1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | X | 5 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:東明 大貴(1勝0敗0S) 敗戦投手:小川 泰弘(0勝1敗0S) |
◆オリックスは東明がオープン戦初先発。毎回安打を許しながらも、5回無失点と粘りの投球を見せた。一方のヤクルトは、1番で先発出場した塩見が二塁打を2本放つ活躍。期待の2年目外野手がバットで起用に応えた。
◆オリックスのドラフト3位、荒西祐大投手(26=ホンダ熊本)がオープン戦に初登板し、2イニングを完全に抑えた。 1-0の6回に登板し、ヤクルト雄平、村上を速球で連続空振り三振。7回1死では宮本をツーシームで見逃し三振に取り、打者6人に対して3三振を奪った。 見守った西村監督は「今までで一番よかったんじゃないかな」と目を細めた。春季宮崎キャンプで練習試合2試合に登板し、2月23日の韓国・斗山戦は2回2安打1失点。同27日の同戦は1回無失点と抑えていた。この日はNPBのチーム相手の初登板で、最速147キロの速球を軸に好投した。 ロング救援もこなせるタフな中継ぎとして、1軍戦力になることが期待される。勝ちパターンの起用になるかどうかは「もう少し見ていきたい」と西村監督。荒西も「使っていただけるなら、どこでも。チームを勝たせることのできる投手になりたい」と語った。
◆オリックスのドラフト2位、頓宮裕真内野手(22=亜大)が、雪辱のダメ押し打を放った。 2-0の7回1死一、二塁で、ヤクルトの守護神・石山のストレートをとらえ、右中間を破る2点二塁打。「バッティングで貢献できたのはうれしいです」と顔をほころばせた。 オープン戦初戦の5日ヤクルト戦でプロ1号を放つも、6日の同戦は3打席無安打。4打席目は代打を送られた。「内角を意識して、体が開いてしまっていた。きょうはしっかり踏み込んで行こうと思って打ちました」と、前日の反省をこの日に生かした。
◆ヤクルトは「6番三塁」でスタメン出場した村上宗隆が5戦連続安打をマークした。4回の第2打席で東明から中堅やや左への安打を放った。 試合後にはメキシコ戦へ向け、侍ジャパンに合流。「一番若い選手なので、いろんなところに気をかけながら、しっかりしたプレーをしたい。一流の方々からいろんな話を聞ければ」と気合十分。小川監督も「毎試合、必死になってやっている中でヒットが出ているのは彼にとって大きいこと」とたたえた。
◆ヤクルトの開幕投手に決まっている小川泰弘が、開幕戦(29日・阪神戦)と同じ京セラドーム大阪でのオリックス戦に先発。 4回3安打1失点、無四球3三振と好投した。同球場はマウンドが高くて硬いが「傾斜があるので粘って、突っ込まず投げることを意識しました」と対応。前回2日の巨人戦同様「タイミングが少しでもずれれば有利になる」と足を高く上げる「ライアンフォーム」と上げ幅を抑えた新モデルを交ぜながら幻惑した。小川監督も「安心感が持てる投球」と納得の様子だった。
◆ヤクルト・小川泰弘投手(28)が7日、オリックスとのオープン戦で先発し4回3安打1失点の好投を見せた。三回にはスクイズで先制されたが、無四球3奪三振と順調な調整ぶりをアピール。 3月29日の開幕戦(対阪神、京セラ)で先発することが決まっている右腕は「きょうは球自体は悪くなかったと思います。先頭打者への詰めが甘かったのと、先制点を取られてしまったので次回までに修正したいと思います」と振り返った。
◆ヤクルトの村上が四回に中前打を放ち、5試合連続安打とした。三塁の定位置確保へ「試合がある中で、打席の内容を良くしていくことが大事」と気を引き締めた。 いったんチームを離れ、日本代表としてメキシコ代表との強化試合に臨む。熊本・九州学院高からドラフト1位で入団して2年目の19歳。「やることは変わらない。やるべきことをやって、一打席一打席を大切にしたい」と浮かれることなく話した。 小川監督(村上に) 「続けて打つのは大事なこと。(日本代表での)経験を自信にしてくれたら」 ヤクルト・田畑投手コーチ(小川に) 「(京セラドーム大阪は)高くて硬いマウンドなので一回投げさせたかった」
