阪神(★1対3☆)巨人 =オープン戦1回戦(2019.03.10)・阪神甲子園球場=
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巨人
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阪神
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勝利投手:今村 信貴(1勝0敗0S)
(セーブ:桜井 俊貴(0勝0敗1S))
敗戦投手:馬場 皐輔(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】ゲレーロ(1号・9回表ソロ)

  DAZN
◆巨人は先発・今村が5回3安打無失点。開幕ローテーション入りへ向け、アピールに成功した。一方の阪神は、先発・西が3回1安打無失点。移籍後初となる甲子園のマウンドで好投を披露した。

◆阪神先発の西勇輝投手が3回1安打無失点とほぼ完璧な「甲子園デビュー」を飾った。 初回に先頭の田中俊を見逃し三振にしとめると、2番坂本からは空振り三振を奪った。その後もテンポのいいピッチングで3三振を奪った。3回には陽岱鋼に中前打を許したが、併殺で切り抜けた。移籍後初めて甲子園のマウンドに上がり、上々の内容だった。 西は「8割くらいですかね。いい球じゃないですけど、坂本が構えたところに投げられた」と振り返り、「場面、場面では結果論は良かったですけど、過程のところで納得できないところもあった。残りの2割、3割をしっかり自分の中で修正できるようにやっていければ」と話した。

◆巨人先発の今村信貴投手(25)が5回3安打無失点で開幕ローテ入りへアピールした。 初回は2死から2四球1安打で満塁のピンチをまねくが、阪神のルーキー木浪をスライダーで投ゴロに打ち取ってしのいだ。 4回以外は走者を背負ったが、右打者の内角を有効に使い、要所はスライダー、フォークを絡めて抑えた。 オープン戦3試合目で初の無失点。最多の72球を投げ「尻上がりに良くなっていきました。3、4回くらいから全力で、MAXで投げようと心がけた。今日抑えないとチャンスはないと思っていた。少しはアピールできたのかなと思います」と話した。

◆巨人宮国椋丞投手(26)が6回から2番手で登板し、2イニングを無安打無失点に抑えた。 6回先頭の阪神ナバーロには内角へカーブ、カットボールを交えてカウントを稼ぎ、最後は外角へ143キロの速球を投げ込み、中飛。続く糸原は2球で追い込み、外角のカットボールで左飛に打ち取った。 2イニング目の7回もテンポよくストライクゾーンへ投げ込み、5球で締めた。「とにかく思い切って腕を振ろうと思った。テンポよく投げることができましたし、今も持っている力は出せました」と汗をぬぐった。 昨季は29試合に登板し、防御率1・97。今季は春季キャンプを2軍で終えたが、好投で勝利の方程式入りへアピールした。「インサイドへのカットボールや横のスライダーなど試したいこともできました。次の登板でも、テンポ良く、チームの勝ちに貢献したいですし、どんどんアピールしていきたいです」と気を引き締めて、次を見据えた。

◆巨人石川慎吾外野手(25)が勝負強さをアピールした。5回1死一、三塁、阪神2番手の馬場の初球をはじき返した。左中間を破る先制二塁打をマーク。 3回無死一塁の第1打席は三振に倒れていただけに「1打席目を引きずらずに糧にして2、3打席目に違う姿を見せられた」と振り返った。 昨季は1軍で17試合出場にとどまり、打率1割9分2厘に沈んだ。再起に燃える今季は「去年と同じ考えだったら去年と同じ結果にしかならない。もっと野球がうまくなりたい」。キャンプは2軍スタートも、沖縄2次キャンプ途中から1軍に合流した。 原辰徳監督(60)は「すごい打球でしたね。見事ですね。チャンスで初球から思い切って振った。きっぷのいいバッティングっていうかね。非常に良かったですね」と打撃内容を評価。ここまでの1軍生き残りサバイバルについても「ファームからスタートという中でね、階段を常に彼の前においといてもどんどん、どんどん上ってくる感じがしますね」と話した。

◆巨人アレックス・ゲレーロ外野手(32)が9回に代打で出場し、オープン戦1号となるソロ本塁打を放った。 カウント1-1から、阪神尾仲の真ん中低めのスライダーを拾った。左翼ポール横へ強烈な打球を運び「真っすぐが2球続いたので、スライダーが来ると頭に入っていた。うまく身体が反応してくれました。ホームランという良い結果がでて良かったです」と喜んだ。 試合前時点で、オープン戦7試合に出場し、20打数4安打1打点、打率2割。8、9日のオリックス戦も無安打でこの日はスタメンを外れた。3戦ぶりの安打で1発が飛び出し、原監督は「今日はスターティングメンバーじゃなかった。彼の中にも期すものがあったんじゃないかな。そういう意味でもチームにとっても彼にとっても大きいでしょう」と振り返った。

