日本ハム(☆3対0★)ロッテ =リーグ戦2回戦(2019.04.13)・札幌ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
0000000000410
日本ハム
00200100X3800
勝利投手:バーベイト(1勝1敗0S)
(セーブ:秋吉 亮(0勝0敗2S))
敗戦投手:ボルシンガー(0勝2敗0S)
  DAZN
◆日本ハムは3回裏、大田の2点適時打で先制に成功する。そのまま迎えた6回には、1死一塁から大田の二塁打に相手失策が絡み1点を追加した。投げては、先発・バーベイトが5回無失点で今季初勝利。3番手・宮西が通算300ホールドを達成した。敗れたロッテは、打線が4安打と沈黙して3連敗となった。

◆歴代通算最多ホールドを挙げている日本ハム宮西尚生投手が通算300ホールドを達成した。 初ホールドは1年目の2008年4月4日オリックス戦(京セラドーム大阪)。18年7月6日には通算274ホールド目を挙げ、元巨人山口鉄也氏を抜いてプロ野球新記録となった。またルーキーイヤーの08年から昨季まで11年連続で50試合登板するなどチームでは欠かせないリリーフ左腕の地位を築いている。

◆日本ハム宮西尚生投手(33)がプロ野球史上初の300ホールドを達成した。ロッテ2回戦(札幌ドーム)の7回に登板し、クリーンアップを3者凡退に打ち取ってチームの連勝に貢献した。 一問一答は以下の通り。 -300ホールド達成の瞬間は 宮西 いつも通りです。いつも通り打ち取って、アウトにできればいいなあと思っていました。野手の皆さんが、たくさん点を取ってくれたので余裕でした。 -チームメートからは 宮西 タク(中島)は自分の記録に興味がないのに、僕の記録には興味があって。握手してくれてホッとしました。 -次の目標は もちろん301ホールド目指して頑張ります(笑い)一番は、これからプロを目指す子どもたちがホールドで目立てるんだぞというのを知ってもらえたらうれしい。僕にはまだ岩瀬さんという偉大な目標がある。目標がないと、人って頑張れない。 -投球内容は 宮西 昨日より今日は、ちょっと腕の位置を下げた。今日投げててブルペンで、ああ疲れているなと。一番変えやすいのは角度かなと。ボール2個分くらい、横の角度を意識して。 -つらい時期をどうやって乗り越えてきた 宮西 ファイターズの良いところというか、打たれても声をかけてくれるし誰も責めることはない。信用し続けてくれているっていうことは裏切ってはいけない。それでまたはい上がれた。 -明日またマウンドに 宮西 休ませてくれへんかな(笑い)明日は有原が、しっかり放ってくれる約束をしているんで。期待しています。

◆日本ハム金子弌大投手が4年ぶりホールドで、完封リレーに貢献した。 2点リードの6回に2番手で登板。先頭に右前打を許すも、後続は冷静に打ち取り、無失点に抑えた。「慎重さも大事ですけど、もうちょっとピシっと抑えたい」と次回登板へ貪欲だった。

◆日本ハム宮西尚生投手(33)がプロ野球史上初の300ホールドを達成した。ロッテ2回戦(札幌ドーム)の7回に登板し、クリーンアップを3者凡退に打ち取ってチームの連勝に貢献した。▽日本ハム栗山監督(通算300ホールドを達成した宮西に)「中継ぎ投手の存在の大きさや、野球自体が分業化されている中で、これから野球をやる人に本当に大きな夢とメッセージを示してくれた」 ▽日本ハム厚沢ベンチコーチ(宮西が1年目の時の投手コーチで、サイドスローを勧めた恩師)「すごすぎて、イメージが湧かない。どれだけ体が強いんだ、と思う。ミヤ(宮西)のおかげで、あそこのポジションを目指す子どもが出てきてもおかしくない」 ▽日本ハム木田投手チーフコーチ(宮西に)「本当にすごい。ああいう展開になったら、宮西がいることがウチの強み。今日も助けてもらった」 ▽日本ハム・バーベイト(来日初先発で5回無失点の好投で来日初勝利)「ファイターズも僕も勝てて、いい1日。宮西さんも300ホールドを達成して、みんなハッピーな気持ちです」 ▽日本ハム金子(宮西の前に登板し)「この場に立ち会えただけでも、同じマウンドで投げられただけでも光栄。どんなことがあっても動じない、変わらないすごさを感じる。本当に経験があるすごい投手」

