オリックス(☆9対0★)日本ハム =リーグ戦4回戦(2019.04.16)・大阪ドーム=
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日本ハム
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ORIX
20312001X91303
勝利投手:アルバース(1勝1敗0S)
敗戦投手:上原 健太(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(4号・1回裏2ラン),メネセス(2号・4回裏ソロ),メネセス(3号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆オリックスは初回、吉田正の2ランで先制する。その後は4回裏にメネセスのソロ、5回にはロメロの適時打が飛び出すなど小刻みに得点を重ね、終わってみれば13安打で9得点を挙げた。先発・アルバースが今季初勝利。敗れた日本ハムは、先発・上原が8失点と乱調で、打線も5安打と沈黙した。

◆オリックスの新外国人ジョーイ・メネセス内野手(26)が25打席ぶりのヒットとなる2号ソロを放った。 6番一塁でスタメン出場。5点リードで迎えた4回、先頭の打席で上原が投じた初球、外角寄り低めの直球をとらえ、右中間スタンドに運んだ。「少しバットの先だったから、どうかなと思っていたけど、なんとか入ってくれて良かったね」。6日楽天戦で1号ソロを放って以来、5試合無安打と調子を落としていただけに、浮上のきっかけとしたい。

◆オリックス吉田正尚外野手が2戦連発、今季本拠地初となる先制4号2ランを放った。 初回、1死から西浦が右前打で出塁した直後の打席、カウント1-2からの5球目、上原の真ん中低めのスライダーを体勢を崩しながらとらえ、弾丸ライナーで右翼スタンドにかっ飛ばした。「タイミングは外されていましたが、うまくヘッドに乗せてひろう事が出来ました。まずは先制点を取る事が出来て良かったです」。14日西武戦では1試合2本を放っており、主砲が量産態勢に入った。 3回には1死一、二塁のチャンスで再び上原の初球、真ん中低めの変化球をたたき、右中間フェンスを直撃する適時二塁打でリードを広げた。

◆日本ハム上原健太投手がKOされた。2回の3者凡退をのぞき、毎回失点と乱れた。吉田正には2ランを含む3安打3打点を許すなど、要所を抑えられなかった。 「完全に勢いづかせる本塁打になった。あそこ(吉田正)から止められなかった」。5回10安打8失点と流れを変えられず降板した。「ここぞという所で踏ん張りきれなかった。ずっと相手の流れを止められなかった」と猛省した。

◆オリックスの新外国人ジョーイ・メネセス内野手(26)が25打席ぶりのヒットとなる2号ソロを放った。 6番一塁でスタメン出場。5点リードで迎えた4回、先頭の打席で上原の初球、外角寄り低めの直球をとらえ、右中間スタンドに運んだ。「少しバットの先だったから、どうかなと思っていたけど、なんとか入ってくれて良かったね」。6日楽天戦で1号ソロを放って以来、5試合無安打と調子を落としていただけに、浮上のきっかけとしたい。 8点リードの8回の先頭打席で、カウント2-2から堀が投じた内角低めの変化球をすくい上げ、左翼3階席に飛び込むこの日2本目の3号ソロを放った。

◆三塁ですら、遠かった。得点の気配は最後までなかった。日本ハムは開幕から16試合目で、今季初の0封負け。 8回2死、三ゴロに倒れた近藤の一塁到達をめぐってリプレー検証を要求したが、アウト判定は覆らず。試合終了から約30分後、ようやく報道陣の前に姿を現した栗山監督は「やられる時は、こうやって点差が開くもの」。オリックス投手陣に散発の5安打と封じられ、投手陣も3被弾を含む大量9点を失う大敗だった。 相手先発アルバースの多彩な変化球に幻惑された。5回までに8点差となり、6回以降は救援陣を攻略する糸口もなかなか作れなかった。打線は敵地で打率1割9分7厘と"内弁慶"ぶりは変わらず、上昇の兆しが、なかなか見えない。栗山監督は「去年、やっているから分かっているけど、ああいう投手は点差があったら楽になる」と助っ人左腕の好投を振り返り「こちらが少数点差でやっていくしかないんだけど...」と、序盤から一方的な展開になったことを悔しがった。 力が拮抗(きっこう)しているパ・リーグを見渡し「1つ勝つことが難しいのは実感している」としていた指揮官は「トータル的にやられた。これを明日以降に生かしていくしかない」。貯金は再び0となり、また一からのスタートだが、表情に悲愴(ひそう)感はない。「すべてを飲み込んで前へ進むしかない」と話す口調は、しっかりとしていた。【中島宙恵】

◆オリックス高卒2年目の西浦颯大外野手がプロ初の猛打賞を記録した。 「2番中堅」で出場し、初回と3回は1死から安打で出塁し、吉田正にいい形でつなげた。初の3安打に「うれしいです」と笑顔。この日から「流れに乗っちゃいました」とフェースガードを着用し「よかったんじゃないですかね」と効果がいきなり表れた。