◆巨人宮本和知投手総合コーチ(55)が投手陣の活性化に手応えを示した。 先発の今村が5回3安打無失点と好投。開幕ローテ入りへのアピールに「インサイドをバンバン攻めていたね。立ち上がりはどうなるかと思ったけど、カーブで緩急をつけて、うまく組み立ててくれた」と評価した。 ジャイアンツ球場で行われていた教育リーグ・西武戦ではヤングマンが4回1安打、高田が4回2安打と、ともに無失点と好投した。開幕ローテを争う先発陣に、宮本コーチは「席は限られてるから奪い合いになる」とし「若い投手にもチャンスはある。チャンスをもらった投手が、どれだけ結果と内容を一致させられるか。全体的なレベルが上がっていることは、うれしいことですよ」とうなずいた。

◆阪神矢野燿大監督(50)が宿敵巨人を警戒した。今季初の伝統の一戦。甲子園に降りしきる雨が骨身に染みた。打線が沈黙し、2点ビハインドで迎えた9回。尾仲が代打ゲレーロに低めスライダーをすくわれ、あっけなく左翼に被弾した。 昨季、33本塁打の4番岡本や快足の吉川尚らを欠くなかでも重量打線の脅威にさらされた。指揮官は「強力だよね。これで、あと岡本、吉川、捕手の小林も含めていない打線で...。阿部も後ろで捕手でも代打でも控えている。層的に言うとやっぱり強いなとメンバーを見ても分かる」と言う。昨年、8勝16敗1分けと大敗。今季も一筋縄でいかない相手だが武者震いした。 「広島、巨人を意識して戦うことで、他のDeNAやヤクルトや中日にもいいゲームができていける目安のチーム。常に意識して、これからもやっていく」 ライバルは巨人と公言してきた。だが、主力が合流したこの日も打線は湿ったまま。左腕今村を打てそうで打てず、5回を無得点。9回に1点を奪うのが精いっぱいだった。チーム打率は1割8分3厘。オープン戦は引き分け1試合を挟んで6連敗の窮状だ。12球団で唯一の白星なし。まだ調整期間とはいえ、矢野監督も危機感を募らせた。 「ある意味、これがシーズンじゃなくて良かった。だからこそ、前を向いてやっていかないとアカン。オープンで勝てていないのは自分自身、もちろん分かっている。数字は追いかけたいところではあるけど、やることはシーズンに向けて状態を上げて。落ち込むとかが一番良くない」 主砲候補のマルテが連日安打の上向きで、2番候補の近本は2死から自慢の脚力で二盗に成功。攻撃パターンもおぼろげながら見えてきた。4月2日の本番初対戦まで攻撃陣を整えるだけだ。昨季大敗した甲子園での開幕前の試合は残り2戦。悪夢をキレイさっぱり断ちたい。【酒井俊作】

◆阪神馬場皐輔投手が4回3安打2失点と奮闘した。2番手で登板も先発テストの意味合いがあった。86球を投じて敗戦投手になったが「弱気でも受け身でもなく、収穫のある4イニングだった。(捕手が)構えているところに投げられていた」と納得の表情で話した。 矢野監督は「(カウントを)追い込んで一発で決められる精度を上げていけば面白い状態ではある」と決め球を磨くこと勧めた。現状、開幕ローテーションは4枠が内定。好投を続けて、残り枠を狙う立場にいる。

◆阪神新助っ人ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が2戦連続安打を記録した。初回2死一塁から左安打を放ち「最近はすごく調子がいい。自分の中でもいい気分でできている」。 3回の第2打席では三塁へのゴロで全力疾走。相手の失策を誘って出塁に成功した。「全てのプレーに全力を尽くしたい。ああいうゴロでもヒットになるように、しっかり走りたい」。勝利に向かって新助っ人が、ひた走る。

◆阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が「甲子園初盗塁」を決めた。5回2死一塁で2球目にスタートして成功。「初球から行きたかったけど、タイミングが合わず行けなかった。(盗塁)企画の間が空いていたので走れてよかった」と反省と収穫を口にした。 矢野監督は「チャンスがあればどこでも狙っていくべき。そこが武器の選手。行けるっていうところはチャレンジしていけばいい」と果敢な挑戦に背中を押した。

