1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | ||||||||||||
阪神 | 0 | ||||||||||||
勝利投手:- 敗戦投手:- |
◆阪神は今季初の中止。矢野監督は「プラスにとれることはいっぱいある。中継ぎを休ませられた」と前向きだった。 チームトップの4勝を挙げ、防御率2・01と成長著しい青柳が29日にスライド登板する。「スライドは初めてなので、どうなるか分からないけど、やることは変わらない」ときっぱり。巨人と前回対戦した14日は6回2失点で白星を挙げた。「勝てば2位になるので、どんどん上を目指せるように」と意気込みを語った。
◆巨人のドラフト1位ルーキー高橋は楽しみにしていたという甲子園での先発登板が流れ「天気には勝てない。気持ちを新たにして、次の登板を迎えられるようにやっていけたら」と視線を先に向けた。29日は予定通りに今村が先発する。 21日も先発予定だった生まれ故郷の茨城県ひたちなか市での試合が雨で中止。翌22日に先発したものの4回3失点だっただけに、今回は首脳陣がスライド登板による負担を考慮した。登板間隔が空くことになるが「プラスに捉えてやっていければ。気持ちを休めて、体をしっかりと動かせればいいかなと思う」と話した。
◆――オールスター中間発表について 矢野監督 「オールスターは純粋に思い切り楽しめる場所やったし。今、ここにおれて幸せやな、とか。俺も初めて出たのが甲子園やった。今年甲子園やっけ? だからたくさん選んでもらって賞金いっぱいもらって自分も楽しんで、ファンにも楽しんでもらったらいいんじゃない?」 ――経験にもなる 「自信になるよね。例えば普段話ししない人と話できたりとか、どういう練習の仕方をしているとか、しゃべらなくても見ることだけでも勉強になると思うし。そういうところでは色んなことを見ることでプラスになることは、俺自身の経験から多かった」 ――近本は1年目で出場のチャンス 「そりゃ、若くても年取っても出たらいいと思うし、近本はルーキーで出ることになれば吸収できるものはある。また、近本が出るってことは自分がどういうことをファンに求められているか。やっぱり盗塁せなアカンやろうし。普段もそういう風に思ってプレーしているとは思うけど、そういう風に思い切ってやる中で経験がプラスになると思うので」
◆青柳は29日の巨人戦(甲子園)にスライド登板することが決まった。「スライドは(公式戦では)初めてなので、やることができるようにやりたい。どんどん上を目指せるように、いい流れを作れるようにやっていきたい」。前回対戦(14日、東京ドーム)では6回7安打2失点と粘り、勝利投手に輝いた。勝てば自身3連勝。キャリアハイの5勝目だ。
◆なんとなく...今度の甲子園TG戦は勝てそうな空気感が漂っていたので、当番Dの阿部祐亮は朝からルンルンだった。小2の息子遥斗は元気いっぱいに熱中症にもならず運動会で走り回っていたから、父親なんて単純なものでそれだけでもう仕事にも力が入る。 出社のために乗った地下鉄で周囲の乗客がやたらニギヤカなので...まさかみんな今日の甲子園のTG戦にかけつけるのかなぁ...それにしてもほとんど外国語なのでけげんな顔をしていると皆さんが阿部をみつけて△◆×★ッ...エ、なんとその方達は阿部に「キョウハ、阪神が勝っタラサンスポを買イマスから(これは阿部の聞き間違いデス)、チョット写真を撮ってホシイ」といわれたので阿部は快諾してその旅行者の一団のシャッターをきりまくった。 でもって...笑顔で出社したら...おいおいまてよ、土砂降り。これはひょっとして雨天中止か...トホホ。昔からデスクを泣かせるには雨が降ればいい...のだ。 こっちも編集局の「虎ソナ」班で窓の外をながめてため息ばかりついていた。というのも朝から川崎・多摩区の登戸新町の路上で起きた"通り魔"事件の速報でだんだん気が落ち込んでしまった。若い子供たちが傷つけられるのはやりきれない...。