◆先発ローテーション入りを目指すオリックスの東明が5回無失点と好投した。毎回の7安打を浴びながらも、要所を締め「ヒットは出るものと思っている。(本塁に)かえさないようにと思って投げている」と淡々と振り返った。 2016年オフと17年8月に右肘の手術を受け、昨年9月に久々の勝利を挙げた。かつてのように速球で勝負する姿ではなく「今のスタイルで勝負していかないと」と全球種を使い、丁寧に打たせて取った。先発枠を巡る争いは激しいが「僕は結果を出すしかない」と気負うことなく言った。 西村監督(新人の荒西に) 「今までで一番、良かった。しっかり投げ切ってくれれば、簡単に打たれない」 伏見(二塁打2本で復調を印象づけ) 「打ちたい気持ちが強くて開きが早かった。何か変えてみようと思って、結果が出て良かった」
◆「6番・三塁」で先発した19歳の村上が四回に中前打を放ち、5試合連続安打。ただ、「今やっていることを打席ですることが、僕にとって一番大切なことなので」と一喜一憂しなかった。試合後、9、10日にメキシコと当たる侍ジャパンに合流。「一番若いので、いろんなところに気をかけながら、学ぶところは学んでいきたい」と目標を掲げた。
◆オリックスのドラフト3位・荒西祐大投手(26)=ホンダ熊本=が7日、ヤクルト戦(京セラ)に2番手で登板。オープン戦初登板を2回無安打無失点と好投した。同2位・頓宮裕真内野手(22)=亜大=も途中出場で七回に中越えの2点二塁打。同1位・太田椋内野手(18)=天理高=が9日の巨人戦(同)で1軍デビューすることが判明し、期待の若手が次々と出てきた。 次世代を担う金の卵が輝きを放った。まずは26歳でプロ入りというオールドルーキーの荒西が、2回をゼロ封。ファンの大歓声に気持ちを高ぶらせながら、強気の投球を披露した。 「(感触は)けっこうよかったと思います。真っすぐもよくて。自分、応援のあるところで投げるのが好きなので、アドレナリンが出ました」 1-0の六回に2番手で登板。最速147キロの直球を軸にまずは雄平、村上を連続三振。広岡も遊飛に打ち取ると、2イニング目も三者凡退だ。プロ入り後、NPBのチームとの初対戦で、1人の走者も許さないパーフェクトピッチ。今後の起用は中継ぎとなる中、西村監督は「タフな投手。2イニングでも3イニングでもいける」と期待を寄せた。 ドラ3が存在感を見せれば、ドラ2も負けてはいない。六回の代走から出場した頓宮が、七回1死一、二塁で回ってきた第1打席。ヤクルトの守護神、石山が投じた外角低めの直球をとらえ、中越えの2点二塁打を放った。前日6日の一戦では3打数無安打で途中交代したが、映像などをチェックし、フォーム修正。「きのうは内角球に体が開いていたので、きょうは踏み込んでいこうと。競争が激しいので、勝ち残るために結果を出してアピールしたい」と気合を入れ直した。 新人旋風はまだまだ終わらない。9日の巨人戦(京セラ)で太田が1軍デビューすることが判明。話題は根尾(中日)、藤原(ロッテ)、小園(広島)と、他球団の高卒ドラ1が先行しているが、能力はピカイチ。相手も球界の盟主と不足なし。同期に負けじとオリのドラ1も本拠地で第一歩を踏み出すはずだ。 (西垣戸理大)
◆"予行演習"はこれでバッチリだ。ヤクルト・小川泰弘投手(28)が先発し、4回3安打1失点。すでに開幕投手(29日、対阪神)に決定している右腕が、京セラドーム大阪のマウンドで確かな手応えをつかんだ。 「微妙な投げミスがあったり、微調整が必要ですが(京セラのマウンドで)投げられたのはよかった」 2日の巨人戦から、あえて中4日で臨んだ開幕戦と同じ舞台だ。三回にスクイズで1点を失ったが、神宮よりも高く硬いマウンドで無四球、3奪三振。「傾斜はあるので、粘って前につっこまないように気をつけた」と順応した。 2月の沖縄・浦添キャンプから取り組んでいる新フォームもなじんできた。昨季まで高く上げていた左脚を、自主トレから上げ幅を小さくする新投法を試していたが、この日は1球ごとに左脚の高さを変え、打者を翻弄。「フォームに関してもだんだん固まってきた」とうなずいた。 小川監督も投球内容に「安心感は持てるかな、という印象」と納得の表情。「変化を恐れて成長はない」と語る28歳の"新・ライアン投法"が、ほぼ完成した。(横山尚杜) 小川の投球についてヤクルト・田畑投手コーチ 「フォームは試行錯誤しながらやってきたけれど、吹っ切れたところがある。よかったと思う」