◆貫禄の甲子園デビュー! FA加入の阪神西勇輝投手(28)が移籍後初めて甲子園に登板し、3回1安打無失点、3奪三振。わずか25球で巨人打線を料理した。「神整備」として知られる阪神園芸とも話し合い最良のマウンドが完成。先発が予想される開幕カード3戦目、3月31日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)に向けて順調な仕上がりだ。西が甲子園デビュー戦で真骨頂だ。初回に先頭の田中俊を見逃し三振に仕留めると、2番坂本勇からはスプリットで空振り三振。その後もテンポのいい投球で計3奪三振。3回には陽岱鋼に中前打を許したが、炭谷を外角スライダーで併殺。「満足出来るボールと、そうでないボールがはっきりしていた」。求める基準が高いだけに登板後に笑顔はなかったが、さすがの投球術だ。 本拠地が好みの「西マウンド」に仕上がっていた。今季から甲子園のマウンドがメジャーのように硬くなった。粘土質の黒土「ブラックスティック」を使用。マウンドの硬化により、昨季まであったプレート前に埋め込まれたゴム状の板(第2プレート)を取り除くことが検討されたが、西らの要望により継続が決定。極端にプレートの一塁側に立つ西は、6足半~7足と大きく左足を踏み込む。誰もが到達しないその領域もスパイクがかみやすいように整備された。 この日の甲子園は開門が遅れる悪天候だった。それでもグラウンドを整備する阪神園芸は打ち合わせ通りにマウンドを完成。西は「いい状態のまま自分が立ちやすいようにしてくれたので感謝です。いい感じで開幕迎えられる」と何度も感謝の言葉を口にした。チームが倉敷で試合をしていた8日も残留組で甲子園のマウンドをチェック。何度も議論を重ねてきた同社の金沢健児甲子園施設部長は「彼はコミュニケーション能力が高い」と評した。 矢野監督は「本当に言うことないんじゃない。どれが西の一番というか、俺もまだ把握できていないけど、今日の投球は勝てる投球内容」と目を細める。順調にいけば、残りのオープン戦に2度登板して、31日ヤクルト戦に向かう。快投をみせた西だが「まだオープン戦なら細かいところまで反省できる。シーズン入っていけば結果しかないので」と表情を緩めることはなかった。どこまでも頼もしい。【桝井聡】

◆背負うべき立場を、ぐっと引き寄せた。巨人今村信貴投手が阪神とのオープン戦に先発し、5回3安打無失点。開幕ローテ入りへアピールした。 初回の2死満塁を切り抜けると、4回以外走者を背負いながら、ボールを低めに集めて粘った。オープン戦3試合目の登板で初の0封に「今日抑えないとチャンスがないと。大事な試合だったのでゼロに抑えられてよかった」と胸をなで下ろした。 師匠の魂をつなぐ。今季から社会貢献活動として、成績に準じて児童養護施設へランドセルの寄付の実施に動いている。個数の基準を三振数か登板回数かは検討中。きっかけは西武へ移籍した内海だ。09年からの活動を移籍後も継続する予定で、今村も「内海さんの姿を見てきて、いつか僕もこういう活動がしたいと思っていた。自分も、より多くのランドセルをプレゼントしたい」と志した。 今年1月、ともに実施した自主トレ先の鹿児島・奄美大島で施設を訪問。贈呈したランドセルに喜ぶ子どもたちに、心を打たれた。その日の夕食で「自分もやりたいです」と宣言。内海も「まだ若いのに、すごいこと。その思いがうれしかった」と背中を押した。 昨季は自己最多の6勝。今季は、菅野から春季キャンプの投手キャプテンに指名されるなど、若返りを図る投手陣の核としての働きに、期待は大きい。今年で8年目の25歳。周囲の思いを背負って、大きく羽ばたく。【桑原幹久】

◆巨人・石川慎吾外野手(25)が10日、阪神とのオープン戦(甲子園)に「8番・DH」で先発し、五回に左中間適時二塁打を放った。  主力が休養した前日9日のオリックス戦(京セラ)でフル出場して2安打をマークし、この日もスタメンを勝ち取った。0―0の五回1死一、三塁で迎えた第2打席で、阪神・馬場から痛烈なライナーを遊撃頭上へはじき返した。この時点で今季のオープン戦は12打数5安打。猛アピールを続けている。

◆巨人・石川慎吾外野手(25)が10日、阪神とのオープン戦(甲子園)に「8番・DH」で先発出場。五回1死一、三塁の第2打席で、左中間への先制適時二塁打を放った。  「一、三塁だったので犠牲フライをしっかり打とうと、頭の中でまとめて打席に入ることができたので、良い結果につながりました。引き続き頑張ります」  阪神の2番手、馬場が投じた初球、133キロのフォークをとらえた。打球は左中間に鋭く抜け、三走・立岡が生還。なおも二、三塁から炭谷(前西武)の二ゴロの間に、さらに1点を追加した。  外野手の定位置奪取への道は険しい。左翼にはゲレーロや亀井、中堅には広島から移籍してきた丸、右翼には陽岱鋼が控える。勝負強い打撃で、開幕1軍入りを目指す。

