ロッテ(★1対4☆)西武 =リーグ戦5回戦(2019.04.24)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:本田 圭佑(2勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(0勝0敗3S))
敗戦投手:岩下 大輝(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(9号・2回表ソロ),山川 穂高(10号・3回表2ラン)

  DAZN
◆西武は2回表、山川のソロと木村の適時打で2点を先制する。続く3回には、山川の2打席連続本塁打となる2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・本田が7回途中1失点の好投で今季2勝目。敗れたロッテは打線が7安打を放つも1得点とつながりを欠いた。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)は昨季西武戦で打率1割9分と抑えられるも、今季の同カードはここまで14打数11安打で打率7割8分5厘。 出場4試合で3度の猛打賞を記録するなど好成績を残している。

◆西武山川穂高内野手が、特大ホームランを放った。 2回の第1打席、ロッテ先発岩下の146キロの直球を捉えると、グングン左方向へ伸びていく。打球はスタンド最上部にある照明の下、外壁へ直撃。推定飛距離145メートル弾となり、どすこいポーズを決めた。 あまりに大きな打球の行方に、ロッテ井口資仁監督はリクエストをコール。それでも判定はくつがえらず、再び山川はスタンドに向かってどすこいポーズを披露し「よっしゃー、打ててよかったです。リクエストされている間はホームランになってくれ、と願ってました」と喜びのコメントをした。

◆西武山川穂高内野手が、特大ホームランを放った。2回の第1打席、ロッテ先発岩下の146キロの直球を捉えると、グングン左方向へ伸びていく。打球はスタンド最上部にある照明下の外壁へ直撃。推定飛距離145メートル弾となり、どすこいポーズを決めた。 あまりに大きな打球の行方に、ロッテ井口資仁監督はリクエストをコール。それでも判定はくつがえらず、再び山川はスタンドに向かってどすこいポーズを披露し「よっしゃー、打ててよかったです。リクエストされている間はホームランになってくれ、と願ってました」と、喜びのコメントをした。 さらに3回には2打席連続アーチを描く。初球をたたき、今度は左翼スタンド中段へ10号2ランが着弾。今季初の1試合2発となり、両リーグ通じて初の2桁本塁打に到達した。「打った瞬間、いったと思いました」と淡々と振り返った。

◆西武は2回、山川の9号ソロなどで2点先制。山川は3回にも2打席連発の10号2ラン。先発本田はロッテを3回まで0封。 ロッテ先発岩下は4回以降復調し、6回まで追加点を許さず。西武本田も走者を背負いながらも粘り強く、6回まで0点に抑える。 ロッテは7回、2死二塁から代打加藤の適時打で1点をかえすが、反撃もそれまで。4位から最下位に転落し、岩下が1敗。西武本田が2勝目を挙げた。

◆西武本田圭佑が26歳の誕生日を自ら祝う白星を挙げた。 出塁を許しながらも、両コーナーを突く直球を軸にしながら6回まで無失点。7回に失点を許したところでマウンドを降りた。 「終わってみて、いい結果で終わったことがよかった」。イニング間には栄養補給とストレッチに努めて投げた。25日に登録抹消する予定だが、起用に見事応えた。

