中日(★1対2☆)西武 =交流戦3回戦(2019.06.20)・ナゴヤドーム=
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西武
0200000002811
中日
0001000001600
勝利投手:ニール(2勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(3勝1敗12S))
敗戦投手:山井 大介(2勝3敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(27号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆西武が接戦を制した。西武は2回表、山川のソロなどで2点を先制する。投げては、先発・ニールが5回1失点。その後は3投手の継投で逃げ切り、ニールは今季2勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・山井が6回途中2失点と試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆左ふくらはぎ肉離れで戦線離脱していた中日平田良介外野手(31)が1軍復帰した。 5月18日に出場選手登録を抹消されていたが、ウエスタン・リーグ2試合で3打数2安打と感覚を取り戻し、右翼守備も解禁。満を持してナゴヤドームの1軍練習に合流した。「長期離脱したのはすごく反省しています。本当、やるしかない。1試合1試合勝ちに貢献できるプレーをしたい」と気合十分。2番右翼でさっそく先発メンバーに名を連ねた。

◆中日吉見一起投手(34)が20日、ナゴヤドームの1軍練習に合流した。今季は先発3試合で0勝1敗、防御率6・75。4月22日に出場選手登録を抹消されていた。 ウエスタン・リーグでは6試合登板で防御率1・09と安定して1軍復帰を勝ち取った。22日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)に先発し、トヨタ自動車時代の先輩で1歳上の金子と投げ合う見込み。「すごくあこがれていた方。投げ負けないようにしたい」と今季初勝利を目指す。

◆41歳の中日山井大介投手が強力西武打線を相手に粘投した。 2回に4番山川の先制ソロなどで2失点。3回以降は毎回走者を許しながら失点しなかった。5回1/3で106球を要し、被安打7で3四球ながら2失点で踏ん張った。前日19日には「相手はどこでも一緒」と自然体を強調。言葉通り、スライダーやカーブを軸に落ち着いた投球を披露した。

◆西武4番山川穂高は27号先制本塁打を放った。 2回先頭の打席。中日山井の115キロの高めのカーブを強振した。左翼スタンドへ運び、悠々とダイヤモンドを1周した。今カード第1戦で10試合ぶりのアーチを描き「打てたのはよかったけど、手応えはない。もうちょっと修正していかないといけない」と話していたが、2試合ぶりの1発で先制パンチに成功した。

◆西武は2回、4番山川の左越え27号ソロで先制。内野ゴロの間に2点目も奪った。先発ニールは3回まで3安打無失点。 中日は2点を追う4回無死一、三塁から併殺打の間に1点を返した。先発山井は6回途中2失点と試合をつくった。 西武は救援陣が踏ん張り4連勝。先発ニールが5回1失点で2勝目を挙げた。増田は12セーブ目。中日は3連敗で交流戦2年連続負け越しが決まった。中日山井が3敗目。

◆西武が中日3連戦で全勝した。2カ月ぶりに先発したニールが5回1失点と好投。 後続のマーティンが2回、平井、増田がそれぞれ1回を無失点に抑える継投で、1点差を守りきった。この3試合で失点数は合計5(2、2、1)。投手陣の奮闘が支えとなって4連勝と波に乗る。貯金も今季最多の4。交流戦残り3試合で優勝の可能性を残し、辻発彦監督は「5点は1試合に取られる数字。投手陣が一生懸命投げてくれた。終わったらポロッとぼた餅(優勝)が落ちてくるかもしれない」と話した。

◆中日は同一カード3連敗で、交流戦2年連続負け越しが決定した。 借金は今季ワーストの「11」。41歳山井が6回途中2失点と踏ん張ったが、打線は併殺打の間に挙げた1点のみ。左ふくらはぎ肉離れから1軍復帰した平田が2番右翼で先発も、4打数無安打と振るわなかった。交流戦はここ5年で1度も勝ち越しなし。与田監督は「とにかく1つ1つ。負けたら明日勝つ。勝ったら次も勝つ。そういう気持ちでやるしかない」と強調した。

◆西武・山川穂高内野手(27)が20日、中日最終戦(ナゴヤドーム)で2試合ぶりとなる27号ソロを放った。  「打ててよかったです」  二回先頭で山井の高めに浮いた115キロのカーブを左中間席まで運んだ。山川は18日の同カード初戦で今季"最長ブランク"の10試合、42打席ぶりに本塁打を放っていた。  今季の目標に「50本塁打」を掲げる主砲は、この日の一発でシーズン57発ペースとした。