◆先発した東明は5回を7安打無失点。毎回安打を許しながらも、粘りの投球で得点を与えなかった。「安打は出るものと思っているので、なんとか最後(本塁)までかえさないように、と思って投げています」。先発ローテーションは山岡、山本、アルバース、ディクソンが決定的。残り2枠を争っているが、「何人も候補がいるので、僕は結果を出すしかない」と意気込んだ。
◆西村監督が試合序盤に仕掛けた。0-0の三回1死三塁でスクイズのサイン。西野がキッチリと一塁側に転がし、先制点を奪った。指揮官は「いろいろ試してみたいことがあった。向こうの投手も小川で、どうやって早い回で点を取るか。そういうことも試してみたかった」と説明。足でかき回すだけでなく、小技も絡める西村野球を披露した。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
3 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
22 (-) | 11 (-) | 2 (-) | 6 (-) |
0.304 (-) | 3.330 (-) |
1 (-) |
楽天 |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0 (-) |
14 (-) | 6 (-) | 5 (-) | 0 (-) |
0.303 (-) | 2.500 (-) |
1 (-) |
広島 |
3 | 0 | 1 | 1.000 (-) | 0 (-) |
24 (-) | 10 (-) | 4 (-) | 0 (-) |
0.298 (-) | 2.500 (-) |
4 (-) |
ソフトバンク |
3 | 1 | 0 | 0.750 (-) | 0.5 (-) |
16 (-) | 15 (-) | 4 (-) | 2 (-) |
0.244 (-) | 3.750 (-) |
5 (-) |
ORIX |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 1 (↑0.5) |
14 (+5) | 6 (-) | 1 (-) | 4 (+2) |
0.286 (↓0.017) | 1.330 (↑0.67) |
6 (3↑) |
DeNA |
2 | 2 | 2 | 0.500 (↑0.167) | 1.5 (↑0.5) |
20 (+5) | 19 (-) | 5 (+1) | 3 (-) |
0.245 (↑0.006) | 2.940 (↑0.62) |
7 (2↓) |
ヤクルト |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↓0.071) | 2 (↓0.5) |
27 (-) | 32 (+5) | 8 (-) | 6 (-) |
0.245 (↓0.006) | 4.030 (↓0.25) |
8 (1↓) |
巨人 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (-) | 2 (-) |
14 (-) | 22 (-) | 4 (-) | 3 (-) |
0.236 (-) | 4.300 (-) |
9 (-) |
日本ハム |
1 | 2 | 1 | 0.333 (-) | 2 (-) |
15 (-) | 14 (-) | 4 (-) | 1 (-) |
0.276 (-) | 3.340 (-) |
9 (2↓) |
中日 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 2.5 (↓0.5) |
17 (-) | 29 (+5) | 3 (-) | 2 (-) |
0.201 (↓0.015) | 4.830 (↓0.03) |
11 (-) |
西武 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (-) | 2.5 (-) |
18 (-) | 24 (-) | 4 (-) | 1 (-) |
0.241 (-) | 3.860 (-) |
12 (-) |
阪神 |
0 | 4 | 0 | 0.000 (-) | 3.5 (-) |
7 (-) | 20 (-) | 3 (-) | 3 (-) |
0.200 (-) | 5.630 (-) |
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