◆西武山川穂高内野手(27)が、球史に残るレジェンドに肩を並べた。2回に先制となる推定飛距離145メートルの特大9号ソロを放つと、続く3回には左翼スタンド中段へ高々と運ぶ115メートルの10号2ラン。2年連続の両リーグ2桁一番乗りは、王貞治ら名だたるホームランアーチストだけ。2発合計260メートル弾で、前夜の5時間21分ドローゲームのモヤモヤを海の向こうへ吹き飛ばした。上空の逆風をさらに越えて、飛んでいった。山川は高く高く上がった打球を見上げた。左翼から本塁方向へ吹く風速6メートルの風をものともせずに伸びていく。西武ファンが待つスタンドを越え、最後方にそびえ立つスタンド最上部の照明下の壁へ直撃。「逆に風があってよかった。(ファウルに)切れなかったので」。9号ソロはもう少しで場外弾となる推定飛距離145メートルとなる特大の一撃。チームに先制点を呼び込んだ。 相手指揮官のリクエストでも判定が覆ることなく、やり直した"どすこいパフォーマンス"とともに山川は勢いづいた。3回の第2打席。初球を捉え、高々と左翼スタンド中段へ着弾する10号2ランで追撃。王、田淵、ブライアントら名だたるスラッガーに並ぶ2年連続の両リーグ最速2桁弾に「感触としては2本目の方がよかった。いいホームランを打てた感じ」と好感触を口にした。 たぐいまれなパワーの出どころは、小指にあった。開幕前オープン戦で死球を受け左手小指を負傷。大事に至らなかったが「バットのグリップに掛かった小指と薬指によって、バットを柔らかく入れられる感覚があるんですよ。ムチのようにはじくというか...。実際は固いのでムチのようにはいかないんですけどね」と指の使い方の重要性を再確認した。新設されたホームランラグーンのはるか上を通過する豪快な2発は、ただ力任せではない。「ラグーンを狙うことはない。打ち損じがラグーンに入ってくれれば」と、万全の小指でムチをはじくように2本合計で260メートルも稼いだ。 前夜の5時間を超える引き分けにも「疲れは気にしていなかった。しっかり食べて、普通に寝られているので」とどこ吹く風。本塁打と打点で打撃部門2冠に立ち「なんでもトップはうれしい。ずっとそこを譲らないで守れるようにしていきたい」と、独走態勢に入る。【栗田成芳】

◆西武山川穂高内野手(27)が、球史に残るレジェンドに肩を並べた。2回に先制となる推定飛距離145メートルの特大9号ソロを放つと、続く3回には左翼スタンド中段へ高々と運ぶ115メートルの10号2ラン。2年連続の両リーグ2桁一番乗りは、王貞治ら名だたるホームランアーチストだけ。 ▼山川が両リーグ10号一番乗り。昨年の山川は4月28日の10号、7月1日の20号、8月10日の30号、9月15日の40号と、すべて両リーグ一番乗りしており、10号は2年連続最速で、昨年のチーム22試合目より1試合早い。2年以上続けて両リーグ10号一番乗りは65~67年王(巨人=3年)72~74年田淵(阪神=3年)80、81年ソレイタ(日本ハム)91~93年ブライアント(近鉄=3年)11、12年バレンティン(ヤクルト)に次いで6人目。日本人選手では72~74年田淵以来、45年ぶり。

◆西武辻発彦監督(山川の特大アーチに) 「すごかったな。あの風であそこまでいくって、どんだけ」

◆西武・山川穂高内野手(27)が24日、ロッテ5回戦(ZOZOマリン)で、パ・リーグ単独トップとなる特大の9号ソロを放った。  「よっしゃー、打ててよかったです。リクエストされている間はホームランになってくれ、と願っていました」  二回先頭で岩下の146キロの直球をはじき返すと、左翼席の最上部にある照明下まで届く推定145メートルの特大弾。あまりの飛距離に場内はどよめきが起きた。

◆ロッテの荻野貴司外野手(33)が24日、西武5回戦(ZOZOマリン)に「1番・中堅」で出場。五回の第3打席で右中間への二塁打を放ち、10試合連続安打をマークした。  前日は7打数5安打の大活躍。勢いそのままに、0-4の五回2死走者なしから、好投を続ける西武先発・本田の2球目の直球を右中間へ運んだ。打球はワンバウンドして「ホームランラグーン席」に飛び込み、エンタイトルツーベース。続く2番・清田が見逃し三振に倒れ無得点に終わり、ホームまで駆け抜けることはできなかったが、荻野がこの日もチャンスを演出した。

