1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 4 | 11 | 3 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | X | 7 | 11 | 0 | 1 |
勝利投手:ニール(1勝0敗0S) (セーブ:マーティン(0勝0敗1S)) 敗戦投手:涌井 秀章(0勝1敗0S) 本塁打 |
◆西武は3回裏、源田の適時二塁打で先制する。続く4回に山川のソロなどで2点を加えると、5回には森の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ニールが6回途中2失点で来日初勝利。敗れたロッテは、先発・涌井が5回途中5失点と試合をつくれなかった。
◆ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18)が2試合ぶりに「1番中堅」で先発となった。 開幕戦では球団54年ぶりに開幕スタメンを勝ち取り、安打を放った18歳。 3月31日の3戦目は途中出場で右飛に終わったが、もう少しで本塁打という打球を放った。3月19日の西武とのオープン戦では三塁打を放っている。開幕戦以来の安打となるか。
◆西武前身球団の西鉄OB・中西太氏(85=日刊スポーツ評論家)が2日、本拠地メットライフドームでの開幕戦で、始球式を務めた。 球団創設70周年を記念して、背番号6のユニホームを着て登場。捕手は辻発彦監督が務め、ワンバウンドさせながらミットにおさめた。「かまえたらふらついたけど、なんとかワンバウンドで投げられた」と笑顔。式後は、球場名物108段の階段を自ら上がり「負けて上がるのがつらい階段を久々に味わった」と元気な姿を見せた。
◆西武山川穂高内野手が、本拠地初アーチとなる3号ソロを放った。 1点リードの4回、先頭で打席に入ると、フルカウントから真ん中低めの直球を左中間スタンドに運んだ。開幕カード3連敗で迎えた本拠地開幕。「打ててよかった」と、追撃弾で初勝利に向けて後押しした。
◆ロッテ先発の涌井秀章投手が、5回途中でKOされた。 背番号を「18」に変更して臨んだ今季初登板は4回0/3を9安打5失点。114球を要し、流れを引き寄せることはできなかった。「ボール、ボールとなかなか有利なカウントをつくることができずに、リズムをつくれなかった。チームに一度もいいリズムを持ってくることができず申し訳ない。1週間しっかり調整して次の登板を迎えられるようにしたい」と話した。 これで3月30日の楽天2回戦から3戦連続で、先発投手が5回持たずに降板となった。
◆西武森友哉捕手が、打点を量産した。 3点リードの5回、無死満塁の絶好機で右前へ2点適時打を放った。ロッテ涌井をマウンドから引きずり下ろし、リードを5点に広げた。さらに2点を失った直後の6回の攻撃。2死一、二塁で今度は2打席連続2点タイムリーとなる左翼線二塁打を打ち、突き放した。 「点を取られた後、すぐに点を取り返すことができてよかった」。主導権を譲り渡すことなく、バットで見せた。
◆西武の本拠地で、どすこいコールが鳴り響いた。山川がホームでも4番の仕事を果たした。 1点リードの4回先頭の打席、フルカウントで迎えた6球目、低めの直球を捉え推定飛距離120メートルの3号ソロを左中間スタンドへ運んだ。勢いづいた山賊打線は、今季初めての2桁安打となる11安打7得点で初勝利。「今日のホームランはいい。明日以降にすごくつながる」と好感触を口にした。 これで4戦3発と100本超えペースで量産する。ホーム初戦、まずは早出で打ち込んだ。「ホームだと朝から晩まで自分のペースで練習ができる。(去年も)バッティングが悪くなったらホームに戻ってよくなった。それを繰り返していた」。前日の休日には、日が暮れ始めた夕方、第2球場の室内練習場で人知れず振り込んだ。練習量をそのまま結果へ結びつかせた。 4試合目にして手にした今季初勝利。「1個勝つのが大変だなと、みんな思っていた。こういう試合を乗り越えていかないと。明日からこの感触を忘れないようにしたい。この3つを大事にしたい。明日が早くきてほしい」と待ち遠しそうにしていた。【栗田成芳】