◆巨人・今村信貴投手(24)が10日、阪神とのオープン戦(甲子園)に先発。四回以外は毎回走者を許すも、5回3安打無失点と粘りの投球で開幕ローテーション入りへアピールした。  「だんだんフォームが合ってきたというか、天候も悪かったですけど、自分のフォームができたかなと思います」  序盤は制球に苦しんだが、しっかりと立て直した。「あわせにいく感じだったので、マックスで投げようというイメージで投げました」と全力投球。昨季6勝の左腕が試合の中で修正し、好結果に結びつけた。  前回登板した3日のヤクルト戦では、3回2失点。「きょう抑えないとチャンスないなというふうに、自分の中でも大事な試合だと思っていた」と走者を出しても、粘りの投球を見せた。開幕ローテは菅野、山口、メルセデス、ヤングマンが濃厚。残り2枠を今村、田口、D1位・高橋(八戸学院大)、沢村らが争う形となっている。

◆未だオープン戦で勝ち星のない阪神が、引き分けを挟んでの6連敗を喫した。この日はオリックスからFA移籍した西が先発し、甲子園初登板で3回1安打無失点と好投したが、2番手・馬場が巨人打線に捕まった。五回一死一、三塁から、巨人・石川に中前適時打を許し先制点を与えると、なおも一死二、三塁から炭谷のニゴロの間に三走が生還し、この回2点を献上。さらには九回、4番手・尾仲が代打・ゲレーロに左ソロ弾を浴び、追加点を許した。  阪神はその裏、一死一塁から木浪が右三塁適時打を放ち1点を返したが、反撃及ばず敗れた。

◆阪神は10日、本拠地甲子園で巨人とのオープン戦を行ったが、1-3で敗れた。これでオープン戦は1分けを挟んで6連敗。これは金本前監督が指揮を執った昨季と同じペース。オリックスからフリーエージェントで加入した西が3回を1安打無得点に抑える収穫はあったが、打線は停滞したまま。九回、D3位・木浪(ホンダ)の右中間適時三塁打で奪った1得点のみだった。  矢野監督は「打てなかったら、そう(淡泊に)見えているところもあるしね。ただ、それを俺は肯定する気持ちもなにもないけど。ある意味、これがシーズンじゃなくて良かったという部分もあるしね。だから、前を向いてやっていかないとアカンと思うしね」  今季初勝利はお預けとなったが、最終回、木浪のタイムリー三塁打で盛り上がった虎党に触れ「最後のタイガースファンの応援を見てもね。あれだけの応援をしてくれるわけだから。俺らはそれに応える部分を出していかないとアカンから」と感謝していた。

◆阪神のドラフト3位ルーキー木浪(ホンダ)が適時三塁打を放って一矢報いた。0-3の九回1死一塁で右中間へ運んだ。一回2死満塁で投ゴロに倒れるなどそれまでいいところがなかっただけに「何とか塁に出てつなげようという気持ちで打った。得点が入ったことが一番良かった」とうなずいた。  矢野監督は「ゼロで終わるのと全然違う。意味ある一本」と評価。チームはオープン戦7試合で6敗1分けと白星がないが「シーズンでなくて良かった。前を向いてやっていくしかない」と話した。

◆巨人の今村は走者を出しながらも5回無失点と粘り、開幕ローテーション争いに生き残った。「抑えないとチャンスはないなと、自分の中でも大事な試合だと思っていた。しっかりゼロに抑えられたのは良かった」とほっと息をついた。  一回に制球が乱れ、安打に2四球で2死満塁とされたが、木浪を投ゴロに仕留めてピンチを脱し、尻上がりに調子を上げた。原監督は「勢いそのものがある。リズムもいい」と評価した一方で「もう少し精度が必要」と注文を付けた。

◆巨人は10日、阪神とのオープン戦(甲子園)に3-1で勝利。六回から2番手で登板した宮国椋丞投手(26)が、2回を12球で無安打無失点に抑えた。  「思い切って投げようと思っていた。腕を振って、持っている力を出そうと思って投げて、テンポ良く投げられたと思います」  勝利の方程式入りへ、アピールだ。この日は「試したいボールも試せた」とカットボールを内角に投じるなど、イメージ通りに投球。開幕1軍へ向けて、一つずつ階段を上っている。

◆阪神のD1位・近本光司外野手(大阪ガス)は4打数無安打も、五回に併殺崩れで一走に残ると二盗に成功した。甲子園で初めて自慢の快足を披露し「走れたのはよかった」と振り返る一方で、2番で先発し続けた3連戦を11打数無安打で終えたことに反省。「まだシーズンには入ってない。調子が悪いときにどうやってチームの役に立つかというのをやっていかないと」と課題を口にした。

◆スタメンを外れたゲレーロが九回、代打でオープン戦1号ソロ。尾仲の低めのスライダーを左翼ポール際へ運び、「うまくたたけた。状態は60%。2週間ほどで上げていきたい」と語った。「それより寒かった」と気温12度だった天候に苦笑いしながらも、激しい外国人枠争いの中、持ち味の長打力をアピールした。