◆西武の山川が2年連続で両リーグ最速の10号本塁打に到達した。二回、先頭打者で岩下の高めの直球をフルスイングし、あと少しで場外弾となる左翼ポール際への9号ソロ。リプレー検証の末に2試合連発の先制アーチと認められ「本塁打になってくれと願っていた」と喜んだ。  2-0の三回1死一塁では2打席連続の10号2ラン。初球の直球を左翼席へ放り込み「打った瞬間に行ったと思った」とうなずいた。1試合2本塁打は今季初。今季の10号到達は昨季より1試合早い21試合目で、シーズン68本ペースとなった。  本塁打は出ているが、今季はここまで打率が2割台前半と低調だった。構える際に前傾気味だった姿勢を自然体に修正するなど試行錯誤を繰り返している。「一本打つ難しさを感じている」ともがき、本領を発揮し始めた。

◆ロッテの岩下大輝投手(22)が24日、西武5回戦(ZOZOマリン)で今季4度目の先発。6回6安打4失点で降板した。今季最多の111球を投じたが、2勝目を手にすることはできなかった。  「前回、前々回と初回の入りが悪かったが、今日はうまく入っていけたと思う。ただ、先制されて、追加点も取られてしまい、攻撃のリズムをつくれなかったことが反省です」  勢いのある直球を武器に、一回はシャキッと三者凡退の立ち上がり。しかし、二回先頭の4番・山川に推定飛距離145メートルの特大弾を浴びると、さらに9番・木村にも適時打を打たれ2失点。三回には再び山川に左翼席へ2ランを浴びた。  山川に浴びた2発は、いずれも自慢の真っすぐを完璧に捉えられた。昨季プロ初勝利を挙げた5年目右腕は「不器用なので。強気に、パワープレー」が信条だが、この日は直球勝負が裏目に出る結果となった。  岩下の登板時にネット上で『頑張れ岩下の新生姜』というファンの書き込みが急増することがきっかけとなり、今季から「岩下の新生姜」を販売する栃木県の岩下食品が球団の新オフィシャルスポンサーとなった。  この日から岩下食品とコラボしたグルメメニュー「岩下の新生姜お好み焼き」と「岩下の新生姜ジントニック」が販売開始。あす25日の試合は『岩下の新生姜スペシャルナイター』と題して行われる。  流れに乗りたい右腕は7奪三振の力投を見せただけに、悔やまれる2発となった。

◆ロッテの加藤翔平外野手(28)が24日、西武5回戦(ZOZOマリン)の七回に代打で登場し、中前適時打を放った。  「得点圏でしたし、真っすぐでは入ってこないかなと思って、変化球を狙って打った。しっかりとした準備ができていたと思います」  0-4の七回2死二塁、左打席に立った加藤は、好投を続けていた西武先発・本田から得意の初球打ちで、鮮やかに中前に運び1点を返した。  7年目の今季は、オープン戦から猛アピールで2年連続開幕スタメンの座をつかんだ。開幕から8試合で4本塁打を放つなど絶好調で、13試合続けて2番で起用されてきたが、前日23日の試合からスタメンを外れていた。  「毎日スタメンで出るつもりで球場に来ていますし、試合に出たい、打席に立ちたいという気持ちも強かった。打撃練習でもいいものが出ている。だからこそ、どんどん結果を出していきたい」と前を向いた。

◆ロッテは24日、西武5回戦(ZOZOマリン)に1-4で敗れ、引き分けを挟んで2連敗となった。  先発の岩下が二回、先頭の4番・山川に推定飛距離145メートルの特大弾を被弾。三回にも山川に2打席連発となる2ランを浴びて、6回4失点で黒星を喫した。  打線も、五回2死二塁のチャンスで2番・清田が見逃し三振に倒れ無得点。七回に代打、加藤の中前適時打で1点を返したが、八回2死一、二塁で7番・井上が放った左翼後方への大飛球は、惜しくも逆風に押し戻され、左飛に終わった。  これで対西武は今季5試合で0勝4敗1分け。昨季から引き分けを挟んで8連敗で、2003年6月24日-8月19日以来、16年ぶりの屈辱となった。  井口監督は試合後に「打線がきょうはなかなかつながらなかったですね」と話し、0-4の四回無死二塁で、5番・レアードの大飛球を中堅手・秋山が落球する間に、二走の角中が本塁を突いてアウトとなった場面について「無理する場面でもないですし、コーチも含めて、そういうところはしっかりやってもらいたい」と指摘した。