あらためてソレから比べると「阪神が勝った!負けた!」で一喜一憂することはいかに健全で平和なことなのか...。 でね...どっちみち中止か、どうかで甲子園のトラ番たちははいずり回って、こんなクソ爺の電話なんか見向きもしないハズだから...と、阿部Dを尻目に私めは「虎ソナ」にかかったのだ。そして書き始めたのが以下の原稿...舌打ちしながらそれでもロクな話はないなぁ...とまぁちょっと最近の阪神の甲子園での対巨人の成績を"逆流"してみたんデス。 ●4月21日 0-3 ●4月20日 0-2 ●4月19日 4-12 エッ...ウソやろ...これで終わりか。終わりでした。2019年の矢野阪神の「甲子園」は...。でモノ足りんので去年の金本阪神の甲子園での巨人戦をも"逆流"した。 ●10月9日 4-9(巨人CS出場。岡本2打席連発、菅野が最後を締める) △9月24日 0-0(広島V3王手。2013年4月10日以来、2リーグ分立後12度目の甲子園0-0) ●9月23日 1-2(大坂なおみ決勝で●) ●9月8日 2-7(五回に巨人1イニング2ラン3発。菅野12勝、岡本高卒4年目で30号) ●7月18日 3-5(G7連勝...) ●7月17日 2-4(ロサリオ1軍再昇格も出番なし) ●7月16日 3-4(マテオまた打たれ、翌日抹消...) 私めは記録ノートにメモをつける。それが原稿の()内のメモなのです。だんだん書きながらケッタクソ悪い気分に襲われたのです。 するといつもの編集委員上田雅昭が甲子園から電話してきて「こんな雨の日は早めに"店じまい"してどこかに飲みに行きませんか」と気楽なことをぬかした。実は江夏豊はルーキーイヤーの1967年のこの5月28日に大洋(現DeNA)をプロ初完封して先輩の村山実から「背広」をプレゼントされた。村山はこの時「意外に早かったナな...」と内心で舌を巻いたが、なんとそれでも当時の藤本定義監督はまったく巨人戦にこの左腕をチラとも出す気配を見せなかった。これが藤本流の江夏への心理英才教育だったのだ。それはすぐベールを脱ぐ...まさに巨人キラーへの微妙な出し方の極意は近く紹介したい。お楽しみに。
◆夢舞台を黄色く染める! 阪神・梅野隆太郎捕手(27)が28日、甲子園室内で汗を流し、「マイナビオールスターゲーム2019」(7月12日・東京ドーム、13日・甲子園)での"虎ジャック"を誓った。ファン投票の中間発表では捕手部門1位。29日の巨人戦でも勝利に導き、Aクラスを死守する。 5年ぶりに甲子園で開催される。夢舞台を黄色く染めたい。ひとりでも多くの仲間と虎党を喜ばせたい。捕手部門の1位に入っている梅野がさらなる投票を呼びかけた。 「チームの順位も、目立つ選手も、1位と最下位とでは注目するところも変わってくると思うので。やれることをやって、タイガースからたくさん選出されたら」 前日27日の中間発表では1万5851票。この日、2万5802票と伸ばした。17年ぶりの最下位に沈んだ昨季はファン投票での選出はゼロだった(監督推薦などで岩貞、メッセンジャー、糸原、糸井が出場)。しかし、今回は違う。中継ぎ部門ではジョンソンが1位、外野手部門でD1位・近本光司外野手(大阪ガス)が2位で"球宴圏内"に入るなど虎戦士への視線は熱い。 「たくさん出るためにはそこまで何とか、最低でもAクラスで戦っていけるように。選ばれてもおかしくない選手がたくさんいると思うので」 チームとして、さらなる結果が必要だと強調した。ここまで48試合に出場。堂々の打率・320に、リーグ2位の盗塁阻止率・400。チームは貯金4の3位と、正妻として奮闘を続けている。 この日は今季初の雨天中止で、29日から再び巨人と相対する。31日からは首位・広島(マツダ)との決戦。奪首ウイークにすることができれば広島&巨人の票を一気に奪い取ることができる。 星野監督の下、18年ぶりのリーグ優勝に輝いた2003年の球宴は球団史上最多の9人(井川、伊良部、矢野、桧山、今岡、アリアス、藤本、金本、赤星)が出場した。