ロッテ(★1対4☆)中日 =交流戦1回戦(2019.06.14)・ZOZOマリンスタジアム=
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中日
0001000034601
ロッテ
0000001001611
勝利投手:柳 裕也(7勝2敗0S)
敗戦投手:二木 康太(4勝5敗0S)

本塁打
【中日】高橋 周平(5号・9回表2ラン)
【ロッテ】レアード(19号・7回裏ソロ)

  DAZN
◆中日は0-0で迎えた4回表、高橋の適時二塁打で1点を先制する。その後同点とされるも、9回にビシエドの適時打と高橋の2ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・柳が9回1失点13奪三振の快投で今季7勝目。敗れたロッテは、打線がつながりを欠いた。

◆ロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が「習志野デー」として行われたこの日、始球式の打席に立った。投手は恩師であり習志野野球部の元監督石井好博氏(70)が務め、ゆったりと投じられた球は複数回バウンドしてミットに収まった。福浦は「今日は習志野デーということでこのような、なかなかない機会をいただき、本当に光栄なことですし、ありがたいですね。母校の吹奏楽部の皆さんも昨年に引き続き、今年も応援していただけるということでうれしく思います。これからも選手の後押しとなるような応援をよろしくお願いします」と話した。 また石井氏は「このような機会で投げることができたのは福浦君がここまで頑張ってきてくれたおかげです。投球はいいところを見せたかったのですが(上手くいかなかった)、その分吹奏楽部の皆さんはいい音を出してくれました。100点満点です」と振り返った。

◆ロッテ・レアードがNPB通算150号本塁打を放った。 習志野高校吹奏楽部による「WE LOVE MARINES」が演奏された直後の1点を追う7回の先頭。中日先発柳の142キロの直球を左中間ラグーン席へ運んだ。ダイヤモンドを回るといつも通り、すしポーズをきめた後、記念ボードを掲げた。6月に入り、1本塁打と苦しんでいたが、習志野吹奏楽部に後押しされ本拠地での達成となった。

◆ロッテは先発の二木が3回までに6つの三振を奪い1安打無失点。中日先発の柳も3回まで無失点投球を見せた。 中日が4回、高橋の適時二塁打で先制。ロッテは5回に1死一、二塁の好機をつくるも得点を奪えず。1点を追って終盤に入った。 ロッテは7回、レアードの通算150号ソロで同点も、中日は9回にビシエドの適時打、高橋の2ランで勝ち越した。柳が7勝目。ロッテ二木は5敗目。

◆ロッテは二木を援護できず、交流戦4カード連続で初戦を落とした。8回まで107球1失点と好投。同点の9回もマウンドに上がったが、ビシエドに適時打、高橋に2ランを浴び3点を失った。 井口資仁監督は「(二木は)すばらしい投球をしてくれた。なかなか打線が援護できない中、粘りながら投げてくれた。(打線は)ボール球を振らされるなど相手の術中にはまってしまった」と悔しがった。

◆中日柳裕也投手が今季初完投でハーラートップタイの7勝を挙げた。 7回、レアードにソロ被弾も6安打1失点。自己最多の13奪三振もマークした。「球を低めに集める自分の投球ができた。最近は中継ぎ陣が奮闘していた。今日は最後まで行ってやろうと思ってた」と、プロ入り初のZOZOマリンでの白星を喜んだ。与田監督も「何よりもブルペンを休ませてくれたのは助かる」と、孝行息子を手放しで褒めた。

◆ロッテ・ブランドン・レアード内野手のNPB通算150号となる19号ソロは空砲に終わった。 1点を追う7回に左翼ラグーン席への同点弾。父ジャラルドさんら両親、祖父母が見守る前で記念達成となった。16日にも家族は帰国するため「明日の予報を考えると今日が最後のゲーム。家族の前で打ててこんなにうれしいことはない。ここまで打てるとは思わなかった」。記念球は両親に手渡した。 ▼通算150本塁打=レアード(ロッテ) 14日の中日1回戦(ZOZOマリン)の7回、柳から今季19号を放って達成。プロ野球173人目。初本塁打は日本ハム時代の15年3月29日の楽天3回戦(札幌ドーム)で横山から。