◆日本ハム宮西尚生投手(33)がプロ野球史上初の300ホールドを達成した。ロッテ2回戦(札幌ドーム)の7回に登板し、クリーンアップを3者凡退に打ち取ってチームの連勝に貢献した。「奇跡の左肘」を持つ鉄腕サウスポーが前人未到の大記録を打ち立てた。宮西がマウンドに仁王立ちした。7回2死、昨季まで同僚のレアードの打球は、くしくも同期入団の中田が守る一塁への飛球となった。3者凡退で仕事を終えた左腕は「これからプロを目指す子どもたちに、ホールドでも目立てるんだぞというのを知ってもらえたら」。直球とスライダーだけで、こつこつと積み上げたホールド数は、636試合目でついに前人未到の300に到達した。 昨年7月に巨人山口の日本最多ホールド記録を更新してから、孤独な旅が始まった。入団1年目から11年連続でシーズン50試合以上の登板を続けるタフネスさ。正真正銘の「鉄腕」の秘密は、奇跡とも言える商売道具の左肘にある。 昨オフ、2度目のクリーニング手術に踏み切った時だ。その左肘の状態に、国内で肘の権威とされる医師が驚いた。長年の酷使で、投手の命とも言える内側の側副靱帯(じんたい)は、すでに手術が必要なほど伸びきっていた。 宮西 でも、僕の場合はなぜか伸縮性が保たれていた。だから、普通に投げられる。何人も診察してきたドクターが「こんな人は見たことがない」って言うほど珍しいことらしく、この体に生んでくれた両親には感謝しかない。 投球時に左肘が外側に倒れがちなのは、伸びてなお柔軟な靱帯に起因する。 宮西 外側に遊離軟骨ができやすくて除去手術は必要だけど、靱帯よりは回復も早い。特殊な体でメリットの方が多いかな。 痛みが出ると左肘の位置など投げ方を変える器用さもあり、リスクの回避につなげてきた。この日も、ボール2つ分、角度を変えて2連投を乗り切った。「僕にはまだ岩瀬さんという偉大な目標がある。目標がないと、人って頑張れない」。中日岩瀬の15年連続50試合登板まで、あと4年。身につけた技術と"奇跡の左肘"を支えに、鉄腕の1人旅は続く。【中島宙恵】

◆日本ハムのジョニー・バーベイト投手(26)が来日初先発で初勝利を挙げた。ストライク先行で打たせて取るスタイルを展開。走者を背負っても落ち着いて切り抜けるなど、ロッテ打線から凡打の山を築いた。5回を69球で投げきって2安打無失点の好投。チームに勝率5割復帰、昨年から対ロッテ7連勝、今季札幌ドーム5戦不敗をもたらし、新天地での初白星に笑顔を見せた。バーベイトは勝利の瞬間、偉業を達成した宮西とがっちり握手した。前人未到の300ホールドへの筋道をつくった新助っ人は、うれしそうに言った。「みんなハッピーな気持ちだよ。おめでとうございます」。自身も来日初先発で初勝利と節目を飾った。お立ち台では日本語で「アリガトウゴザイマス」とファンに感謝。「ファイターズも僕も勝てた。いい1日になったよ」と笑みがあふれた。 馬力あふれる投球で、5回まで駆け抜けた。「ストライク先行を意識して、ゴロアウトが多く取れた」。低めにボールを集めることに集中。最速150キロの直球も、カーブやスライダーなどの変化球も、丹念に、浮かないように、投げ続けた。結果は5回2安打無失点。15個のアウトのうち、半数の7個(1つは併殺打)はゴロアウト。力のこもった1球1球はバットの芯を外し続けた。 不安視されたスタミナも切れなかった。「体力的にはもっといけた。自分の中ではペース配分もできていた」。開幕前の最長イニングは4回。青写真通りの省エネ投球で、来日後は未到の5回までを、わずか69球で投げきった。来日初登板となった2日楽天戦(楽天生命パーク)は気温2度前後の中でも半袖姿で投げた。「今日は室内だったから、すごく汗もかいたよ」と熱投を振り返った。 気合乗りがいい新助っ人の大好物は馬刺しだ。春季キャンプ終わりで北海道に初上陸した2月末。マルティネスら助っ人勢で焼き肉屋を訪れた際に気に入った。「これまで食べたことなかったけど、本当においしかった」。バクバクと馬肉を口に運んで、異国での活躍へ向けて景気づけした。「いろいろチャレンジしたい」と臆することなく日本文化を受け入れる姿勢もある。中継ぎもできる右腕は、チームに求められる役割とも折り合いを付けながら「驀進(ばくしん)」していく。【木下大輔】

