楽天(★2対4☆)広島 =交流戦2回戦(2019.06.16)・楽天生命パーク宮城=
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 123456789
広島
01000110141000
楽天
1100000002500
勝利投手:ジョンソン(6勝4敗0S)
(セーブ:フランスア(4勝2敗2S))
敗戦投手:岸 孝之(2勝1敗0S)
  DAZN
◆広島は1点を追う6回表、バティスタに適時二塁打が飛び出し、同点とする。続く7回には、西川が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・ジョンソンが6回2失点の好投で今季6勝目。敗れた楽天は、先発・岸が力投を見せるも、打線が3回以降2安打と振るわなかった。

◆楽天ゼラス・ウィーラー内野手(32)が通算100本塁打へあと1本に迫っている。楽天で本塁打の多い選手を出すと、(1)山崎武191本(2)ウィーラー99本(3)フェルナンデス71本(4)ペゲーロ53本(5)アマダー52本。 100本以上打ったのは05~11年に在籍した山崎武しかいない。ウィーラーが100本打てば球団史上2人目、外国人選手では初めてとなる。

◆広島サビエル・バティスタ外野手(27)が0-1の2回に同点打を放った。 打順を6番に下げて迎えた第1打席。1死一、二塁で楽天岸に追い込まれながら4球目、外角カーブを拾って左翼線に運んだ。「いい反応で粘り強く打つことが出来ました。ランナーをかえすことが出来て良かったです」。チーム22イニングぶりの適時打となる二塁打で同点に追いついた。

◆楽天ジャバリ・ブラッシュ外野手(29)が6試合連続打点をマークした。 1回1死一、二塁で広島ジョンソンに対し、詰まりながら中前へ運ぶ先制打。「打ったのはカットかな。集中できていたよ。いいところで1本打つことができて、よかったね」。9日の中日戦で初めて4番に入ってから6試合全て打点を記録。ポイントゲッターぶりを発揮している。

◆広島サビエル・バティスタ外野手(27)が6回、この日2本目となる適時二塁打で試合を振り出しに戻した。 1点を追う6回2死三塁から、楽天岸のチェンジアップをたたいてライナーで左翼の頭上を襲った。打順を6番に下げたが、2回の同点打と同じようにチャンスメークした5番会沢を本塁にかえした。「チャンスだったのでランナーをかえすことだけを心掛けて打席に入りました。前のポイントでしっかり捉えることが出来ました」。4試合ぶりの1試合複数打点を記録した。

◆広島西川龍馬内野手(24)が2-2の7回に勝ち越し打を放った。 無安打で2死三塁の好機を迎え、西川は2ストライクと追い込まれるも、楽天岸の見逃せばワンバウンドするような外角低めチェンジアップを巧みにヒットゾーンにはじき返した。遊撃の左を抜き、二塁走者が生還。このカード初めて広島がリードを奪った。

◆楽天岸孝之投手(34)の自身通算11試合目での広島戦初白星と12球団勝利はならなかった。 立ち上がりから雨が降る難しいコンディションで粘りの投球を続けていたが、6回2死二塁で広島バティスタにこの日2本目の適時打を浴びて同点。7回は2死二塁から西川を追い込んだが、最後は地面スレスレの低めに落としたチェンジアップを左前へ巧みにはじき返され、勝ち越しを許した。 7回7安打3失点、今季最多123球の熱投も自身の白星にはつながらなかった。

◆楽天は1回、ブラッシュが先制適時打。広島は2回にバティスタが適時打。直後に楽天も島内の適時打で再びリード。 広島は6回にバティスタの適時二塁打で同点。先発ジョンソンは3回以降許した走者は四球の1人だけと立ち直った。 広島は7回に西川の適時打で勝ち越し、引き分けを挟む連敗を3で止めた。ジョンソンが6勝目。楽天は岸が今季初黒星。

