1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 13 | 0 | 3 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:森 唯斗(2勝3敗11S) (セーブ:モイネロ(0勝1敗1S)) 敗戦投手:益田 直也(2勝3敗10S) 本塁打 |
◆ソフトバンクは3-3で迎えた延長10回表、先頭のグラシアルが好機をつくると、4番・デスパイネが2ランを放ち、勝ち越しに成功する。投げては、先発・千賀が8回2失点9奪三振の力投。一方のロッテは9回に追いつき延長戦に持ち込むも、4番手・益田が誤算だった。
◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)は5月9本塁打。月間2桁本塁打は日本ハム時代の16年5月12本、17年5月10本と、5月に過去2度記録。5月は月別最多の通算41本打っているレアードが、3度目の月間2桁本塁打を狙う。
◆ソフトバンクは1回、松田宣の適時打で先制。3回にはデスパイネが12号2ラン。先発千賀は3回まで完全投球で主導権を握る。 ソフトバンク千賀が好投。5回に角中に初安打を許すも、6回まで1安打無失点。ロッテ二木も4回から6回まで0に抑える。 ロッテは7回に清田、井上、レアードの3連打で2点を返し、9回裏に清田の4号ソロで同点に追いつき、延長戦に突入した。 ソフトバンクは延長10回、デスパイネがこの日2本目となる13号2ラン。松田宣も10号ソロで続き、そのまま逃げ切った。 ソフトバンク森が2勝、モイネロは1セーブ目。ロッテ益田3敗目。
◆ソフトバンクが苦手ロッテに敵地で今季初勝利した。延長10回、先頭グラシアルが二塁打で出ると、続くデスパイネがこの日2発目の13号2ランで勝ち越し。松田宣も10号ソロで続きダメ押しした。工藤監督が「分が悪い、分がいいというのはあまり考えない。結果的にはこういう風に来ているけど、ぱっと変わることもある。ずっと続くとは思っていない」と話していた相手に今季の対戦成績を3勝7敗とした。 長男の誕生日に、志願の中5日で先発したエース千賀滉大が熱投。8回2死で、一ゴロでベースカバーに入った際には足をつるほど、123球の気合の投球だった。だが1点リードの9回に抑え森が清田にソロ弾を浴び、白星は消えた。それでも「7回に2点は取られてしまいましたが、3点目を与えなかったのは良かった。自分の投球はできたと思います」と言うとおり、粘りの投球が勝利をもたらした。
◆ソフトバンクは今季2度目の3番ジュリスベル・グラシアル内野手が来日初の4安打を放ち打線をけん引した。 「チームの勝利に貢献できたことがうれしい」。 5回までに3安打を放ち、延長10回には先頭打者で左中間二塁打を放ってデスパイネ、松田宣の連弾を導いた。「いい投手と対戦しながら、自分自身、いい対応ができているかな」。まじめなキューバ砲は連敗ストップに笑顔を見せた。
◆ソフトバンクが苦手ロッテに敵地で今季初めて勝った。延長10回、先頭グラシアルが二塁打で出ると、続くデスパイネがこの日2発目で、自己最多タイ月間10本目となる13号2ランで勝ち越し。松田宣も7年連続の2桁となる10号ソロで続きダメ押しした。最後は力でねじ伏せ、今季のロッテ戦成績を3勝7敗とした。工藤監督も「やっと勝てました」と笑みをこぼした。 中5日で先発したエース千賀が熱投で勝利を呼んだ。5回2死まで完全投球。3点リードの7回は先頭からの3連打と内野ゴロの間に2点を失ったが、後続を断って耐えた。5回途中から足がつっていた。8回2死で、一ゴロのベースカバーに入った際には痛みにもだえた。「最後に試練のファーストゴロが来てしまった」と苦笑い。123球の気合の投球だった。 だが1点リードの9回に抑えの森が清田にソロを浴び白星は消えた。長男の誕生日に志願のマウンドだっただけに「いつもはそんなに思うことはないけど、今日だけは、マウンドでも気持ちが違った」。こだわりはあったが、試合には勝った。「チームが勝ったのが一番。森さんにはしっかり言っておきます」とエースの役目を果たし、笑い飛ばした。 チーム一丸の勝利に指揮官は「ロッテにも負け越しているし、今日こそはという思いが出ていた。チームにとって大きい勝利でした」と選手をたたえた。連敗も2でストップ。千葉の夜に価値ある1勝を手にした。【山本大地】
◆ロッテ守護神の益田直也が2試合連続で救援に失敗した。 同点に追いついた直後の延長10回に登板。しかし、デスパイネ、松田宣に2被弾し、3失点で1死も取れず。22日のオリックス戦でも2点リードを守れずサヨナラ負けを喫したばかり。井口資仁監督は「益田の代わりはいない」と信頼を口にしながらも、「2発打たれている。配球を含めてバッテリーでもう少し考えてもらいたい」と反省を求めた。
◆ロッテの二木康太投手(23)が24日、ソフトバンク10回戦に先発し、7回9安打3失点で降板した。 今季ソフトバンク戦は3戦3勝だったが、一回に2死から松田に適時打浴びて先制を許すと、三回にはデスパイネに、カウント3-1から甘く入ったスライダーを左翼席上段まで運ばれ、2ランで追加点を許した。 四回以降は立ち直り、6奪三振の力投を見せたが、「初回の1点であのままいっていれば。デスパイネのホームランは何とか防ぎたかった。カウントを悪くしてからなので。そこを抑えて1点でいければよかったのですが」と悔やんだ。