◆日本ハム杉谷拳士内野手が、今季初スタメンで躍動した。3回無死の第1打席に、初球打ちで今季初安打となる左前打。決勝点につながる布石を打った。 7回には左中間を破る二塁打でマルチ安打。「準備は出来ていた。やっと開幕したので1年間しっかり戦力になりたい。とにかく体が元気だと言いたいです!」とアドレナリン全開だった。

◆ロッテの昨季、チームトップ13勝を挙げたマイク・ボルシンガー投手(31)が13日、日本ハム2回戦(札幌ドーム)に先発。5回3安打2失点と粘りの投球を見せたが、今季初勝利とはならなかった。  「今シーズン2度目の登板となったけど、自分なりにしっかりとした投球ができたとは思う。あの1球が悔やまれる失投だった。大田に投げた1球がね」  立ち上がりは2イニング連続で三者凡退に仕留めたが、三回、7番の杉谷に初安打を許すと、さらに2死二、三塁とピンチを広げ、2番・大田に先制の中前2点打を浴びた。終わってみれば、それ以外は完璧な内容だっただけに、悔やまれる三回となった。  3月30日の楽天2回戦(ZOZOマリン)で今季初先発も、五回途中5安打5四球4失点。左脇腹に痛みを訴え降板し、病院へと直行した。診断は「異常なし」だったが、大事をとって一度、出場選手登録を抹消。先発機会を1回飛ばしての復帰登板だった。

◆日本ハムの宮西尚生投手が13日、札幌ドームで行われたロッテ2回戦で今季6ホールド目を挙げ、プロ野球史上初となる通算300ホールドを達成した。3-0の七回に登板し三者凡退に抑えた。初ホールドは2008年4月4日のオリックス戦。  関学大から2008年に大学生・社会人ドラフト3巡目で入団し、全て救援で通算636試合に登板。1年目から昨季まで11年連続で50試合以上に投げ、昨年7月には山口鉄也(巨人)を上回るプロ野球新記録の通算274ホールドをマークしていた。  ホールドは05年からセ、パ両リーグで導入され、中継ぎ投手が同点もしくはセーブが付く条件を満たす状況で登板し、1死以上を奪い、リードを保つか同点のまま降板した場合に記録される。

◆ロッテは13日、日本ハム2回戦(札幌ドーム)に0-3で敗戦。日本ハムの5投手の継投に対して零封負けを喫し、3連敗で借金は「5」となった。  井口監督は「ちょっと全体沈んでしまっている。(先発の)ボルシンガーもしっかり投げてくれているので、明日は何とか打線で勝てるように」と唇をかんだ。  打線が四回、六回、八回と3度に渡って併殺打でチャンスをつくれなかった。3試合で計2得点に終わっている打線に対し、指揮官は「(明日は)組み替えも考えていきたいと思います」と連敗ストップへの思いを語った。

◆ロッテは4安打で三塁を踏めず、3連敗を喫した。ここ3試合で計2点と貧打に苦しみ、井口監督は「全体的に沈んでいる。打線の組み替えを考えたい」と話した。  左脇腹痛から復帰したボルシンガーは5回2失点とまずまずの投球を見せたが、打線が援護できなかった。2安打と気を吐いた鈴木は「投手は頑張っているのに、野手が力になれていない。とにかく全員で必死にやるしかない」と危機感をにじませた。 ボルシンガー(2週間ぶりの登板で5回2失点) 「次につながる投球はできた」

◆日本ハムの宮西が3-0の七回を完璧に抑えて前人未到の300ホールドに到達した。「これからプロを目指す子どもたちに示すことができた。目標にして入ってきてくれたらうれしい」と喜びをかみしめた。  節目の数字が懸かった登板にも「いつも通り」と冷静にマウンドに上がり、直球と持ち前のスライダーを駆使して打たせて取った。「打者の皆さんがたくさん点を取ってくれたので余裕で投げられた」と感謝した。  昨年11月に左肘の手術を受けた。まだ万全ではないが、今季は7試合に登板して無失点。目指すものについて「岩瀬さんという偉大な目標がある」と、昨季限りで現役を引退した中日の岩瀬だけがプロ野球で達成している通算1000試合登板を掲げた。

