(+3)
15
(+1)
0.236
(↑0.003)
3.040
(-)
2
(-)
巨人
1060 0.625
(↓0.042)
1
(↓1)
277
(+3)
59
(+8)
22
(+1)
13
(-)
0.258
(↓0.001)
3.450
(↓0.31)
3
(2↑)
DeNA
961 0.600
(↑0.029)
1.5
(-)
260
(+3)
59
(+2)
21
(+2)
4
(-)
0.242
(↓0.006)
3.650
(↑0.11)
4
(1↓)
楽天
960 0.600
(↓0.043)
1.5
(↓1)
362
(+2)
57
(+3)
12
(+1)
5
(-)
0.256
(↓0.006)
3.680
(↑0.03)
5
(2↑)
ORIX
861 0.571
(↑0.033)
2
(-)
355
(+5)
57
(+4)
6
(+1)
16
(+1)
0.256
(↑0.003
3.670
(↑0.04)
6
(2↓)
西武
970 0.563
(↓0.037)
2
(↓1)
290
(+3)
70
(+5)
16
(-)
13
(+2)
0.276
(↓0.001)
4.060
(↑0.04)
7
(1↓)
日本ハム
871 0.533
(↓0.038)
2.5
(↓1)
264
(+2)
67
(+4)
13
(+1)
9
(-)
0.258
(↓0.002)
3.850
(↓0.04)
8
(-)
ロッテ
790 0.438
(↑0.038)
4
(-)
277
(+12)
83
(+3)
19
(+4)
11
(-)
0.261
(↑0.011)
4.790
(↑0.12)
9
(1↑)
中日
6100 0.375
(↑0.042)
5
(-)
264
(+4)
74
(+2)
7
(+2)
6
(-)
0.248
(↑0.001)
4.620
(↑0.18)
10
(1↑)
阪神
592 0.357
(↑0.049)
5
(-)
265
(+5)
68
(+3)
9
(-)
12
(-)
0.236
(↑0.006)
3.270
(↑0.02)
11
(2↓)
ヤクルト
5100 0.333
(↓0.024)
5.5
(↓1)
369
(+3)
84
(+12)
18
(+2)
5
(-)
0.238
(↓0.007)
5.170
(↓0.51)
12
(-)
広島
4101 0.286
(↓0.022)
6
(↓1)
352
(+4)
72
(+5)
12
(+1)
11
(+1)
0.216
(↑0.003
4.040
(↑0.01)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
37291 0.561
(↓0.008)
-
(-)
76328
(+3)
272
(+8)
93
(+1)
39
(-)
0.262
(↓0.001)
3.720
(↓0.07)
2
(-)
広島
37302 0.552
(↓0.009)
0.5
(-)
74287
(+4)
273
(+5)
67
(+1)
48
(+1)
0.250
(-)
3.290
(↓0.01)
3
(-)
阪神
34334 0.507
(↑0.007)
3.5
(↑1)
72281
(+5)
293
(+3)
51
(-)
47
(-)
0.247
(↑0.001)
3.440
(↑0.01)
4
(-)
DeNA
32351 0.478
(↑0.008)
5.5
(↑1)
75264
(+3)
275
(+2)
79
(+2)
20
(-)
0.244
(↓0.002)
3.720
(↑0.03)
5
(-)
中日
29390 0.426
(↑0.008)
9
(↑1)
75257
(+4)
276
(+2)
44
(+2)
37
(-)
0.256
(↑0.001)
3.970
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
27422 0.391
(↓0.006)
11.5
(-)
72315
(+3)
372
(+12)
81
(+2)
26
(-)
0.237
(↓0.001)
4.790
(↓0.11)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
38291 0.567
(↓0.009)
-
(-)
75322
(+2)
297
(+3)
75
(+1)
24
(-)
0.257
(↓0.001)
4.180
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
37294 0.561
(↑0.007)
0.5
(↓1)
73290
(+8)
260
(+3)
97
(+3)
64
(+1)
0.251
(-)
3.340
(-)
3
(-)
日本ハム
35314 0.530
(↓0.008)
2.5
(-)
73304
(+2)
286
(+4)
50
(+1)
31
(-)
0.259
(-)
3.760
(↓0.01)
4
(-)
西武
35321 0.522
(↓0.008)
3
(-)
75359
(+3)
346
(+5)
80
(-)
77
(+2)
0.261
(-)
4.490
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
32351 0.478
(↑0.008)
6
(↑1)
75305
(+12)
303
(+3)
85
(+4)
49
(-)
0.247
(↑0.003)
4.040
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
27365 0.429
(↑0.01)
9
(↑1)
75230
(+5)
289
(+4)
46
(+1)
61
(+1)
0.228
(↑0.001
3.780
(↑0.01)