◆--西はさすがの投球  矢野監督 「高さがやっぱりすごくいいよね。あの高さでカウントを取れる。だから低めの球を振らせられる技術も。やっぱりその精度というか。西らしい、すごくいい打ち取り方ができたイニングやった。すごく良かった」  --右打者の内角を使う球はどういう印象  「やっぱり、あそこに突っ込めるのは西の大きな武器やと思う。最初は高さという部分を言ったけど、コーナーという部分では右のインコース、またアウトコースでコントロール良く(ストライクを)取れるから、インコースが効くというのもある。どちらの幅も使えるというところでは、あのインコースが大きなモノになるから」  --馬場はもう1回1軍で  「1個1個はそんなに悪くない。結局、追い込んで決めきれない。西と違うところは、追い込んでから何球でもかかるでしょ? 球数も増えるし。そこの...精度ってところで言うと、やっぱりまだ勉強するところがあるし。真っすぐも、スピードガン(の正確さ)があんまり分からないんだけど、球のキレ的には出ていると思うし」  --巨人を意識して戦うと言っていた  「もちろん、もちろん。それは変わってないし、やっぱり広島、巨人っていうのを意識して戦うことで、他の横浜やヤクルトや中日っていうところにもいいゲームができていけるっていう目安のチームなのでね。そこは常に意識してこれからもやっていくと思う」  --木浪が打った  「いろんなタイプ(の投手)にどんどん打席に立ってまた感じることもあるし、あの1本も意味ある1本だと思うから、よかった」

◆そりゃあね、いつかは勝ちますョ、いつかは...。500試合やってもまだズーッと負け続けているわけじゃないんだからサ。  怒ってませんよ、私はこれまで何年「トラ番」をやってきたと思ってるんだぃ...(なんだか落語に出てくる長屋のこごと大家みたいな口調になってるぞ...♪ こんな爺ィに誰がしたぁぁ)  とにかく...我が虎はまた負けました。  まず、いつものように大阪・難波のサンスポ編集局に出勤して窓際「虎ソナ」席につくと運動部長席で大澤謙一郎がときどきスマホをながめて天井をむいてため息をついているではないか。フルマラソンは走るヮ、スマホをみればため息をつくヮ...忙しいったらありゃしない。  どないしたんや。みると大澤は手元で虎番が現場から情報発信するツイッター(短文投稿サイト)『阪神情報@サンスポ』(@sanspo_tigers)のアカウントを見て一喜一憂していた。何のことかといえばこの日は午後から土砂降りの雨という天気予報。せっかくの甲子園での今季初の伝統の一戦TG戦なのだ。そうはいったって昔からこの一戦となるとタイガースには誇りもあれば老舗としてのDNAもあるんだ。おそらくこの日に甲子園でタテジマのユニホームを着て"初先発"した西勇輝投手だって血潮は燃えたぎっていたと思う。現にその内容たるや...ワクワクさせてくれたではないか。  でも...不粋な雨が降る。みると、トラ番箭内桃子のツイッターでは午前10時半「甲子園は少しずつ雨が降り出して...」。同11時半すぎ「ついに練習が室内練習場に。絶対中止! というほどではないですが、雨はサーッと降っています」となり、大澤はトイレに走っていって号泣しようとしたのデス。だって自分が編集総括の日にかぎってこの天候...なぜだ!  ところが同11時45分には桃子姫は「甲子園、午前11時50分に開門するそうです!!! 試合をやる方向です」。またまた大澤は安堵の声...これぐらい一喜一憂させられるからトラ番なんて長生きなんかできんのデス。  試合前にキャップ大石豊佳は「矢野監督はとても落ち着いてました。それになんか巨人の選手は球場入りも堂々としてた感じで...」という。サブキャップ長友孝輔は「西投手が甲子園のマウンドについても信頼しきっていたし、とりあえずこの手合わせは自らのフィーリングを確認するのがテーマですから淡々としていいピッチングをするんじゃないか...と思いますよ。坂本捕手との呼吸なども丁寧に"確認"していくのが今のテーマですから...」といっていたがナルホド、その辺は落ち着いてマウンドさばきをみせてくれたのであります。  そしてもう1人...実は当番Dの阿部祐亮。彼はモニターテレビをみながら中止を心配し、雨なら紙面作りにまた四苦八苦するわけで...とにかくモニターテレビの中継を見てこれまた一喜一憂。  彼は愛妻から「寝相が悪すぎる。いびきがうるさい。枕でも買ってみたら?」といわれ、名古屋の「丹羽ふとん店」(人気らしい)のをプレゼントしてもらったらしい。いってみれば愛妻がおススメの熟睡枕というのもなかなか"意味深"だけど、それだけ新米デスク業はストレスが溜まる。  現にこの日でも確かに西投手はキラリとその片鱗をみせ、キレ味のある投球を見せた。最後に木浪が三塁打で"完封負け"の悔しさは消してくれたことだし。  しかし...今季はまだ矢野虎はOP戦これで6敗1分。いまだ勝ち星は無い...。これをどうとらえたらいいのか。  阿部Dが熟睡できたというその名古屋の手作りの枕。その職人ワザが光る店のキャッチフレーズが今の猛虎党にはなぜかズシンと染み渡るのデス。  -伝統を日常に。当たり前の"快眠"を人の手で作ります...と。