◆ロッテの岩下大輝投手(22)が24日、西武5回戦(ZOZOマリン)で今季4度目の先発。6回6安打4失点で降板した。初めての中6日で7奪三振、今季最多の111球を投じたが、2勝目を手にすることはできなかった。  「先制されて、追加点も取られてしまい、攻撃のリズムをつくれなかったことが反省です」  二回先頭の4番・山川に推定飛距離145メートルの特大弾を浴びると、三回には再び山川に左翼席へ2ランを打たれた。「1本目は最初は高さがダメ。気持ち良く振られていたので、2本目はボールであわよくばファウルになればと思っていたが、コースが(中に)入ってしまった」と反省した。  それでも、「強気に、パワープレー」の信条を貫き、直球勝負を挑んだ5年目右腕の投球に、井口監督は「どんどん攻めていくピッチングをして、結果2本打たれてしまいましたが、内容はよかった。(直球を2本塁打されたが)本人のそういう投球は、ぼくはいいと思う」と評価をした。

◆打線が1得点に終わり、昨季から続く西武戦の連敗は2003年6月24日-8月19日に喫した「8」に並んだ。先発の岩下は山川に2被弾するなど、6回4失点で黒星。「1本目は高さが、2本目はコースが中に入ってしまった」と悔やんだ。それでも直球勝負を挑んだ22歳に、井口監督は「攻めた結果が本塁打になったが、そういう投球は全然いい」と責めなかった。

◆千葉の夜空に、西武・山川穂高内野手(27)が大きな2本の放物線を描いた。  「1本目は風があって切れなかったので、よかった。2本目はいいホームランという感じです」  二回、左翼席最上部にある照明の下を直撃する推定飛距離140メートルの特大弾。ロッテ・井口監督のリクエストでリプレー検証が行われたが、本塁打が認められた。三回は左翼席中段へ2打席連発の2ラン。2年連続で両リーグ10号一番乗りを果たし「何でもトップはうれしい」と笑った。昨季の本塁打王は24打点と合わせ、リーグ2冠だ。  ブレークを果たす前の2017年夏。不調時に室内練習場へ向かうと、当時ベテラン選手の上本達之氏(現ブルペン捕手)から「お前は練習しなくても打てると思う。でも練習したら誰もお前に勝てなくなる。毎日、少しでも打ってみなよ」と声を掛けられ、練習が日課になった。  13日のオリックス戦で本塁打は出なかったが、「やっと頭で描いていたことができた」と山川。その後の8試合で5発を量産し、シーズン68発ペースに乗せた。「暖かくなれば、もっと体も動く」。気温の上昇とともに主砲の状態が上がってきた。 (花里雄太) 26歳の誕生日に2勝目を挙げた西武・本田圭佑 「絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がった。右打者のインコースにきっちり投げられたのがよかった」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1371 0.650
(↓0.034)
-
(-)
122101
(+5)
82
(+15)
21
(+1)
8
(+1)
0.242
(↑0.001)
3.690
(↓0.57)
2
(-)
ソフトバンク
1292 0.571
(↓0.029)
1.5
(-)
12093
(+2)
69
(+3)
29
(-)
16
(-)
0.253
(-)
2.640
(↓0.01)
3
(-)
日本ハム
10102 0.500
(↑0.026)
3
(↑1)
12177
(+15)
90
(+5)
9
(-)
6
(-)
0.239
(↑0.013)
3.880
(-)
4
(-)
西武
9111 0.450
(↑0.029)
4
(↑1)
122114
(+4)
108
(+1)
23
(+2)
23
(+1)
0.251
(-)
4.330
(↑0.21)
5
(1↑)
ORIX
8113 0.421
(↑0.032)
4.5
(↑1)
12174
(+3)
87
(+2)
20
(-)
24
(+1)
0.224
(-)
3.600
(↑0.08)
6
(2↓)
ロッテ
8121 0.400
(↓0.021)
5
(-)
12274
(+1)
97
(+4)
24
(-)
17
(-)
0.226
(↓0.001)
4.040
(-)