◆4安打で三塁を踏めず、3連敗を喫した。ここ3試合で計2点と貧打に苦しみ、井口監督は「全体的に沈んでいる。打線の組み替えを考えたい」と打開策を示した。左脇腹痛から復帰したボルシンガーは5回2失点と及第点の投球だったが、打線が援護できなかった。2安打と気を吐いた鈴木は「投手は頑張っているのに、野手が力になれていない」と危機感をにじませた。

◆2番・大田が三回2死二、三塁で2点中前打を放つなど、4打数3安打2打点の大活躍。貴重な先制点をたたき出し、「チャンスで打って、チームも勝って、いい流れをつくることができた」と胸を張った。開幕から打撃不振に苦しんできた28歳の復調に、栗山監督も「やっと泰示らしくなってきた」と目尻を下げた。

◆日本ハムは13日、ロッテ2回戦(札幌ドーム)に3-0で勝ち、2連勝を飾った。3番手で登板した宮西尚生投手(33)が1回無安打無失点で今季6ホールド目を挙げ、プロ野球史上初となる通算300ホールドを達成。金字塔を打ち立てた左腕を含む5投手の零封リレーが決まり、勝率を5割に戻した。  鉄腕リリーバーが、前人未到の大台に到達した。宮西が3-0の七回を完璧に抑えて通算300ホールドを記録。後輩の上沢、加藤から記念の花束とプレートを受け取り、ファンの大歓声に応えた。  「みんながつないでくれた数字。ぼく自身だけのものじゃないので、みんなで喜びたい」  七回に登板し、相手の3~5番をピシャリ。3点差の緊迫した場面だったが「野手の皆さんが、たくさん点を取ってくれたので余裕で投げられた」とお立ち台でジョークを飛ばした。  百戦錬磨の投球術がこの日も光った。ロッテ相手の連投に「昨日しっかり投げた球が捉えられていたので、角度を変えよう」と前日より投げる左腕の位置を下げ、ボール2個分横の角度をつけた。「どうやったらこの世界で生き残れるか考えたとき、唯一腕の位置だけが器用に動かせたので」と胸を張った。  新人から一度も先発はなく11年連続で50試合以上に登板している。「本当につらい時期もあった」と述懐するが、昨年7月に山口鉄也(元巨人)を超えるプロ野球新記録の274ホールドをマーク。昨年11月には左肘の手術を受けたが、今季も7試合に登板して無失点を貫いている。  次に目指すは岩瀬仁紀(元中日)の歴代最多1002試合登板だ。636試合目を投げ終えた宮西は「先輩方の記録のおかげで、僕が今ここに立っている。これからのリリーフ投手の目標になれるような記録をつくりたい」と決意を示した。日本ハム一筋12年目。まだまだ腕を振り続ける。 (浜浦日向) 宮西の通算300ホールド達成に日本ハム・栗山監督 「勝利のために、中継ぎの役割が大きいという野球界全体へのメッセージ。このチームの特長は中継ぎなので、本当に感謝している」 ★記念グッズ  宮西の通算300ホールド達成を記念して早速、グッズの受注販売が始まった。球団公式オンラインストア限定で記念ボール、ユニホーム、キーホルダーなど8種類が用意され、27日正午まで受け付ける。Tシャツ、フェースタオル、巾着は数量限定で球団公式ショップ「ON-DECK」「CLUBHOUSE」でも販売される。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
842 0.667
(↑0.031)
-
(↓1)
129
(-1)
58
(+1)
41
(-)
20
(-)
11.000
(↑1)
0.000
(-)
1
(-)
楽天
841 0.667
(↓0.06)
0
(-)
130
(-1)
63
(-)
41
(+1)
10
(-)
6.000
(-)
0.000
(-)
3
(1↑)
日本ハム
662 0.500
(↑0.045)
2
(↑1)
129
(-1)
44
(+3)
58
(-)
6
(-)
4.000
(↑1
0.000
(-)
4
(1↓)
西武
670 0.462
(↓0.038)
2.5
(-)
130
(-1)
71
(+3)
61
(+10)
12
(-)
15.000
(-)
0.000
(-)
5
(-)
ORIX
463 0.400
(↑0.067)
3
(↑1)
130
(-1)
38
(+10)
44
(+3)
7
(+2)
19.000
(↑1)
0.000
(-)
6
(1↓)
ロッテ
490 0.308
(↓0.025)
4.5
(-)
130
(-1)
47
(-)
76
(+3)
20
(-)
12.000
(↑2
0.000
(-)