矢野監督も当時について「うれしいね。どんどんいったらいいと思う。オールスター、楽しいしね。純粋に楽しめる場所やったし」と振り返る。自身も1999年に初選出され、初めて球宴の土を踏んだのが甲子園だった。 「もし選ばれたら、恩返しじゃないですけれど、そういう気持ちは変わらずに。いいところを見せられるように」 ファンを愛する梅野だからこそ、こんなにも票が集まっている。虎の正妻として、虎党とともに堂々と夢舞台を目指す。 (竹村岳) ★いずれは侍入り ここまで堂々の成績を残している梅野。「侍ジャパンも視野に入る?」という問いかけに「現時点では大きいことはいえない」と前置きしつつも「もちろん、野球界を代表する選手になっていきたい。しっかり準備して毎試合を戦っていけば、夢の実現にもつながると思う」と思いをはせた。福岡大4年時代には日米大学野球として侍のユニホームに袖を通した。プロとして、最高峰の舞台も目指していく。
◆これぞ恵みの雨! 28日の巨人戦は今季初の雨天中止。セットアッパーのピアース・ジョンソン投手(28)にとっては24日のDeNA戦(横浜)から"5連休"となった。能見篤史投手はこの日、40歳の誕生日。巨人、広島と続く交流戦前の2カードでフル回転する準備が整った。 降り続く、雨。ここまでチームを支えてきたブルペン陣にとって、大切な休息の時間となった。 「長いシーズンこういうこともある。昨日の休みもしっかり休めたし、リフレッシュできたと思う」 ジョンソンが白い歯をこぼした。ここまで23試合に登板し、2勝0敗、防御率0・77、14ホールド。リード時だけではなく、同点や僅差で負けているときも登板する大車輪ぶりに、球宴のファン投票でも2万1793票(28日現在)と中継ぎ部門トップ。「もし選んでもらえるならこんな光栄なことはない。引き続きできることをやっていきたい」と意欲を燃やしているが、その一方で蓄積疲労が心配されていた。 24日のDeNA戦(横浜)からはベンチ入りをするも登板なし。そして、この日、運良く"5連休"となったわけだ。 ジョンソンだけじゃない。ベテラン左腕の能見も40歳を迎えた。ここまで18試合に登板し、9ホールド。25日から"4連休"だ。「(40歳まで)現役をやっているとは想像していなかった。40代の励みになれるように。おやじとして」。ときおりジョークを交えながら左腕をぐるぐる回した。 矢野監督は雨天中止に「プラスに取れることもいっぱいあると思うんでね。うちは1試合も中止はなかったしね。中継ぎも休められた」と話す。巨人、広島との上位5連戦を前に充電を完了だ。 「チームの状態もいいのでいい結果がついてくると信じて準備していきたい。楽しみな1週間」 ジョンソンの鼻息が荒い。コイの背中は見えている。元気いっぱいのブルペン陣が働きまくる。 (菊地峻太朗) 今季初の雨天中止に阪神・清水ヘッドコーチ 「チーム状態も悪くないし、個人的にはやりたかった。(選手は)新たな気持ちで来てくれたらいい」
◆巨人は28日、阪神9回戦(甲子園)が雨天のため試合前に中止となり、室内練習場などで調整した。原辰徳監督(60)は中島宏之内野手(36)、陽岱鋼外野手(32)を指名し、全体練習から離れて約1時間の熱血指導。報道陣を完全シャットアウトしてベテラン勢の"再生"を図った。また、腰の違和感で離脱中のエース・菅野智之投手(29)の復帰は交流戦以降の見込みとなった。 雨の降る甲子園。一塁側の室内練習場で全体練習が行われる中、遠く離れた三塁側のブルペンで4人だけの"秘密特訓"が行われた。原監督が後藤打撃コーチ立ち会いのもとで中島、陽に打撃指導を行い、それは約1時間にも及んだ。 「少しでもいい方向にいけばね。持っている力からすれば、(2人は)100%の力を出してるわけじゃないでしょう」 より集中するため、報道陣をシャットアウトする異例の態勢。非公開の理由を指揮官は「汚い言葉も使うだろうしね。しかし、鉄拳は振るっていない(笑)」と冗談めかしたが、その言葉から熱血ぶりが見てとれた。