◆広島先発ジョンソン投手が粘投でチームトップタイの6勝目を手にした。小雨が降り続ける中、2回まで2点を失った。それでも不満を態度に出すことなく、3回以降は我慢の投球で無失点にしのいだ。 「できることはストライクを先行して投げること。ゴロを打たせて野手に守ってもらった。(6勝目は)攻撃陣のおかげ。自分にできることはできた」と感謝した。

◆楽天は両リーグ首位対決で連勝はならなかった。1点を追う8回1死一、三塁で銀次が初球セーフティースクイズ。一塁側への小飛球となり、1度止まった三塁走者の島内は打球が落ちたのを確認して再びスタートを切ろうとしたが、雨で軟らかくなっていたグラウンドで足を滑らせた。 銀次は「自分がもっと転がせていれば...。練習します」と話し、島内は「(レグナルトが)グラブを伸ばしたので、捕られるかと思って止まってしまった。自分の判断が良ければ1点入っていた」。平石監督は「島内は判断が難しい打球。(作戦を)選択したのはこちらなのでね」と責めなかった。

◆悪球打ちで連敗ストップ。広島西川龍馬内野手(24)が「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦で決勝打を放った。 5番から3番に打順を上げ、同点の7回に楽天岸の見逃せばボール球となる外角球を逆方向へ打ち返した。5番に入った会沢、7番に下げたバティスタもともに打点を挙げるなど、打順変更が奏功して打線につながりが生まれた。引き分けをはさんだ連敗を3で止め、リーグ首位の座を死守した。持ち前の打撃センス、嗅覚で捉えた。同点の7回2死二塁。西川は2ストライクと追い込まれていた。4球目の外角低めに外れるチェンジアップは見逃せば捕手の手前でバウンドするようなボール球。だが、西川のバットは獲物を目がけて伸びた。打球は低いライナーで遊撃の左を抜けて二塁走者が生還。連敗を3で止める決勝打となった。 「たまたまです。ある程度絞って、真っすぐならファウルという方向性を出して。何とか対応できたら(と思っていた)」 この日は「父の日」ということもあり、水色のリストバンドをつけてプレーした。「小さい頃は怖かった」という父・善博さんからは野球を始めたときから打撃指導を受けてきた。中学時代まで周囲が金属バットを使う中、木製バットを使うように言われ続けた。芯で捉える技術、反発の小さい木製で飛距離を出す打ち方など打撃技術が磨かれた。「大阪のおとん、今日俺やったよ!」。ビジター球場のヒーローインタビューで、チームメート松山の決めぜりふで感謝を伝えた。 試合前まで交流戦12球団ワーストのチーム打率1割9分8厘に、打線が組み替えられた。5番だった西川を3番に上げ、3番バティスタは7番に。代わりに会沢を5番で起用。3選手がこの日の全4打点をマークした。緒方監督は「投手も野手もしっかりと役割をこなしてくれた」とたたえつつ「いくつか反省しないといけないこともあるので、しっかり反省して次の試合に臨みたい」と手綱を締めた。連敗を止め、リーグ首位は死守。18日から本拠地での6連戦で再出発を切る。【前原淳】

◆楽天は両リーグ首位対決で連勝はならなかった。1点を追う8回1死一、三塁で銀次が初球セーフティースクイズ。一塁側への小飛球となり、1度止まった三塁走者の島内は打球が落ちたのを確認して再びスタートを切ろうとしたが、雨で軟らかくなっていたグラウンドで足を滑らせた。平石洋介監督のコメント。 「島内は判断が難しい打球。(作戦を)選択したのはこちらなのでね」