◆主砲がお目覚めした。オリックス吉田正尚外野手(25)が2戦連発の4号2ランに、プロ初の二塁打3本の4安打3打点と完全復活を果たした。 今季チーム最多13安打での大勝を演出した。今季初のお立ち台では「半泣きぐらいになっていた。今日は打ててよかったです」と満面の笑みを見せた。 口火を切った。初回、1死一塁から上原の真ん中低めのスライダーを体勢を崩されながら捉えた。「タイミングは外されていましたが、うまくヘッドに乗せて拾うことができた」。打球は弾丸ライナーで右翼席に突き刺さる本拠地第1号。3回1死一、二塁からは上原の初球、低めの変化球をたたき右中間フェンス直撃の適時二塁打。第3、4打席は右に左に二塁打を打ち分けた。 開幕から打撃不振が続き、打率は一時0割5分まで沈んだ。「チームにも迷惑をかけていましたし、情けなかった」。打撃コーチに助言を求め、データや昨季の映像と見比べるなどの試行錯誤。バットの入射角を少し下げるなど微調整で調子を上げてきた。「凡打の内容も良くなってきた。下を向かずにやれることをしっかりやってきました」と昨オフから取り組むセンター方向へスピンをかけて飛ばす意識をぶらさず、黙々とバットを振り込んだ。 打率も一気に2割6分3厘まで上昇。「打てない時間が長かった。いいときが多ければいいと思うので、頑張ります」。さあ、逆襲だ。【古財稜明】

◆オリックス先発アンドリュー・アルバース投手が5回4安打無失点で、今季初勝利を飾った。毎回走者を背負いながら、低めに制球し連打を許さず。 昨季6月26日の西武戦以来、294日ぶりの白星に「久しぶりだったので、うれしかった。打線も援護してくれたのはよかった」と喜んだ。お立ち台には「3年B組アルバース先生」と書かれたTシャツを着て登場。「やれと言われたことはなんでもやります」と笑った。

◆オリックスが今季最多の13安打と打線が爆発し、日本ハムに大勝した。3番吉田正が2戦連発の2ランに3本の二塁打を含む4安打3打点。 6番メネセスがソロを2発。故障で出遅れていた4番ロメロが2安打4打点と勝負強さを発揮した。西村監督は「打つべき人が打ってくれた。(助っ人2人は)今まで調子が上がらない中で、特打もしっかりやってきた。いつかは出ると思っていた」と喜んだ。プロ初の猛打賞を記録し、攻撃の起点となった西浦については「西浦の出塁が大きかった」と高卒2年目の奮闘をたたえた。

◆オリックス・吉田正尚外野手(25)が16日、日本ハム戦(京セラ)で先制の4号2ラン。一回1死一塁の第1打席で、右翼3階席に豪快なアーチを描いた。  「タイミングは外されていましたが、うまくヘッドに乗せてひろうことが出来ました。まずは先制点を取ることができて良かったです」  日本ハム先発の上原が投じた外角123キロのスライダーをバットの先でひろうと、崩されながらも右翼席まで運んだ。14日の西武戦(メットライフ)では自身5度目となる1試合2本塁打。11日のロッテ戦(ZOZO)で今季1号を放って以降、ここ5試合で4発と本来の打棒を発揮し始めた。

◆日本ハム・西川遙輝外野手が27歳の誕生日を迎えた16日、オリックス4回戦(京セラ)の五回一死から中前打を放った。直後の次打者・大田のときに二盗。今季3つめの盗塁を成功させた。  一回は遊ゴロ、三回は中飛に倒れたが"3度目の正直"で出塁した。智弁和歌山高から日本ハムに入団して今季プロ9年目。一昨年、昨年と2年連続で盗塁王に輝いており、この日も1番打者としてふさわしい活躍をみせた。

◆日本ハム・上原健太投手(25)が16日、オリックス4回戦(京セラ)に先発して5回10安打8失点で降板した。  一回一死一塁で吉田正に先制の右越え4号2点本塁打を浴びた。吉田正には三回に右中間フェンス直撃の二塁打、五回に右翼線二塁打と打ち込まれた。  上原は今季3試合目の登板。先発は4月9日のソフトバンク1回戦(長崎)以来2度目だった。明大からドラフト1位で日本ハムに入団して4年目。昨季に自己最多の4勝をマークした左腕は、待望の今季初勝利を逃した。

◆オリックスの新外国人、ジョーイ・メネセス内野手(26)が16日、日本ハム戦(京セラ)で来日初となる1試合2本塁打をマークした。  まずは四回の先頭で中堅右へ2号ソロ。「打ったのは外寄りのストレート。少しバットの先だったから、どうかなと思っていたけど、なんとか入ってくれてよかったね」と振り返った。  八回の先頭でも左翼3階席に飛び込む3号ソロ。ここ数試合は安打がなく、四回の一発が25打席ぶりの快音だっただけに、助っ人の一撃はチームにとっても大きな本塁打となった。