◆25歳の外野手、石川のパワーが光った。前日9日のオリックス戦(京セラ)で2安打し、この日も「8番・DH」で先発。五回に左中間へ先制の適時二塁打で起用に応え、「初球から打ちにいくのは自分の長所の一つ」と胸を張った。目の覚めるような痛烈な打球で、原監督も「(第1打席の凡退を)引きずっていないところが『きっぷのいい』というか。いや~、すごい打球。見事でした」とたたえた。

◆白星が遠い。宿敵・巨人に屈し、6連敗となった。だが、まだオープン戦。救いはある。矢野監督は懸命に顔を上げた。  「ある意味、これがシーズンじゃなくて良かったという部分もあるしね。だから、前を向いてやっていかないとアカンと思う」  勝てない理由ははっきりしている。また欲しいところで1本が出なかった。「打てなかったら、そう(淡泊に)見えるところもある。それを俺は肯定する気持ちもなにもない」。一、三、五回と得点圏に走者を運ぶも九回の1点のみ。雨の甲子園にため息が充満した。  永遠のライバルに変わった姿を見せつけるところか、「強力だよね」とつぶやく側に。しかも侍ジャパンに参加している岡本、吉川尚、小林が不在で阿部も出場がなかった。「層的に言うと、やっぱり強い」。それでも「やっぱり広島、巨人っていうのを意識して戦うことで、横浜(DeNA)や中日にもいいゲームができる」と力を込めた。  昨年もオープン戦で7戦勝ちなし(1分け6敗)から始まり、シーズンは17年ぶりの最下位。  「数字は追っかけたいところではあるんだけど、俺らのやることって、シーズンに向けて状態を上げること。これで落ち込むとか、そういうのが一番良くない」  あくまで、ポジティブに-。本当の勝負はこれからだ。  (大石豊佳)

◆何もできずに終わるところだった。チームも、珍しく木浪も。完封負け寸前の九回1死一塁。もうダメかというところで打てるから、やはり並外れている。右中間突破の適時三塁打で、開幕スタメンへ、また前進だ。  「3打席ダメだったので、なんとか塁に出てつなげるという気持ちでした。(前の打席まで)全然振れていなかった。なんとか、塁に出ることだけを考えていました」  一回からいきなり2死満塁で打席が巡るも、左腕今村に詰まらされ投ゴロ。その後も三邪飛、三ゴロと、いいところがなかった。0-3の九回。だれもが零封負けを覚悟したところで、4番手の桜井から糸原が右前打。そして続く木浪が、フルカウントからの変化球を右中間へ運んだ。一走が生還。木浪も快足を飛ばし三塁へ到達した。  雨の甲子園のモヤモヤが少し晴れ、矢野監督も高く評価した。「あそこで0で終わるっていうのと、アレとでは全然違う」とうなずく。これでオープン戦打率・389(18打数7安打)。特に内野手陣に快音がなく、鳥谷は同・182(11打数2安打)2打点だが、キャンプMVPだった北條は同・100(20打数2安打)で3月以降は14打席無安打。指揮官はテレビインタビューで「遊撃・木浪」を問われると「十分にあると思います」と断言。いよいよ、現実的になってきた。  試合前には新入団選手として、同期のルーキーや新助っ人らとグラウンドで紹介された。すでに開幕1軍には当確。誰も想像しなかった"大出世"を続けているが、1月の新人合同自主トレ中から見守ってきた伊藤トレーニングコーチには感じる部分があったという。「もちろん、しっかりやってきたけど、その中でも木浪は抜くところは抜ける。メリハリをつけるのが上手なタイプ」と分析する。何年もプロでやってきたように安打を重ね、春本番へ状態を高められる要因は、こんなところにもある。  「まだまだ足りないところがあるので。ちゃんとやっていきます」  しぼり出した1安打、1打点に周囲は目を見張っても、木浪には満足はない。ここからは、虎を勝たせられる男だということを証明していく。 (長友孝輔) 停滞する打線について、阪神・浜中打撃コーチ 「前向いてやっていくしかない。ここで暗くなりすぎて、もっと雰囲気が悪くなってしまうのが一番いけないこと。そういうことはないように、僕らも気をつけていきたいと思います」 ★虎の遊撃事情  遊撃再挑戦の鳥谷と北條との一騎打ちでキャンプイン。矢野監督は第1クールMVPに鳥谷を指名。打ち上げでは北條を挙げた。ところが、3月に入って、今度は北條が14打席連続無安打と急ブレーキ。鳥谷は9日の日本ハム戦で適時打を放つ勝負強さも見せたが、内野全ポジションで守ることができる木浪がオープン戦打率・389と好調をキープしており、台風の目となってきた。