◆ロッテの新外国人、ブランドン・レアード内野手(31)が開幕から4戦連発となる4号ソロを放った。 4点を追う8回1死、2ボール2ストライクから西武増田の内角高めを左翼席へはじき返した。ベンチへ戻ると、リールを巻き取る「つりポーズ」からの「すしポーズ」で早くも今季4個目のすしを握った。開幕4戦連発は30年ぶりの記録だと知らなかったと言い「勝てればうれしいことはない。1打席1打席に集中して続けるだけ」と気を引き締めた。 チームは西武打線に並ぶ11安打をマーク。今季初めて2ケタ安打を重ねたが、開幕2戦目から3連敗を喫した。
◆ロッテ・ドラフト1位の藤原恭大外野手は4打数無安打に終わった。2試合ぶりに「1番中堅」で先発出場。 2回の第2打席、2死満塁の好機で打席へ入ったが、3球三振に倒れ「単純に力がなかったです。しっかり切り替えて修正したい」。 井口監督は「明日(の西武先発武隈が)左なんで打順含めて考えていきたい」と打線の組み替えも示唆した。
◆西武源田壮亮内野手がレジェンドから気合を注入され、先制適時打につなげた。 3回に右翼線二塁打を打ち先制。試合前には、元西鉄で同じ6番を背負っていた中西太氏が始球式で訪れ「もっとメシを食え!」とゲキを飛ばされた。背番号を継承した大先輩の言葉に「普段は気にしないけど、こういう機会があると(6番であることを)感じますね」と刺激を受けていた。
◆ロッテが西武打線と同じ11安打放ちながら4得点に終わった。0-0の2回、1死満塁の好機で、9番藤岡、1番藤原が凡退。先取点を奪えなかった。 2番加藤は3安打、3番中村奨も2安打。6番レアードは4戦連発のソロを含む3安打と当たっているだけに、井口監督は「あそこで取れないと流れが向こうにいってしまう。打順を含めて考えていきたい」と打線の組み替えを示唆した。
◆西武が本拠地開幕戦で、ようやく今季初勝利を手にした。 リードを奪いながらも食い下がるロッテ。3点差で迎えた9回も、2死満塁とピンチを広げながら新守護神マーティンが抑えた。 辻発彦監督は「体がもたない。まだ4試合しかやっていないのに」。負ければ40年ぶりの開幕4連敗だった。トンネルから抜け出し「とにかく1勝してホッとしてます。明日から選手も肩の力が抜けてやってくれると思います」と逆襲に入る。
◆西武の前身、西鉄クリッパース誕生70周年を記念し、西鉄OBの中西太氏(85)氏が2日、本拠地開幕戦(対ロッテ、メットライフ)の始球式を務めた。捕手役の辻監督に向けてワンバウンドで投球し、「招いていただいてありがたい。ふらついたけど、なんとか投げられた」と振り返った。古巣の戦いについては「去年やっと勝って、今年も非常に期待できる。ソフトバンクもそう簡単には勝てない」と期待した。
◆ロッテの涌井秀章投手(32)が2日、西武1回戦(メットライフ)で今季初先発したが、4回0/3を9安打5失点でマウンドを降りた。 毎回走者を背負う展開も、粘って2回までは無失点で切り抜けたが、三回に源田に右翼線2点二塁打を打たれ先制された。さらに四回は4番・山川に中越えの特大ソロを浴びるなど2失点。最後は五回、安打と失策、死球で無死満塁のピンチから5番・森に右前2点打を許し、降板が告げられた。 今季から変更した背番号「18」をつけての最初の公式戦登板は、悔しい結果に終わった。
◆西武の山川が早くも今季3号本塁打をマークした。1-0の四回に先頭で打席に立つと、フルカウントから涌井の低めの直球を力強いスイングですくい上げた。打った瞬間に本塁打と分かる当たりで左中間席へ運び「打てて良かった」と短い言葉に喜びを込めた。 開幕カードのソフトバンク3連戦は2本塁打を放ったが、安打はその2本だけ。チームも3連敗を喫したとあって「納得いかない」と不満が残った。その鬱憤を晴らすかのように本拠地開幕戦で完璧な一発を披露し、ファンを沸かせた。 昨季は47本塁打でタイトルを獲得。今季は大台の50本塁打を目標に掲げる。「僕は本塁打を打つのが仕事」と自負する4番打者がその言葉通り快調に本塁打を量産している。