◆西武の山川が27号ソロ本塁打を放った。先頭打者として打席に入った二回、フルカウントから山井の浮いたカーブを豪快に打ち上げ、左翼席へ運んだ。先制点をもたらし「打てて良かった」と喜びを口にした。  試合前の時点でリーグトップタイの9死球が示すように、他球団が厳しく内角を攻めてくる傾向が強い。「バッテリーはこれからも内角を意識させにくる。意識しながら、どう打つかも大事」と話していた。この打席も体に近い球を投じられながら崩されることなく、甘い球をきっちり捉えた。

◆西武のニールが約2カ月ぶりに1軍で登板し、来日初登板だった4月2日以来の2勝目を挙げた。ボールを低めに集めて打たせて取る持ち味を発揮して5回1失点にまとめ「また1軍のマウンドに戻ってこられて、勝てて良かった」と笑った。  初勝利後は打ち込まれる試合が続き、2軍に降格。フォームの修正に努め、登板間の調整もよりよい方法を模索してきたという。復帰戦でチームの4連勝に貢献し「勢いに乗っていきたい」と力を込めた。 辻監督(今季最多の貯金4に) 「全く関係ない。きょう勝てたことが大きい」

◆六回途中まで2失点にまとめた中日の山井は味方の援護が1点にとどまり、3敗目を喫した。二回は山川にソロ本塁打を浴びて先制を許し「失投が全て。四球も出したくなかったが」と悔やんだ。  二回以降毎回走者を背負う展開を、緩急を使って粘った。ただ長いイニングを投げ切れていないことに「全然試合をつくれていない。6回、7回は投げないと」と反省した。 福(六回のピンチで救援し、1回2/3を無失点と粘る) 「ビハインドだからできたこと。ただ、アピールしている立場で結果を出せたことは良かった」

◆今季初めて本拠地で同一カード3連戦3連敗を喫した。借金は今季ワーストの11で交流戦の負け越しも決定。与田監督は「一つ一つ勝つ。負けたら次に勝つ。やるべきことをやっていくしかない」と無表情に話した。左ふくらはぎの肉離れで離脱していた平田が約1カ月ぶりに復帰。無安打に終わった主力について指揮官は「守備で非常にいい動きをしていた」と今後の活躍に期待した。

◆約2カ月ぶりに先発したニールが5回1失点で2勝目を挙げた。持ち味の打たせて取る投球がさえ「1軍のマウンドに戻って、勝ててよかった」と笑顔。4日に行われた米大リーグのドラフト会議で、義弟のボビー・ウィット・ジュニア内野手が全体2位でロイヤルズに指名された。「9歳の頃から知っていて、トレーニングも一緒にやったんだ」と自慢げだった。