◆圧巻の25球だ。オリックスから国内フリーエージェント(FA)移籍した阪神・西勇輝投手(28)が10日、巨人戦(甲子園)に先発。大補強した宿敵に3回1安打無失点と好投した。開幕3戦目となる31日のヤクルト戦(京セラ)が有力で、"サンデー西"となる方向。気分ルンルンの週の始まりを演出する。  よどんだ空気を一変させた。内外を1球1球、丁寧に投げわけ、巨人に手も足も出させなかった。タテジマに袖を通し、甲子園に初見参した西が、雨でぬれる虎党の心をスカッと晴らせた。  「8割くらいいい球、いい球じゃないですけど、坂本が構えたところにいけたのかなと思います。残りの2、3割をしっかり自分の中で修正できるようにやっていければいいかなと思います」  最高の立ち上がりだった。一回、先頭の田中俊を内角低め131キロで見逃し三振に仕留めた。続く坂本勇は2球で簡単に追い込むと、最後は低め130キロスプリットで空振り三振。丸は2球目外角カーブで中飛に詰まらせ、わずか9球で一回を終えた。  独特のシュート回転する球を巧みに利用し、坂本のリードもさえた。昨季まで同僚だった中島や虎も獲得を狙っていた昨季メジャー20発の新外国人のビヤヌエバ(前パドレス)も「H」ランプを灯せない。昨季8勝16敗1分けとやられっぱなしで11年連続勝ち越しがない巨人を相手に3回1安打無失点。柔和な表情で圧巻の25球を振り返った。  「(阪神)園芸さんとよく話し合ってマウンドの話をしたので、すごく投げやすかったです」  オリックス時代から甲子園は防御率0・76と得意としていた。しかし、今季から硬いマウンドに変更。西は春季キャンプ中のブルペンからグラウンドを管理する阪神園芸と意見交換を重ねることにした。より具体的な要望を出したのが、初実戦となった2月26日の紅白戦登板後だった。通常のプレートの下に埋め込まれていたゴムの板のようなセカンドプレートをもう一度、入れてほしい-。阪神園芸はすぐに実行。今月8日の残留練習で投げたときにはもう完成されており「ドンピシャにはまった。本当に細かいこと。その細かさを本当にベストにもっていってくださって。雨とか微妙な状態なのに完璧にやってくれて、感謝しています」と頭を下げた。  ルーティンも継続した。オリックス時代から登板日の試合前練習ではMr.Childrenの曲を流す。この日、甲子園では最初、いつもの有線放送が流れていたが、少しして西が球団関係者にリクエスト。名もなき詩から始まり、花、Mirror、Everything(It's you)、ALIVE...。次々と流れる名曲とともに、体を温めた。  頼もしい投球内容に矢野監督も脱帽した。「本当に言うことないんじゃない。今日の投球は勝てる投球内容」。開幕3戦目となる31日のヤクルト戦が有力でその後は中6日で"サンデー西"の見通し。投げ勝ち、虎党に最高の週明けを届ける。  「(開幕まで)あと2回くらい投げられるので。その中で修正していけたらと思います」  看板が正しかったことを証明した。俺に任せろ。大車輪の働きで、虎を復活させる。 (箭内桃子) 巨人・吉村打撃総合コーチ 「低め、低めに丁寧に投げる本来の投球をしていた。失投が少ない、両サイドに投げ切れているという印象が残った。また対戦するときのために見直したい」 空振り三振を喫した坂本勇 「低めにテンポよく球が来ていたから、うまく打ちにいけなかった」 中飛に倒れた丸 「テンポが良いので、立ち遅れしないようにしないといけないと改めて思いました」