◆西武の新外国人、ザック・ニール投手(30)が2日、本拠地開幕となるロッテ戦(メットライフ)で来日初先発。5回1/3を投げ、5安打2失点に抑え、勝利投手の権利を持ったまま降板した。 右腕は3月19日、ロッテとのオープン戦に先発した際に5回7失点と炎上。制球が定まらず、4四球を与えたが、「相手打者のことは分かった。2週間後に投げることがあれば、きょうの自分とは違うところを見せたい」と意気込んでいた。
◆ロッテの涌井秀章投手(32)が2日、西武1回戦(メットライフ)で今季初先発したが、4回0/3を9安打5失点、114球を投じてマウンドを降りた。 「ボール、ボールとなかなか有利なカウントをつくることができずに、リズムをつくれなかった」 毎回走者を背負う展開も、粘って2回までは無失点で切り抜けたが、三回に源田に右翼線2点二塁打を打たれ先制された。さらに四回は4番・山川に中越えの特大ソロを浴びるなど2失点。最後は五回、安打と失策、死球で無死満塁のピンチから5番・森に右前2点打を許し、降板が告げられた。 「チームに一度もいいリズムを持ってくることができず申し訳ない。1週間しっかり調整して、次の登板を迎えられるようにしたい」 今季から変更した背番号「18」をつけての最初の公式戦登板は、悔しい結果に終わった。
◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が2日、西武1回戦(メットライフ)に「6番・三塁」で出場し、八回に4試合連発となる左越えのソロを放った。 開幕から4試合連続本塁打は、1978年のギャレット(広島)以来41年ぶり。89年に同5試合連続本塁打を放ったブーマー(オリックス)に続いてプロ野球史上3人目の快挙となった。 3-7の八回1死走者なし、2ボール2ストライクからの5球目、西武4番手・益田の直球を完璧に捉えた。今季4号は、左翼席へと突き刺さった。 ダイヤモンドを1周したレアードは、おなじみとなった"すしポーズ"を敵地でも披露した。
◆ロッテは2日、西武1回戦(メットライフ)に2-5で敗れて3連敗。井口監督は「あそこ(序盤)で点が取れないと。打順も含めて考えていきたい」と総括した。 カード初戦を託すも、4回0/3を9安打5失点で降板し、敗戦投手となった涌井に対しては「何とかもっと試合をつくってほしい」と語った。 昨季8勝17敗と、大きく負け越した西武との今季初戦も黒星。「あしたは左投手(武隈)なので、またちょっと打線も考えていきたい」と、4打数0安打に終わったドラフト1位ルーキー・藤原(大阪桐蔭高)の起用も含めて、打線の組み替えを示唆した。
◆西武の新外国人ニールが初登板で5回1/3を2失点と試合をつくり、来日初勝利を挙げた。二回は1死から3連打を許して満塁のピンチを招いたが、藤岡を二ゴロ、藤原を空振り三振に仕留めて切り抜けた。打者の手元で微妙に動く速球と制球力を武器に先発の役割を果たし「チームとして勝てて良かった」と喜んだ。 先発陣の駒不足に悩む中、新戦力が力を発揮した。辻監督は「序盤はふらふらしていたが、よく頑張ってくれた」と評価した。 森(2安打4打点の活躍) 「本拠地初戦で緊張していた。開幕3連敗したので、3連勝したい」 源田(先制二塁打) 「(足の速い)金子侑さんが一塁にいたので、遅い球を消せた。1個勝つのは大変」
◆レアードが八回に4戦連発となる左越え4号ソロ。開幕戦から4試合以上続けて本塁打を放ったのは1978年の広島・ギャレット、89年のオリックス・ブーマー(5試合)に次いで30年ぶり3人目。本塁打を含む3安打を記録したが「勝っていれば、こんなにうれしいことはないけど...。1打席に集中することを続けるだけ」と笑顔はなかった。