◆中日柳裕也投手が、エースの投球を見せた。7回、レアードに同点ソロを浴びるも6安打1失点。9回の味方打線の援護で、ハーラートップタイの7勝を今季初完投で飾った。 「球を低めに集める自分の投球ができた。中継ぎ陣が奮闘していた。今日は最後まで行ってやろうと思っていた」。ヒーローインタビューで、柳は左翼席に陣取る竜党に笑顔で応えた。プロ入り初のZOZOマリンで「加藤さんのリードのおかげ」と、プロ入り最多の13三振を奪ってみせた。 3連投中だったロドリゲス、R・マルティネスに休養日を作った。「何よりもブルペンを休ませてくれたのが助かる。リリーフの4連投は大けがにつながる。今日は自分自身でも怖い試合だった」。与田監督は、大きな付加価値のある白星をチームに届けてくれた右腕を最後までほめ続けた。

◆10試合ぶりに5番に座った中日高橋周平が、奮闘した。 先制打に9回のダメ押し5号2ランを含む、今季12度目の猛打賞。「(9回の5号2ランは)イケイケ(ムード)だったので思い切っていきました」と、キャプテンは笑顔を振りまいた。5月度月間MVPを初受賞。打率3割3分6厘で首位打者もがっちりキープした。

◆ロッテの福浦和也内野手兼二軍打撃コーチ(43)が14日、中日1回戦(ZOZOマリン)の試合前に、恩師の習志野高校野球部元監督・石井好博氏(69)が登板した始球式の打席に立った。  習志野高の吹奏楽部が特別応援に加わるなど、「ALL for CHIBA習志野市」として開催されたイベントの一環で行われた始球式。同校野球部出身の福浦は、今季初めてZOZOマリンスタジアムの打席に立つと、石井氏が投じたバウンド投球を空振りした。  福浦は「本当に光栄なことですし、ありがたいですね」とコメント。石井氏も「このような機会で投げることができたのは、福浦君がここまで頑張ってきてくれたおかげ」と感謝した。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が14日、中日1回戦(ZOZOマリン)の1点を追う七回、3ボール1ストライクからの5球目を左中間へと運ぶ19号同点アーチを放ち、来日5年目で通算150号本塁打を達成した。  「150号がやっと打てたよ。明日の天気予報が悪くて、明後日帰国してしまう両親たちにホームランを見せることができる最後の試合になるかもしれなかったので、達成できて本当にうれしい」と今月1日からスタンドで応援を続ける両親、祖父母にささげる一発に笑顔を見せた。  特別応援を行った習志野高吹奏楽部の"美爆音"の後押しを受けて、打球は左中間スタンドへ。ダイヤモンドを一周したレアードは、恒例のスシポーズを披露。記念ボードを手に、3万318人の満員の大観衆から祝福を受けた。  初本塁打は、日本ハム時代の2015年3月29日の楽天3回戦(札幌ドーム)。16年には39本塁打で、本塁打王を獲得した。

◆ロッテの二木は10奪三振の力投を見せたが、九回につかまった。1死から大島を四球で出すと、盗塁と捕手の田村の悪送球で三塁まで進まれる。ビシエドに低めのフォークボールを左前に運ばれ「あれを打たれたら、しょうがない」と潔く話した。  中日の柳との投げ合いは、八回を終わって1-1。既に107球を投じていたものの、吉井投手コーチに「決着をつけてこい」と九回のマウンドに送り出された。自身3連敗で4勝5敗と黒星が先行し「自分の力不足です」と悔しさをかみしめた。

◆ロッテの藤岡裕大内野手(25)が14日、1軍に復帰し、中日1回戦(ZOZOマリン)に「7番・遊撃」で出場。二回の第1打席から左前打を放つなど、いきなり3打数2安打のマルチヒットをマークし、復活を印象づけた。  「ちゃんとタイミングもとれて、ボールもしっかり見えていた。何とかまずチームの戦力になろうと思って打席に入ったので、いい結果が出てよかったし、動きも悪くなかった」  藤岡は、5月21日のオリックス戦(京セラドーム)で送りバントして一塁を駆け抜けた際に、右大腿二頭筋の肉離れを起こし、その裏の守備から途中交代。松葉づえで球場をあとにし、その後は2軍施設で別メニュー調整を続けた。  今月8日のイースタン・リーグ、巨人戦で実戦復帰し、2軍で4試合に出場。この日、正遊撃手の名が試合前に場内にコールされると、大きな拍手が起こった。  二回2死、第1打席から中日先発・柳の直球をいきなり左前にはじき返し出塁。さらに五回1死の第2打席で、追い込まれてから2球粘って7球目の変化球を中前へ。打球が弾む間に二塁を陥れる好走塁も見せ、全快をアピールした。  頼もしい正遊撃手の復帰に井口監督は「しっかり振れていたし、守備でもいい動きをしていた」とうなずいた。