ユニホームは汗でびっしょり。ボールに対するバットの出し方などを指導したとみられ、自ら打撃投手まで務めたという。 中島は今季、先発が6試合だけで、ここ5試合の打率は・167。陽もここ10試合で先発は2試合と本来の調子ではない。チーム打率・268、総得点233はともにリーグトップだが、坂本勇や丸の活躍が大きく、首位・広島追撃へキーマンとなり得る両ベテランに指揮官がパワーを注入した形だ。 中島が「いいイメージができた」と言えば、陽も「得たものがたくさんあった」と振り返った。指導自体は事前に決まっていたが"恵みの雨"のおかげで長い時間を割くことができた。 春季キャンプ初日にゲレーロ、最近では岡本を非公開で指導するなど精力的に動く原監督。「今後の2人に期待しよう」という口ぶりは明るかった。 (伊藤昇)
◆強いパ・リーグと戦う交流戦には、勢いをつけて突入したい。だから巨人、広島と続く今週の6連戦が今後の阪神を占う分岐点と考えていた。ここでの大きな負け越しは厳禁だ。投手が疲労をためて交流戦に入ることも避けたい。そういう意味では、今季初の中止はプラスに捉えていい。 何より中継ぎ投手陣が休めることが大きい。特にジョンソンは150キロ超の真っすぐにカーブを交えた投球は難攻不落。1人加わっただけで、救援陣はJFK時代に匹敵する盤石ぶりだ。大事に起用していきたい切り札ジョンソンが金曜日からの"5連休"で最高の充電期間になっただろう。 先発陣ではガルシアの復活が朗報。昨年、同じベンチでみていたが、彼は探り探り投げるときはダメ。開幕直後はどこか不安そうだった。前回登板は「打てるものなら打ってみろ」の気迫を前面に出す投球ができていた。 ガルシア、青柳、岩田は攻めの投球さえ貫けば、パの打者も十分に抑えられるはず。救援陣も余力を持っていける。巨人、広島で貯金を増やせれば、かつてない面白い交流戦を迎えられるのではないか。 (サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 |
29 | 19 | 1 | 0.604 (↑0.008) | - (-) |
94 | 203 (+8) | 188 (+7) | 49 (+2) | 32 (+3) |
0.256 (↑0.004) | 3.140 (↓0.08) |
2 (-) |
巨人 |
25 | 20 | 1 | 0.556 (-) | 2.5 (↓0.5) |
97 | 233 (-) | 187 (-) | 62 (-) | 24 (-) |
0.268 (-) | 3.730 (-) |
3 (-) |
阪神 |
26 | 22 | 2 | 0.542 (-) | 3 (↓0.5) |
93 | 193 (-) | 205 (-) | 37 (-) | 31 (-) |
0.246 (-) | 3.570 (-) |
4 (-) |
中日 |
22 | 25 | 0 | 0.468 (-) | 6.5 (↓0.5) |
96 | 178 (-) | 180 (-) | 33 (-) | 29 (-) |
0.263 (-) | 3.710 (-) |
5 (-) |
ヤクルト |
21 | 28 | 2 | 0.429 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
92 | 236 (+7) | 258 (+8) | 61 (+2) | 21 (-) |
0.243 (-) | 4.540 (↓0.05) |
6 (-) |
DeNA |
19 | 28 | 0 | 0.404 (-) | 9.5 (↓0.5) |
96 | 182 (-) | 207 (-) | 55 (-) | 13 (-) |
0.241 (-) | 4.040 (-) |
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