◆5番の森が2本の2点適時打を放ち「(ホーム)初戦で緊張したけど、うれしい」と笑顔を見せた。2本とも4番の山川が四死球の直後の一打。「自分で勝負というのが増えてくる。気持ちが入ります」。捕手としても新外国人・ニールの来日初勝利を演出。「しっかりとゲームをつくれたのがよかった」とうなずいた。
◆主砲の山川が1点リードの四回、早くも今季3号となるソロ。初白星に結びついた一発に「明日以降につながるいい本塁打。これまでの3試合より、明らかにいい方向にいっている」と満足げだ。主砲は「僕が打ったり、塁に出たりすれば点が入る。ファンの声援は大きな武器」と感謝を口にした。
◆三回1死一塁。西武・源田壮亮内野手(26)が涌井の内寄りのカットボールを思い切り引っ張ると、打球は右翼手・加藤の右を抜けた。 「(足の速い)ネコさん(金子侑)が一塁にいたので遅い球を消せた。ネコさんのおかげです」 チームに今季初勝利を呼び込む先制打。3安打2得点と打線を引っ張り、笑みがこぼれた。 伝説のスラッガーが連敗脱出を後押しした。前身の西鉄クリッパーズ誕生70周年を記念し、OBで"怪童"と称された中西太氏(85)が始球式のため来場。体重75キロと細身の源田は「メシを食えよ」とアドバイスを受けた。中西氏は試合前に「ショートの子が素晴らしい。守ってよし、走ってよし。背番号6だろ? 私の番号だね」とべた褒め。"レジェンド"の言葉に源田は「普段は気にしていないけど、こういう機会があると誇りに感じます」と表情を引き締めた。 62年前の1957年。前年リーグ優勝の西鉄は開幕から4連敗を喫したが、直後に9連勝。エース稲尾、主砲中西らの活躍で球団初の連覇を成し遂げた。「今のチームはわれわれが育てられたときと、よく似ている」と中西氏。背番号「6」があの日と同じようにグラウンドで輝きを放った。 (花里雄太)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
4 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
139 (-1) | 25 (+11) | 14 (+4) | 7 (+3) |
3.000 (-) | 0.000 (-) |
2 (1↑) |
楽天 |
3 | 1 | 0 | 0.750 (↑0.083) | 1 (↓0.5) |
139 (-1) | 25 (+3) | 13 (+1) | 7 (+1) |
1.000 (-) | 0.000 (-) |
3 (2↓) |
日本ハム |
2 | 1 | 1 | 0.667 (↓0.333) | 1.5 (↓1.5) |
139 (-1) | 15 (+1) | 11 (+3) | 2 (-) |
1.000 (-) | 0.000 (-) |
4 (1↑) |
西武 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↑0.25) | 3 (↓0.5) |
139 (-1) | 17 (+7) | 18 (+4) | 5 (+1) |
2.000 (↑2) | 0.000 (-) |
4 (-) |
ロッテ |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 3 (↓1.5) |
139 (-1) | 16 (+4) | 29 (+7) | 7 (+1) |
5.000 (↑3) | 0.000 (-) |
6 (1↓) |
ORIX |
0 | 3 | 1 | 0.000 (-) | 3.5 (↓1.5) |
139 (-1) | 12 (+4) | 25 (+11) | 1 (-) |
5.000 (-) | 0.000 (-) |
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