◆オリックスが吉田正の4安打3打点の大暴れで圧勝した。吉田正は一回1死一塁から右翼へ先制2ラン。三回にも1死一、二塁から右中間へ適時二塁打。ロメロも中前2点打で続き、5-0とした。四回の先頭でメネセスが2号ソロを放ち、さらに点差を広げた。  日本ハムは四回に2死二塁とするが、石川亮が空振り三振。五回1死二塁でも大田が中飛、近藤は二ゴロと後続が続かなかった。  オリックスは五回にもロメロが左前2点打を放つなど、打線がつながった。日本ハムは連勝が3でストップ

◆オリックスのアルバースが5回を4安打無失点で、昨年6月以来の白星を挙げた。9勝を挙げた昨季は腰痛で8月14日を最後に登板がなかった。「久しぶりだったのでうれしかった」と勝利の味をかみしめた。  打たせて取る投球で、ピンチでも粘り強かった。93球と球数が増えて5回で降板となったことに「7連戦の初戦。なるべく長く投げようと思っていた」と反省も忘れなかった。

◆アルバースは5回無失点で今季1勝目(1敗)。「久しぶりに勝ててうれしいよ」と笑った。次回は中5日で22日のソフトバンク戦(東京ドーム)に先発することもあり、球数93球で降板。「7連戦の初戦だし、大量点もあったので本当はブルペンを使わずもっと長い回を投げたかったけど、後に投げた投手もゼロで抑えてくれた」と感謝していた。

◆散発5安打で今季初の零封負け。連勝は3で止まった。先発の上原が5回10安打8失点で今季初黒星。特に吉田正には先制2ランを浴びるなど3打数3安打と打ち込まれた。プロ4年目の左腕は「(本塁打は相手を)勢いづかせる一本になった。うまく打たれた。あいつ一人にしてやられた」と悔しがった。

◆本拠地7試合目で、ようやくお立ち台に上がった。オリックス・吉田正が、自身2度目となる4安打の固め打ち。先制2ランに3本の二塁打と、長打力を存分に発揮し、チームを勝利に導いた。  「先週はちょっと半泣きぐらいだったので、きょう打てて良かったです」  今季初のヒーローインタビューで自虐的に笑った。一回1死一塁の第1打席で右翼3階席に4号2ランを放つと、三回1死一、二塁で右中間フェンス直撃の適時二塁打。五回に右翼線二塁打、七回でも左翼線に二塁打と大暴れした。4打数4安打3打点で、打率は・263まで上昇。開幕から不振で苦しんでいただけに、西村監督も「(吉田)正尚の状態が上がってきた。ナイスバッティング」と胸をなで下ろした。  長いトンネルだった。今季初安打は15打席目で、初本塁打は49打席目。プロ4年目は開幕4番でスタートも、相手球団の徹底マークにあった。「半泣きぐらいだった」と振り返った2日からの本拠地開幕6連戦は21打数4安打。昨秋から取り組んできた「中堅方向に強い打球、逆方向に強い打球」という新たなスタイルが崩された。  それでも前を向いた。「レベルアップするためにはここを乗り越えないと」と奮い立たせ、早出でのロングティーなどを実施。昨季の打撃フォームを参考にしつつ「スイング軌道、体の使い方」を修正した。  「常に進化を求めていきたい。戻すとなると後退のイメージなので、いまの自分の引き出しのなかから合うやつを探して」。目指す高みは誰も到達していない場所。前人未踏の領域に吉田正が挑んでいく。(西垣戸理大) 4打数3安打3得点でプロ初の猛打賞を記録したオリックス・西浦 「うれしいですね。(3得点で)やっと1~4番がかみ合った感じで。納得のいく打撃はできました」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
952 0.643
(↓0.049)
-
(-)
12764
(-)
48
(+6)
21
(-)
12
(-)
0.249
(-)
2.500
(-)
1
(1↑)
楽天
951 0.643
(↑0.028)
0
(↓1)
12869
(+5)
51
(+4)
11
(+1)
7
(+1)
0.248
(-)
3.150
(-)
3
(-)
日本ハム
772 0.500
(↓0.038)
2
(-)
12747
(-)
68
(+9)
6
(-)
6
(+1)
0.221
(-)
3.970
(-)
4
(-)
西武
780 0.467
(↓0.033)
2.5
(-)
12886
(+4)
69
(+5)
16
(+2)
17
(+2)
0.262
(-)
4.250
(-)
5
(-)
ORIX
573 0.417
(↑0.053)
3
(↑1)
12850
(+9)
55
(-)
12
(+3)
19
(-)
0.224
(-)
3.220
(-)
6
(-)
ロッテ
5100 0.333
(↑0.047)
4.5
(↑1)
12854
(+6)
79
(-)
23
(+2)
12
(-)
0.219
(-)
4.710
(-)