◆楽天の岸は今季初黒星を喫し、残りを広島だけとしている12球団勝利はお預けとなった。2-1の六回にバティスタに同点の二塁打を浴び、七回には低めの変化球を西川に捉えられて勝ち越し打を許した。リードを守り切れず「点を取られるには悪いところがある」と悔やんだ。  それでも123球の力投で7回3失点にまとめた。左太もも裏痛から復帰後、4試合全てで6回以上を投げて3失点以内と安定しており「状態が悪いなりに七回まで行けたのは良かった」と前向きに話した。 平石監督(7回3失点の好投が報われなかった岸に) 「良く投げてくれた」 太田(新人ながら捕手として岸を好リード) 「ボール自体は良かった。自分の要求通りに投げてもらった。それで打たれたのは配球やリードのミス」

◆広島のジョンソンは6回2失点で、大瀬良に並ぶチーム最多の6勝目を手にした。雨でマウンドがぬかるむ悪条件の中での投球。「着地する(右)足が滑ったり、ずれたりしてリズムを持って来られなかった」と立ち上がりこそ苦しんだが、根気強くコースを狙って投げて立ち直った。  三回以降は安打を許さず、味方の反撃を引き出した。「何とか六回まで持った。自分にできることはできた」と胸を張った。 緒方監督(競り勝ち) 「投手も野手もしっかり役割を果たしてくれた」 バティスタ(3安打2打点) 「コンパクトなスイングを意識した。今日のような打撃を続けていきたい」

◆岸は7回3失点と粘ったが、今季初黒星を喫した。残りを広島だけとしている12球団勝利はお預けとなり「調子が悪いなりに七回まで投げられたが、点の取られ方が悪かった」と悔やんだ。平石監督は雨の中での登板となった右腕を「グラウンドの状況が悪い中、よく辛抱して投げた」とねぎらった。 捕手として岸を好リードした楽天D2位・太田(大商大) 「自分の要求通りに投げてもらった。それで打たれたのは配球やリードのミス」