◆ロッテは24日、ソフトバンク10回戦(ZOZOマリン)に3-6で敗戦。2連敗で5月8日以来の借金1となった。 今季ソフトバンク戦3戦3勝の先発・二木が、三回にデスパイネに2ランを浴びるなど7回9安打3失点で降板した。 打線は2015年から17年にかけて7連敗を喫するなど、通算3勝10敗と苦手とするソフトバンク先発・千賀に対して四回まで1人の走者も出せず。五回1死から角中が初安打を放ち、七回に清田、井上、レアードの3連打などで2点を返したが、1死三塁の同点機で中村奨が見逃し三振、平沢が左飛に倒れた。 それでも1点を追う九回に、ソフトバンク守護神の森から、清田が右越えの4号ソロを放ち、土壇場で同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。 しかし十回、4番手でマウンドに上がった守護神・益田が先頭のグラシアルに二塁打で出塁を許すと、続くデスパイネにこの日2本目となる勝ち越し2ランをバックスクリーンへ運ばれた。さらに続く松田にもソロ本塁打を浴び、まさかの2者連続被弾でノックアウトされた。 益田は前の試合の22日のオリックス戦(京セラ)でも、2点リードの九回に3失点でサヨナラ負けを喫した。 井口監督は「前回も反省して、(捕手の)吉田と話しながらいろいろやってましたけど、2発打たれたので、配球を含めてもっとバッテリーで考えないといけない。益田の代わりは他にいないですから」と話した。
◆ロッテの清田育宏外野手(33)が24日、ソフトバンク10回戦(ZOZOマリン)に「3番・右翼」で出場。2-3の土壇場、九回に右翼ラグーン席に飛び込む、3試合連発の4号同点ソロを放った。 「相手は守護神なので、2ボールになってストライクがきたら振っていこうと思っていた。ギリギリだったけど、入ってよかった」 1点を追う九回先頭、好投を許したソフトバンク先発・千賀に代わって2番手でマウンドに上がった守護神・森の2ボールから高めに浮いた3球目のカットボールを右越えに運んだ。鷹党の悲鳴をかき消す「キ・ヨ・タ」コールの中、ダイヤモンドを1周した。 前日23日には、母校の東洋大が東都大学野球リーグで20度目の優勝を決めた。普段から結果を見ているという清田は「自分たちのときはリーグ優勝して、全日本選手権で勝てなかったので、ぜひ日本一になってほしい」とエールをおくった。 後輩に負けない輝きを放ったプロ10年目の33歳は「結果はよかったけど、チームが負けてしまったので。もっと早い回で千賀をおろせたらよかった」と、自らも2010年以来となる日本一を目指し、これからもチームを引っ張る。
◆ソフトバンクの千賀は今季初の中5日での先発だったが、8回4安打2失点と役割を果たした。毎回の9奪三振に加え、最近2試合で計12四球と苦しんでいた制球面が改善。「自分の投球はできたと思う」と納得の表情だった。 24日は長男の1歳の誕生日。「野球人生で一度あるかないか」と志願の登板だった。七回には3連打を浴びるなど2点を失ったが、気持ちを切らさなかった。九回に森が同点とされ勝ちはつかなかったが「チームが勝ったのが一番」とうなずいた。
◆2連敗で8日以来の借金1となった。1点を追う九回に清田の4号ソロで追いついたが、益田が延長十回、デスパイネと松田宣に連続本塁打を浴びて3失点。2試合続けて3失点した守護神に井口監督は「配球を含めて、もっとバッテリーで考えないといけない。益田の代わりは他にいないですから」と険しい表情だった。
◆九回に追いつかれたが、3-3の延長十回、デスパイネが勝ち越しの13号2ラン。松田宣に2者連続本塁打となる10号ソロが飛び出し、3点を奪った。三回にも12号2ランを放ったデスパイネは「完璧だった。最高の一本」と笑顔。今月だけで10発の大砲は「疲れが抜けてきて結果が出ている。野球ってそういうもの」とうなずいた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
25 | 19 | 2 | 0.568 (↑0.01) | - (-) |
97 | 199 (+6) | 173 (+3) | 60 (+3) | 44 (-) |
0.262 (↑0.001) | 3.320 (↑0.02) |
2 (-) |
楽天 |
24 | 21 | 1 | 0.533 (↑0.01) | 1.5 (-) |
97 | 234 (+3) | 222 (+2) | 56 (-) | 14 (-) |
0.260 (↓0.001) | 4.610 (↑0.06) |
3 (-) |
西武 |
23 | 21 | 1 | 0.523 (↑0.011) | 2 (-) |
98 | 240 (+10) | 239 (+5) | 56 (+2) | 56 (+1) |
0.259 (↑0.003) | 4.630 (↓0.01) |
4 (-) |
ロッテ |
21 | 22 | 1 | 0.488 (↓0.012) | 3.5 (↓1) |
99 | 191 (+3) | 186 (+6) | 53 (+1) | 33 (-) |
0.240 (↓0.002) | 3.790 (↓0.04) |
5 (-) |
日本ハム |
21 | 23 | 2 | 0.477 (↓0.011) | 4 (↓1) |
97 | 191 (+5) | 187 (+10) | 29 (+1) | 17 (-) |
0.254 (↑0.001) | 3.830 (↓0.15) |
6 (-) |
ORIX |
17 | 25 | 3 | 0.405 (↓0.01) | 7 (↓1) |
98 | 148 (+2) | 196 (+3) | 33 (-) | 39 (+1) |
0.224 (↑0.001) | 3.970 (↑0.02) |
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