◆8年目左腕、巨人・今村信貴投手(24)が10日、阪神とのオープン戦(甲子園)に先発し、5回3安打無失点と粘りの投球で開幕ローテーション入りをアピールした。原辰徳監督(60)は「いい感じで来ている」と評価。開幕まで3週間。5年ぶりの優勝を目指すチームで、ローテーション争いが過熱している。  決意がにじんだマウンドだった。時折雨が降る甲子園球場で、今村が5回無失点と好投。開幕ローテーション入りへ、確かな結果を残した。  「きょうは抑えないと(ローテ入りの)チャンスがないなと思っていた。ランナーは出しましたけど、ゼロに抑えられたのはよかった」  一回に2四球を与えて2死満塁のピンチを招くなど、序盤は制球に苦しんだが「合わせにいく感じだったので、マックスで投げようというイメージ」と三回以降は意識を切り替えて全力投球。捕手の炭谷と話し合い、内角も積極的に攻めた。  ここ2試合で5回4失点と結果を残せていなかったが、昨季6勝を挙げた実力を発揮した。「試合の中で修正できたのは収穫。シーズン中にも、こういう投球ができれば勝てると思う」と手応えをつかんだ。  恩返しのためにも開幕1軍を勝ち取る。昨年12月、内海が西武に移籍。「時が止まりました」というほどのショックを受けながら「自分の投球をすれば、いいピッチャーなんだから」という先輩からもらった言葉を胸に刻んだ。  今年1月の自主トレーニングでは、スライダーへの助言も求めた。「速く鋭く」曲がるものを理想に描き、内海のカットボールを参考にして強く腕を振った。この日も要所で使い「決め球にできたら、もっと投球の幅が広がる」とうなずいた。  原監督は「リズムもいいですし、もう少し精度というのは必要になってくるんでしょうけど、いい感じで来ている」と期待を込めた。開幕ローテーションは菅野、山口、メルセデス、ヤングマンが当確。残り2枠を見据え、今村が奮闘する。 (赤尾裕希) 今村について巨人・宮本投手総合コーチ 「緩急をつけていい組み立てをしていた。結果と内容が一致しないと(開幕ローテの)席は取れない」 同じく捕手の巨人・炭谷(前西武) 「両サイドにしっかり投げられていて、ランナーを出してもゲッツーであったり、理想通りの打ち取りかたができた」

◆寒く、雨も降る悪コンディションではあったが寂しい内容の攻撃が続いている。アピールすべき選手がアピールできていない。矢野監督は「超積極的」を掲げ、打者はファーストストライクから思い切り振ることを目指している。問題は、その準備が出来ているのか。内容を見ている限り、準備不足に感じる。  初球のボール球を打ったり、力ないポップフライ、詰まったゴロだったりが目につく。打者は相手バッテリーの考え方との勝負でもある。自分は相手にどう思われているのか、得意な球種はなにか、という駆け引き。その準備をちゃんとしているのか。  もうひとつ。試合になれば変化球が増えるが、「反応」の練習はしているのだろうか。打者はタイミングをとりながら、球種を判断して、球種に合わせた打ち方をする。自分の一番良いスイングが理想だが、実戦の打席ではほとんど出来ない。打ち方の練習はしているが「反応」の練習が少ないと感じる。打撃投手に直球と変化球を交互に投げてもらったり、最後の10球はミックスしてもらったり。やり方はある。  昨年は打てずに最下位に終わった。打線で勢いをつけることが不可欠だ。オープン戦である程度、活発な攻撃を見せてシーズンに入りたいところだが、現状そこまでいっていない。ルーキーが一番打っていて、何年もプロでやっている選手が打てないのはなぜか。方法論、考え方をもう一度、見直す必要があるのではないか。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
401 1.000
(-)
-
(-)
36
(-)
15
(-)
5
(-)
0
(-)
0.313
(-)
3.000
(-)
2
(-)
ソフトバンク
410 0.800
(-)
0.5
(-)
20
(-)
18
(-)
4
(-)
2
(-)
0.233
(-)
3.600
(-)
3
(-)
ロッテ
311 0.750
(-)
1
(-)
23
(+1)
13
(+1)
3
(+1)
6
(-)
0.228
(↓0.026)
2.400
(↑0.35)
3
(-)
楽天
310 0.750
(-)
1
(-)
26
(-)
15
(-)
5
(-)
1
(-)
0.299
(-)
3.500
(-)
5
(-)
ORIX
420 0.667
(↑0.067)
1
(↑0.5)
31
(+7)
22
(+5)
5
(+2)
10
(+4)
0.309
(↑0.013)
2.330
(↓0.33)
6
(-)
巨人
440 0.500
(↑0.071)
2
(↑0.5)
28
(+3)
33
(+1)
6
(+1)
5
(-)
0.249
(↓0.004)
4.110
(↑0.46)
7
(1↓)
中日
341 0.429
(-)
2.5
(-)
19
(+1)
30
(+1)
4
(+1)
2
(-)
0.193
(↑0.005)
3.750
(↑0.39)
8
(-)
DeNA
232 0.400
(-)
2.5
(-)
25
(-)
31
(-)
6
(-)
3
(-)
0.269
(-)
4.350
(-)
8
(-)
西武
230 0.400
(-)
2.5
(-)
26
(-)
29
(-)
4
(-)
2
(-)
0.274
(-)
4.090
(-)
10
(-)
ヤクルト
350 0.375
(-)
3
(-)
30
(-)
36
(-)
8
(-)
7
(-)
0.236
(-)
3.820
(-)
11
(-)
日本ハム
132 0.250
(↓0.083)
3
(↓0.5)
23
(+5)
24
(+7)
8
(+2)
3
(+1)
0.267
(↓0.007)
3.980
(↓0.71)
12
(-)
阪神
061 0.000
(-)
5
(↓0.5)
12
(+1)
33
(+3)
3
(-)
5
(+1)
0.183
(↓0.004)
5.120
(↑0.39)