◆3番打者に戻り、技ありの一打を放った。広島・西川龍馬内野手(24)が2-2の七回2死二塁で勝ち越しの左前適時打。チームの連敗を3で止めた。  「どんな形でも走者をかえしたかったので、何とかかえすことができてよかった。最近得点圏で打てていなかったので」  好投手の岸に対し、3打席凡退して迎えた好機で食らい付いた。初球から積極的に打ちにいき、3球続けてファウルしての4球目、ホームベースの手前でワンバウンドしそうな低めのチェンジアップをすくって殊勲打にし「たまたま。余裕でボール」と苦笑いした。  今季は3番で開幕を迎えたが、2試合で1安打と振るわなかった。控えに甘んじた時期を乗り越え、先発に返り咲いた5月から主に5番で27試合連続安打をマーク。球団記録を更新する月間20勝に大きく貢献した。  176センチの左打者は「3番タイプじゃない。プロレベルで僕みたいな小さいやつが入っても怖くない」と言うが、3月30日以来の3番で持ち味の好打を発揮。8試合ぶりの打点で交流戦最下位に沈むチームを救った。  セ・リーグ首位を守った緒方監督は「投手も野手もしっかり役割を果たしてくれた」と満足げ。接戦を制した勢いを続ける。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
732 0.700
(-)
-
(-)
646
(+2)
38
(+2)
21
(+1)
13
(+2)
0.225
(↓0.007)
2.870
(↑0.16)
2
(1↑)
巨人
840 0.667
(↑0.031)
0
(↓0.5)
663
(+7)
42
(+3)
16
(-)
12
(+2)
0.273
(↑0.001)
3.260
(↑0.02)
3
(1↓)
日本ハム
741 0.636
(↓0.064)
0.5
(↑0.5)
648
(+3)
49
(+7)
8
(-)
6
(-)
0.258
(↓0.005)
3.550
(↓0.31)
4
(1↑)
ORIX
641 0.600
(-)
1
(-)
741
(+5)
42
(+5)
5
(-)
12
(+1)
0.244
(↑0.006)
3.650
(↓0.01)
5
(1↓)
楽天
650 0.545
(↓0.055)
1.5
(↓0.5)
743
(+2)
45
(+4)
9
(-)
3
(+1)
0.258
(↓0.008)
3.950
(↓0.01)
6
(-)
DeNA
651 0.545
(-)
1.5
(-)
643
(+2)
43
(+2)
14
(+2)
3
(-)
0.250
(↓0.01)
3.530
(↑0.26)
7
(-)
西武
660 0.500
(↑0.045)
2
(↑0.5)
664
(+10)
60
(+6)
11
(+2)
11
(+1)
0.271
(↑0.003)
4.710
(↓0.12)
8
(1↑)
阪神
462 0.400
(-)
3
(-)
651
(+5)
48
(+5)
6
(-)
11
(+1)
0.226
(↓0.014)
2.980
(↑0.18)
9
(1↓)
中日
470 0.364
(↓0.036)
3.5
(↓0.5)
750
(+7)
45
(+8)
5
(-)
3
(-)
0.257
(↑0.007)
4.060
(↓0.43)
10
(-)
ヤクルト
470 0.364
(↓0.036)
3.5
(↓0.5)
754
(+6)
58
(+10)
12
(+3)
5
(-)
0.247
(↑0.009)
4.750
(↓0.28)
11
(-)
ロッテ
470 0.364
(↑0.064)
3.5
(↑0.5)
743
(+8)
63
(+7)
10
(+3)
6
(+1)
0.243
(↑0.015)
5.330
(↑0.03)
12
(-)
広島
371 0.300
(↑0.078)
4
(↑0.5)
736
(+4)
49
(+2)
7
(-)
9
(+3)
0.205
(↑0.007
3.960
(↑0.19)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
36272 0.571
(↑0.006)
-
(-)
78271
(+4)
250
(+2)
62
(-)
46
(+3)
0.250
(-)
3.230
(↑0.02)
2
(-)
巨人
35271 0.565
(↑0.008)
0.5
(-)
80314
(+7)
255
(+3)
87
(-)
38
(+2)
0.266
(↑0.001)
3.700
(↑0.01)
3
(-)
阪神
33304 0.524
(-)
3
(↓0.5)
76267
(+5)
273
(+5)
48
(-)
46
(+1)
0.246
(↓0.002)
3.400
(↑0.04)
4
(-)
DeNA
29341 0.460
(-)
7
(↓0.5)
79247
(+2)
259
(+2)
72
(+2)
19
(-)
0.246
(↓0.002)
3.700
(↑0.05)
5
(-)
中日
27360 0.429
(↓0.006)
9
(↓1)
80243
(+7)
247
(+8)
42
(-)
34
(-)
0.258
(↑0.001)
3.820
(↓0.07)
6
(-)
ヤクルト
26392 0.400
(↓0.006)
11
(↓1)
76300
(+6)
346
(+10)
75
(+3)
26
(-)
0.238
(↑0.001)
4.700
(↓0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
35281 0.556
(↓0.009)
-
(-)
79303
(+2)
285
(+4)
72
(-)
22
(+1)
0.257
(↓0.001)
4.260
(↑0.01)
2
(1↑)
ソフトバンク
34284 0.548
(-)
0.5
(↓0.5)
77268
(+2)
245
(+2)
88
(+1)
62
(+2)
0.250
(↓0.002)
3.320
(↑0.04)
2
(-)
日本ハム
34284 0.548
(↓0.009)
0.5
(-)
77288
(+3)
268
(+7)
45
(-)
28
(-)
0.259
(↓0.001)
3.690
(↓0.05)
4
(-)
西武
32311 0.508
(↑0.008)
3
(↑1)
79333
(+10)
336
(+6)
75
(+2)
75
(+1)
0.259
(-)
4.630
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
29331 0.468
(↑0.009)
5.5
(↑1)
80271
(+8)
283
(+7)
76
(+3)
44
(+1)
0.242
(↑0.002)
4.070
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
25345 0.424
(-)
8
(↑0.5)
79216
(+5)
274
(+5)
45
(-)
57
(+1)
0.225
(↑0.002)
3.780
(-)