◆広いナゴヤドームを物ともせず、西武・山川穂高内野手(27)が左中間席へ一発を運んだ。  「少しずつよくなってきている。勝ちにつながってよかったです」  二回先頭でカーブを一閃。2試合ぶりの本塁打となる先制の27号ソロは、決勝弾にもなった。67試合を終え、シーズン57発ペース。それでも「ミスショットもあるし、そこは反省。もう少し打ち方と間合いがよくなれば、打ち損じもヒットやホームランになる」と分析した。  チームは今季3度目の4連勝で、貯金は同最多の4。交流戦は9勝6敗で4位につける。21日からの阪神3連戦を残し、優勝の可能性がわずかにある中で、辻監督は「無理でしょ。でも(棚から)ぼた餅が落ちてくるかも」とニヤリ。虎を倒し、"たなぼたV"を狙う。 (花里雄太)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
942 0.692
(↑0.025)
-
(-)
360
(+6)
50
(+5)
27
(+2)
14
(-)
0.233
(↑0.005)
3.040
(↓0.13)
2
(-)
巨人
1050 0.667
(↑0.024)
0
(-)
374
(+4)
51
(+2)
21
(+1)
13
(-)
0.259
(↓0.006)
3.140
(↑0.08)
3
(-)
楽天
950 0.643
(↑0.028)
0.5
(-)
460
(+3)
54
(+2)
11
(-)
5
(+1)
0.262
(↑0.001)
3.710
(↑0.14)
4
(2↑)
西武
960 0.600
(↑0.029)
1
(-)
387
(+2)
65
(+1)
16
(+1)
11
(-)
0.277
(↓0.001)
4.100
(↑0.22)
5
(1↓)
DeNA
861 0.571
(↓0.044)
1.5
(↓1)
357
(+4)
57
(+8)
19
(+1)
4
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.760
(↓0.3)
6
(1↑)
日本ハム
861 0.571
(↑0.033)
1.5
(-)
362
(+8)
63
(+4)
12
(+4)
9
(+1)
0.260
(↑0.003)
3.810
(↓0.01)
7
(2↓)
ORIX
761 0.538
(↓0.045)
2
(↓1)
450
(+2)
53
(+4)
5
(-)
15
(+1)
0.253
(-)
3.710
(↓0.05)
8
(-)
ロッテ
690 0.400
(↓0.029)
4
(↓1)
365
(+6)
80
(+7)
15
(-)
11
(-)
0.250
(↑0.007)
4.910
(↓0.16)
9
(-)
ヤクルト
590 0.357
(↓0.028)
4.5
(↓1)
466
(+5)
72
(+6)
16
(+3)
5
(-)
0.245
(↑0.001)
4.660
(↓0.11)
10
(-)
中日
5100 0.333
(↓0.024)
5
(↓1)
360
(+1)
72
(+2)
5
(-)
6
(-)
0.247
(↓0.003)
4.800
(↑0.2)
11
(-)
阪神
492 0.308
(↓0.025)
5
(↓1)
360
(+2)
65
(+3)
9
(+1)
12
(-)
0.230
(-)
3.290
(↑0.15)
12
(-)
広島
491 0.308
(↑0.058)
5
(-)
448
(+7)
67
(+6)
11
(+3)
10
(-)
0.213
(↑0.007)
4.050
(-)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
37281 0.569
(↑0.006)
-
(-)
77325
(+4)
264
(+2)
92
(+1)
39
(-)
0.263
(↓0.001)
3.650
(↑0.03)
2
(-)
広島
37292 0.561
(↑0.007)
0.5
(-)
75283
(+7)
268
(+6)
66
(+3)
47
(-)
0.250
(↑0.001)
3.280
(↓0.01)
3
(-)
阪神
33334 0.500
(↓0.008)
4.5
(↓1)
73276
(+2)
290
(+3)
51
(+1)
47
(-)
0.246
(-)
3.450
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
31351 0.470
(↓0.007)
6.5
(↓1)
76261
(+4)
273
(+8)
77
(+1)
20
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.750
(↓0.07)
5
(-)
中日
28390 0.418
(↓0.006)
10
(↓1)
76253
(+1)
274
(+2)
42
(-)
37
(-)
0.255
(↓0.001)
4.000
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
27412 0.397
(↓0.006)
11.5
(↓1)
73312
(+5)
360
(+6)
79
(+3)
26
(-)
0.238
(-)
4.680
(↓0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
38281 0.576
(↑0.007)
-
(-)
76320
(+3)
294
(+2)
74
(-)
24
(+1)
0.258
(-)
4.200
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
36294 0.554
(↑0.007)
1.5
(-)
74282
(+6)
257
(+5)
94
(+2)
63
(-)
0.251
(↑0.001)
3.340
(↓0.02)
3
(-)
日本ハム
35304 0.538
(↑0.007)
2.5
(-)
74302
(+8)
282
(+4)
49
(+4)
31
(+1)
0.259
(-)
3.750
(↓0.01)
4
(-)
西武
35311 0.530
(↑0.007)
3
(-)
76356
(+2)
341
(+1)
80
(+1)
75
(-)
0.261
(-)
4.500
(↑0.05)
5
(-)
ロッテ
31351 0.470
(↓0.007)
7
(↓1)
76293
(+6)
300
(+7)
81
(-)
49
(-)
0.244
(↑0.002)
4.050
(↓0.05)
6
(-)
ORIX
26365 0.419
(↓0.007)
10
(↓1)
76225
(+2)
285
(+4)
45
(-)
60
(+1)
0.227
(-)
3.790
(↓0.01)