◆ロッテの選手らは2013年から5年間、監督を務めた中日・伊東ヘッドコーチと今シーズンの初対面。若手時代に基本をたたき込まれた正捕手の田村は「成長した姿を見せたい」と恩返しを誓った。一方、恒例の"挑発ポスター"で中日のロボットの操縦士を伊東コーチと同じプロフィルに設定した梶原広報はポスターを手に歩み寄ったが、「余計なことをしなくていい」と笑顔で一蹴されていた。

◆交流戦4カード連続で初戦を落とした。七回にレアードが来日5年目で通算150号となる同点ソロを放ったが、打線はつながらず。中日先発の柳に13三振を喫した。井口監督は「相手の術中にはまってしまい、ボール球を振らされていた」とがっくり。先発の二木は同点の九回に3失点で5敗目。「最後に粘れなかった」と悔しさをあらわにした。 来日5年目で通算150号本塁打を放ったロッテ・レアード 「ここまでくるとは思わなかった。少しでも日本で長くやるために、もっと本塁打を積み重ねたい」 右大腿二頭筋肉離れから復帰初戦で3打数2安打のロッテ・藤岡 「タイミングもとれて、しっかりボールも見えて、いい結果だった」

◆先発の柳は自己最多となる13三振を奪い、6安打1失点で今季初完投。リーグトップタイの7勝目(2敗)を挙げた。同点の九回に味方打線が3点を援護し、「本当に野手の皆さんが必死になってくれて、僕の力になった」と感謝。救援陣を休ませる好投に与田監督は「素晴らしい投球。それに尽きる」と賛辞を贈った。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
日本ハム
721 0.778
(↑0.028)
-
(-)
840
(+5)
34
(+4)
7
(+1)
6
(+2)
0.270
(↑0.001)
2.790
(↓0.13)
2
(1↓)
ソフトバンク
631 0.667
(↓0.083)
1
(↓1)
840
(+4)
33
(+5)
18
(+3)
11
(+2)
0.235
(↓0.007)
3.130
(↓0.2)
3
(-)
巨人
640 0.600
(↓0.067)
1.5
(↓1)
848
(+4)
34
(+5)
14
(-)
9
(+1)
0.270
(↓0.002)
3.310
(↓0.23)
4
(1↑)
楽天
640 0.600
(↑0.044)
1.5
(-)
841
(+11)
41
(+2)
9
(+7)
2
(-)
0.266
(↑0.016)
3.940
(↑0.22)
5
(1↓)
DeNA
640 0.600
(↑0.044)
1.5
(-)
838
(+5)
37
(+4)
11
(+2)
3
(-)
0.262
(↓0.006)
3.720
(↓0.03)
6
(1↑)
ORIX
540 0.556
(↑0.056)
2
(-)
933
(+6)
35
(+4)
5
(+1)
8
(-)
0.235
(↓0.002)
3.830
(↑0.1)
7
(1↑)
西武
550 0.500
(↑0.056)
2.5
(-)
849
(+11)
48
(+1)
9
(+1)
10
(-)
0.277
(↑0.012)
4.550
(↑0.39)
8
(2↓)
阪神
451 0.444
(↓0.056)
3
(↓1)
844
(+4)
40
(+6)
6
(-)
9
(-)
0.244
(↓0.002)
3.360
(↓0.32)
9
(1↑)
中日
460 0.400
(↑0.067)
3.5
(-)
843
(+4)
37
(+1)
5
(+1)
3
(+1)
0.250
(↓0.007)
3.630
(↑0.31)
10
(1↓)
ヤクルト
360 0.333
(↓0.042)
4
(↓1)
942
(+1)
43
(+11)
8
(-)
5
(-)
0.237
(↑0.008)
4.400
(↓0.91)
11
(-)
ロッテ
370 0.300
(↓0.033)
4.5
(↓1)
835
(+1)
56
(+4)
7
(+1)
5
(-)
0.228
(↓0.004)
5.360
(↑0.27)
12
(-)
広島
271 0.222
(↓0.028)
5
(↓1)
832
(+2)
47
(+11)
7
(+1)
6
(+1)
0.198
(-)
4.150
(↓0.79)